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2016年1月

2016年1月31日 (日)

エツミ Keypod ポータブルmini三脚

 デジカメの中でも小型のコンデジの売上げが低迷しているという話は以前からあります。なぜかというと、言うまでもなくスマホのカメラで十分という人が多いからという答えになるわけですが、確かに撮影してすぐ画像をクラウドにアップロードまで自動でできてしまったり、自撮り棒を使ってスマホのカメラをリモートコントロールできたりと、あえて写真を撮るという機能しかないコンデジを別に買う理由がないことにもつながりますが、デジカメ派の私としては寂しい限りです。


 それでも、コンデジにできてスマホのカメラではできないこともあります。カメラを固定して長めのシャッターを切れば、それほど高性能なコンデジでなくても夜景をうまく撮影することができます。ただ、その場合には三脚を別に用意しなければなりません。


 小さな三脚は100円ショップでも売られていますが、小さめでも片手の中には収まらないくらいの大きさのものがほとんどで、なかなか常用することは難しく、旅行の際に持ち出しても、カバンの奥に入っていていざという時に取り出すことができないというのがよくある事でした。

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 そんな事を思っていて偶然見付けたのがこの車の鍵くらいの大きさで、キーホルダーにもなるミニ三脚でした。写真のように、三脚がはまるネジの部分で離れるようになっているので、このままキーホルダーとして使っても使う時だけ簡単に取って使えるようになっています。ただこの部分が全てプラスチックのため、この部分が破損したらそれまでというのが悲しいですね。それでも、300gまでのコンデジならこの三脚に乗せて使うことができるようです。

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 さらに、脚がわずかながら伸びるので写真のオリンパスXZ-10あたりのがっしりしたコンデジでもそれなりに安定して使用することができます。夜景などの撮影の他、マクロモードにして物撮り用に使うパターンもありです。シャッターはセルフタイマーを使えば撮影する際にカメラに触らずに写真が撮れますので、スマホと比べても手ブレの写真を量産せずに済みます。


 こうした小型三脚は、物としての強度がどうしても弱いのが残念ですが、車で出掛ける旅なら必ず持って行けるキーホルダータイプというのがいいですね。旅カメラとしてコンデジを用意している方だけでなく、ICレコーダーにも三脚に付けて使えるものがあります。地面に直置きすると地面からの雑音を拾ってしまうので、このような三脚にでも付けられればクリアな音質で録音することができます。手元に三脚を使えるものがある場合には、一つ用意しておけば意外なところで役に立つかもしれないグッズです。

2016年1月30日 (土)

ついに出た通話定額の付いた格安SIM 「楽天モバイル」と「楽天でんわ」の合わせ技

 私が今利用している携帯電話の契約は24時間制限なしの通話定額のみの契約で、月額は2,200円かかっています。この契約はまだ2年縛りの途中なので継続しますが、更新月が来たらどうするかということはまだいろんな流れがあるだろうと思っているので決めていませんが、ついにMVNOの中でも通話定額のプランを出してきたところも出てきていて、今後の展開が楽しみです。


 まず、表題の「楽天モバイル」ですが、通話定額といっても1回の通話で5分以内ならばという条件が付きます。これは、携帯大手三社の出している基本料1,700円のプランを実現しているものですが、料金は090番号を持つための700円(以降全て税別の料金です)に850円のオプション料金を加えて月額1,550円と料金も安くおさえています。さらに、1GBでもMVNOより相当高い料金設定にしている携帯大手三社と比べ、「楽天モバイル」では高速クーポン無しのベーシックプランにも付けられるので、低速のみでメール、簡単なウェブ接続のみでデータ通信でいいなら、毎月の料金は2,100円で済んでしまいます。


