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2016年3月

2016年3月29日 (火)

新ブログ「車中泊徒然草+」を開設しました

突然ではありますが、新たにブログを開設させていただくことにしました。このブログを閉鎖することはありませんが、新たな記事は新ブログの方に書くことになりますので、継続して読んでいただいている方は、リンク先のサイトへおいで下さい(以下のリンクからページが開けない場合は、右側にあるリンクをクリックしてみてください)。

車中泊徒然草+(サイトURLは http://syachu.net です)

単に余分なものが増えただけだということもありますが、このブログよりもいいものをという感じで、改めて1から書いていく感じで考えております。

それでは、今後ともどうぞよろしくお願いします。

2016年3月28日 (月)

公衆電話の役割は終わったのか

 2年間行方不明になっていた女子中学生が、ある男の自宅で軟禁されていて、昨日女子中学生が男の隙を見付けて逃げ出し、無事に両親の元に帰ることができたということが大きなニュースになりました。この時、彼女が連絡を取るために使ったのが駅にあった公衆電話だったというのは、よく考えたら当り前の事ながら、このまま公衆電話が減り続けたらどうなるのだろうとふと考えてみたくなりました。


 今回はたまたま軟禁されていた場所が東京で駅に行けば公衆電話も見付けやすいところにあったから良かったですが、田舎の人もそれほどいないような所に軟禁されたとしたらたとえ逃げ出すことができたとしても、助けを求めることが難しかったのではないかと思います。


 公衆電話が減っている背景には携帯電話の普及があるとは思いますが、自分の事として考えてみて、いきなり見ず知らずの人に連絡を取りたいから携帯電話やスマホを貸してくれと言われても素直に貸せるかどうかはわかりません。大人なら緊急事態であることを視聴し、電話を持っている方に直接110番してもらうことを考え付くかも知れませんが、今回のような児童・生徒の場合は大人に声を掛けて電話を貸してもらったり相手に電話してもらうように頼むのは難しい場合もあるでしょう。


 今回の女子中学生の場合は小銭を持っており、先に自分の家に電話したところ、110番への通報を母から勧められたようですが、今の子供たちはもしかしたら緊急ボタンを押せば、110番と119番への通報はお金を使わずにできることも知らなかったのかも知れません。これも、NTTが最終的に公衆電話をなくすつもりならば仕方ないですが、果たしてそれでいいのかどうかというのは、様々な緊急の場合を考えると公衆電話を完全にはなくして欲しくないと切に思います。


 例えば、大きな遭難や事故・事件でなくても、ひょんな事からインキーをしたまま車を降りてしまい、何も持たずに車の外に出てしまって途方に暮れてしまうような事は今の世の中でも起こるかも知れません。今後の日本の社会は益々都市部に人口が集中し、山間部などは過疎化が進むことで今よりも車の旅で山間部を訪れてこうしたトラブルに巻き込まれてしまったら、最終的には公衆電話が最も頼りになる外部との連絡手段になるでしょう。


 今後の公衆電話の運命というのがどうなるかはわかりませんが、最近ではキャッシュレスで決済できる手段が当り前になっているため、中に入っている小銭を目的に窃盗の被害に遭うこともないでしょう。いっそのこと、かつての新電電が限られた場所に設置していたことがあるクレジットカードを通せば通話できる電話機を設置してくれないかなと思うのですが、さすがにコスト面からは厳しいのでしょうか。


 ふと昔を思い出すと、まだ自分が携帯電話を持てなかった頃はポケベルを鳴らされた場合のコールバックの手段として、「NTTカードC」という、公衆電話にテレフォンカードのような専用カードを通すことで、公衆電話の通話料を固定電話の請求と一緒にしてもらうシステムを活用していたのでした。このサービスもカードを偽造する犯罪が多発したことと、公衆電話の維持コストの問題で廃止になってしまいました。


 でも、ライフラインの一つとして公衆電話は日本全国どこでも必ず置いてある所を定めて欲しいですし、小銭を切らしていても連絡ができるような非常用の仕組みは確保できていてもいいのではないかと思います。ただ、現状を見ると、とりあえず車の旅では外に出る時にも必ずスマホや携帯電話を持って出る方がいいと思いますし、少しの小銭くらいはポケットに入れて持って行くぐらいの用意はしておきたいですね。


 あと、これは余談になりますが個人的に実現できないかなと思うのは、多少登録にお金がかかってもいいので、スマホ自体を車の鍵として使うことができないかなということです。頻繁にスマホを替える人は大変でしょうが、そうした方法で車の鍵を扱えるようになれば、少なくとも車の中にスマホを入れたまま車のドアも開けられなくなることはないと思うのですが。

2016年3月27日 (日)

ついに高速道路で100km/h以上合法的に走れる?

 以前、軽自動車が普通自動車並みに高速道路でも制限速度が80km/hから100km/hに上がった時には私は軽自動車に乗っていたので高速使いが便利になると思ったのですが、実際のところ、下り坂では制限速度を超えてしまうこともあるでしょう。


 意図的にアクセルをふかして大型トラックの間をすり抜けるようにして120km/h以上で走るのは申し開きができないでしょうが、特に最近は静岡県内をつなぐ新東名を走っていると道路の質がいいのか東名高速では100km/h以下で走っているつもりでも制限速度を超えそうになってあせることがあります。これは、新東名を走ったことのある人ならわかる感覚だと思うのですが、今回日本の高速道路で初めて最高速を110km/hから120km/hあたりにまで上げる計画があるというニュースを聞いて、やはりと思いました。


 高速道路の事故で悲惨な想いをした方からすると、制限速度を上げることによって追突事故が起こった場合のショックは大きくなり、従来のままなら死亡にまで至らなかったというケースが心配される事は十分にわかります。ただここで大切なのは交通集中が起こった時や、天候が悪い時などは最高速度を下げる事で対応可能です。もちろん、そうした規制がある時はその速度を守らないといけませんが、ほとんど車がいない時には道路状況が良ければある程度速度を上げた方がいいケースもあると思うのです。


 最初に紹介したように、道路の作りが良く知らない間にスピードが上がってしまっても速度が上がっている意識が少ないという新東名と、東北自動車道の一部で制限速度を上げる動きがあるということは個人的には有難いと思うと同時に、今よりも車のハンドルを握る際の責任が増えることは考えておかなくてはいけないでしょう。


 あと、今回のような事はあくまで新しく作られた道路から行なわれるのであって、道路改修のされない高速道路でも同じように制限速度をむやみに上げるものではないとも思います。惰性でもスピードが落ちないような道でないところでむやみにスピードを出しても燃料を多く消費するだけですし、タイヤや車自体の調子によってはバーストする恐れがありますので、くれぐれも高速に乗る前には簡単なものでも点検はお忘れなく。

2016年3月26日 (土)

「LINE MOBILE」でLINEがMVNOに参戦する?

 2016年の夏あたりから、あの「LINE」がデータ通信専用のSIMカードを販売する方向でいるという事がわかりました。名称は「LINE MOBILE」ということで新たなMVNOの流れになりそうです。

 料金は月額500円からということですが、何のサービスが500円なのかはまだはっきりしたものが出てきていません。ただ、こういう形でのサービスになるということだけは発表されています。具体的には、LINEによるコミュニケーション機能を使う場合は速度制限を使わないというのが特徴で、それをそのまま信じた場合、ユーザー同士の音声通話はもちろん、ビデオ電話もできる可能性が高いということになります。

 これは、LINEを中心に家族や知り合いとの連絡を取っている人なら、仲間うちでは全てこの「LINE MOBILE」に揃えるとメリットが出そうです。さらに、FacebookやTwitterについても速度制限なしに利用できるような形にすることがアナウンスされています。

 LINE自体のサービスとして音楽のストリーミングでの聞紀放題サービスの「LINE MUSIC」がありますが、こちろの方もサービスの連携が用意される予定なのだとか。音楽のストリーミングサービスで思い出すのが、「U-mobile」でジャンルや特定のミュージシャンの曲を流し続ける「スマホでUSEN」(月額490円のサービス)と連携し音声通話プランにデータ通信無制限を付けた「USEN MUSIC SIM」(月額2,980円)と比べてどうなのか気にかかるところです。

 まだ、詳しい情報が入らないため諸手を上げて賞賛するわけにもいきませんが、mixiのように新しいサービスが出てきたとたんにユーザー数が減るということも起こるのがこの業界の常です。本来はこの4月からサービス開始できていれば学生の需要にマッチしてかなり売れたのではないかとも思えますが、まだまだ現在のLINEの知名度は高いので、できるだけ早く概要発表から販売への流れになって欲しいものです。

2016年3月25日 (金)

各種付帯ロードサービスについて気を付けたいこと

 私は車のロードサービスの最大手、JAFに入っているのですが、今月来た月刊誌JAF Mateに、改めて自分達のサービスの優位性を押し出すような記事を見付けました。というのも、昔は車を買うディーラーでまずJAFへの加入を勧められ、年間四千円の会費を払って全く利用しないことにもったいないと思った人が多かったのか、今では様々な同様のサービスを行なう業者が増えたことで、JAFもそうのんびり構えてばかりもいられないといったところでしょうか。

 ロードサービスとしては、クレジットカードに付帯されるものもありますが、一般的なのが自動車保険に加入すると付いてくるものでしょう。最近では保険料を追加することによって事故でない故障であってもレンタカーを出してくれるサービスまで展開しているところもあります。しかも料金は保険料を払えば実質の負担はないわけですから、JAFをやめて自動車保険付帯のロードサービス一本で行くという方も少なくないかも知れません。

 ただ、JAF Mateをお読みの方はおわかりかと思いますが、あくまで自動車保険に付けるロードサービスということで思いもよらない限界もあることを把握しておくべきでしょう。
 実際、車の救援のためにロードサービスを呼ぶ場合というのはそのほとんどが事故や故障である事は確かですが、そうでない場合も存在します。それは、車が雪や砂、ぬかるみにはまってしまってタイヤが空転し、動けなくなった場合なのです。

 保険会社はロードサービスを本業にしているのではなく、あくまで本業である保険に付随したサービスとして提供しています。従って保険会社が提供するサービスというのは車が事故で壊れたり、車が故障して動かなくなった時に限定されます。ですから、先に挙げたタイヤが空転して動けないというのは事故でも故障でもないため、自動車保険に付けられるロードサービスでは出動して助けてもらえないということになるわけです。

 ですから、そういったトラブルまで心配する場合には保険会社のロードサービスに加えて、何かしらの一般のロードサービスにも入っておいた方がいいということになります。いつでも回りに人がいて助けてくれるというわけではない以上、車で遠くに出掛けるにあたってはこうした準備も怠りなく行なうことが、旅先でのトラブルが起こっても何とか回避できるようになるのです。

 私がJAFに入っているのは、最近になって四輪だけでなくバイクの救援もサービスし出したことと、自動車保険のロードサービスとの合わせ技で、更なるサービスを引き出せるからです。この話は以前このブログに書いたことがありましたが、大手の自動車保険会社なら、先にJAFに連絡することで、今回書いた事だけでなく、自動車保険のロードサービスだけでは足りないところをJAFのサービスでカバーするような特典が用意されています。詳しくは契約している保険会社に問い合わせてみてください。

2016年3月24日 (木)

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その5 なぜ安いかの理由を考える

 ここまで、ワイヤレスゲートの使い放題プランの内容を紹介してきましたが、やはり気になるのは3日間制限もないのになぜ低価格を実現できているのかということでしょう。これについてはパソコンでネットを使っていて思い当るところがありましたので、今回はその点についてご報告します。


 パソコンで使っている分でもそれほど早速のことでストレスを感じることはなかったのですが、これは規制を受けているのではないか? と思ったのはソフトのダウンロードをする際の時間のかかり具合でした。


 というのも10~20MBくらいのソフトをダウンロードする際、やけに時間がかかると思いまして、調べてみたのですが、アップロード速度は5Mbps出ているような電波状況であってもダウンロード速度は完全に1Mbps以下の数百kbpsくらいまで抑えられているようなのです。


