車中泊とモバイル機器・ノウハウ集

2016年3月24日 (木)

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その5 なぜ安いかの理由を考える

 ここまで、ワイヤレスゲートの使い放題プランの内容を紹介してきましたが、やはり気になるのは3日間制限もないのになぜ低価格を実現できているのかということでしょう。これについてはパソコンでネットを使っていて思い当るところがありましたので、今回はその点についてご報告します。


 パソコンで使っている分でもそれほど早速のことでストレスを感じることはなかったのですが、これは規制を受けているのではないか? と思ったのはソフトのダウンロードをする際の時間のかかり具合でした。


 というのも10~20MBくらいのソフトをダウンロードする際、やけに時間がかかると思いまして、調べてみたのですが、アップロード速度は5Mbps出ているような電波状況であってもダウンロード速度は完全に1Mbps以下の数百kbpsくらいまで抑えられているようなのです。


 ただ、この速度にもばらつきがあるのでダウンロードサイトによって変わってくるのかも知れませんがやはりソフトやアプリのダウンロードに対する規制があることは間違いないですね。それでも、ダウンロードが途中で止まることはなかったので、他の作業をやりながら気長に待つようにすればダウンロード自体は問題なくできます。


 YouTubeについては普通のサイズであれば問題なく再生されますが、ワイヤレスゲートのホームページを見ると、あまり動画を見まくると規制される可能性も出てくるようです。今後、モバイル通信のみでWindows Updateの大きなファイルを落とさなければならないようなケースでは代替の通信手段を用意する必要がありそうですが、こうした規制有りのSIMだということを認識すればそれなりに使えるのではないでしょうか。


 ダウンロードを多くという方は、無制限プランというよりも高速クーポンを月間20GB以上用意しているMVNOとの契約を考えてもいいでしょうし、あえて中速から低速で無制限でも安いところに入ってダウンロードの遅さは我慢して使うという事でもいいかと思います。


 また、月間3GBくらいの高速クーポンを持つ月間千円前後のプランと併用し、ダウンロードの時だけそちらのSIMを使うというパターンで解決する方法もあるでしょう。私自身の使い方では別にmineoの3GBプランを契約しているので、必要があればmineoの回線から高速ダウンロードを使えるようにしています。従って、こうした規制によってネット閲覧やある程度の動画視聴、音楽を流し続けるような利用方法ができるのであれば文句はありません。


 ただ、ここを読んでいる方の中には日常的に大きなファイルをダウンロードすることを主にやりたいと思う方も少なくないでしょう。その場合には、ワイヤレスゲートにこだわらずに他のMVNOのプランを検討する余地はありますので、こうした内容も十分考慮の上で加入されることをおすすめします。

2016年3月23日 (水)

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その4 時間ごとのスピードテスト結果

 先日、お約束した通り、連休明け最初のウィークデイである3月22日に、サービスを開始したばかりのワイヤレスゲートSIM 最大3Mbpsをうたうサービスはどこまで使えるのか検証するため時間を区切って速度を測ってみました。


 速度計測に使ったアプリはAndroidではごく一般的なアプリ「SPEEDTEST」で、私の住んでいる静岡市内で、場所は移動していますができるだけ移動中でない状況で計測しています。具体的な数値は以下に示します。


時間 ping ダウンロード速度 アップロード速度


07:00 42 5.35Mbps  0.82Mbps
08:00 64 3.10Mbps  1.05Mbps
09:00 34 3.07Mbps  2.59Mbps
10:00 42 2.44Mbps  3.64Mbps
11:00 62 1.01Mbps  3.61Mbps
12:00 45 1.69Mbps  4.10Mbps
12:40 51 2.98Mbps  1.22Mbps
13:00 46 5.47Mbps  3.28Mbps
14:00 67 2.28Mbps  4.28Mbps
16:20 49 5.11Mbps  4.20Mbps
17:00 59 2.55Mbps  4.11Mbps
18:10 55 2.84Mbps  4.50Mbps
19:00 67 3.02Mbps  4.79Mbps
20;00 58 2.96Mbps  4.51Mbps
21:00 56 1.48Mbps  1.53Mbps
22:00 54 2.75Mbps  4.48Mbps
23:05 66 2.63Mbps  3.18Mbps