 さらに、このベーシックプランというのは、低速で繋いでいる限りにおいてそれ以上の制限はかからないのがポイントです。無制限といっても動画を見たりするのは難しく、大きなファイルのダウンロードや重いウェブサイトを見るのに待たされたりすることはありますが、対応機種を使えばモバイルSuicaを含むおサイフケータイも使え、200kbps程度の速度でも楽しめるインターネットラジオや音楽のストリーミングサービスが使える可能性があり、割り切ってしまえばこれでも十分だと言えるのではないでしょうか。


 そう考えると、同じ通話1回5分以内定額に1GBまでの高速クーポンしか付かなくて、料金は約5千円かかり更に契約には2年縛りがある携帯大手三社のプランと比べた場合、この「楽天モバイル」のプランの優位性は明らかです。


 さらに、このプランでは1回の通話が5分以上の通話になった場合でも追加される通話料は30秒10円と通常の通話料の半額になっています。ここで気付く方は気付かれると思いますが、この通話定額を実現しているのは、通話を行なう前提がNTTから借りたNTT網ではなく、独自に通話のために確保しているインターネット網を使って行なう「楽天でんわ」網があるからだと言えます。


 この「楽天でんわ」はインターネットの専用線を使っているため、ネットトラブルで止まる可能性はありますが、090番号をそのまま使えるので番号通知も行なえ、専用アプリから発信することで面倒なプレフィックス番号を入れる手間を無くすことができます。ですから、専用アプリから発信しない場合はNTT網の料金30秒20円が適用されてしまうので、くれぐれも楽天モバイルが提供しているアプリから発信することを忘れないようにする必要があります。


 通話定額の試みとしてもう一つの流れは、IP電話は利用していても「楽天でんわ」の使っているような専用線を使ったものではなく、データ通信で使うネット網を利用して通話する一般的には050から始まる番号のIP電話を通話定額にするアプローチです。この場合は通話しているとデータ通信用に用意された高速クーポンの量も消費されてしまいますが、ニフティの提供しているNifMoにおいて、音声プランの契約がないと付けられないのだそうです。さらに電話番号の通知もできないという情報からすると、発信のみIP電話で行なうだけのサービスではないかと思われます。


 このサービスのオプション料金が1,300円なので、これに音声プランの700円と、3GBまで高速クーポンのあるデータ通信プラン900円を加えて、2,900円で24時間制限なしの通話定額プランを提供するとのことです。


 番号通知がされない問題については、SMSで着信通知を送る機能はあるものの、こちらは定額ではなく1通3円かかりますので、あたかも090から始まる電話番号から掛けたように装い、コールバックを090番号にさせることを目論んでいるのだと思えます。さらに050番号のIP電話では利用することができない110 119 0120などの番号に掛けられないということもアナウンスされているので、電話としてはこのようなめんどくさいことをせず、最初から050番号のIP電話が定額とやった方が評価が高かったのではないでしょうか。


 こうした通話定額プランについて個人的に気になるのが、一応SIMフリーである固定電話のような電話機ホムテル3Gで通話定額が使えるのかどうかということです。まず、NifMoの定額はデータ通信を使ったIP電話なので、それ自身にIP電話機能がないホムテル3Gでは利用できません。「楽天モバイル」の方は、SIMが入っている電話から電話番号の前にプレフィックス番号を手動ダイヤルして「楽天でんわ」からの発信ができるようなら、そのまま使える可能性があります。ちなみに、ホムテル3Gには自動的にプレフィックス番号を電話番号の前に付けてくれる機能がありますので、「楽天モバイル」の方法で24時間無制限の通話定額を実現してくれるところが出てきたら、音声通話においても真剣に携帯大手三社との契約変更を考えるかも知れません。

2016年1月29日 (金)

エイビット ホムテル3G AK-010 3Gによるテザリングはデータ専用SIMではNG?