 ただ、この速度にもばらつきがあるのでダウンロードサイトによって変わってくるのかも知れませんがやはりソフトやアプリのダウンロードに対する規制があることは間違いないですね。それでも、ダウンロードが途中で止まることはなかったので、他の作業をやりながら気長に待つようにすればダウンロード自体は問題なくできます。


 YouTubeについては普通のサイズであれば問題なく再生されますが、ワイヤレスゲートのホームページを見ると、あまり動画を見まくると規制される可能性も出てくるようです。今後、モバイル通信のみでWindows Updateの大きなファイルを落とさなければならないようなケースでは代替の通信手段を用意する必要がありそうですが、こうした規制有りのSIMだということを認識すればそれなりに使えるのではないでしょうか。


 ダウンロードを多くという方は、無制限プランというよりも高速クーポンを月間20GB以上用意しているMVNOとの契約を考えてもいいでしょうし、あえて中速から低速で無制限でも安いところに入ってダウンロードの遅さは我慢して使うという事でもいいかと思います。


 また、月間3GBくらいの高速クーポンを持つ月間千円前後のプランと併用し、ダウンロードの時だけそちらのSIMを使うというパターンで解決する方法もあるでしょう。私自身の使い方では別にmineoの3GBプランを契約しているので、必要があればmineoの回線から高速ダウンロードを使えるようにしています。従って、こうした規制によってネット閲覧やある程度の動画視聴、音楽を流し続けるような利用方法ができるのであれば文句はありません。


 ただ、ここを読んでいる方の中には日常的に大きなファイルをダウンロードすることを主にやりたいと思う方も少なくないでしょう。その場合には、ワイヤレスゲートにこだわらずに他のMVNOのプランを検討する余地はありますので、こうした内容も十分考慮の上で加入されることをおすすめします。

2016年3月23日 (水)

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その4 時間ごとのスピードテスト結果

 先日、お約束した通り、連休明け最初のウィークデイである3月22日に、サービスを開始したばかりのワイヤレスゲートSIM 最大3Mbpsをうたうサービスはどこまで使えるのか検証するため時間を区切って速度を測ってみました。


 速度計測に使ったアプリはAndroidではごく一般的なアプリ「SPEEDTEST」で、私の住んでいる静岡市内で、場所は移動していますができるだけ移動中でない状況で計測しています。具体的な数値は以下に示します。


時間 ping ダウンロード速度 アップロード速度


07:00 42 5.35Mbps  0.82Mbps
08:00 64 3.10Mbps  1.05Mbps
09:00 34 3.07Mbps  2.59Mbps
10:00 42 2.44Mbps  3.64Mbps
11:00 62 1.01Mbps  3.61Mbps
12:00 45 1.69Mbps  4.10Mbps
12:40 51 2.98Mbps  1.22Mbps
13:00 46 5.47Mbps  3.28Mbps
14:00 67 2.28Mbps  4.28Mbps
16:20 49 5.11Mbps  4.20Mbps
17:00 59 2.55Mbps  4.11Mbps
18:10 55 2.84Mbps  4.50Mbps
19:00 67 3.02Mbps  4.79Mbps
20;00 58 2.96Mbps  4.51Mbps
21:00 56 1.48Mbps  1.53Mbps
22:00 54 2.75Mbps  4.48Mbps
23:05 66 2.63Mbps  3.18Mbps


 まだ、サービスが始まったばかりなので全体的に高速で安定していますが、スピードが落ちる時間帯もあることがわかります。ただ今のところは上りも下りも1Mbpsを超えてくれているので、ほとんどストレスなくスマホやパソコンでのインターネットに使えるSIMであるという気がします。


 個人的にはこのような状態がずっと続くとは思いませんが、使いたい時に1Mbpsは超えて欲しいとは思うものの、いわゆる「中速」無制限のサービスを提供している「UQ mobile」の使い放題・最大500kbpsでも月額1,980円、もう少し早いパナソニックのLTEサービスWonderlinkの高速クーポン消費後700kbpsの契約「F-使い放題700」プランでも1,580円と、ワイヤレスゲートの価格的には競争する感じになるので、700~800kbpsで安定するなら十分ではないかとも思えるのです。


 もちろんワイヤレスゲートは最大3Mbpsをうたっているわけですから、今回の結果は当然とも言えますが、この安さというのはかなり個人的には気に入っていて、速度が中速を守るくらいに落ちても契約は続けるつもりです。手始めに、今後どういう風に使っていこうかと楽しみです。

2016年3月22日 (火)

改めてわかった「すぐ解約できる」契約の大切さ

 ここまで紹介しているワイヤレスゲートの通信無制限のSIMカードを契約するにあたり、契約を始めてまだ2ヶ月しか経っていず、さらにSIMカードを3枚発行して活用する気満々だったBIGLOBEを解約することにしました。入会時には8月の時点で契約が続いていれば5,000円のキャッシュバックが受けられる予定はあったのですが、料金の差額や使い勝手の部分を考えてもそこまで契約を維持することもないと決断してのことです。


 私自身、もう少し我慢できれば良かったのですが、その当時、標準SIMを入れて通話だけでなくモバイルルーターとしても使える固定電話のような3G端末「ホムテル3G」が出たことで、安い値段で複数SIMを使えるBIGLOBEのサービスに魅力を感じ乗り換えてしまいました。3種類の大きさのSIMをそろえ、いざという時にはデータ専用の標準SIMカードを入れて乾電池仕様のモバイルルーターとして使おうと思ったのですが、SMSオプションが付かないデータ通信専用SIMでは使えないことが後でわかり、それがショックだったこともあります。


 今考えて、こうした急なMVNOの乗り換えを決断することができたのには、データ通信のMVNOのほとんどは加入してすぐに解約してもペナルティがないという事があります。もし今の契約が解約料を1万円近く取られてしまうものだったら躊躇したと思いますが、さらに新しいサービスをいち早く使う機会を奪われてしまったでしょうし、ある程度契約手数料を加えても料金の差額で元が取れる場合があります。


 ちなみに、今回加入したワイヤレスゲートのSIMサービスはカードの大きさ変更やSMSオプション、音声サービスへの変更が一切できないようになっているので、状況が変わったら同じワイヤレスゲートで契約し直す必要が出てきます。解約するとSIMカードの返却が必要で、MVNOの中には解約に手間がかかるところもありますが、一部のMVNOや端末と一緒に契約するのでなければいつでも解約が自由です。また、イオンモバイルのように音声通話契約でも違約金がかからないMVNOもありますので、とりあえず格安SIM格安スマホを使いたいと思った場合にはそうした点を重視してMVNOを選ぶのもいいかと思います。

2016年3月21日 (月)

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その3 AndroidのWi-Fiタブレットでの利用

 前回、私が主に使っているWi-Fi専用のiPadmini2にワイヤレスゲートのアプリを導入し、SIMの入っているスマホからテザリングして(恐らくモバイルルーターからのテザリングでも同じように利用可能だと思います)Wi-Fiサービスの自動接続までできたことを確認させていただきました。


 となると、気になるのが同じようにSIMカードが入らないWi-Fi専用のAndroidタブレットでも同じように使えるかということです。iPadと比べて安い端末はいくらでも手に入るので、テザリングできるスマホやモバイルルーターを使っている人にとってはこちらの検証の方が実は多いでしょう。


 私の手元にあるのは、Android4.1.2で更新が止まっている古い方の「dtab」です。最近は入れているアプリのせいなのか再起動を繰り返すような挙動があるのでなかなか外に持ち出すことはありませんが、Google Playからワイヤレスゲートの専用アプリをダウンロードして、まずは設定からやってみました。


 登録画面ではiOS版と同じようにSIM電話番号と登録メールアドレスを入力し、モバイルルーターなどから接続した環境で通信することで登録が完了し、アプリから直接設定ができるようになりました。Wi-Fi設定の方にもFONのアクセスポイントを含む多くのアクセスポイントに接続できるようなセッティングが自動的にされていました。


 その上で改めて近くのマクドナルド付近に行って確かめてみたところ、問題なくワイヤレスゲートのWi-Fiに接続できることを確認しました。念のため、「dtab」の無線接続をできないように機内モードをONにしてからiPadmini2のWi-Fiを使えるようにしたところ、こちらも問題なくワイヤレスゲートのWi-Fiに接続できました。


 ここで改めて書いておきますが、同じことをモバイルルーターでやるには問題ないものの、スマホにワイヤレスゲートのSIMを入れている場合は、一契約で一ユーザー分ののWi-Fiが利用可になるので、あえてSIMの入っているスマホにはワイヤレスゲートのアプリを入れない方がいいのではないかと思います。というのも、カタログ値通り最大3MbpsのスピードがLTE通信で出るなら下手な公衆無線LANよりもスピードが出る可能性もあり、あえてWi-Fiにつなぐ必要を感じないということもあります。


 以前、最大250kbpsの低速無制限で使える480円プランを契約していた時、手持ちのNexus5はWi-Fi接続をしながらBluetoothテザリングをすることができたので、アプリを入れてWi-Fiを使えるようにしました。Wi-Fiエリアでそのように接続して、他の端末を低速でなくBluetoothテザリングの速度(3Mbps以下になります)くらいまで高速で使うことができていましたが、今高速で使い放題になったため、こうした工夫も必要なくなりました。


 もしテザリング可能なスマホにワイヤレスゲートのSIMを入れている方がいたら、安く買えるWi-Fi専用のタブレット端末を用意して自宅用だけでなく外でLTE通信のテザリングで使うだけでなくワイヤレスゲートのWi-Fiアクセスポイントでも使えるようにしてはいかがでしょうか。

2016年3月20日 (日)

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その2 Wi-Fiサービスは別の端末で使える?

 昨日も引き続きスピードテストを行なっていますが今のところ時間帯に関係なく速度は出ているワイヤレスゲートのつなぎ放題ですが、さすがに電波が届かないところではだめで、アンテナ1本のビルの中だと1Mbps前後にまで落ちました。しかしこれは電波の良い所に出ればスピードは回復すると思いますし、とりあえず連休中はこんなもので、休み明けのお昼の時間帯がどうなるかというのが気になりますね。


 今回はLTEではなく、おまけ的に付いてくるWi-Fiサービスについて試してみました。残念ながらFONエリアには行かなかったのでそちらの方は試せませんでしたが、ワイヤレスゲートのホームページに記載があったSIMを差した端末以外の端末でWi-Fiを使いたいと思っていろいろ試してみました。


 使うのはWi-FiでしかインターネットにつながらないiPadmini2です。こちらに「ワイヤレスG」という専用アプリを入れてみました。すると、「アカウント設定」の画面になりSIMに割リ振られた電話番号と登録したメールアドレスの入力を求められます。これをこのまま認証しようとするとエラーが出るのですが、エラーメッセージの内容をよく見ると、物理的にSIMカードが差さらないWi-Fi接続の端末だからなのか、ワイヤレスゲートSIMの入っているSIMからテザリングしてネット接続すれば設定ができそうな内容が書いてありした。


 そこで、ワイヤレスゲートのSIMが入っているNexus5をテザリングでiPadmini2と接続させて設定したら何とうまく行ってしまったのです。設定が完了するとWi-Fiサービスのエリアに入ったら自動的に接続しに行くプロファイルをインストールできるようになり、そのプロファイルを有効にしたら、スターバックスやマクドナルドの前で本当に自動的にiPadmini2がインターネットに接続されるようになりました。


 モバイルゲートのホームページの内容では、SIMの入った端末でしかWi-Fi接続ができないと書いてあったのですが、今回はiOSのiPadで、SIMの入らないWi-Fiモデルだったことが幸いしたとしか今となっては言えないですね。はっきり言ってしまうと、LTEで常時3Mbps出るならWi-Fiのおまけはなくても十分だと思っているのですが、アクセスポイントだけ把握していれば、簡単にWi-Fiスポットを見付け、すぐに使えるようになります。


 個人的に実に使いやすい組み合わせになり正直うれしいですね(^^;)。もし、テザリングのできるスマホにWi-Fi専用のiPadがある方で、もし私と同じようにワイヤレスゲートのWi-Fiサービスのあるプランに入っているという状況にあれば、ぜひ一度この便利さを確かめてみていただきたいと思います。

