防災用品・防災コラム

2016年3月11日 (金)

防災用品 まとめて買うかコツコツ揃えるか?

 あの、東日本大震災が起きてから今年で5年となります。この日を迎えるにあたり、様々な事が脳裏に浮かぶわけですが、目立つのがいかに災害時に使える防災用品をセットにしたものです。

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 写真のちらしは3Wayのバッグに入った防災用品のセットで、だいたい2万円ほどで購入できるものです。コンセプトとしては家族3人が約48時間生き抜くためのグッズということなのだそうですが、細かい事を考えずにこのセットを購入し、食品や日用品などで消費期限があるものは必ずその前に消費して補充することをしっかりやれば、いざという時には役に立つものとなるでしょう。


 ただ、いつの間にか消費期限が切れていて、仕方がないので同じようなものをまた買うようなことになってしまえば、無駄にお金を出しただけという事にもなりかねません。もしかしたら写真のチラシは全国的に配られているかも知れませんので、こうしたセットを買う人も買わない人も役に立つように、チラシ内の情報からいろいろ考えていきたいと思います。


 チラシ内におけるセットに入っているものの分類は「生活用品」「食料」「応急グッズ」「避難便利グッズ」となっていて、さらに「3年ごとに交換が必要なもの」と「約一ヶ月に一回確認が必要」というマークが入っています。これだけでも、かなり防災の事を考えてこのセットが作られていることがわかります。


 まず、「約一ヶ月に一回確認が必要」なものとは何かということですが、それはセットの中でも一つだけで、「ラジオ付き手回し発電ライト」(チラシ内の表記とは若干違います)のことです。これは、恐らく手回し発電をしたものでラジオを聴き、ライトを付ける場合の蓄電池の消耗が心配ということでこうした表記になっていると考えられます。


 このブログでも防災ラジオについて説明する際に何回も書いてきましたが、この種のラジオで、今回の防災セットの注意書きがあることを考えると、ラジオの中に入っている充電池は家庭内にあるコードレス電話の子機の中に入っているようなニッケル水素電池だと思われます。「ニッケル水素電池」自体、性能により長期保存が可能な「eneloop」のようなものから、100円ショップでも売っているような安さが取りえのものまで色々ありますが、一般的な手回しラジオの中に入っているものは恐らく後者のもので、電池交換はできません。ただ、一ヶ月に一回くらいは手回しで発電することで電池も充電と放電を繰り返すことができ、電池の寿命も伸びるということもあるので、チラシのような表記になるのでしょう。


 こうした手間を掛けたくない方は、電池とライトについては単三電池を2本使うくらいのものを別に購入し、同時に10年そのままでもいざという時に使える単三のアルカリ電池も購入して、もしもの時に備えましょう。ただ、手回し発電機能自体はハンドルが折れない限り使えるので、携帯電話の充電用としては役に立つでしょう。


 食品と水については、家族3人ということで水は3リットル、食品は主食と副食を3パック用意し、別に氷砂糖を一袋と、それでも何とか48時間限定で食べたり飲んだりできる量を確保しています。ただ、これだと届くまでどういう食料なのかわからないので、味にはこだわらない人ならいいですが、アルファ米にしてもいろんな味付があったりするので、ホームセンターへ直接出向き、このセットと同じように主食と副食の組み合わせがいいのか、平常時にも食べやすいお菓子の保存缶方がいいのか、それとも交換は頻繁になるかも知れませんが、自分で好きな缶詰を見繕って人数分用意するかというのは個人の裁量になるでしょう。あと、専用品でない場合は分けられるような紙皿と、食べるための箸やスプーンの用意もお忘れなく。


 生活用品として挙がっているもので入っているものは、折りたたみ式の水タンク、お皿などに巻きつけて何度も食器を使えるようにするためのラップ、カッターナイフにライター、ティッシュに布テープ、簡易トイレを3つと生理用品も入っています。ただし、こうした衛生用品を使う場面を考えた場合、色が付いて中が透けない大きなポンチョを用意しておくのがおすすめです。


 チラシの説明だとこのセットに入っている雨具はレインコートまたはポンチョ3枚とありましたが、透明なものでは透けてしまうのでトイレ時の目隠しとしては使えません。3つ用意する場合は2つまでは100円ショップで売っている安い雨具でも十分ですが、残りの一つはトイレの目隠しとしても使えそうな色で、大き目のポンチョにするようにしましょう。黒いゴミ袋での代替も可能かもしれませんが、破けるなどしてすぐ使えなくなっては長期の避難行動には使えません。ポンチョは雨具や目隠しだけでなく防寒具としても使えるなど、応用範囲が広いものですので、普段使いの雨具としてもちゃんとしたものを携行するのもおすすめです。