 前回のエントリーで紹介したように、無事にBiglobeのデータ通信回線にSIMカードを追加する形で、ホムテル3Gで使える標準SIMを入手することに成功しました。普段はドコモの通話専用SIMを入れて最大無料通話3,000円分をためることができるプランで運用しますが、使いたい時にはSIMを入れ替えて使えると思っていました。


 今回はBiglobeの高速回線をシェアする形で追加のSIMカードを入手したのですが、3G専用のSIMフリー端末であるホムテル3Gで使えるのかどうか試してみました。今回まず試したカードはデータ通信専用の標準カードで、ホムテル3Gに入れるときちんと電話番号を表示しますがもちろんデータ通信専用のため通話はできません。設定項目の中のAPNにBiglobeの設定をくまなく入力して、まず始めに試したのがシステムソフトの更新でした。


 ドコモの通話専用のSIMではデータ通信が全くできないので、新たなシステムアップデータがあっても更新することができません。そこで新たにデータ通信用の設定が済んだ後で新しいアップデータがあるか確かめたところ問題なくアクセスでき、新たなアップデートがなかったことがわかりました。


 ここで改めてテザリングを試したわけですが、何回やっても「テザリングに失敗しました」という表示が出るばかりでうまくいきません。アップデータを見に行けていて、APNの設定にも間違いはないので、何故失敗するのかがわからず、一時はホムテル3G自体の不具合も疑ったのですが、もしかしたらという疑念が1つ湧き上がってきました。


 というのも、ホムテル3Gのテザリングというのは主に音声通話とデータ通信がセットになっているカードで使うことが前提になっています。ということは、テザリングをするためには電話番号が生きているかどうかのチェックがされているのかということですね。現状では私のところには通話とデータ通信が両方使えるSIMはなく、通話専用のものかデータ通信専用のものしかありません。


 ただ、今回新しくBiglobeで追加したSIMカードにはSMSオプションを付けたデータ通信用のnanoSIMがあったので、それで試してみてダメだったら通話とデータ通信の付いたSIMカードを新たに導入するしかないわけです。


 そこまで追い詰められたことで(^^;)仕方なくnanoSIMを標準SIMに変換するアダプターを使って何とかホムテル3Gに入れてみる決心が付きました。その顛末については過去のエントリーの追記という形で紹介していますので、そちらの方でご覧下さい。結論からいうと何とか事故もなく差し替えはできました。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/3gak-010sim-9ba.html

 この状態でテザリングを行なったところ、全く問題なくテザリングができました。やはりデータ通信専用のSIMではSMSが使えないとホムテル3Gでテザリングができないようです。それでも、SMSオプションが付いたカードをシェアした中の1枚に付けていて良かったです(^^;)。


 ちなみに、スピードはAndroidアプリの「SPEEDTEST」で計ったところ、

・ping 139ms

・ダウンロード 1.96Mbps

・アップロード 0.29Mbps


 という結果で、遅めのADSLといった感じで何とか使えるレベルにはあると思います。今の私の使い方ではモバイルルーターが使えなくなった時にしか使わないので、こうした機能がいざという時に使えるという事がわかったことが最大の収穫でしたが、問題なのがデータ専用の標準SIMカードの使い道がなくなってしまったことです。


 まあ過去に使っていたUSB接続でLTEが使えるデータ専用モデム「L-02C」が標準カードスロットなので、このSIMカードは主にノートパソコンでインターネットをする場合に活用していこうかなと思っています。ちなみに、L-02Cについて書いた時のエントリーは以下のリンク先からどうぞ。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/nttdocomo-l-02c.html

 このような話というのは通話しながらテザリングを使おうと思っている人には全く関係ない話なのですが、今使っているSIMカードを活用しようとしてデータ通信専用SIMをホムテル3Gに入れて使い回そうと思っている方は、私と同じ失敗をしないように十分気を付けてくださいね(^^;)。

2016年1月28日 (木)