 まだ、サービスが始まったばかりなので全体的に高速で安定していますが、スピードが落ちる時間帯もあることがわかります。ただ今のところは上りも下りも1Mbpsを超えてくれているので、ほとんどストレスなくスマホやパソコンでのインターネットに使えるSIMであるという気がします。


 個人的にはこのような状態がずっと続くとは思いませんが、使いたい時に1Mbpsは超えて欲しいとは思うものの、いわゆる「中速」無制限のサービスを提供している「UQ mobile」の使い放題・最大500kbpsでも月額1,980円、もう少し早いパナソニックのLTEサービスWonderlinkの高速クーポン消費後700kbpsの契約「F-使い放題700」プランでも1,580円と、ワイヤレスゲートの価格的には競争する感じになるので、700~800kbpsで安定するなら十分ではないかとも思えるのです。


 もちろんワイヤレスゲートは最大3Mbpsをうたっているわけですから、今回の結果は当然とも言えますが、この安さというのはかなり個人的には気に入っていて、速度が中速を守るくらいに落ちても契約は続けるつもりです。手始めに、今後どういう風に使っていこうかと楽しみです。

2016年3月21日 (月)

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その3 AndroidのWi-Fiタブレットでの利用

 前回、私が主に使っているWi-Fi専用のiPadmini2にワイヤレスゲートのアプリを導入し、SIMの入っているスマホからテザリングして(恐らくモバイルルーターからのテザリングでも同じように利用可能だと思います)Wi-Fiサービスの自動接続までできたことを確認させていただきました。


 となると、気になるのが同じようにSIMカードが入らないWi-Fi専用のAndroidタブレットでも同じように使えるかということです。iPadと比べて安い端末はいくらでも手に入るので、テザリングできるスマホやモバイルルーターを使っている人にとってはこちらの検証の方が実は多いでしょう。


 私の手元にあるのは、Android4.1.2で更新が止まっている古い方の「dtab」です。最近は入れているアプリのせいなのか再起動を繰り返すような挙動があるのでなかなか外に持ち出すことはありませんが、Google Playからワイヤレスゲートの専用アプリをダウンロードして、まずは設定からやってみました。


 登録画面ではiOS版と同じようにSIM電話番号と登録メールアドレスを入力し、モバイルルーターなどから接続した環境で通信することで登録が完了し、アプリから直接設定ができるようになりました。Wi-Fi設定の方にもFONのアクセスポイントを含む多くのアクセスポイントに接続できるようなセッティングが自動的にされていました。


 その上で改めて近くのマクドナルド付近に行って確かめてみたところ、問題なくワイヤレスゲートのWi-Fiに接続できることを確認しました。念のため、「dtab」の無線接続をできないように機内モードをONにしてからiPadmini2のWi-Fiを使えるようにしたところ、こちらも問題なくワイヤレスゲートのWi-Fiに接続できました。


 ここで改めて書いておきますが、同じことをモバイルルーターでやるには問題ないものの、スマホにワイヤレスゲートのSIMを入れている場合は、一契約で一ユーザー分ののWi-Fiが利用可になるので、あえてSIMの入っているスマホにはワイヤレスゲートのアプリを入れない方がいいのではないかと思います。というのも、カタログ値通り最大3MbpsのスピードがLTE通信で出るなら下手な公衆無線LANよりもスピードが出る可能性もあり、あえてWi-Fiにつなぐ必要を感じないということもあります。


 以前、最大250kbpsの低速無制限で使える480円プランを契約していた時、手持ちのNexus5はWi-Fi接続をしながらBluetoothテザリングをすることができたので、アプリを入れてWi-Fiを使えるようにしました。Wi-Fiエリアでそのように接続して、他の端末を低速でなくBluetoothテザリングの速度(3Mbps以下になります)くらいまで高速で使うことができていましたが、今高速で使い放題になったため、こうした工夫も必要なくなりました。


 もしテザリング可能なスマホにワイヤレスゲートのSIMを入れている方がいたら、安く買えるWi-Fi専用のタブレット端末を用意して自宅用だけでなく外でLTE通信のテザリングで使うだけでなくワイヤレスゲートのWi-Fiアクセスポイントでも使えるようにしてはいかがでしょうか。

2016年3月20日 (日)

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その2 Wi-Fiサービスは別の端末で使える?