 あと、チラシにある防災グッズの中で目立つのは、やはり用意しておいた方がいいと思われる小物類です。絆創膏、包帯、マスク、ガーゼなどの応急グッズや、軍手・笛・ロープ・アルミシート・ゴミ袋というようなおなじみの防災用品が用意されています。そしてこのセットの中には、恐らく食事のためだと思いますが、化学変化で熱々になる発熱材3個と加熱袋1個がセットになっています。カセットコンロを用意していても使えない場合もありますから、こうした用意も欲しいと思う場合は、発熱材として単体発売されているものを追加して用意しておきましょう。


 もちろん、ここまで紹介したグッズ以外にもあると便利なグッズは沢山あります。しかし、いざという時にはこの中味を全て持って運ばなければいけないということも考えると、ある程度必要十分な備えがこのセットの中に入っているとも言えます。さらに、用意されたバッグは肩掛けにしたりリュックのように背負ったりの他に、キャスターを使って引っぱって行けるようになっています。これから防災用品を用意したいと思われる方は、最初に何に入れて避難するかという事を考えてバックから中味を決めていくというのもいいでしょう。


 もし私が見たものと同じチラシを見てとってある方は、そのチラシを片手に自分はこれ以外でどうしても使いたいというものを足しながら、自分なりの非常用持出袋を作ってみるのもいいのではないでしょうか。こだわりの品を選んで行くと、チラシのセットより高くなってしまう可能性もありますが、そうして作ったセットを車の中に入れておき、車中泊の旅にも使えるものも含めて集めるなんてのも、単に準備をするためだけのものでなく、いざという時に使える防災セットとして機能させるためには必要な事かも知れません。

2016年3月 2日 (水)

今後の消費税対策に少額の普通切手の用意を

 年度末ということで国会での論戦が盛んになってきています。今のところ、来年2017年からの消費税10%は決まるのかどうかわかりませんが、政治に関心がない人でも実際の消費活動に影響が出てくるのですから考えなければいけないところです。


 多くの場合、今後出費するお金が増えるということになるのですが、私がもしもの時のためにと家の中や車の中に入れてあるハガキ(返事をもらいたい場合は往復はがきが有効、電話網が使えなくても連絡が取れます)と、ミニレター(切手のように糊代が付いた一枚の紙で、内部に通信文を書くことができ、25gまでの薄いものなら、中に入れて送ることができ、しかも封書より安い「ミニレター」とも呼ばれる郵便物です)を備えているのですが、実はそれらのものは消費税が8%に上がる前に入手したので、このままではポストに入れると料金が足りないということになってしまいます。


 先方に出した場合、先方に料金を請求されることになるので、こうした料金が足りなくなる事はできるだけ避けたいものです。というわけで、今さらではありますが、ハガキにもミニレターにも一枚貼ればそのまま出せるように普通切手の額面が「2円」の切手を買ってきました。


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 ただ、消費税が8%のままならこれでもいいのですが、来年消費税が10%に上がった場合にどうするかということも気になります。現在のハガキは52円、25gまでの封書は82円、ミニレターは62円ということで全て2円増しで大丈夫なのですが、現在郵便会社の中でも配達業務が赤字だと聞きますので、55円・88円・66円という消費税通りに値上げされることも考えておかなければいけないでしょう。今回はついでにその点も考えて「3円」の切手も買ってきました。

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 これなら5円だと「2円」と「3円」で、6円だと「3円」2枚で、8円では「2円」と「3円」2枚で額面通りの料金の切手を貼ることができます。とりあえず各10枚ずつ買ってきましたので直接の負担は50円で、自宅にある古いハガキを活用することができます。
 以前にも書きましたが、大きな災害の後では郵便しか連絡手段が取れないケースも起こりかねません。もちろん、災害時にはハガキや切手、ミニレターを直接入手することは難しいでしょうから、事前に買っておくだけでなく、消費税が上がることでの影響を避けるためにはこうした少額の普通切手の用意は欠かせないでしょう。