2016年3月19日 (土)

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その1 ファーストインプレッション

 昨日紹介したワイヤレスゲートの最大3Mbpsでの使い放題プランのSIMが届きました。初回申込みの特典で、FONルーターがおまけで付いてきました。

Dsc_0012_3


 ルーターはACアダプタ駆動なものの、かなり小さいので何か使い道がないかなとも思えますが、FONの利用を禁止しているプロバイダーもあるので、やみくもに接続させるのは難しいとは思うのですが、何か有効利用を考えてみようかと思っています。


 パッケージの中にはSIMカードが入っているのですが、今回はnanoSIMのSMSオプション付きを選びました。なぜかというと、この組み合わせでどんな端末でもSIMアダプタを付ければ使えるということと、セルスタンバイ問題を考えなくても済みます。そして肝心なことは、このワイヤレスゲートの契約は、SIMの大きさを変えたり、SMSオプションなどを付けたいと思っても既存の契約には付けられず、いったん解約の上で入り直しになるという事があります。


 そのため、音声通話以外は何でもでき、どんな端末にも挿入して動かすことが可能なSIMの大きさとオプションを付けたのですが、通話は別にするならこの組み合わせが無難のような気がします。SIMカードはSIMアダプターを付けたNexus5に入れて本体の方から利用登録を完了しました。


 さて、肝心のスピードですが、当日配達された品物を受け取れなかったので深夜にはじめての計測になりました。午後11時30分というなかなか大変かも知れない時間ですが、何せヨドバシカメラのない地方都市での計測なので、東京や大阪など大きな都市の結果とは違ってくるかも知れません。

・ping 61ms

・下り 3.19Mbps

・上り 4.24Mbps

 これが最初の計測値で、何回か続けても上り下りとも3Mbps前後安定して出ています。この状態がずっと続くなら最高ですね(^^;)。もし、時間によって急激にスピードが落ちるようになってきてしまったら、モバイルルーターの中に入れて保持しているso-netの0 SIMを補助的に使えばいいかなと楽観的に考えているのですが、ぷららより千円以上安くこのくらいのスピードで使い放題が実現できるというのはすごいですね。


 時間帯によるスビードはどうなるかということについても、継続して調べてみるつもりでいますので、この続きにもご期待下さい。

2016年3月18日 (金)

ぷららLTEに対するキラープランか? ワイヤレスゲートのFONプレミアムWi-Fi

 ここのところ、MVNOサービスの主に通話サービスについて書くことが多かったですが、今回はデータ通信の方で動きが出てきました。SMSオプションの付かないデータ専用プランなら500円以下で低速無制限で使えるということで、主にそうした立場から評価してきた「ワイヤレスゲート」のSIMプランですが、今回、3Mbps以下ではあるものの、一日の通信量では少なくとも規制されない高速無制限のプランをWi-Fi付きで出してきたのです。


 Wi-Fiのサービスは従来のソフトバンクB.Bポイントが中心のものだけでしたが、今回改めて日本よりも海外で活用されているFONのネットワークを使うことができるようになるそうです。FONには以前ソフトバンクが設置したいわゆる「偽FON」と呼ばれるアクセスポイントがあったことで(現在はそうしたソフトバンクが設置した「FON」アクセスポイントは消えていると思います)、あまりいい印象を持っていない方もいるかも知れませんが、あくまで本サービスのおまけと考えるべきでしょう。


 もちろん東京の一部地域でFONを使ったサービスが行なわれることがアナウンスされているように、2020年の東京オリンピック開催に合わせて日本全国どこでも多くの人がFONを使ったWi-Fiを使えるようになれば言うことはありませんが、そうしたサービスがなくてもこの最大3Mbpsというスピードで1,680円(税込)という価格はとんでもなく安いわけです。このSIMをモバイルルーターに入れてBluetoothテザリング(最大速度自体が3Mbps程度と言われています)で使うなら、もし思ったような速度が出なくても納得できるだけの価格であると言えましょう。ちなみに、同プランでSMSオプションが付いたものは月額1,880円、音声通話プランは2,980円となります。


 もし、このプランがそこそこの高速で無制限に通信ができるなら、競合するぷららの同じ速度のプランが3千円弱ということで、一気に状況が変わってきます。ぷららの方も月額料金をこのままにしておけば、契約はかなり流れて行ってしまうのではないでしょうか。自分自身のことで言うとここまでMVNO契約の見直しを待つべきであったかとも思えますが(^^;)、ずっと高速を維持することができるのかという問題もあり、全てをこのSIMに求めてしまうのも違うかという気はします。ただ、一枚取り寄せて使ってみたいという衝動が出てきてしまいました。


 販売は全国のヨドバシカメラ店頭およびネットショッピングで、初回限定(3月31日まで)でFONルーターがセットになったパッケージが販売されるそうです。パッケージ購入分が初期費用に含まれますので、いろいろ考えた結果、つい注文してしまいました(^^;)。かなり初期費用かけてBiglobeを契約しましたが、これは途中解約もやむを得ませんね。改めて早めに動き過ぎたことを反省しますが、決めた以上はとっとと乗り換えることにします。私の住んでいるところは都市圏ではないのであまり参考にならないかも知れませんが、しばらくは実際にどれくらいのスピードが出るのか試してみたいと思っています。

2016年3月17日 (木)

電話営業の言葉にすぐに乗らないために

 最近は光インターネットの勧誘電話もかかってくることはなくなったのですが、昨日久し振りにその手の勧誘電話がかかってきました。ただ、インターネット関連の勧誘ではありません。その電話はこういった話から始まりました。

「白熱灯の生産終了についてお話したいことがあるのですが……」

 政府の方針として、家庭内の照明をLEDに変えさせたい思惑があり、白熱灯の生産が終わるという話は聞いていたのですが、要は今白熱灯や蛍光灯を使っている家庭や事業所に向けてLEDタイプの照明に変えてくれという勧誘の電話でした。


 確かに私自身も電池で使えるライト類についてはLEDを主に使っていますが、白熱灯はともかく蛍光灯はまだまだ使えるはずで、性急にLED照明にしなくてもいいのではないかと思います。というか、もし家庭内の照明をLEDに変えたいと思っていても、縁もゆかりもない電話だけ掛けてきた業者から高値で買うよりも、まだ我慢して今使っている蛍光灯そのまま使うという選択もありでしょう。


 また、どうしても早くLED照明を使いたい場合は、照明器具を安く売っているところを自分で探して(家電量販店で相談するのが良くわからない人にとっては安心です)お店かネット通販で買う方が納得の上で購入できます。


 しかし、何の知識もなく、政府の方針で白熱灯が無くなると言われて、ついその話に乗って一気に高価なLED照明一式を付けさせられる人たちは今後かなり多く出てくるのではないと危惧するところもあります。このあたりは光インターネット勧誘と同じで、私がこれを書いている2016年でもまだメタル回線(昔からの電話回線のこと)を使っているのに、かなり前からメタル回線を使ったインターネットのADSLはもうすぐ使えなくなりますと言うセールストークで勧誘していた電話とかぶるものがあります。


 せめてここを読んでいる方だけでも、同様の電話を受けた際には相手のペースにはまらずに、電話勧誘をきっぱり断わることができるよう、家庭の照明について調べたり考えてみるのもいいのではないでしょうか。


 また、諸悪の根源のように言われる白熱灯についても、実は役立つこともあるのだということも確かです。エネルギー効率が悪いということは逆に言うと、光だけでなく熱も発生させるものであるのですが、この熱が明かりだけでなくじわっと暖かくなる程度ですが手を暖めるくらいには使えます。以前のエントリーで紹介しましたが、雪国の信号にLED信号を導入したところ、別に積もった雪を溶かす装置が必要になるディメリットが指摘されています。白熱灯の信号は別にヒーターを付けなくても、積もった雪を溶かすだけの熱を発生させていて冬でもその分のメンテナンスをしなくても良かったというのは、効率が良く熱を出さないLEDが出て改めてわかったことでした。


 このように、新しいものが全て良くて古いものは全てダメであるかのように言うことは、セールストークの中ではあるものの、その価値感をそのまま私たちの生活の中で共有すべきかということになるとまた違ってくることもあります。何事も即決せず、自分なりに調べてみることが、今後新しい材料を使って勧誘電話を掛けてくる相手にどう対応するかのカギになるでしょう。

2016年3月16日 (水)

ガソリンを使えば使うほど得になる世界はやはりおかしい

 この文章を書いている時点で、自宅近くのガソリンスタンドのレギュラーガソリンの1リッターあたりの価格は、おおむね100円そこそこの価格で推移しています。以前は160円くらいで、もしかしたら1リッター200円くらいにもなってしまうのではないかと思われていたことを考えるとほっと一息付いているといった感じです。


 テレビのニュースによると、大分県が県議会議員に支払っている政務活動費のうち、領収書を添付する必要のない調査旅費における燃料費(ガソリン代)を請求するのに、明らかにおかしいと思われる長い距離を走って出張したという体で活動費を申請し続けている疑惑の県議がいることが注目されています。高速道路を使わないで一日多い時には東京名古屋間の距離を走ることも申請内容を見るとあったようで、今後どう釈明するかというのが当面の注目点になっているようです。


 もしその行ないが不正だったとしたら、その人間を処罰されれば問題は解決するでしょう。しかし、今回話題になった大分県の場合は、どうもそんな風に一人を処罰して幕引きを図れるような簡単なものではなさそうな気がします。その点について書いてある地元紙の中味を一部引用します。


(ここから引用)

『大分県議会では、調査旅費を含む政務活動費は1人当たり月30万円を会派ごとに交付。このうち、車を使った調査旅費については1キロ当たり37円を燃料費として支給している。ただし、領収書を添付する必要はなく、訪問した場所や時間を記したりする必要もない。』
(2016年3月11日付 西日本新聞の記事から一部を抜粋して引用しました)


 大分県、特に観光地である別府周辺はガソリン価格が高値安定しているという評判があり、全体的にガソリンが安い地域と比べるのは多少無理があるかも知れませんが、それにしてもこの「車移動1キロあたり37円」が支給されるというのはすごいですね。私の直近の燃料補給は約400キロ走ってガソリン代は約3,000円だったので、この基準に照らして請求が認められたら支給額は約14,800円(400×37)となり、この分だけで1万円の「儲け」(住民側からすると税金の無駄遣いと思われても仕方ないお金?)になります。もしガソリンの価格が1リッター200円になったとしても、ガソリン代は倍の6,000円なので、まだ到来したことない高値になってもかなりの差額が出ることになります。


 問題なのはこうして得たお金は、疑惑の議員でなく他の議員が普通に請求を起こしてもらっても、議会で追求されることのない、まっとうなやり方で支払われたお金であるということにあります。よくもまあこういう仕組みを考えたものだと思いますね(^^;)。車で出掛けた調査旅費については、ガソリン代だけでなく高速代や駐車料金なども含めて全て領収書を添付して実費と引き換えに給付すればいいだけなのにと思うのは私だけなのでしょうか。


 さらに、こうしたやり方をそのままにしてしまうと、今回のニユースの主のようにあからさまにわかる悪事は行なわなくても、まめに支給の仕組みを守りながら少しずつガソリン代の差額をポケットに入れようとガソリンを無駄遣いし、結果的にエコの観点からすると時代に逆行するような流れを県議会が作ってしまうことにもなりかねません。


 今回は県の場合でしたが、市町村で同じような事がまかり通りとしたら、県税は普通自動車、市町村税は軽自動車(バイク・原付も含む)の自動車税を納める先ですから、一般のドライバーにとっての心象はかなり悪くなると言えるでしょう。元が少ないながらも原付の自動車税は今までより倍になったり、新規登録から13年経過する車の税金が上がったりと、わずかながらもドライバー全体の負担は上がって行く中、民間では考えられないような現金支給の仕組みについて考え直して欲しいということとともに、監視をすべき人がきちんと監視をして欲しいものです。