フォードの日本撤退について

 フォードといえば世界ではじめて自動車を作ったアメリカの会社です。日本との関わりということで言えば、マツダと提携して小型車にも進出し、私自身も一時期「フェスティバ・キャンバストップ」という天井がオープンになる車に乗っていたことがあります。しかし近年はそうした提携も解消し、米国で売り出している車をそのまま売るようになったことで売上が低迷したのでしょう。先日の日本からの撤退を発表することになったのだと思います。


 それにしても、従業員を全て解雇するというのはアメリカらしいビジネスライクな撤退の仕方だと思いますね。フォードとは離れますが、近所にパソコン販売のGatewayの販売店が撤退する時も普通に営業していた次の日にはもぬけの殻になっていたような撤退の早さが印象に残っていますが、果たしてフォードは本当に売れないのかという疑問があるのですね。


 というのも、このブログは車中泊のブログなので、様々な車中泊スタイルがある中で、かなり高額なキャンピング仕様車がそこそこ売れているという「車中泊ブーム」の話があった時、それこそ大きなキャンピングカーやキャンピングトレーラーを持っているアメリカのメーカーが攻勢を仕掛けてくるのではないかと思いました。元々日本人がキャンピングカーにおいてもコンパクトなものを求めるという傾向はあるにしても、一定の割合で豪華なフォードのキャンピングカーを好む層も少なくないと思ったのですが。


 例えば大人2人程度での車中泊でも、うなぎの寝床のような国産軽キャンパーで満足できる人がいる反面、旅の時だけでなく家の代わりに大型キャンピングカーを購入していざという時には家ごと移動していまうようなライフスタイルを取る人も出てきておかしくないようなところもあります。これは高級車路線とも違います。高くても車内空間で過ごしやすいものならお金を出して購入する人たちは日本でもいると思えます。


 まあ、今までフォードの車に乗っていた人以外はそうショックではないかも知れませんが、フォード車のユーザーにとっては車を購入する際に説明してくれたセールスの方や、車検や修理などでお世話になったディーラーのメカニックさんとの関係が切れてしまうことはかなりのショックになるでしょう。このような撤退劇の中で再度日本に上陸するかどうかはわかりませんが、もし何かの拍子でフォードが再度日本に来ることがあったとしても、私がもうGatewayのパソコンを買う気がないのと同じように、今のフォードユーザーは車やメーカーへの思い入れがなければ再び買う気にはならないのではないかと思います。


 というわけで、今後中古のキャンピングカーを購入する場合、今後フォード自体からのアフターサービスが受けられる拠点はないと思った方がいいと思いますので、安く売られていた場合でもこうした状況については十分理解した上で購入するかどうか決めるようにしましょう。

2016年1月27日 (水)

so-netから満を持して登場「0sim」は通話用プランとしても魅力的

 2015年のクリスマスに、とある雑誌の付録として付いてきたデータプランのnanoSIMカードが、ついに一般にも販売されることになりました。それがso-netが出した「0sim」というプランです。詳しい内容を知りたい方はまず以下のリンクからご覧下さった上で続きをお読み下さい。

http://lte.so-net.ne.jp/sim/0sim/

 このプランの画期的なところは、500MB未満までの請求額が0円となる価格破壊といえる設定でしょう。とにかく毎月500MBを超えないように運営ができれば全く請求がなくデータ通信を続けられるのですから。もし500MBを超えたとしても100MBごとに100円ずつ2GBまでは請求料金が上がっていきます。2GB以降は5GBまで高速通信が使え、それ以上は低速に規制されます。この場合、データ通信専用SIMの場合は1,600円(これ以降の金額は全て税抜き)にユニバーサル料金が加算されるわけですが、請求額が発生しなければ料金は0円のままです。そうしたことがわかった上でこのSIMが付録に付いた雑誌がプレミア価格が付くほど売れたわけですが、so-netからこの「0sim」プランが正式に発表されましたので、誰でも気軽に申し込むことができるようになりました。