 個人的には多少の郵便料金の値上げは仕方ないとしても、今後消費税が上がるたびに新たに違う額面のハガキや切手などを印刷する手間を掛けるなら、何とか同じ額面のもので使えるようにして欲しいと思うのですが。


 それを考えると以前はワンコインの500円でいろいろ送ることができていた「レターパックプラス」や、さらに安く350円で書類などを送れていた「レターパックライト」の値段がそれぞれ510円と360円になったように、消費税10%でまた価格が変わってしまうことになってきます。すでに今使える「レターパック」を多く持っている場合には私のような少額切手を用意する場合には、額面「10円」の切手を多数用意しておくのが無難でしょう。特に「レターパックプラス」の方はとにかく封筒が閉まる程度に詰め込んで送っても大丈夫なので、まとめて用意してあるご家庭もあるのではないでしょうか。いざという時に料金が足りなくてポストに入れて送ることができないという事がないように、しっかりと準備しておきましょう。

2016年2月22日 (月)

災害対策にローテクの準備も

 昨日は映画「オデッセイ」を見に行ってきました。火星に人類が上陸し、そこで一人の宇宙飛行士が火星に取り残されるものの、奇跡の生還を成し遂げるまでの一大スペクタクルフィクションです。


 現在にそんなことはありっこないと思っていてもついつい面白く最後まで楽しみながら見ることができました。その中でも興味深かったのが、火星と地球との交信を初めてする場面です。現在の人類の技術を結集したような装備の中でも、専用の通信機がなければ情報のやり取りはできませんし、何か基地に残してきたもので情報のやり取りをする方法があったとしても、それをとり残された宇宙飛行士に伝えることができません。


 いかにして火星から地球と連絡を取るかというのが、物語の大きなターニングポイントになるのですが、詳しい内容は映画で見てもらうことにして、かろうじて宇宙飛行士が火星の地表に埋まっていたあるものを活用することで、静止画を撮映し、その内容を地球に送ることができる、回転するカメラを太陽電池によって動かすことに成功しました。


 ただ、これだと火星からの連絡事項をパネルに書き、それをカメラに撮影することで地球に送ることはできますが、地球からの伝言を伝える術がありません。映画の中では「YES」と「NO」のボードをカメラのそばに置き、カメラがどのボードの前で止まったかを記録することによって、火星からの質問に二択で答えることはできていたのですが、これではとても細かい内容の打ち合わせなどできません。何と言ってもアルファベットは26文字あり、その他の記号なども含めれば、更なるボードの数が必要です。


 そこで登場してきたのが、「16進数(16進コード)と半角英数字/記号(ASCIIコード)の対応表」です。知っている方は知っていると思いますが、数字の「0」から「9」と、英字の「a」から「f」の16の文字で、半角英数字と記号を表記することができることを利用し、カメラの周りに円形をつくり、そこを16分割してそれぞれに16の文字を並べます。16の文字が円形に並んだ時点で、地球のスタッフはすぐにこの理由に気付き、見事に地球のスタッフと連絡を取ることに成功したのでした。すぐに火星にある機材で地球との通信をする方法を教えてもらい、そこからは電子メールによる地球との交信が可能になったのです。


 ここまで何の通信手段もない状況というのは今の日本では考えられないかも知れませんが、今当たり前に使っているインフラが一切使えなくなった場合のことも考えておいた方がいいのかなと映画を見終えて考えてしまいました。もはや古くて誰も使っていないような通信手段でも、一応取っておいて何かの時には使えるように準備しておいた方が何かの役に立つのではないかと思えます。


 携帯電話の電波を含めたライフラインが全て遮断されても、ラジオを使えば一方通行ではありますが災害時でも被害の状況などを入手することはできますが、こちらから発信することは極めて困難になります。もちろん、通信インフラは元通り使えるように復旧作業がされるとは思いますが、携帯電話の基地局自体が壊れてしまっていたらすぐには復旧は見込めないでしょう。


 もしそんな中、メタル回線や公衆電話が使えるようでしたら、今では誰も常用している人はいないであろうFAXモデムとノートパソコンをモジュラージャック経由で接続してFAXの送受信やメールの送受信くらいはできるようにしておきたいなということで、つい通販でUSB接続できるFAXモデムをネットで注文してしましました(^^;)。