 このブログで度々話題にしているスマホ契約におけるMVNOの活用のようなことも、まずは財政状況の厳しい地方自治体が率先して変えていった方が浮いた分のお金を必要なところに回せるわけですし、わかる人がきっちりと対応して締めるところはきちんと締めて捻出できるお金を増やしてほしいものだと切に思います。

2016年3月15日 (火)

「楽天でんわ」以外の「通話料半額」サービスの注意点

 昨日紹介した「FREETEL」の「FREETELでんわ」パッケージはまさに音声通話プランにもMVNOの安さを感じさせ、今後の他社を含んだ展開が楽しみです。しかし、電話を使う方のケースによってはうまくない場合もあります。


 というのも、現在多くの人たちが携帯電話契約を行ないガラケーやスマホを持っているとはいえ、まだ家庭内にある固定電話を主に使っているところも少なくないと思うからです。固定電話というのは、以前の電話帳には個人の住所氏名とともに電話番号が記載されていたということもあり、電話を使って各種商品を売るための勧誘をしたり、詐欺のために電話を掛ける対象になってしまっているところもあります。


 そうしたわからない相手からの電話を受けないように、固定電話でも番号通知(ナンバーディスプレイ)の機能を付け、「非通知拒否機能」を利用して非通知で掛けてくる電話を受けないように登録している所も少なくありません。その、「非通知になった電話はつながない」メッセージを聞いてしまった時は、普通の場合は電話番号の前に「186」を付けたり、本体の設定で発信通知するにして電話すればいいのですが、多くのプレフィックス番号を付けて発信(実際にはアプリ内で番号を付けて発信するので、手間はかかりません)するケースでは、固定電話に番号を通知できないことが知られています。


 今回の「FREETELでんわ」も固定電話には自分の番号を通知できませんので、「非通知拒否機能」を利用している人へは「FREETELでんわ」を使っての発信ができません。今後、固定電話に掛けることが多い場合には多少の安さには目をつぶっても、固定電話にも番号通知できる「楽天モバイル」にした方がいい場合もあるということです。そうでないと、「非通知拒否機能」を利用している相手先に電話を掛けるには、1分ないし5分以内定額の料金が使えない上、通話料も30秒20円と通常の通話料が発生するようになってしまいます。


 普段の生活の中で固定電話に電話を掛けることがなければいいのですが、仕事などでどこに電話を掛けるかわからない場合は、現状では携帯大手三社のかけ放題をガラケーで使うか、「楽天モバイル」のものにしておいた方が後で良かったと思えるかも知れません。もしかしたら、将来的に固定電話が無くなるような方向に行くかどうかもわかりませんし、転居しても固定電話を新たに引かない傾向があることも確かです。そういった事も考えながら、最近多くのMVNOが提供し出した「プレフィックス方式」の専用アプリを使った通話料金半額のサービスに加入するかどうか検討されるのがいいかと思います。

(2016.10.8追記)

ここで紹介している「FREETELでんわ」において、固定電話への番号通知が可能になりました。固定電話に通知する必要について、MVNOの方もしっかり考えていることがわかって嬉しく思います。なお、遅延に関する内容も改善されているそうです。詳しくはfreetelのホームページでご確認下さい。

2016年3月14日 (月)

「FREETELでんわ」は「5分かけ放題」と「1分かけ放題」が選べる

 2016年に入って、いよいよMVNOのパッケージでも通話に重きを置いた商品が出てくるようになりました。「楽天でんわ」とのセットで5分間の通話を定額にするオプションを付けた「楽天モバイル」が唯一のものでしたが、今回「FREETEL」がその流れに割って入って来た印象です。


 2016年3月25日から全国のヨドバシカメラ、ビックカメラ、FREETELオンラインストアで980円(税込)、限定10万パッケージで販売される「FREETELでんわ」が専用アプリからの電話で国内通話に限りますが通話定額オプションが付けられます。


 基本の通話料については、オプションを付けなくても通常の通話料の半額になるのですが、オプションとして2つの通話定額を選ぶことができるようになっています。

1.「1分かけ放題」月額399円

2.「5分かけ放題」月額840円

 2の5分かけ放題でも楽天モバイルのオプション料金より安く、さらに月額料金が安い1分定額が追加されています。これは、5分も電話を掛けないものの、ちょっとした連絡に無料通話分が欲しいというような場合に向いています。定額分の分数を超えた分も半額で使えるので、ほとんどこちらからは電話することをない人が、それでもちょっとした連絡のために無料通話分があると嬉しいと思われる方はそこそこ絶妙な設定金額と言えるかも知れません。


 そして、「楽天モバイル」との競合が予想される「5分かけ放題」ですが、データ通信をホームページ上から高速通信を切り低速無制限での最安運用すると月額999円で維持できるので、これにオプション料金の840円を加えても1839円となり、「楽天モバイル」のベーシックコースに5分かけ放題オプションを付けるよりも安くデータ通信も通話も使えることになります。


 10万枚とはいえ、限定パッケージということなので安くてネットも一応できる通話定額付きのSIMが欲しい方は早めに確保すべきなのでしょうが、こういう時に携帯大手三社の2年縛りというのは効いてくるのだなとしみじみ思います。ただ、こうした流れを受けて他社も色々考えてくる可能性はあります。


 先日、イオンモバイルが新サービスを発表したことで、DMM mobileが近く実施する料金改定を発表し、1GBの高速クーポンがあるデータ通信SIMの料金を480円としてイオンモバイルと揃えてきました。今回のFREETELのプラン発表も楽天モバイルを意識したものでしょうし、今後の音声通話付きのSIMサービスについては、今後もその料金と新サービスにも注目してみたいですね。

2016年3月13日 (日)

Acer Aspire One Cloudbook 11 AO1-131-F12N/KK その4 microSDカードを常用する

 先日購入したばかりのCloudbook 11ですが、本体のストレージの残りが不安な状況は続いています。何故かと考えてふと気付いたのが、実は膨大なデータをストレージの中に入れていたという根本的な失敗でした(^^;)。


 というのも、私はどのパソコンでも同じように作業ができるようにクラウドサービスの中でマイクロソフトの「One Drive」と同種のサービスの中では古くからある「DropBox」を併用しています。これをあくまでオンライン時のみ使っていれば良かったのですが、専用ソフトを使ってクラウドと同期を取って使ってしまったため、パソコン内にもクラウドと同じファイルができ、その分のかなり大きいデータファイルが入ってしまったのです。


 これでは膨大なデータをまるまる残り少ないストレージに入れて使っていることと同じなので、早急に対応策を取ることにしました。どうするかというと、クラウドと同期するファイルをmicroSDカードに移して内部ストレージにできたデータファイルを消せればいいのですが、クラウドをソフトから使うと、自動的にストレージ内にフォルダを作ってしまうのでその保存場所をmicroSDカードに変える必要があります。ただ、Cloudbook 11でこの作業を行なう前にもう一つクリアしなければならない問題があります。

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 それは、本体にあるSDカードスロットの形状の問題で、普通のSDカードを差すとかなりはみ出てしまうので、このままの状態で持ち運ぶことは難しくなります。そこで考えたのが、通常のSDカードより小さく、本体のSDカードスロットに違和感なく装着できるアダプターが必要になります。それがMacBook用に作られたmicroSDカード用のアダプタ「サンワサプライ ADR-MMICRO」です。

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 通常のSDカードアダプタと比べるとコンパクトになっています。これをCloudbook 11に挿入すれば少しの出っ張リだけで済むという情報があったので、近いうちに入手しておいた方がいいかなとは思っていました。

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 実際にCloudbook 11にこのアダプタを挿入すると、わずかに出っ張りは出ますが、逆にこの出っ張りがないとカードが抜けなくなるので、このくらいがいい塩梅だとも言えます。これでカードを入れたまま持ち運びができるようになるので、私と同じようにデータを全てmicroSDカードに移して使いたいと思っている方は用意した方がいいグッズです。


 ただ、カードにクラウドの同期フォルダを移動させるのには改めての手続きが必要です。その方法について細かく解説してくれているサイトが有ります。私も参考にさせていただいて問題なくmicroSDカード内のフォルダを二つのクラウド、「One Drive」「Dropbox」の両方と同期して利用することができましたので、興味のある方は以下のリンクの内容をよく読んで試してみて下さい。

http://johokankyo.com/cloudwork/onedrive/tablet_microsd/


 こうした作業を行なった結果、本体ストレージの残りは相当改善し、とりあえず常に10GB以上を確保することができそうです。今後のWindows Updateの入り具合によってはなお心配にはなるものの、今後のCloudbook 11を使ってのネット利用についてようやく落ち着いたという感じがします。しかも、オフラインでもmicroSDカードの中のファイルで作業して、必要な時だけネット接続をして同期を取ることで常にパソコンをネット接続しなくて済みます(ただし、同期を取る前にスマホなどで同じファイルに変更を加えるとややこしいことになりますのでご注意を)。


 今回用意したmicroSDカードは本体ストレージと同じ32GBですが、クラウドに上げる写真については、例えばスマホで撮影した写真については圧縮はされるものの無制限に保存できるGoogleフォトなど別のストレージにアップする設定にしておくのがいいでしょう。閲覧については、Chromeブラウザのアプリを使ってオンライン時にのみ行ない、必要があれば一枚ずつダウンロードして使うので、画像をmicroSDカードの中に入れて同期することもないので、これくらいのサイズでも多いくらいです。ここにきて、Amazon prime会員向けにも無制限の画像用のクラウドが使えるようになっているので、以前紹介した再セットアップ用のUSBメモリとともに用意しておけば、日常の利用に関しては当分は困らないだろうと思います。


 実際にCloudbook 11をモバイル運用するには、必要に応じてUSB接続の有線LANアダプタやFAXモデムなどもあった方がいいかも知れませんが、ストレージが32GBしかない中で一通り使うためには今回紹介したものだけでも十分でしょう。安いところから揃えていけば、これらのものにインナーケースを含めても、3万円以内で揃えられますし、お金を掛けずにそこそこの環境のモバイル運用のできるセットになります。ただし、何度も書きますが、今後のWindows10のアップデートの状況によってはかなり利用が制限される場合もありますので、もう少し予算を出してもいいという方はストレージが64GBあるものにした方がいいかも知れません。

2016年3月12日 (土)

燃料用アルコールは今まで通り販売されるか?

 テレビや新聞により事件が報道され、その手法が広まってしまったことにより販売が中止されるだけでなく、製造元も解散したことで今まで使えていたものが今では手に入らなくなったものがあります。それは、個人的な感想ではありますが、家庭用の入浴剤としてはかなり温泉に近い入りごこちがあり、特に冬に冷えた体を暖めてくれる「ムトウハップ」という入浴剤だったのです。

 この入浴剤を入れるとお湯は白濁し、硫黄の匂いがする温泉の気分を満喫させてくれました。出た後の風呂掃除が大変になることはありましたが、本当に疲れた時にはこの入浴剤を入れてお風呂に入るのが楽しみだったのですが、この商品ととある洗浄剤を混ぜると硫化水素が発生するということで自殺に使われ、更に悪いことに自殺を試みた本人だけでなく周りの人をも巻き込んで被害を拡大したことで思わぬ非難が起こりました。

 個人的におかしいと思ったのは「ムトウハップ」に混ぜる洗浄剤については今でも販売されているのに、「ムトウハップ」の方だけなくなってしまったことです。会社自体が零細で、後継者がいなければいつ廃業してもおかしくないとは言われていたものの、もしこの自殺騒ぎがなければ、どこかの企業が製造を引き継いで同じブランドで売られていたのではないかと思うと大変残念なのですが、先日、また違ったどこでも誰もが簡単に入手できるもので人が亡くなってしまうという事件が報道されました。

 それは、西宮市のマンションに暮らす男性が、妻である女性から晩酌のアルコールの中に燃料用のメチルアルコールを混ぜたものを飲み、意識不明のまま病院に運ばれたものの、そのまま亡くなってしまったという事件です。化学薬品というのは普通に買えるものでも人体に有害なものも少なくありません。私などは学生の時、エチルアルコールは「笑ちる」ということで飲んでも(といってもアルコール度数が高すぎるものはそのまま飲むと危険ですが)大丈夫なものの、メチルアルコールは「目散る」から絶対に飲んではいけないと教わりました。

 また、このブログでもいくつか関連商品を紹介していますが、アルコールバーナーの原料として使う場合でも、炎が上がる真上に顔を出すと、まさに目がしばしばするくらいに刺激が強いことがわかります。揮発性が高いので今までも火のそばに置かないなど、主に火気との関係における注意ということで語られることが多かった燃料用アルコールですが、ここに来て、一口飲めば命も危ないものを簡単に誰でも買えるようにして大丈夫なのかというような論調になってくると、純粋に燃料として使っている人がとばっちりを受けることにならないかと心配になります。

 お子さんがいるご家庭では、間違ってお子さんが口に入れないように管理をすることが大事ですが、持ち運びしやすい防災用の燃料としても十分実用になるものですから、今のように全国どこでも買えるような状況は維持して欲しいです。ただ、事件を扱ったテレビのワイドショーで、現在は燃料用アルコールがだれでも登録無しで買えるということにスポットを当てていたのを見ていると、この事件をきっかけにして全国どこでも簡単に燃料用アルコールを買えなくなってしまうと個人的には少々困ります。とりあえずは取り扱いに注意しながら今の推移を見守っていこうと思っています。

2016年3月11日 (金)

防災用品 まとめて買うかコツコツ揃えるか?