 雑誌の付録に付いていたSIMカードはnanoSIMカードで、もしmicroSIMや標準SIMを使いたい場合は、雑誌の購入代金とは別にSIM交換料金の3,000円がかかりました。さらに、SMSや通話機能を使いたいような場合にも、データ通信用のSIMしか選択肢はありませんでしたが、このプランにはmicroSIMや標準SIMだけでなくSMSオプション付き(月額150円~)、音声プラン付き(月額700円~)のものも選ぶことができるようになっています。


 このプランが雑誌の付録として出た時には0円ということだけが注目を集めましたが、とにかく安くデータ付き音声プランを契約したいという方には月額700円でスマホも使いながら毎月の料金も700円から2,300円+通話料で維持できるのに興味を持つ方も多いでしょう。もちろんMNPで番号そのままに移行することもできます。


 あくまでデータ通信を0円で使いたいという場合は、設定したデータ通信量になると通信をストップすることができるスマホ用のアプリやモバイルルーターの利用がいいでしょう。その他に、この契約をサブ契約にして、メイン契約で高速クーポンを使い切った時の予備として使うというのも有りでしょう。


 そうした使い方がこの「0sim」のメインの使い方だとするなら、通話は待ち受けがほとんど、データ通信も自動的に解約になってしまう3ヶ月の間にそれほどしないということで、このブログで度々紹介しているエイビットの「ホムテル3G」に入れて月額700円コースで加入するのが面白いかも知れません。別に電話番号の前に「プレフィックス番号」を付けて掛けることで通話料金が半額になるサービスに加入し、「ホムテル3G」でプレフィックス番号を自動的に付けられるように設定すれば、こちらから電話番号を表示して通話しながら通話料は半額で済ますことができます。「ホムテル3G」はWi-Fiによるテザリング機能もあり、インターネットを使う時だけテザリングをONにすれば、データ通信料も節約できるでしょう。となると、端末自体は高いものではあるのですが(^^;)、毎月の電話とネットを入れた通信料の最安に近い結果を引き出すことができるようになります。


 果たしてso-netがいつまでこのプランを売り続けてくれるのかわからない部分もありますし、雑誌と同じように人気が殺到して時間の経過とともにSIMが自宅に届くまで待たされることもあるかも知れませんので、興味のある方は早めに申込むのがいいのではないかと思います。

2016年1月26日 (火)

2016年2月からの格安SIMデータ通信プラン

 前回のエントリーで書きました通り、新たなハードである固定電話のようなSIMフリー携帯電話(^^;)「ホムテル3G」を目一杯活用しようとした場合、今のMVNOの構成ではうまくいかないことがわかってきました。何より、現状ではホムテル3Gで使える標準SIMのデータ通信カードが全くないので、同一契約で複数のSIMカードが持てるプランに引っ越す中で、別の契約内容も見直そうという魂胆です。


 新しい契約内容を考える前に、まずは2016年1月現在での私の契約しているSIMカードについて紹介します。まず、同時に2枚のカードを入れることのできるモバイルルーター MR04LNには以下の2契約のカードが入っています。


 ・ぷららモバイルLTE 無制限 月額2,760円(税抜き)

 ・so-net 0SIM データ通信499MBまで0円


 そして、メインで使っているスマートフォンはauのスマートフォンということで、


 ・mineo Aプラン 500MBコース 700円(税抜き)


 一番安いプランのカードを入れています。その他に、SIMフリーのスマートフォンNexus5があるのですが、これは主にドコモMVNOのSIMを入れて単体でカーナビにしたり音楽を車内で流したりするために、もう一つ契約したSIMカードを入れています。


 ・ワイヤレスゲート 480円プランSMSオプション付 584円(税抜き)