 昨日も引き続きスピードテストを行なっていますが今のところ時間帯に関係なく速度は出ているワイヤレスゲートのつなぎ放題ですが、さすがに電波が届かないところではだめで、アンテナ1本のビルの中だと1Mbps前後にまで落ちました。しかしこれは電波の良い所に出ればスピードは回復すると思いますし、とりあえず連休中はこんなもので、休み明けのお昼の時間帯がどうなるかというのが気になりますね。


 今回はLTEではなく、おまけ的に付いてくるWi-Fiサービスについて試してみました。残念ながらFONエリアには行かなかったのでそちらの方は試せませんでしたが、ワイヤレスゲートのホームページに記載があったSIMを差した端末以外の端末でWi-Fiを使いたいと思っていろいろ試してみました。


 使うのはWi-FiでしかインターネットにつながらないiPadmini2です。こちらに「ワイヤレスG」という専用アプリを入れてみました。すると、「アカウント設定」の画面になりSIMに割リ振られた電話番号と登録したメールアドレスの入力を求められます。これをこのまま認証しようとするとエラーが出るのですが、エラーメッセージの内容をよく見ると、物理的にSIMカードが差さらないWi-Fi接続の端末だからなのか、ワイヤレスゲートSIMの入っているSIMからテザリングしてネット接続すれば設定ができそうな内容が書いてありした。


 そこで、ワイヤレスゲートのSIMが入っているNexus5をテザリングでiPadmini2と接続させて設定したら何とうまく行ってしまったのです。設定が完了するとWi-Fiサービスのエリアに入ったら自動的に接続しに行くプロファイルをインストールできるようになり、そのプロファイルを有効にしたら、スターバックスやマクドナルドの前で本当に自動的にiPadmini2がインターネットに接続されるようになりました。


 モバイルゲートのホームページの内容では、SIMの入った端末でしかWi-Fi接続ができないと書いてあったのですが、今回はiOSのiPadで、SIMの入らないWi-Fiモデルだったことが幸いしたとしか今となっては言えないですね。はっきり言ってしまうと、LTEで常時3Mbps出るならWi-Fiのおまけはなくても十分だと思っているのですが、アクセスポイントだけ把握していれば、簡単にWi-Fiスポットを見付け、すぐに使えるようになります。


 個人的に実に使いやすい組み合わせになり正直うれしいですね(^^;)。もし、テザリングのできるスマホにWi-Fi専用のiPadがある方で、もし私と同じようにワイヤレスゲートのWi-Fiサービスのあるプランに入っているという状況にあれば、ぜひ一度この便利さを確かめてみていただきたいと思います。

2016年3月19日 (土)

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その1 ファーストインプレッション

 昨日紹介したワイヤレスゲートの最大3Mbpsでの使い放題プランのSIMが届きました。初回申込みの特典で、FONルーターがおまけで付いてきました。

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 ルーターはACアダプタ駆動なものの、かなり小さいので何か使い道がないかなとも思えますが、FONの利用を禁止しているプロバイダーもあるので、やみくもに接続させるのは難しいとは思うのですが、何か有効利用を考えてみようかと思っています。


 パッケージの中にはSIMカードが入っているのですが、今回はnanoSIMのSMSオプション付きを選びました。なぜかというと、この組み合わせでどんな端末でもSIMアダプタを付ければ使えるということと、セルスタンバイ問題を考えなくても済みます。そして肝心なことは、このワイヤレスゲートの契約は、SIMの大きさを変えたり、SMSオプションなどを付けたいと思っても既存の契約には付けられず、いったん解約の上で入り直しになるという事があります。


 そのため、音声通話以外は何でもでき、どんな端末にも挿入して動かすことが可能なSIMの大きさとオプションを付けたのですが、通話は別にするならこの組み合わせが無難のような気がします。SIMカードはSIMアダプターを付けたNexus5に入れて本体の方から利用登録を完了しました。