 あの、東日本大震災が起きてから今年で5年となります。この日を迎えるにあたり、様々な事が脳裏に浮かぶわけですが、目立つのがいかに災害時に使える防災用品をセットにしたものです。

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 写真のちらしは3Wayのバッグに入った防災用品のセットで、だいたい2万円ほどで購入できるものです。コンセプトとしては家族3人が約48時間生き抜くためのグッズということなのだそうですが、細かい事を考えずにこのセットを購入し、食品や日用品などで消費期限があるものは必ずその前に消費して補充することをしっかりやれば、いざという時には役に立つものとなるでしょう。


 ただ、いつの間にか消費期限が切れていて、仕方がないので同じようなものをまた買うようなことになってしまえば、無駄にお金を出しただけという事にもなりかねません。もしかしたら写真のチラシは全国的に配られているかも知れませんので、こうしたセットを買う人も買わない人も役に立つように、チラシ内の情報からいろいろ考えていきたいと思います。


 チラシ内におけるセットに入っているものの分類は「生活用品」「食料」「応急グッズ」「避難便利グッズ」となっていて、さらに「3年ごとに交換が必要なもの」と「約一ヶ月に一回確認が必要」というマークが入っています。これだけでも、かなり防災の事を考えてこのセットが作られていることがわかります。


 まず、「約一ヶ月に一回確認が必要」なものとは何かということですが、それはセットの中でも一つだけで、「ラジオ付き手回し発電ライト」(チラシ内の表記とは若干違います)のことです。これは、恐らく手回し発電をしたものでラジオを聴き、ライトを付ける場合の蓄電池の消耗が心配ということでこうした表記になっていると考えられます。


 このブログでも防災ラジオについて説明する際に何回も書いてきましたが、この種のラジオで、今回の防災セットの注意書きがあることを考えると、ラジオの中に入っている充電池は家庭内にあるコードレス電話の子機の中に入っているようなニッケル水素電池だと思われます。「ニッケル水素電池」自体、性能により長期保存が可能な「eneloop」のようなものから、100円ショップでも売っているような安さが取りえのものまで色々ありますが、一般的な手回しラジオの中に入っているものは恐らく後者のもので、電池交換はできません。ただ、一ヶ月に一回くらいは手回しで発電することで電池も充電と放電を繰り返すことができ、電池の寿命も伸びるということもあるので、チラシのような表記になるのでしょう。


 こうした手間を掛けたくない方は、電池とライトについては単三電池を2本使うくらいのものを別に購入し、同時に10年そのままでもいざという時に使える単三のアルカリ電池も購入して、もしもの時に備えましょう。ただ、手回し発電機能自体はハンドルが折れない限り使えるので、携帯電話の充電用としては役に立つでしょう。


 食品と水については、家族3人ということで水は3リットル、食品は主食と副食を3パック用意し、別に氷砂糖を一袋と、それでも何とか48時間限定で食べたり飲んだりできる量を確保しています。ただ、これだと届くまでどういう食料なのかわからないので、味にはこだわらない人ならいいですが、アルファ米にしてもいろんな味付があったりするので、ホームセンターへ直接出向き、このセットと同じように主食と副食の組み合わせがいいのか、平常時にも食べやすいお菓子の保存缶方がいいのか、それとも交換は頻繁になるかも知れませんが、自分で好きな缶詰を見繕って人数分用意するかというのは個人の裁量になるでしょう。あと、専用品でない場合は分けられるような紙皿と、食べるための箸やスプーンの用意もお忘れなく。


 生活用品として挙がっているもので入っているものは、折りたたみ式の水タンク、お皿などに巻きつけて何度も食器を使えるようにするためのラップ、カッターナイフにライター、ティッシュに布テープ、簡易トイレを3つと生理用品も入っています。ただし、こうした衛生用品を使う場面を考えた場合、色が付いて中が透けない大きなポンチョを用意しておくのがおすすめです。


 チラシの説明だとこのセットに入っている雨具はレインコートまたはポンチョ3枚とありましたが、透明なものでは透けてしまうのでトイレ時の目隠しとしては使えません。3つ用意する場合は2つまでは100円ショップで売っている安い雨具でも十分ですが、残りの一つはトイレの目隠しとしても使えそうな色で、大き目のポンチョにするようにしましょう。黒いゴミ袋での代替も可能かもしれませんが、破けるなどしてすぐ使えなくなっては長期の避難行動には使えません。ポンチョは雨具や目隠しだけでなく防寒具としても使えるなど、応用範囲が広いものですので、普段使いの雨具としてもちゃんとしたものを携行するのもおすすめです。


 あと、チラシにある防災グッズの中で目立つのは、やはり用意しておいた方がいいと思われる小物類です。絆創膏、包帯、マスク、ガーゼなどの応急グッズや、軍手・笛・ロープ・アルミシート・ゴミ袋というようなおなじみの防災用品が用意されています。そしてこのセットの中には、恐らく食事のためだと思いますが、化学変化で熱々になる発熱材3個と加熱袋1個がセットになっています。カセットコンロを用意していても使えない場合もありますから、こうした用意も欲しいと思う場合は、発熱材として単体発売されているものを追加して用意しておきましょう。


 もちろん、ここまで紹介したグッズ以外にもあると便利なグッズは沢山あります。しかし、いざという時にはこの中味を全て持って運ばなければいけないということも考えると、ある程度必要十分な備えがこのセットの中に入っているとも言えます。さらに、用意されたバッグは肩掛けにしたりリュックのように背負ったりの他に、キャスターを使って引っぱって行けるようになっています。これから防災用品を用意したいと思われる方は、最初に何に入れて避難するかという事を考えてバックから中味を決めていくというのもいいでしょう。


 もし私が見たものと同じチラシを見てとってある方は、そのチラシを片手に自分はこれ以外でどうしても使いたいというものを足しながら、自分なりの非常用持出袋を作ってみるのもいいのではないでしょうか。こだわりの品を選んで行くと、チラシのセットより高くなってしまう可能性もありますが、そうして作ったセットを車の中に入れておき、車中泊の旅にも使えるものも含めて集めるなんてのも、単に準備をするためだけのものでなく、いざという時に使える防災セットとして機能させるためには必要な事かも知れません。

2016年3月10日 (木)

FREETEL MUSASHI 販売予約開始

 ガラケーのような物理的なキーパッドを持つ折りたたみ型の端末で、さらに折りたたんだ状態でもキーパッドのない面の両面が液晶画面になっているので、スマートフォンのようにしても使えるという(2画面の同時表示は不可だそうです)ちょっと変わった端末がFREETELから2016年3月末から発売されることになり3月9日から予約が開始されました。



 気になる価格は24,800円(税抜)とそれほど高くはなく、主にガラケーの使い勝手を愛する人には興味深い端末になっています。私自身も事前にFREETELのサイトで新たな情報があればメールをもらえるように登録したほど興味があったのですが、実際に細かな内容を見てみて、さてどうするかと考えました。ガジェット的には手に入れたい一品ではありますが、少し躊躇する部分もあります。



 というのも、ドコモとソフトバンクのSIMカードで十分に使えるポテンシャルはあるものの、auのSIMはうまく使えないようだということがわかったということと、デュアルSIM仕様としてmicroSIMが2枚使えるものの、一枚はGSMのみでの待ち受けにしか使えないのが個人的には残念です。


 私自身が使うことを想定すると、多くの種類のSIMを使っていることもあり、できればau回線の「mineo」でデータ通信をしながら、ドコモかソフトバンクで電話に使うなんてこともできるようになれば便利です。今後はデュアルスロットの端末でも切り替えなしに電話の方の待ち受けだけでもできれば便利なのですが、今回のMUSASHIは頻繁に海外旅行に行く人には便利ですが、私は国内専門のようなところがあるので宝の持ちぐされといった面でもあります。

 私の理解ではこの端末は、あくまでガラケーのように入力できて二つ折りタイプのアンドロイドスマホであるという風にとらえた方がいいようです。もちろん、Google Playからアプリをインストールできますので、普通はスマホで時々ガラケー形式での発信という感じで使うことも可能です。


 ただ、こんな端末は大手からも出ていませんし、価格もこういった形状からすると十分に安いものであるとも思えます。電池も、今のスマホで多く採用されている内蔵式ではなく電池パックの交換式ということも長く使って行くのには便利と、いろんな長所が出てくるので困ってしまうのですね(^^;)。タイミング的に、MUSASHIより安いノートパソコンを先に買ってしまったということもあるので、すぐには購入を控えますが、使った人の評判が良ければある程度時間を置いても買ってしまうかも知れません。なお、MUSASHIの詳しい内容については以下のページからそのスタイルとともにごらん下さい。

2016年3月 9日 (水)

Acer Aspire One Cloudbook 11 AO1-131-F12N/KK その3 常に残りの容量に注意を

 本機はCloudbookという名の通り、基本的にほぼデータをクラウドから使うと言っても、自分が使う最低限のソフトくらいは入れないとかえって利便性が損なわれます。Office互換はプリインストールされている「Kingsoft Office」でいいとして、ブラウザはプリインストールされているFireFoxは使った方がいいのか判断は分かれるところだと思います。


 あくまで私の場合は、それこそ、全ての作業をWebブラウザの「Chrome」を使って行なうChromebookを使っている関係から、「Firefox」と「Chrome」の二択を迫られたらChromeを使うしかありません。また、私の場合はかなり前から他のPCメールや携帯メールをGmailに集約化しており、送信も受信もメールソフトを使わずにWebブラウザから利用しているので、やはりChromeは外せません。そこでプリインストールされていたFireFoxをアンインストールし、さらにPDF閲覧ソフトもプリインストールさせていたソフトをアンインストールして、これでないと私の環境では使えないサービスが有るという理由からアドビリーダーを入れ直しました。


 また、ブログに載せるための写真を加工したりリサイズするために、画像閲覧と簡単な編集用に「ifanView」を入れました。本機は64bit機なので、最初は64bit対応の方を入れたのですが、何故がプラグインがうまく動かなかったので、32bit用のものを入れ直してきちんと動作することを確認しました。さらに、とにかくストレスなく文字入力に集中したいという理由から、ブログを書くために使い慣れたエディタ「NewQX」を入れました。他にもう少しソフトを入れて、Windows updateをかけたところ、最初は16GBくらいは空きがあったのが、一気に10GBが埋まり、残りが6GBにまでなってしまったのでした(^^;)。


 これは、一時的にWindows updateのファイルが溜まっているのが原因だと思ったので、今後はこのような作業をした後で「ディスクのクリーンアップ」をこまめに行なう必要が出てきます。エクスプローラーなどで表示したcドライブを右クリックすると「プロパティ」がありますのでそこを選ぶとディスク容量の残りおよびクリーンアップのメニューが出てきます。ディスクのクリーンアップを実行すると、その時には一時ファイルとして何と5.5GBが使われていましたのでそのファイルを消して空き容量を増やしました。