 Nexus5ではSMSオプションを付けないデータSIMだとセルスタンバイ問題が発生し、電池の減りが激しくなることが知られています。ただ、このワイヤレスゲートのSMSオプションが施されたSIMで使っていても、電池の減りはかなりひどく、もしかしたら解決していないかもと感じることがありました。また、ワイヤレスゲートのSIMを入れたスマートフォンではマクドナルド店内で使えるWi-Fiサービスをはじめとする公衆無線LANが使えるようになります。このスマートフォンがないと、他にはauのスマホになってしまうので、かえってドコモのSIMが入ったスマートフォンの契約がもったいないという感じではあります。


 こうしてみると、新しいサービスが出ると今までのものと代えているという感じで一貫性がないことがわかります(^^;)。とりあえず、環境の現状維持をできる限り考えながら、今までの現状について箇条書きでまとめてみます。


・ぷららモバイルLTEの無制限で使っていたのは月間6GBくらいと10GBを下回る

・スピードはほとんどがBluetoothテザリングのため3Mbps以下で十分

・mineoの運用はほとんど高速クーポンOFFだが不自由はない

・ワイヤレスゲートの公衆無線LANはほとんど使えずもったいない


 まず、無制限プランの代替としてはせいぜい10GBの高速クーポンがあれば問題なく、モバイルルーターにNexus5に加え、ホムテル3Gで使うため同一契約で3つのカードが持てるプランがあり、できれば新しいサービスにも無料で使える公衆無線LANがあればいいということぐらいでしょう。


 この条件にぴったりはまったのが、BIGLOBEのシェアプランでした。ここのシェアプランは12GBコースだけでなく6GBコースにも付けられます。このコースにSIMを2枚、うちSMSオプション付きのものを追加しても月額的には2,000円ちょっとと、ぷららモバイルの無制限LTEの一枚の契約より安くなります。さらにBIGLOBEでは当該プランの場合は無料で公衆無線LANサービスが使えるようで、ワイヤレスゲートを解約しても改めて公衆無線LANを使いたいという条件もクリアします。


 少し気にかかるのは、BIGLOBEではアプリによる高速クーポンを切る設定ができないということですが、クーポンを取い切り200kpbsの低速になっても3日間300万パケットのような規制はされないということで、低速になってからも何とか使えそうです。毎月の容量は実際の利用量と比べるとぎりぎりになる可能性が出てきますが、今までの契約を残すつもりのmineoのプラン変更をするという事である程度解決できます。


 今私が契約しているのが月500MB700円のものですが、これに200円の負担のみで高速クーポンの量は3GBまで持てるようになります。こちらの高速クーポンは専用アプリで切ることが可能ですので、普段は使わないでためておき、BIGLOBEの高速クーポンを使い切ったところでmineoの高速クーポンを使うという形が取れます。こうすれば、2契約で合計9GBの高速クーポンと、so-netの0SIMを加えれば約9.499GB使えて、月間の通信料は税込みで3千円ちょっととなり、今までの4千円超と比べて月間約千円も安くなります。それでいてSIMは全てのサイズを揃えて4枚を使い分けられます。使っているうちに不都合も出てくるかも知れませんが、まあいい感じになったような気がします。

2016年1月25日 (月)

エイビット ホムテル3G AK-010 テザリングの実力を試すにはシェアプランの活用も

 私があたかも家用の固定電話にしか見えない「ホムテル3G」を購入したのは、あくまで電話が掛けやすい端末として持っていれば役に立つと思ってのことだったので、テザリングはおまけの機能にしか過ぎませんでした。しかしこれはあくまで私なりの使い方であって、電話としてよりも、これ一台で待ち受け用の家用電話として使いつつ、テザリングを主に使う方もいるかも知れません。というわけで、テザリングでの通信がどの程度のものなのか、確かめてみたいと購入時から思っていました。


 といっても、私が今持っているのは通話用のSIMこそ標準SIMですが、データ用に使っているのはmicroSIMとnanoSIMのみです。これでは先日紹介したようにおいそれとSIMアダプターを使って本体内部に強引に押し込むようなことをすると、本体かカードを壊してしまう可能性があります。それならと思い付いたのが、今のメインで使っているプランをやめて、同一契約で複数のSIMカードが持てるプランに引っ越してみてはどうかと思ったのです。