 もちろん、メタル回線の電話通信網が使えない場合はこうした準備も全くの無駄になってしまうので、そこまで行けば救援を黙って待つしかありませんが、通信が復帰した時に備えてオフラインでの作業に集中することもできます。安否情報だけなら災害用の仮設電話が避難所に設置された時に災害伝言ダイヤルを使って自分の情報を吹き込んで行けばいいわけですし、道路が通じ救援部隊が先に来てくれる状況があれば、来てくれた人に手紙を渡すとか、パソコンやスマホで作ったデータを託すこともできます。


 そういう意味では、例えば使わなくなった容型の少ないmicroSDカードを数枚非常用に持ち歩いておき、手紙と一緒に託すというのが相手にもそれほど負担を掛けずに大量の情報を送ることができます。災害用ということでいうと、一枚の紙を封筒状にして送ることのできる「郵便書簡(ミニレター)」と一緒に使わなくなった空のmicroSDカードを筆記用具とともに用意しておけば、しばらく携帯電話が使えない状態であっても多くの写真を含む情報を託すことができます(託した相手には、そのままポストに投函してもらうように頼んでおきます)。ミニレターは現在一枚62円と格安で、microSDのような薄いものを同梱することに問題はありません。東日本大震災の時も各種宅配業者の中で一番先に動いたのは郵便局でしたし、いざという時に連絡したい人数分、ミニレターやハガキ(手紙だけで用を済ませられる場合)を用意しておくことは大切だと思います。もしくじに外れた年賀はがきの余りがあったら、それも非常用持出袋に入れておきましょう。

2016年2月10日 (水)

GENTOS エクスプローラー LEDランタン SOL-144S その2 持ち運びに便利なハードケース?

 このランタンについては、前回分で一通り説明して終わる予定でしたが、手持ちのものと組み合わせると持ち運んだりするのに便利なケース代わりのものを見付けたのでレポートします。以下のページで紹介したマグボトルで、350mlサイズの缶がそのまま入るという特徴のある「ドウシシャ クール缶ポット CPT350-BK」の方です。

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http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-10a5.html

 SOL-144Sの高さがだいたい350mlサイズの缶の高さであることとともに、このマグボトルには専用の保冷材が入るスペースが確保されていて、ランタン本体がすっぽりとこのボトルに入るだけでなく、フタの裏のところにあり取り外しができる保冷材を入れることのできるスペースに予備電池として単四電池の2本パックが複数入ることがわかったのです(^^;)。


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 だから何なんだと言われればそれまでですが、このボトルに予備電池ごと入れて運べば、もし間違って強い力を掛けてしまってもまず壊れることはありませんし、フタもきっちり閉まるので、もしもの時の災害用のセットとして用意しておけば、普段はケースとして使っていても、本来のボトルとして災害時の飲料水入れとして使いつつ夜の明かりとして活躍してくれるでしょう。


 ボトル類はつい良さそうなものだと思って買ってしまうことが多いのですが、全てのボトルを常に使うわけにもいきませんし、この「クール缶ポット」は普通に水や飲み物を入れて使うのにはちょっと使いずらいので、車で出掛ける時にはランタンとセットで持ち出すようにしたいと今は考えています。

2016年2月 9日 (火)

GENTOS エクスプローラー LEDランタン SOL-144S その1 使い勝手の良いランタン

 先日、自分の枕元で使っていたLEDランタンが壊れてしまったため、改めてGENTOSのLEDランタンを物色していたところ、これはということで見付けたのが単四電池4本で使える最近の製品、SOL-144Sでした。

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 このランタンは従来の製品とは違い、すっぽりと白いケースをかぶせてあることで、影を作らないで全体を照らすことができるようになっています。防水機能だけでなくメーカーのページを見ると水に浮くようになっているので、何かの拍子に水の中に落とした時でも網で拾えます。また、こんなことは考えたくありませんが津波や高潮に流されたような場合でもしばらくは目印として使える可能性はあります。


 本体の操作は少々クセがありますが、点灯して2秒以内にスイッチを押せば光の強さを変えることができます。光の大きさとアルカリ電池での点灯時間はカタログ値で以下のようになっています。