 この他にも普段使っているプリンタとスキャナの設定とか、私の環境でどうしても入れておかないといけないマネー系のソフトを入れたりしたので、現状ではようやく空きが10GB弱といったところで安定しました。今後のアップデートでどれだけストレージが圧迫されるのか不安もあるのですが、データは全てクラウドに保存し、インターネットを見ながらブログ更新に使うのが主な利用になるので、何とかなるのではないかと思っています。ちなみに、この文章はCloudbook11で書いているのですが、少しキーボードのキー1つ1つが小さいかなという感じもしないではありませんが、何とかスムーズに入力できるキーボードだということがわかりほっとしています。


 CPUの動作自体はネットを見るのに少々待たされる感じになることもあり、人によってはストレスがたまるかも知れませんが、文字入力に関してはさすがにそんなこともありません。極端な話、テキストエディタでブログ用に文章を書くだけという用途で使うのも旅行中にはありかなと思っています。その分、タッチパッドの使用感があまり良くないので、使えるならマウスとの併用がおすすめです。私の場合、タッチパッドの2本指での一部の操作がどうも馴染めず、意図しないで画面が拡大縮少されてしまうことがあったので、本体の設定から2本指でのスクロールとクリックを除くタッチパッド操作の設定を全て無効にしました。


 また、気になる電池持ちはカタログでは8時間となっていますが、画面の明るさを最小にしてネットにも繋がず、エディターだけ動かしているような形で使うというのもありかなという気がします。また、Wi-FiでネットをするよりもBluetoothテザリングを使った方が消費電力は抑えられる傾向にあるので、手持ちのモバイルルーターMR04LNとBluetoothペアリングを行ない、モバイル環境ではできるだけBluetoothテザリングにして使うことを目論んでいます。


 このようにして一通り使えるようにしたわけですが、私の場合は文章入力用としての期待が大きいので、同じ目的のマシンとして購入したキングジムのポメラよりも安く、フルのWindows10が使えてしまうというのは凄いと思えます。一応販売店の用意していた落下などでも修理依頼可能な保証には入っていますが、壊れて各種保証が使えなかったとしてもしょせん2万円で新品が買えるモバイルパソコンなんだからと思って使うのが精神衛生上いいのではないでしょうか。


 今後はこまめにディスクのクリーンアップを行ないながら、ストレージの残量を気にしつつ、Cloudbook11とうまく付き合っていこうと思っています。一つ気になることは、このパソコンが初心者向きかと言われるとちょっとそうではないような気がすることです。安いからと購入を考えている方は、私のようにこまめに作業をしたくないと思われるなら、多少金額は上がっても、ストレージは32GBでなく64GB以上のものが出たら、そちらの方を選ばれる方が長く安心して使えるのでおすすめだと思います。ただ、それ以上に2万円半ばで買えるというのは価格上の大きなメリットだと思いますので、これから春の行楽シーズンに向けて軽くて一通りの事ができる安いノートパソコンを探しておられる方は、ここまで書かせていただいた事を参考にしてみてください。

2016年3月 8日 (火)

Acer Aspire One Cloudbook 11 AO1-131-F12N/KK その2 まず最初にやること

 昨日の今日になりますが、無事に自宅まで新しいノートパソコンがやってきました。大きさは少し前に買ったASUSのChromebookとほぼ同じで、名前もCloudbookということでよく似ています。ただ、本体の薄さはCloudbookの方がより薄くなっており、持ち運びのしやすさという点では優れているように思います。

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 今回、このノートを購入するにあたり、できるだけ無駄をそぎ落とし、データは全てクラウド経由でしか行なわないという方針で行こうと思っていました。何しろ、ストレージが32GBしかないので、アプリはともかくWindowsのアップデートを繰り返しているうちにストレージの空き容量はみるみるなくなってしまう宿命を持ったノートパソコンです。セットアップを済まして使い出す前にまずやったのは、事前に用意したUSBメモリを使っていざという時のため回復のためのファイルをメモリ内に入れておくことです。これは、DVDドライブがなく、付属のシステムディスクを持たないノートパソコンを使う前に必ずやっておかなければいけないことなので、今後こうしたモバイルノートを買いたいと思っている方は必ず購入後に行なっていただきたいです。今回用意したUSBメモリは料金の容量のバランスが良かったトランセンドのUSB3.1対応の32GBのものです。




 USBメモリ内に回復領域を作る具体的なやり方としては、Cloudbook11の場合、アプリの「Acer Care Center」を起動し、その中にある「Recovery Mannegement」を開き、その中にある「デフォルトイメージバックアップの作成」を選び、USBメモリにイメージバックアップを作るだけです。ほぼ購入時と同じように戻すために、システムだけでなく各種ドライバについてもUSBメモリにバックアップするには2時間ちょいかかりましたが、とにかくこれを行なわないと何もできません。何か他の事をしながらでもこの作業だけはきちんとやっておきます。


 その間にでもやっておきたいのが、本体のシリアルナンバーを控えておくことです。Acerでは使い込んでいるうちにシリアルナンバーが消えてしまうことも考え、専用のソフトを用意していて、Acerのサイトからダウンロードして今回使ったUSBメモリの中に何かフォルダを作って入れておけば、いざという時にすぐシリアルナンバーを呼び出せて便利なのですが、それとは別に、シリアルナンバーをスマホのカメラで撮影しておきました。


 昔はともかく常にインターネットにつながっているスマホで撮影した写真をGoogleフォトに保存するように設定しておけば、写真は無制限に保管されるので、いちいち紙に書いたりしなくても、購入日さえ覚えておけば写真からシリアルナンバーがわかるのでおすすめです。


 その後、リカバリ用のデータをUSBに落とし終え、改めてAcerが入れているプリインストールソフトの多くをアンインストールしました。先述の「Acer Care Center」と代替Officeソフトの「Kingsoft Office」は残してあります。そして、アンチウィルスソフトを入れた上でWindows10のアップデートを行ないました。アップデート前の時点でもう残りのストレージ容量は16GBと結構少なくなっています。これから新たなソフトをインストールし、さらにアップデートをする中でさらにストレージが圧迫されていくのですが、長くなりすぎるのでまた続きます。

2016年3月 7日 (月)

Acer Aspire One Cloudbook 11 AO1-131-F12N/KK その1 購入の決め手は?

 先日、薄型軽量のASUS Vivobook E200HAというノートパソコンをサプ用として購入しようかという事をブログに書きましたが、すでに最売が開始されているようで、売り出しの価格は37,000円ちょっとで、安いところでは35,000円弱といったところでした。


 まあ、それでも1kgを切るモバイルパソコンでMicrosoft Officeが付いていない(代替としてKingsoft Officeは付いています)モデルとしてはこんなものかと思っていたところ、同じようにKingsoft OfficeをMicrosoft Officeの代わりにバンドルすることで激安価格を出しているノートパソコンがAcerのAspire One Cloudbook 11で、ASUS Vivobook E200HAと比べると約1万円安の25,000円くらいでネット販売されていたので、真剣にこの2つの機種を比較してみました。


 基本的にはCPUの能力からいってもVivobook E200HAの方がいいものであるわけですが、残念ながら内蔵のRAMは2GBで内蔵ストレージは32GBと、Aspire One Cloudbook 11と変わりません。そうなると、1万円の価格の差はどこにあるのかとスペックから調べてみたところ、面白いことがわかりました。


 私がVivobook E200HAのスペックを見てちょっと残念に思ったことは、以下のような事でした。そして自分でもびっくりしたのですが、まさにその部分がAspire One Cloudbook 11では全て私が使いたいような仕様になっていたのです。


・液晶がグレア(光沢)なので、モバイル利用で写り込みがあること。

・カードリーダーがmicroSDのみなこと。

・画像の端子が標準でないmicroHDMIであること。


 液晶については賛同していただける方もいるかと思いますが、残りの2つについては必ずしも重視していない方もいるでしょう。カードリーダーについては、Vivobook E200HAではきちんと本体に収まることから、データや一部のアプリをカードの方に入れて運用もできます。逆に標準のSDカードをAspire One Cloudbook 11に入れると半分はみ出てしまうので、常に本体にカードを入れて使う場合に困ることになります。私の場合はデータ類は全てクラウドで保存する気で、カードリーダーはあくまでクラウドへアップするために使う事を想定しているので、標準のカードも使えた方が何かと便利かと思っています。


 HDMI端子についても、標準のコードなら安価で購入でき、私自身すでに持っているので、パソコンの画面を大画面テレビに映したいような場合は単純に標準のHDMI端子である方が嬉しいです。


 USB端子は2.0と3.0が一つずつというのは変わらず、ACアダプターはVivobook E200HAの方が小さいという感じです。本体自体の大きさも小さく電池持ちもいいということはあるものの、上記のメリットと合わせて考えた時、逆に1万円安いAspire One Cloudbook 11で十分だろうと思ってしまったわけです。


 今後はストレージが32GBしかない所を何とか工夫して使いこなしていきたいと思っています。その名の通りクラウドを十分に活用することを前提に、品物が届いたら設定をしていこうと考えています。詳しい内容については改めて報告させていただきます。

2016年3月 6日 (日)

真冬の水分補給を常温でするためには

 少し前の話になりますが、大阪の梅田で起こってしまった運転者が突然の体調不良で意識を失なったまま歩行者の列に突っ込んでしまった事故というのは、車を運転する者としては大変深刻に受け取めるべき事例でした。


 事故を起こした方が体調不良が急に起きた原因について、大動脈解離だという話が出ています。運転されていた方は奈良県で講演後、自分の運転する車で大阪まで帰ってきていたという話があり、いったんは車を道の端に停めて休んでいたのではという事も報道されてはいましたが、あくまで車の中で休み、再びスタートした際に意識を失ってしまったのではないかということは、目撃者の証言で報道はされています。


 さらに、運転車ご本人のネットによる発信を解析して、かなりの塩分の濃い食事を頻繁に取っていたことがわかってきました。体のトレーニングをしてマラソン大会にも出ていらしたようですが、かなりの高血圧・高コレステロールがたまっていたことが予想されます。ただ、その事自体がこの事故につながったのかどうかまでは断定できません。


 このブログでは何度も書いた話ではありますが、普通の健康な人であっても、長時間の運転を休憩無しで続けることによって、同じ姿勢のままずっと過ごすことによる体調悪化の可能性についてその危険性が指摘されています。いわゆる「エコノミークラス症候群」と呼ばれるもので、体内で血栓が起こるという点から、単に休憩するだけでなく外に出て体を伸ばしたり、水分補給をしっかりとすることをおすすめしています。ただ、紹介した事故と血栓の関係があるのかどうかはっきりしないので、この対策をしたから車を運転しながら意識を失なうことがなくなるかというと、そこまで自信を持っては言えないのですが、それでも適度な休憩をして体を動かすことと水分補給は大切ですので、今回はそうした観点から安全な長距離ドライブについて考えてみたいと思います。


 特に乾燥する冬は、車内が乾燥して水分が足りない状況が容易に起こり得るわけですから、大きな体調の変化がなくても一定時間ごとに車を停めて外に出て体を伸ばすことと、のどが渇いていなくても水分を定期的に補給することは大事です。そうした対策の中で、風が冷たく気温も上がらないとなると別の問題が出てきます。


 というのも、ペットボトルの水で水分補給を行なう場合、外気にさらしたり簡単に車内温度が下がってしまう車中にペットボトルを放置するだけで水温がかなり下がってしまうため、体を急激に冷やしてしまうという別の問題が出てくるのです。


 これが夏だったらショップの冷蔵庫に入っていない方の飲み物を買ってきて車内に置いておけば自然とぬるくなるので体を冷やす事はないのですが、冬のしかも特別にすごい寒波がやってきてしまったら、スーパーの店頭で常温で売られているものでもあっという間に冷え冷えになってしまいます。