 さて、肝心のスピードですが、当日配達された品物を受け取れなかったので深夜にはじめての計測になりました。午後11時30分というなかなか大変かも知れない時間ですが、何せヨドバシカメラのない地方都市での計測なので、東京や大阪など大きな都市の結果とは違ってくるかも知れません。

・ping 61ms

・下り 3.19Mbps

・上り 4.24Mbps

 これが最初の計測値で、何回か続けても上り下りとも3Mbps前後安定して出ています。この状態がずっと続くなら最高ですね(^^;)。もし、時間によって急激にスピードが落ちるようになってきてしまったら、モバイルルーターの中に入れて保持しているso-netの0 SIMを補助的に使えばいいかなと楽観的に考えているのですが、ぷららより千円以上安くこのくらいのスピードで使い放題が実現できるというのはすごいですね。


 時間帯によるスビードはどうなるかということについても、継続して調べてみるつもりでいますので、この続きにもご期待下さい。

2016年3月18日 (金)

ぷららLTEに対するキラープランか? ワイヤレスゲートのFONプレミアムWi-Fi

 ここのところ、MVNOサービスの主に通話サービスについて書くことが多かったですが、今回はデータ通信の方で動きが出てきました。SMSオプションの付かないデータ専用プランなら500円以下で低速無制限で使えるということで、主にそうした立場から評価してきた「ワイヤレスゲート」のSIMプランですが、今回、3Mbps以下ではあるものの、一日の通信量では少なくとも規制されない高速無制限のプランをWi-Fi付きで出してきたのです。


 Wi-Fiのサービスは従来のソフトバンクB.Bポイントが中心のものだけでしたが、今回改めて日本よりも海外で活用されているFONのネットワークを使うことができるようになるそうです。FONには以前ソフトバンクが設置したいわゆる「偽FON」と呼ばれるアクセスポイントがあったことで(現在はそうしたソフトバンクが設置した「FON」アクセスポイントは消えていると思います)、あまりいい印象を持っていない方もいるかも知れませんが、あくまで本サービスのおまけと考えるべきでしょう。


 もちろん東京の一部地域でFONを使ったサービスが行なわれることがアナウンスされているように、2020年の東京オリンピック開催に合わせて日本全国どこでも多くの人がFONを使ったWi-Fiを使えるようになれば言うことはありませんが、そうしたサービスがなくてもこの最大3Mbpsというスピードで1,680円(税込)という価格はとんでもなく安いわけです。このSIMをモバイルルーターに入れてBluetoothテザリング(最大速度自体が3Mbps程度と言われています)で使うなら、もし思ったような速度が出なくても納得できるだけの価格であると言えましょう。ちなみに、同プランでSMSオプションが付いたものは月額1,880円、音声通話プランは2,980円となります。


 もし、このプランがそこそこの高速で無制限に通信ができるなら、競合するぷららの同じ速度のプランが3千円弱ということで、一気に状況が変わってきます。ぷららの方も月額料金をこのままにしておけば、契約はかなり流れて行ってしまうのではないでしょうか。自分自身のことで言うとここまでMVNO契約の見直しを待つべきであったかとも思えますが(^^;)、ずっと高速を維持することができるのかという問題もあり、全てをこのSIMに求めてしまうのも違うかという気はします。ただ、一枚取り寄せて使ってみたいという衝動が出てきてしまいました。


 販売は全国のヨドバシカメラ店頭およびネットショッピングで、初回限定(3月31日まで)でFONルーターがセットになったパッケージが販売されるそうです。パッケージ購入分が初期費用に含まれますので、いろいろ考えた結果、つい注文してしまいました(^^;)。かなり初期費用かけてBiglobeを契約しましたが、これは途中解約もやむを得ませんね。改めて早めに動き過ぎたことを反省しますが、決めた以上はとっとと乗り換えることにします。私の住んでいるところは都市圏ではないのであまり参考にならないかも知れませんが、しばらくは実際にどれくらいのスピードが出るのか試してみたいと思っています。

2016年3月15日 (火)