・強(最初にスイッチを押した段階)連続8時間

・弱(2回スイッチを押した段階) 連続40時間

・キャンドル(3回スイッチを押した段階) 連続110時間

 本当にまっ暗な中でどの程度周辺を照らすことができるか試してみましたが、強ではかなり明るいですが、弱でも普通に使えるという感じです。キャンドルモードでも使えることは使えるのですが、あえてろうそくの炎に近づけるために炎のゆらぎをLEDの強弱で表現しています。そのため、有くなったり明るくなったりする中で周りが暗くなることで文字を読もうと思っても暗くなって一時見えなくなってしまったりすることはあります。ただ、災害時には電池持ちこそ大切だという事もありますし、何よりも利用できる時間が全く違いますので、いざという時にはキャンドルモードでも使えるように周りを明るくするだけで良しとして、さらにこうした光の強弱に目を慣らしておけば、あえてキャンドルモードで利用すると、電池はそのままでも1週間以上は使い続けられる可能性もあります。

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 また、このランタンには底の部分に吊り下げ用のカラビナが付いています。ジョイントの部分がスライドして中央でカチッと止まりますので、天井から吊り下げで部屋全体を照らすこともできます。私は自宅の部屋の照明器具のところに、100円ショップで購入したマグネット式のフックの付いた金具を常に付けているので、いざ停電になった時にはテーブルの上にランタンを置くパターンと、上から吊るすパターンの両方を試みることができます。


 もちろん、このランタンは小さくて影も出ないので、車の中で車中泊のために持ち出すにも最適なランタンです。電池が単一や単三と比べて容量が小さいというディメリットも、
エネループのような充電池で使えば、充電するまでの時間を短くできるというメリットもありますし、車中泊で使おうと思っている方は車のシガーソケットからエネループの充電ができる充電器も用意しておくと長期の旅行でも安心して出られます。


 最近、私はあえて単三だけでなく単四で使えるグッズも揃えています。そうすることによって、単三・単四のどちらかの電池が入手できるかわからない場合にどちらの電池も災害時に使うことができるようになります。もし趣味でいろんなランタンやラジオを集めているような方がいましたら、使う電池の種類にもこだわって同じものでも違う種類の電池で使えるものをペアで揃えておくというのもいい災害用の備えになるのではないかと思います。


 今は、単四のエネループを8本用意し、4本ずつローテーションして使おうと思っています。他に単四電池で使うものがあった場合は、常に満充電されている単四のエネループ4本の中から使っていけるということで、これまで以上に単四電池で使えるグッズが増えていくかも知れません。


2015年12月22日 (火)

最低限の用意と工夫で持ち物を減らす

 災害が起きた時の事が心配で、沢山の物を揃えてしまう癖がぬけないのですが、全ての用意を完全にしたものを常に持ち歩くということははっきり言って不可能です。常にいざという時のことを考えているというのも心配し過ぎになってしまうということもあり、いろんなものを用意しつつも、もし何もなくても何とかできるような最低限の用意ということにも考えを及ぼすように最近なってきました。


 現在、車の中には車中泊で役立つものであるとともに災害の時に役に立ちそうなものを入れていますが、車の近くや車に乗って移動している時だったら食料も水も燃料もあるのである程度の時間だったら援助物資がなくても何とかなりそうではあります。


 しかし、体一つで移動している時に何か大きな災害に見舞れた場合、そこまでの用意をするためには海外旅行用のスーツケースを転がしながら歩いているようでないと車の中に入れているものと同じように物を揃えることはできません。どこかにそこまで心配してあらゆる事を想定したものを持ち歩いている人はいるかも知れませんが、私にはそこまでできません。


 身軽な中にもいざという時の準備をする場合、避難所に入り食べ物や飲料水、毛布などを支給されることは見越しておいてもいいような気がします。その他、罹災した後でも調達できるものについては常に持ち歩く必要はないと思いますが、やはり人間にとって必要不可決なものである水はキープしておけるようにしたいものです。


 しかし、水用のタンクを常に持ち歩くなんてことは一般的ではありませんし、災害用の水タンクの中には折りたためたり袋状になっているものもありますので、そうしたものを持ち歩く方法はありますが、今までと言っていることが違ってくるかも知れませんが、水タンクには水を入れるという用途しかないので、できれば水を入れる以外にも使えるものであった方が何かの役に立つ確率は上がります。


 防災の専門家のアドバイスの中で私がもっともだと思ったのが、給水車からの水をもらい運ぶ場合には、ダンボール箱をどこかから調達してきてごみ袋をその中に入れて水を入れて運ぶという方法です。これなら袋を縛って運べば水をこぼす心配もなく運び、使う場合もダンボール箱をバケツのように使えるので、とりあえずはたたんでしまっておける大きなごみ袋を用意しておけばいいというわけです。