 そういう意味では、常温をキープするには真空断熱のマグボトルなどに、ぬるいというよりある程度温かい白湯を移し替えて飲むような一手間が自分の体を守ることにもなるでしょう。この用途においては、断熱性能が高いものを必ずしも選ぶ必要はありません。夏用の飲み口があるボトルに入れておけばすぐに飲めますし、熱々のお湯を入れたとしてもしっかり閉まった冬用のボトルよりも冷めやすくなります。もしドライブの日程が決まっているのでしたら、前日の夜に熱湯を入れ、翌朝そのまま熱湯の入っているマグボトルを水分補給用に使えば、朝にはちょっとあたたかいくらいまで温度は下がっていますので、安心して常温がキープされた水を補給できます。


 一つ注意したいのは、旅先で飲物を買って移し替える場合、冷たいままマグボトルに入れると冷たいままキープになってしまいますので、箱に積まれている常温のものを購入するようにすることが大切です。常温のものでもどうしても冷たいという場合は、高速道路のサービスエリアにある給茶器を利用させてもらいましょう。サービスエリアの給茶器にはお茶ではなく冷水やお湯も出せますので、専用のカップにお湯を注いだらマグボトルに入っている水をいただいたお湯でうすめることで適温となります。多少熱くなったとしても、時間の経過により飲みやすい温度にまで下がっていきます。


 給茶器がドライブコースにない場合については、食事の際にもしいただけるようならお茶でなく白湯を出してもらえるようにお店の方にお願いしてみましょう。あと、大切なことですが、白湯ではなくお茶やコーヒーで水分補給をすると、それらの飲物には利尿作用があることが知られている通り、すぐに体外に水分を出してしまうことになります。夏はお水で、冬は少しぬるめの白湯で水分補給するのがいいと思います。

2016年3月 5日 (土)

シャープ「ザウルス」の顧客向けサポート終了に思うこと

 スマートフォンを当り前に使っている方には全く縁のない話かも知れませんが、先日、台湾企業から支援を受けて経営再建をめざすシャープがかつて販売していた電子手帳「ザウルス」について、その顧客向けサポートを2016年3月末日で終了するというアナウンスがありました。


 私自身は、実は「ザウルス」として値段を下げて発売する前の、今考えると相当高価だった電子手帳の時代からこのシリーズにはお世話になっていました。まだインターネットが一般的でない時代、住所録やスケジュール、ToDoをタッチペンを使って入力し、いつでも呼び出せるというのは実に効率的で、紙の手帳に直接書いていた頃にはまだ消せるボールペンなどない時代だったので、急なスケジュール変更になり何回も消して書いてを繰り返せる電子手帳は大変便利でした。


 また、「ザウルス」は本体だけで完結するハードではなく、様々な周辺機器を買い足すことで実に色々なことができました。FAXモデムをつなげばパソコン通信やそれを利用したメールの送受信、もちろんファクシミリの送受信もできました。さらに携帯電話との接続ケーブルで直接通信できたり、パソコンとつなぐことによってパソコン内のデータを持って来ることができました。同時期にシャープは当時のアップルが出していたモバイル機器「Newton MessegePad」の製作にも関わっており、モバイル端末製造についての信頼はその頃から私の中にはあります。


 私のモバイル遍歴を考えた時、その時に利用していたPHS電話機と固定電話を「ザウルス」に接続するためのFAXモデムを専用ケーブルでつなぐと、PHSの音質がその当時は相当によかったため、固定電話とつないだ時と同じように「見なし音声」と呼ばれるネット接続が可能だったので、旅にザウルスだけを持って行きながら、それにPHS電話機を繋ぎ、まだ携帯電話のiモードがない時代から外出先でのメールチェックなどを行なっていました。


 ザウルス自体が紙の手帳の大きさぐらいだったので、むしろ今よりも荷物は少なくモバイル通信を行なうことができて大変お世話になりました。「ザウルス」自体はその後の携帯電話単体でのネット接続およびメールができるようになったことでその使命を終えた感がありますが、その思想は今のスマートフォンに引き継がれており、当時私が「ザウルス」を使ってやっていたことをそのままスマートフォンでやっていることも少なくありません。


 あと、ザウルスの事で思い出すのは、カラーのザウルスが出てその事をネットで紹介したホームページを作ったところ、どうしても特定の型番のカラーザウルスが欲しいとドイツ在住のドイツ人の方が直接取引を要求するメールが届き、来日時にこちらの最寄り駅まで受け取りに来るというので、何とかその人の予算の範囲内でカラーザウルスを購入して(今考えると数万という建て替えをしていたのですが(^^;))受け渡しをしたことがあります。それまで、ザウルスはあくまで日本でのみ使われている電子手帳だと思っていたのですが、海外のガジェット好きの人にも魅力ある端末だったのだなとしみじみ思いますね。


 もしも日本の携帯電話の仕組みが、iモードのような一つの通信会社に囲い込むようなメールアドレスやインターネットの仕組みなどではなく、もっと自由な形で使える規格を作って、その中でザウルスを開発できていれば、シャープが今のiPhoneやiPadのような「ザウルス」を出し、それが世界を席巻する可能性はあったと思います。当然、ハードは通信会社のひも付けではなく家電量販店でSIMフリー端末の形で売られ、自由に通信会社を選べるような形にしていれば、かなり早い時期に日本でスマートフォンが一般化し、ソニーなども対抗製品を出してきたのではないかと思います。


 当時のソニーはPalmOSを使ったものを出していたので、もしかしたらそちらの方に浮気していたかも知れませんが(^^;)、国内での競争が起これば今ごろはデジカメ並みにスマートフォンと言えば日本製ということになっていたかも知れません。そんな感じになっていれば、三洋電機あたりも松下電器に吸収されることもなかったのではと、あらぬ妄想もしたくなるというものです。


 残念ながら現在の通信端末の状況は、通信会社の中だけで縛ることだけでなく、私がかつて契約していた中ではイーモバイル(現在のY!mobile)では、Nexus5に入っていたSIMカードなどは同社のスマートフォンであっても使えないようになっていました。正確に言うと、事実上Nexus5ともう一機種でしか使えなくなっていて、もしハードの故障があった場合どうするのかと思ってとっとと契約を解消し、改めてMVNOのSIMを入れて現在は使っています。なぜ同じ会社の中でもSIMカードの違いによって使えるカードとそうでないカードを作るのか? と思います。SIMロック外しも一定期間を空けないとできないという話も聞きますし、今もなお、私たちがスマートフォンを選ぶにあたっての不自由な状況は続いているのです。


 そういった状況の中、「ザウルス」の息の根が完全に止まるというのは実に感慨深いですね。最近になってようやく、複数の会社のSIMカードが使えるスマホやモバイルルーターが国内メーカーから出てきましたが、そうしたSIMフリーのスマホでは通信会社が行なっている機能の中で使えないものもまだ少なくなく、まだ完全にユーザーがどの通信会社と契約しても自由に使えるハードが出ているわけではありません。こうした状況が続く限りは日本メーカーはなかなか再浮上していかないのではないかとすら個人的には思ってしまいます。

2016年3月 4日 (金)

サーモス真空断熱アイスコンテナー FHK-2200

 今年の夏を前にして、サーモスからまた面白そうな製品が出てきました。フードコンテナーの発展形とでも言うべき、「アイスコンテナー」です。これは、氷を運ぶことを考えて作られた製品で、ステンレス製の真空断熱構造の魔法瓶の中に内容器が2つ入り、この内容器に氷を入れることで氷を溶かさずに長時間持たすことが可能になります。


 容器を2つに分けたことで、中で氷がくっつくことを避け、さらに容器を一つだけにして空いた空間に氷のうや食品を入れて持ち運ぶ事も可能になります。ちなみに、内容器一個あたりの容量は0.7lで、一般的な氷が2つの内容器で約60個(3×3×2cmの角氷)入るとのことです。1つの内容器には氷が約400グラム入るとのことなので、外で氷を購入する際の参考にして下さい。


 この製品は一シーズンの一発屋的な製品として終わるのか、フードコンテナーのように他社からも同じような製品が出るほどのヒットになるのかはわかりませんが、車中泊のためにいろんなものを車に入れており、大きなクーラーボックスを持って行けないという場合に役に立つケースは出てきそうです。


 というのも、バーベキューなどで食材を出発時から持って行くのでなく、旅先でどうしても冷やしたまま持ち帰りたいものが急にできてしまった場合にクーラーボックスを使いたいという場合を想定しています。ハードクーラーボックスを車中泊の旅にそうした理由で持って行く場合、何も入っていない大きなクーラーボックスに入っているのは保冷剤のみで、もし出先で何も冷やしてまで持って帰ろうと思うものがなければ、単にクーラーボックスが車の中のスペースを占拠するだけの存在になってしまいます。


 このアイスコンテナーの場合、出発時から氷を入れて持って行く必要すらありません。クーラーボックスは折りたたみできるソフトクーラーボックスにすれば、とりあえず冷蔵が必要な買い物をして、保冷剤どいっしょに入れつつ、別に「ロックアイス」のようなこのアイスコンテナーの内容器に収まるような氷をコンビニで調達したら、購入場所でもらった保冷剤が溶けてしまった頃を見計らって氷を一容器ずつ補給していけば、ソフトクーラーボックス内の温度を上げてしまう恐れは減ります。もちろん、出発時から氷と出先で冷やして食べたいものを内容器の一つずつに入れて持って行ってもいいのですが、この製品が小さくて持ち運びしやすいということもあり、中に氷を入れるのを忘れてもどうとでもなるということで、あるうちに一つ確保しておきたいと思える品です。


2016年3月 3日 (木)

Google自動運転車の起こした事故の内容を見ると

 未来の乗り物とされる機械による自動運転というのは、今までの自動車の概念を変えるのではないかと思える程のインパクトが有ります。いわゆる、  レールや専用レーンだけを走る自動運転車ではなく、公道を自動運転で走るには、かなりの乗り越えなければならないハードルが立ちはだかります。


 そんな中、自動運転の実験を繰り返していた米国のGoogleが作った自動運転車が試験走行中に事故を起こしたということがニュースになっています。ただ、今回の事故についての報道の内容を詳しく見ると、なかなか全ての事故を避けることは難しい事がわかってきます。


 事故の内容はこんなものです。自動運転車は交差点を右折するために道路の右側で止まっていて、普通ならそのまま信号が変われば交差点の中に入って車の切れ目を狙って右折すればいいわけですが、その道路の右側の一部に土のうが積まれており、右折するためにはいったん土のうをかわすために道の中央に戻りつつ、また右側に行き交差点に入る必要がありました。


 後ろからやって来る車には当然その様子が見えていたはずで、もし先に自動運転車が進むのが見えたら、その動きを待ってから自動運転車の左側をすり抜けるように進む必要がありました。しかし、実際に自動運転車とぶつかったバスはそうした配慮をすることなく自動運転車が進まないだろうと思って進んでしまったのでしょう。さらに、自動運転車も後ろのバスは待ってくれるだろうと自動運転車が判断したことで事故になってしまったということです。


 この手の事故は止まっている車に追突されたのではなく、相方動いているためお互いの過失割合が出ることになってしまうので、そういった過失のある事故を自動運転車がしてしまったことが大きなニュースになったということなのです。


 同じケースに遭遇したら、自分でも全く事故にならないかと言われれば絶対起こさないとは言えないでしょう。ただ、地元のバスは道を譲らずに入ってくるというような、きわめてローカルな情報を知っていたらあえてバスが行くのを待ってからスタートしたかも知れませんし、旅行で初めて来た地であったらそうした細かい情報が入らないのでそのまま進んだかも知れません。つまり、こうした細かい情報によって事故が起きるか起きないかが変わってくるとしたら、相当な情報量を車にインプットしなければならず、どこまでの情報をインプットすればいいのかというのは今後議論になってくるのではないでしょうか。


 さらに、ニュースを読んで思ったことは、自動運転でない車を運転していて自動運転車と事故を起こしたケースを想定すると、相手の過失を認めさせるためにはかなり大変ではないかということです。まだ実験段階なら誤作動もあるでしょうが、市販レベルの自動運転車が出てきたとしたら、リコール級の不都合が証明されなければ、機械が運転を誤るはずがないという風に話が進み、もし自動運転プログラムの内容に問題があったと後でわかったとしても、それが軽度なら見過ごされる形で過失割合のうち、より多くの過失をしたととられてしまう事も起きそうです。