「楽天でんわ」以外の「通話料半額」サービスの注意点

 昨日紹介した「FREETEL」の「FREETELでんわ」パッケージはまさに音声通話プランにもMVNOの安さを感じさせ、今後の他社を含んだ展開が楽しみです。しかし、電話を使う方のケースによってはうまくない場合もあります。


 というのも、現在多くの人たちが携帯電話契約を行ないガラケーやスマホを持っているとはいえ、まだ家庭内にある固定電話を主に使っているところも少なくないと思うからです。固定電話というのは、以前の電話帳には個人の住所氏名とともに電話番号が記載されていたということもあり、電話を使って各種商品を売るための勧誘をしたり、詐欺のために電話を掛ける対象になってしまっているところもあります。


 そうしたわからない相手からの電話を受けないように、固定電話でも番号通知(ナンバーディスプレイ)の機能を付け、「非通知拒否機能」を利用して非通知で掛けてくる電話を受けないように登録している所も少なくありません。その、「非通知になった電話はつながない」メッセージを聞いてしまった時は、普通の場合は電話番号の前に「186」を付けたり、本体の設定で発信通知するにして電話すればいいのですが、多くのプレフィックス番号を付けて発信(実際にはアプリ内で番号を付けて発信するので、手間はかかりません)するケースでは、固定電話に番号を通知できないことが知られています。


 今回の「FREETELでんわ」も固定電話には自分の番号を通知できませんので、「非通知拒否機能」を利用している人へは「FREETELでんわ」を使っての発信ができません。今後、固定電話に掛けることが多い場合には多少の安さには目をつぶっても、固定電話にも番号通知できる「楽天モバイル」にした方がいい場合もあるということです。そうでないと、「非通知拒否機能」を利用している相手先に電話を掛けるには、1分ないし5分以内定額の料金が使えない上、通話料も30秒20円と通常の通話料が発生するようになってしまいます。


 普段の生活の中で固定電話に電話を掛けることがなければいいのですが、仕事などでどこに電話を掛けるかわからない場合は、現状では携帯大手三社のかけ放題をガラケーで使うか、「楽天モバイル」のものにしておいた方が後で良かったと思えるかも知れません。もしかしたら、将来的に固定電話が無くなるような方向に行くかどうかもわかりませんし、転居しても固定電話を新たに引かない傾向があることも確かです。そういった事も考えながら、最近多くのMVNOが提供し出した「プレフィックス方式」の専用アプリを使った通話料金半額のサービスに加入するかどうか検討されるのがいいかと思います。

(2016.10.8追記)

ここで紹介している「FREETELでんわ」において、固定電話への番号通知が可能になりました。固定電話に通知する必要について、MVNOの方もしっかり考えていることがわかって嬉しく思います。なお、遅延に関する内容も改善されているそうです。詳しくはfreetelのホームページでご確認下さい。

2016年3月14日 (月)

「FREETELでんわ」は「5分かけ放題」と「1分かけ放題」が選べる

 2016年に入って、いよいよMVNOのパッケージでも通話に重きを置いた商品が出てくるようになりました。「楽天でんわ」とのセットで5分間の通話を定額にするオプションを付けた「楽天モバイル」が唯一のものでしたが、今回「FREETEL」がその流れに割って入って来た印象です。


 2016年3月25日から全国のヨドバシカメラ、ビックカメラ、FREETELオンラインストアで980円(税込)、限定10万パッケージで販売される「FREETELでんわ」が専用アプリからの電話で国内通話に限りますが通話定額オプションが付けられます。


 基本の通話料については、オプションを付けなくても通常の通話料の半額になるのですが、オプションとして2つの通話定額を選ぶことができるようになっています。

1.「1分かけ放題」月額399円

2.「5分かけ放題」月額840円

 2の5分かけ放題でも楽天モバイルのオプション料金より安く、さらに月額料金が安い1分定額が追加されています。これは、5分も電話を掛けないものの、ちょっとした連絡に無料通話分が欲しいというような場合に向いています。定額分の分数を超えた分も半額で使えるので、ほとんどこちらからは電話することをない人が、それでもちょっとした連絡のために無料通話分があると嬉しいと思われる方はそこそこ絶妙な設定金額と言えるかも知れません。