 もしかしたら避難所でごみ袋を入手することができるかも知れませんが、いざという時に役立つものは取り合いになるかも知れません。そこで、どうしても必要なものは自分で用意しておき、避難所で用意したものは別の人に使ってもらえるようにした方がいいと思います。


 このような最低限あった方がいいものというものは他にもあります。例えば暗がりの中でも明かりを取れるようなキーライト・ヘッドライトの類、情報はガラケーやスマホで最低限入手可能なのでいいとして、インターネットでは検索できない自分自身の情報についてはしっかり控えておき、血液型や持病、常備薬がある場合はその事もメモに残しておきましょう。

2015年12月12日 (土)

地球温暖化防止のアイデアもさまざま

 テレビニュースを見ている中で、地球温暖化対策についての特集をやっている中で、新たな発想による燃料を作り、いわゆる化石燃料の代わりにしようとしているスウェーデンの事業者の試みを紹介していました。名前は「Poo Power」というものですが、インターネットで調べても日本語のページは出てきませんでした。

 これは何かというと、人間の排せつ物を使って臭いを取った後、デンプンをまぜて固めたものが木炭の代用品として使えるのだそうです。これを、森林伐採が進む地域で使用することができれば、木炭を作るために木を切らなくても済むわけです。薪を使うよりも火持ちが良いのが木炭ですから、木炭の代用品が木を使わないで使ることができるのなら、二酸化炭素を吸収する木々は残るわけですから、確かに良さそうですね。

 ただ、事業者にはお金がないのが問題なのだそうで、従来の燃料よりも安く提供できなければ意味がないということもあり、全てがうまく行くということでもないようです。日本の場合はこうした燃料を新たに作らなくても、植林を行なっていく際に切らなくてはならない間伐材を材料にして以前このブログでも紹介した木質ペレット燃料を使うなど、様々な方法が模索されています。ペレット燃料についてはこれを燃やして発電に使うというプランもあるそうですが、先述のPoo Powerという燃料についても、燃やした際にPM2.5が出てしまうと一気にこうした燃料を燃やすと困るわけで、焼肉のように煙の出ないかまどのようなものと一緒に開発してくれたらいいのになと思います。

 個人的にはPoo Powerの燃料には興味があって、木質ペレットはとにかく火が付きにくいので大変と言えば大変なんですよね(^^;)。もしPoo Powerが木炭とほとんど変わらない使い勝手なら、例えばどこかのアウトドアメーカーがエコなキャンプ用品としてある程度の寄付金を加算した金額で出すことも可能なのではと思うのですが。そうなったらすぐに買ってみて、さまざまなウッドストーブで試してみたいと思っています。

2015年10月25日 (日)

「自立型防災通信ステーション」とは

 災害時のインターネット通信というのは基本、ライフラインである携帯電話網や光インターネツト、ADSL回線が生き残っていることが前提条件となります。さらに、停電が起こった場合、ルーターを動かす電気および、携帯電話の基地局の自主電源が切れてしまっても使えなくなります。災害当初はまだ携帯電話は使える可能性はありますので、安否確認のための発信は電波が来ているうちに済ませるというのが鉄則です。個人宛てのメールでは回線が込み合ってつながらない恐れもあるので、いわゆる災害伝言サービスを利用する方がいいでしょう。

 と、ここまでは過去の災害をふまえたお話でしたが、最近になってインターネット環境も自立型で災害時にも使えるようにするプロジェクトが進められているというニュースがありました。これはこちらの地元である静岡市での話です。静岡市内にある静岡県立大学で、電源には太陽電池、通信手法には衛星携帯電話を使ってインターネット接続を可能にし、これを10キロ圏内にある施設に中継することによって病院や公民館などでもWi-Fiによるネット接続を可能にすることを目指した自立型防災通信ステーションの実験を行なっているようです。

 今後は利用できる施設内にも太陽電池とルーターなどの設備がいるということと、利用者が集中してもサーバーがダウンしないような通信規制をどうするかという問題はあるようですが、地域内のどこへ行けば自立型防災通信ステーションの利用ができるかをわかっていれば、避難場所を選ぶ際には通信ステーションのある場所を目指すという方向性も見えてきます。

