「FREETELでんわ」は「5分かけ放題」と「1分かけ放題」が選べる
2016年に入って、いよいよMVNOのパッケージでも通話に重きを置いた商品が出てくるようになりました。「楽天でんわ」とのセットで5分間の通話を定額にするオプションを付けた「楽天モバイル」が唯一のものでしたが、今回「FREETEL」がその流れに割って入って来た印象です。
2016年3月25日から全国のヨドバシカメラ、ビックカメラ、FREETELオンラインストアで980円(税込)、限定10万パッケージで販売される「FREETELでんわ」が専用アプリからの電話で国内通話に限りますが通話定額オプションが付けられます。
基本の通話料については、オプションを付けなくても通常の通話料の半額になるのですが、オプションとして2つの通話定額を選ぶことができるようになっています。
1.「1分かけ放題」月額399円
2.「5分かけ放題」月額840円
2の5分かけ放題でも楽天モバイルのオプション料金より安く、さらに月額料金が安い1分定額が追加されています。これは、5分も電話を掛けないものの、ちょっとした連絡に無料通話分が欲しいというような場合に向いています。定額分の分数を超えた分も半額で使えるので、ほとんどこちらからは電話することをない人が、それでもちょっとした連絡のために無料通話分があると嬉しいと思われる方はそこそこ絶妙な設定金額と言えるかも知れません。
そして、「楽天モバイル」との競合が予想される「5分かけ放題」ですが、データ通信をホームページ上から高速通信を切り低速無制限での最安運用すると月額999円で維持できるので、これにオプション料金の840円を加えても1839円となり、「楽天モバイル」のベーシックコースに5分かけ放題オプションを付けるよりも安くデータ通信も通話も使えることになります。
10万枚とはいえ、限定パッケージということなので安くてネットも一応できる通話定額付きのSIMが欲しい方は早めに確保すべきなのでしょうが、こういう時に携帯大手三社の2年縛りというのは効いてくるのだなとしみじみ思います。ただ、こうした流れを受けて他社も色々考えてくる可能性はあります。
先日、イオンモバイルが新サービスを発表したことで、DMM mobileが近く実施する料金改定を発表し、1GBの高速クーポンがあるデータ通信SIMの料金を480円としてイオンモバイルと揃えてきました。今回のFREETELのプラン発表も楽天モバイルを意識したものでしょうし、今後の音声通話付きのSIMサービスについては、今後もその料金と新サービスにも注目してみたいですね。
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