 現状ではすぐに今の車が全て自動運転車に置き換わるのではなく、しばらくは手動運転のみの車と混在しながら走るようになると思いますが、全てが自動運転でなくても、人間の動きを助ける形で自動運転車のための技術が利用されていくことにはなるでしょう。そこから、当り前に自動運転車が走るまでの間というのは時間がかかるにしても、私たちは自動運転車と一緒の公道を走る世界での対策というのは徐々に考えておいた方がいいような気がします。少なくともドライブレコーダーの車載くらいはやっておき、いざという時のために、自分の正当性を客観的に証明する手段を持っておいた方がいいかなと考えさせられた今回のニュースでした。

2016年3月 2日 (水)

今後の消費税対策に少額の普通切手の用意を

 年度末ということで国会での論戦が盛んになってきています。今のところ、来年2017年からの消費税10%は決まるのかどうかわかりませんが、政治に関心がない人でも実際の消費活動に影響が出てくるのですから考えなければいけないところです。


 多くの場合、今後出費するお金が増えるということになるのですが、私がもしもの時のためにと家の中や車の中に入れてあるハガキ(返事をもらいたい場合は往復はがきが有効、電話網が使えなくても連絡が取れます)と、ミニレター(切手のように糊代が付いた一枚の紙で、内部に通信文を書くことができ、25gまでの薄いものなら、中に入れて送ることができ、しかも封書より安い「ミニレター」とも呼ばれる郵便物です)を備えているのですが、実はそれらのものは消費税が8%に上がる前に入手したので、このままではポストに入れると料金が足りないということになってしまいます。


 先方に出した場合、先方に料金を請求されることになるので、こうした料金が足りなくなる事はできるだけ避けたいものです。というわけで、今さらではありますが、ハガキにもミニレターにも一枚貼ればそのまま出せるように普通切手の額面が「2円」の切手を買ってきました。


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 ただ、消費税が8%のままならこれでもいいのですが、来年消費税が10%に上がった場合にどうするかということも気になります。現在のハガキは52円、25gまでの封書は82円、ミニレターは62円ということで全て2円増しで大丈夫なのですが、現在郵便会社の中でも配達業務が赤字だと聞きますので、55円・88円・66円という消費税通りに値上げされることも考えておかなければいけないでしょう。今回はついでにその点も考えて「3円」の切手も買ってきました。

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 これなら5円だと「2円」と「3円」で、6円だと「3円」2枚で、8円では「2円」と「3円」2枚で額面通りの料金の切手を貼ることができます。とりあえず各10枚ずつ買ってきましたので直接の負担は50円で、自宅にある古いハガキを活用することができます。
 以前にも書きましたが、大きな災害の後では郵便しか連絡手段が取れないケースも起こりかねません。もちろん、災害時にはハガキや切手、ミニレターを直接入手することは難しいでしょうから、事前に買っておくだけでなく、消費税が上がることでの影響を避けるためにはこうした少額の普通切手の用意は欠かせないでしょう。


 個人的には多少の郵便料金の値上げは仕方ないとしても、今後消費税が上がるたびに新たに違う額面のハガキや切手などを印刷する手間を掛けるなら、何とか同じ額面のもので使えるようにして欲しいと思うのですが。


 それを考えると以前はワンコインの500円でいろいろ送ることができていた「レターパックプラス」や、さらに安く350円で書類などを送れていた「レターパックライト」の値段がそれぞれ510円と360円になったように、消費税10%でまた価格が変わってしまうことになってきます。すでに今使える「レターパック」を多く持っている場合には私のような少額切手を用意する場合には、額面「10円」の切手を多数用意しておくのが無難でしょう。特に「レターパックプラス」の方はとにかく封筒が閉まる程度に詰め込んで送っても大丈夫なので、まとめて用意してあるご家庭もあるのではないでしょうか。いざという時に料金が足りなくてポストに入れて送ることができないという事がないように、しっかりと準備しておきましょう。

2016年3月 1日 (火)

西田善夫さんを悼む

 元NHKのアナウンサーで解説委員、横浜国際総合競技場の初代場長としても活躍された西田善夫さんが80才で亡くなられました。このブログの内容とはほとんど関係ありませんが、個人的には機会があれば講演会などへ出向いて直接お会いしたいと思うほど好きなアナウンサーでしたが、その願いは叶いませんでした。そんなわけで、その想いも込めてここで、私なりの西田さんに対する思い出などを書かせていただきたいと思います。

 このブログではしばしば今の日本のテレビについて言及することがありますが、テレビというメディアは同時に多くの人の目を集中させ、その感動なり悲しみを共有できるものです。ドラマとかバラエティは作り手の考えを一方的に伝えるだけですが、生中継のライブというものは放送すると同時に多くの人の目が集まります。その中で、実況をするアナウンサーが現地の様子をどのように伝えるのか、それによってテレビを見ている人の印象も変わってくることがあります。

 西田さんはスポーツアナウンサーとして多くの感動を生む現場に立ち合ってきた方です。若い頃からラジオから聞こえてくるオリンピック中継に興味を抱き、1964年の東京オリンピックから実況放送の現場に立ち合っています。その際、若手なのになぜ抜擢されたのかというと、担当のバレーボールについて、当時は9人制が主流の中でいち早く6人制バレーボールの審判研修に出向くなど、実況のためにそのスポーツを探く掘り下げる行動が評価されたということのようです。

 アナウンサーとしての初任地が北海道の室蘭だったこともあり多くのウィンタースポーツ、特にアイスホッケーの実況でも定評があり、1980年レークプラシッドオリンピックの男子アイスホッケー決勝戦で、当時アマチュアで敵無しと言われたソビエトをアメリカのアマチュアチームが破ったことで奇跡と言われた「アメリカ合衆国」VS「ソビエト連邦」の試合の実況も担当しました。

 新聞の追悼欄にはバレーボールの名実況や野球の実況に関しての経歴が紹介されていましたが、私が西田さんのすごさを認識したのが1984年に開催されたサラエボオリンピックのスピードスケート男子500mの実況でした。

 当時は日本のスピードスケートのメダリストはおらず、その第一号として相当期待されていたのが黒岩彰選手でした。カーブを曲る技術は世界一と評され、前年の世界スプリント選手権で総合優勝という成績をたたきだしていた黒岩選手は、日本の期待を一身に受けレースに臨むこととなったのです。現地レースが大雪の影響で5時間遅れたことで、レースが始まったのが日本時間の深夜でしたが、当時の日本から応援する人は眠い目をこすりながら日本初のメダルの瞬間を見逃すまいと注目していたのです。

 現地の天候は開始時間を遅らせてなお最悪で、野外リンクの上に雪が降りつもるようなレーンコンディションでした。その上、当時のレースは抽選でインコースかアウトコースか決められたらそのコースでの一発勝負になる決まりでした。もし黒岩選手が長野オリンピックの頃にピークがあったら、その技術を十分に見せた上での好成績が期待できたのかも知れませんが、残念なことに黒岩選手が引いたくじは全ての選手において不利となるアウトコースからのスタートだったのです。

 加えて大粒の雪が黒岩選手の技術を阻み、当然同走者にも敗れた黒岩選手のタイムの横には「5」という数字が表示されました。

「黒岩、メダルの希望がなくなりました」

 実況を担当した西田さんのある意味冷酷なまでのこの一言は、国内で大いに期待して中継を見ていた人たちを現実の世界に引き戻すかのようなアナウンスでした。しかし、黒岩選手のすぐ後のレースでさらなるサプライズが待っていたのです。

 日本のレース出場者の中で、黒岩選手以外はほとんど顧みられなかった中、本番における一発の魅力があるということで選手された選手がいました。それが当時法政大学の学生だった北沢欣浩選手でした。彼自身、黒岩選手の影に隠れる形で全く注目されていませんでしたが、その分、自分のルーティーンを守って普段通りの状態でレースに臨むことができたのです。北沢選手は大雪に対する自分の滑りについても冷静に分折していて、カーブでの技術よりも雪を蹴散らすように滑るというより走るという、力の滑りを心掛けたことで、同走者を引き離してゴールしました。

「北沢、二位の記録です」

 西田さんはこうアナウンスしたと思いますが、この時点では単に北沢選手が黒岩選手の上に行ったくらいの認識しか西田さんにもなかったと思います。その後、大雪の天候が続く中で有力選手が全く記録を伸ばせない中、北沢選手のメダルへの期待がどんどん高まっていったのです。そのうちに西田さんの興奮はテレビを見ているこちらが大笑いしてしまうほどにヒートアップしていきます。

「皆さんは、恐らく北沢の「き」の字も御存知ないと思います」

 と言いながら北沢選手のプロフィールを紹介していましたが、このアナウンスなどは、ほとんどの日本の視聴者が思っていたことを代弁するようなコメントでした。さらにメダルが確定するかどうかという時になると、その興奮度は半端ではなく、順位の記されたボードを紹介しながら、見ているこちらも失笑してしまうようなアナウンスを発しました。

「現地の人々は北沢の名前を知りません!!」

 日本で応援している人すら当日のレースまでその名前を知らなかったのですから、それも当り前の事なのですが、それほどの意外性ある事を強調したコメントを出していたのでした。そして、全ての選手が滑り終わり、北沢選手の銀メダルが確定した時にはついにこう叫んだのです。

「”一発”の北沢、やりました!!」

 こうしたフレーズ(以上の言葉は、ほぼ私の記憶に基づいたものなので、細かい所に違いがあるかもしれませんが、その点はご了承下さい)を西田さんが連呼することで、いかにこの結果が偉業であるのかを私達に伝えてくれたように思います。西田さんとしてもウィンタースポーツを多く見ながら、なかなかメダルに届かない日本のスピードスケートの事情を相当取材しており、いかにこのメダルが関係者にとって悲願だったかを知っていたからこそ、あのような実況になったのでしょう。

 その後、その年の新語・流行語として「現代用語の基礎知識」に若者言葉として掲載されたのが「黒岩る」(事前に大いに期待されていたが、本番で実力を発揮できないこと)、「北沢る」(事前に期待されていなかった人が、本番でいい結果を出すこと)という新語でした。こうした言葉が少しの期間でも使われた裏には、日本人の多くがサラエボオリンピックのテレビを見ており、私と同じようにレースを伝えた西田さんの語り口に大いなる影響を受けたからではと今でも思っています。

 このように、いくら事前に想像していたことでも、それに反するとんでもない事が起こったりすることがスポーツの面白さで、実況中継をするアナウンサーはその感動をしっかりと伝えられるかどうかによって、評価が決まると思えるようになりました。それはインターネットが主体となった今の時代でも変わりません。これまでのオリンピックでも感動するアナウンスは多くありますが、これはあくまで個人的なことになりますが、事前にある程度こうなったらこう言おうと思っていて、その通り実況するというのはアナウンサー本人の興奮はそれほど伝わってきません。それよりも、嬉しくなりすぎて絶句してしまうようなアナウンサーや解説者の方に感動をもらう事があるほどです。

 それは例えば、バルセロナオリンピックで岩崎恭子さんが金メダルを取った時に解説だった高橋繁浩さんの「やった!」という叫びです。過去にメダル候補と言われながら、高橋氏個人潰しとしか今となっては思えない彼のスタイルである水没泳法が泳法違反で何度も失格を取られた経験や、教え子である林亨選手がわずかの差でオリンピックのメダルに届かなかったという過去があるからこその叫びであったでしょう。

 テレビ観戦している側としては、そうした情報も紹介してもらいながら、放送席の歓喜の瞬間の感動を多くの人々に伝えるようなアナウンスを、選手の頑張り以上に求めたいですし、西田さんはそうした事を考えつつも的確に現地の感動を伝えてくれた名アナウンサーだったと思います。今後、西田さんに続くような、テレビ観戦している人を大いに盛り上げる名調子を発してくれる人は現れるのでしょうか。

 故人のご冥福をお祈りいたします。

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