 そして、「楽天モバイル」との競合が予想される「5分かけ放題」ですが、データ通信をホームページ上から高速通信を切り低速無制限での最安運用すると月額999円で維持できるので、これにオプション料金の840円を加えても1839円となり、「楽天モバイル」のベーシックコースに5分かけ放題オプションを付けるよりも安くデータ通信も通話も使えることになります。


 10万枚とはいえ、限定パッケージということなので安くてネットも一応できる通話定額付きのSIMが欲しい方は早めに確保すべきなのでしょうが、こういう時に携帯大手三社の2年縛りというのは効いてくるのだなとしみじみ思います。ただ、こうした流れを受けて他社も色々考えてくる可能性はあります。


 先日、イオンモバイルが新サービスを発表したことで、DMM mobileが近く実施する料金改定を発表し、1GBの高速クーポンがあるデータ通信SIMの料金を480円としてイオンモバイルと揃えてきました。今回のFREETELのプラン発表も楽天モバイルを意識したものでしょうし、今後の音声通話付きのSIMサービスについては、今後もその料金と新サービスにも注目してみたいですね。

2016年3月13日 (日)

Acer Aspire One Cloudbook 11 AO1-131-F12N/KK その4 microSDカードを常用する

 先日購入したばかりのCloudbook 11ですが、本体のストレージの残りが不安な状況は続いています。何故かと考えてふと気付いたのが、実は膨大なデータをストレージの中に入れていたという根本的な失敗でした(^^;)。


 というのも、私はどのパソコンでも同じように作業ができるようにクラウドサービスの中でマイクロソフトの「One Drive」と同種のサービスの中では古くからある「DropBox」を併用しています。これをあくまでオンライン時のみ使っていれば良かったのですが、専用ソフトを使ってクラウドと同期を取って使ってしまったため、パソコン内にもクラウドと同じファイルができ、その分のかなり大きいデータファイルが入ってしまったのです。


 これでは膨大なデータをまるまる残り少ないストレージに入れて使っていることと同じなので、早急に対応策を取ることにしました。どうするかというと、クラウドと同期するファイルをmicroSDカードに移して内部ストレージにできたデータファイルを消せればいいのですが、クラウドをソフトから使うと、自動的にストレージ内にフォルダを作ってしまうのでその保存場所をmicroSDカードに変える必要があります。ただ、Cloudbook 11でこの作業を行なう前にもう一つクリアしなければならない問題があります。

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 それは、本体にあるSDカードスロットの形状の問題で、普通のSDカードを差すとかなりはみ出てしまうので、このままの状態で持ち運ぶことは難しくなります。そこで考えたのが、通常のSDカードより小さく、本体のSDカードスロットに違和感なく装着できるアダプターが必要になります。それがMacBook用に作られたmicroSDカード用のアダプタ「サンワサプライ ADR-MMICRO」です。

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 通常のSDカードアダプタと比べるとコンパクトになっています。これをCloudbook 11に挿入すれば少しの出っ張リだけで済むという情報があったので、近いうちに入手しておいた方がいいかなとは思っていました。

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 実際にCloudbook 11にこのアダプタを挿入すると、わずかに出っ張りは出ますが、逆にこの出っ張りがないとカードが抜けなくなるので、このくらいがいい塩梅だとも言えます。これでカードを入れたまま持ち運びができるようになるので、私と同じようにデータを全てmicroSDカードに移して使いたいと思っている方は用意した方がいいグッズです。


 ただ、カードにクラウドの同期フォルダを移動させるのには改めての手続きが必要です。その方法について細かく解説してくれているサイトが有ります。私も参考にさせていただいて問題なくmicroSDカード内のフォルダを二つのクラウド、「One Drive」「Dropbox」の両方と同期して利用することができましたので、興味のある方は以下のリンクの内容をよく読んで試してみて下さい。

http://johokankyo.com/cloudwork/onedrive/tablet_microsd/


 こうした作業を行なった結果、本体ストレージの残りは相当改善し、とりあえず常に10GB以上を確保することができそうです。今後のWindows Updateの入り具合によってはなお心配にはなるものの、今後のCloudbook 11を使ってのネット利用についてようやく落ち着いたという感じがします。しかも、オフラインでもmicroSDカードの中のファイルで作業して、必要な時だけネット接続をして同期を取ることで常にパソコンをネット接続しなくて済みます(ただし、同期を取る前にスマホなどで同じファイルに変更を加えるとややこしいことになりますのでご注意を)。