 というのも、MVNO各社のプランの中には、決められた容量をSIM一枚で使うのではなく、2枚とか3枚のSIMカードで容量をシェアして使うことのできるプランが存在します。今使っているモバイルルーターはmicroSIMが入るものですが、これに標準SIMを追加して、いざという時だけホムテル3Gに入れてテザリングの親機として使えるようにしておこうという事です。


 シェアプランというのはあくまでSIMカードを増やすだけなので、普段全く標準SIMを使っていなくても、SIMカードの利用料の月額200円程度が余分にかかるだけで、そう痛手ではありません。逆にもしモバイルルーターが長期停電で充電できずに使えない場合、ホムテル3Gに差したSIMカードがメイン仕様にできるわけで、モバイルルーターが使えない時の代わりとして活用できます。単なるお遊びということ以上にいざという時に使える用意でもあると言えるでしょう。


 ちなみに、音声プランを一枚目にして、モバイルルータ用にデータ用のSIMを追加するというプランも有りですし、今メインで使っている音声付きSIMにさらに音声SIMを追加する形でホムテル3Gに入れて、受け専用で使うパターンもありでしょう。この方法では通話とテザリングがいつもできて、追加の料金がそれほどかからないようにできます。もし私にドコモの通話ができるSIMカードがなければ後者のプランで行ったかも知れませんが、普段の状態ではホムテル3Gのテザリングをあえて使うことはないと思います。それだけ今使っているモバイルルーターのMR04LNは便利で快適なのです。あくまで乾電池しか使えない時限定ということでデータ専用の標準SIMは普段は電池ボックスの中に入れておき、いざという時に使う事を想定しています。


 というわけで、今使っているぷららの無制限プランはSIMの追加ができないようなので、これを解約して別のものに変更する感じになってきたのですが、問題はどの格安SIMに変更するかということになります。今の私の契約の中では、常用するスマホに入れて使っているmineoのaプランはそのままにし、ルーターに入れているぷららLTEの無制限プランおよび、旅先でカーナビ用として重宝しているNexus5に入っているSMS付きのワイヤレスゲートのSIMカードが有るのですが、この2枚とホムテル3G用のSIMカードをまとめてしまえば、契約がすっきりするだけでなく料金的にも安くできると思うので、次回は具体的に私が取ったMVNOの見直し結果について紹介していく予定です。

2016年1月24日 (日)

エイビット ホムテル3G AK-010 ソフトバンクのホワイトプランでの利用

 今の通信の技術によると、携帯電話やスマートフォンの中に入っている電話番号の記録されたSIMカードが、どの端末に入っているかという情報を携帯電話会社が把握することができるのだそうです。


 なぜそんな事が必要なのかと言いますと、ガラケーとスマホで料金の違うプランがある事に理由があるでしょう。24時間通話定額のプランがガラケースマホそれぞれにあるのですが、ガラケーの通話放題は月額2,200円なのに対し、スマホで同じことをすると2,700円かかります。更にこうした端末の種類による仕組みを作ったおかげなのか、たとえ通話しかできないガラケーであっても、自社の端末でないものにSIMカードを入れて使うと、スマホと同じく月額2,700円になるという決まりがNTTドコモにはあります。


 そうした仕組みのおかげで、ドコモで出している月額2,200円のガラケー専用の通話定額プランのSIMカードをホムテル3Gに入れて使ったら、自社の端末でないSIMフリー機に入れて使ったと判断されることで、月額2,700円のSIMフリー端末用の通話定額プランとして請求が来ることになってしまうようです。