 まだ全国でこのようなネットワーク作りは試されてはいないかも知れませんが、これだけインターネット網が普通の生活の中でも不可決なものになってくる中、電話を復旧するより先にインターネットを使えるようにした方がいいという声も少なくないでしょう。こうした取り組みをやっている自治体は静岡だけではないと思いますので、興味のある方はホームページなどで調べてみてはいかがでしょうか。

2015年10月10日 (土)

避難訓練だけでなく災害教育も大切

 私の住んでいる静岡県は昔から東海地震が起こると言われていたので、9月1日の防災の日には必ず小中高で避難訓練をやっていました。警報音が鳴ったら机の下に入りしばらくしたら防災頭巾を被って走らずにグラウンドに集合するというのがいつもの事でした。

 ただ、学校の避難訓練は人が多すぎるせいかそこまでで手一杯で、単に与えられたプログラムをこなすだけという形で何かあった時に本当に大丈夫なのかという疑問は昔からあったのですが、現在になって、単なる避難訓練をこなすだけではダメなのではないかという指摘が上がっています。

 というのも、過去の大きな災害で亡くなった人の中には、その場所が避難所として指定されているという理由で逃げ込み、結果としてその避難所ごと津波に飲み込まれてしまったという悲劇が実際に起こっています。その反対の例として、釜石市の小学生は普段の避難訓練で逃げていた場所では危ないかも知れないと自分達で考え、さらに高台に避難したため無事だったという事例もあります。

 そうした「自分で考えてよりよい避難の方法を導き出す」ために、災害教育をしようという試みがなされているそうです。これは、何も東日本大震災の例を出すまでもなく、古くは関東大地震の時でも問題になったところがあるのです。あれだけの犠牲者を出した理由の中に、当日の気象状況も関係していたといいます。実はその時、能登半島付近に小さな台風があり、関東にはかなり強い風が吹いていたというのです。こういう事をしっかり把握していれば、既に決まっていた避難場所に逃げても火にまかれて命の危険が出ることはある程度予測はできたように思います。

 こうした考えの元、公的な避難訓練は無駄だと言う方もいるのですが、私はそこまで極端な考えは持っていません。公的なものが主導する避難訓練でだいたいの傾向をつかみ、実際に避難しなければならない状況になったら、そこはその場で訓練通りに逃げるか、別の方法を考えるか、出たとこ勝負にはなりますがあらゆる情報を分析して自分で考えることが、最後的に悔いを残さないような気が私にはするのです。私のブログでは防災グッズや日々備えている事についても書いていますが、いざという時にはそうした事を全てご破算にしてでも身一つで逃げなければならないことを想定しなければならないこともあるかも知れません。何しろ全く正解のない中で動かなければならないのはつらいところではありますが、大切なのはいかに冷静に動けるかということも大事になってくるでしょう。

2015年10月 3日 (土)

竜巻ではなくても恐い風

 台風から変わった低気圧が日本中に影響を与えているようですが、私の住んでいる静岡県内では昨日の早朝に一番すごいことになりました。雨や雷はもちろんですが、台風と思うくらい強い風が家を揺らすほどで、大変恐い思いをしました。

 風の影響が去ってから改めて外に出てみましたが、びっくりしたことがあります。いちばん風がひどかったのが朝の4時頃だったのですが、地方気象台の観測データを見ると、静岡市内での風速は4時台だけ12.4m/sとなっていました。先日の沖縄県を襲った台風の80m以上という風速からすると大したことはないとも思えますが、自宅の前に設置したパネルが吹き飛ばされていました。

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 写真はちょっと見にくいかも知れませんが、プラスチックのパネルを飛ばないように止めておした結束バンドなのですが、見事に切れてしまっています。この結束バンドはかなり強い力でも切れないと思っていたのですが、一瞬とは言えものすごい力がかかったため切れたのだとしか思えません。実際その後に調べてみると瞬間最大風速が28.7m/sという強さであったそうです。そう考えると、予想される風速は最大風速がどれくらいになるかを考えながら、日常の気象情報を事前に確認することが大切だと思い知りました。

 最大の風が吹いた時が午前4時ということで、とにかく風が収まるまでじっとしていたわけですが、今後同様の強風に見舞れた場合、車での外出を含めて外出することは極力避けるようにしないと、命に危険なものが飛んで来る可能性もあります。移動中にこのような天候になってしまった場合は、最新の情報を入手しつつ、できるだけ風を直接受けないような所に避難することを心掛けましょう。

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