 今回用意したmicroSDカードは本体ストレージと同じ32GBですが、クラウドに上げる写真については、例えばスマホで撮影した写真については圧縮はされるものの無制限に保存できるGoogleフォトなど別のストレージにアップする設定にしておくのがいいでしょう。閲覧については、Chromeブラウザのアプリを使ってオンライン時にのみ行ない、必要があれば一枚ずつダウンロードして使うので、画像をmicroSDカードの中に入れて同期することもないので、これくらいのサイズでも多いくらいです。ここにきて、Amazon prime会員向けにも無制限の画像用のクラウドが使えるようになっているので、以前紹介した再セットアップ用のUSBメモリとともに用意しておけば、日常の利用に関しては当分は困らないだろうと思います。


 実際にCloudbook 11をモバイル運用するには、必要に応じてUSB接続の有線LANアダプタやFAXモデムなどもあった方がいいかも知れませんが、ストレージが32GBしかない中で一通り使うためには今回紹介したものだけでも十分でしょう。安いところから揃えていけば、これらのものにインナーケースを含めても、3万円以内で揃えられますし、お金を掛けずにそこそこの環境のモバイル運用のできるセットになります。ただし、何度も書きますが、今後のWindows10のアップデートの状況によってはかなり利用が制限される場合もありますので、もう少し予算を出してもいいという方はストレージが64GBあるものにした方がいいかも知れません。

2016年3月10日 (木)

FREETEL MUSASHI 販売予約開始

 ガラケーのような物理的なキーパッドを持つ折りたたみ型の端末で、さらに折りたたんだ状態でもキーパッドのない面の両面が液晶画面になっているので、スマートフォンのようにしても使えるという(2画面の同時表示は不可だそうです)ちょっと変わった端末がFREETELから2016年3月末から発売されることになり3月9日から予約が開始されました。



 気になる価格は24,800円(税抜)とそれほど高くはなく、主にガラケーの使い勝手を愛する人には興味深い端末になっています。私自身も事前にFREETELのサイトで新たな情報があればメールをもらえるように登録したほど興味があったのですが、実際に細かな内容を見てみて、さてどうするかと考えました。ガジェット的には手に入れたい一品ではありますが、少し躊躇する部分もあります。



 というのも、ドコモとソフトバンクのSIMカードで十分に使えるポテンシャルはあるものの、auのSIMはうまく使えないようだということがわかったということと、デュアルSIM仕様としてmicroSIMが2枚使えるものの、一枚はGSMのみでの待ち受けにしか使えないのが個人的には残念です。


 私自身が使うことを想定すると、多くの種類のSIMを使っていることもあり、できればau回線の「mineo」でデータ通信をしながら、ドコモかソフトバンクで電話に使うなんてこともできるようになれば便利です。今後はデュアルスロットの端末でも切り替えなしに電話の方の待ち受けだけでもできれば便利なのですが、今回のMUSASHIは頻繁に海外旅行に行く人には便利ですが、私は国内専門のようなところがあるので宝の持ちぐされといった面でもあります。

 私の理解ではこの端末は、あくまでガラケーのように入力できて二つ折りタイプのアンドロイドスマホであるという風にとらえた方がいいようです。もちろん、Google Playからアプリをインストールできますので、普通はスマホで時々ガラケー形式での発信という感じで使うことも可能です。


 ただ、こんな端末は大手からも出ていませんし、価格もこういった形状からすると十分に安いものであるとも思えます。電池も、今のスマホで多く採用されている内蔵式ではなく電池パックの交換式ということも長く使って行くのには便利と、いろんな長所が出てくるので困ってしまうのですね(^^;)。タイミング的に、MUSASHIより安いノートパソコンを先に買ってしまったということもあるので、すぐには購入を控えますが、使った人の評判が良ければある程度時間を置いても買ってしまうかも知れません。なお、MUSASHIの詳しい内容については以下のページからそのスタイルとともにごらん下さい。

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