 私がホムテル3Gに入れている通話用のSIMカードは音声通話用の無料通話が月1,000円分付いた「タイプSSバリュー」というプランのものですが、そちらの方はスマホで使っても料金は変わりませんし、あえてSIMフリー端末用の料金プランは用意されていない思うので大丈夫でしょうとたかをくくっていたのですが、同じ事をやっている人も世間にはいたみたいです。


 インターネットの口コミを調べていたところ、全く私と同じ使い方をしている方がいたのを発見しました。その方は直接ドコモに問い合わせてみたそうです。伝聞ではありますが、ホムテル3Gの動作については保証しないものの、請求される料金についてはガラケーの中に入れて運用した場合の同額で問題ないという話です。この話を聞いてほっとしましたが、実際に請求が来た時に改めて確認してみることにします。


 という状況の中、さらに今使っている通信用SIMで使えそうなものということで白羽の矢を立てたのが、ソフトバンク3Gのガラケーで、ホワイトプランを契約している標準SIMです。ホムテル3Gは、利用できる電波のバンドの中で、ソフトバンクのつながりやすさを語る時に出てくる「プラチナバンド」の利用ができないというウィークポイントがあることが事前からわかっていたのですが、従来の電波でも問題なく繋がっていた場所でなら、固定回線の代わりとしてプラチナバンドが拾えなくてもいいわけで、ソフトバンクとしての運用のうまみもあります。ということで、本当に自宅内で使えるかどうか試してみました。

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 写真のようにソフトバンクモバイルがボーダーフォンだった頃から使っているSIMカードを入れても、何とか無事にアンテナも立ち、掛けるのも受けるのも問題なくできました(^^)。SIMカードを入れ替える手間はありますが、これでホムテル3G一台でソフトバンクとドコモと使い分けることも可能です。今のところドコモの契約では無料通話は最大3,000円分まで伸ばせるものの定額プランは最初に説明した通り割高になるため、相手がソフトバンクとわかっている場合にはあえてSIMを入れ替えてホワイトプランのSIMに入れ替えて使うこともできるようになりました。


 ただ、定額プランが一部でもある場合には気を付けたい事があります。ホムテル3Gにはプレフィックス機能といって、電話番号の前に特定の番号を付けることで、料金を半額にできるサービスを簡単に利用することができます。電話帳に入れたり直接ダイヤルボタンを押して発信する場合でも自動的に設定の中で登録した番号を付けてくれて便利なのですが、ホワイトプランのような定額プランで番号の前にプレフィックス番号を入れる設定を付けたままでいると、たとえ同じソフトバンクへの通話だとしても電話番号の前に付けた番号の方が優先されることになり、時間内の対ソフトバンク番号であっても料金が請求されることになります。ですから、定額プランのSIMカードが入っている時にはプレフィックス設定を切った上で、画面に090のような番号から始まる相手の電話番号が表示されていることを確認してからつなぐことが大事です。


 今後の展開としては、このホムテル3Gが単三乾電池4本で動くということで、災害時に充電しなくても乾電池の予備さえ確保しておけば使い続けられ、標準SIMの入ったガラケーならドコモだけでなくソフトバンク契約の人のカードでも使えるということで利用価値も出てくるように思います。ソフトバンクのガラケーはドコモのようにmicroSIM用のものも交じることなく、ほとんど全てが標準SIMということなので、安心してカードの入れ替えが行なえるというのもホムテル3Gとの併用には便利になると思います。昔からソフトバンクのガラケーを使っていて、自宅付近が以前からのサービスエリアの方は、いざという時にSIMカードを入れ替えて使えるということを覚えておきましょう。

(2016.2.10追記)

 本日メールで、ホムテル3Gに入れているドコモのSIMカード「タイプSSバリュー」(FOMA契約)の2016年1月分の請求が来ました。


 請求金額はホムテル3Gから電話を掛けた分も入っていましたが、無料通話の範囲内で収まったので、請求金額は989円と、SIMカードをガラケーに入れて使った場合と変わりませんでした。


 というわけで、FOMAの無料通話が付いたタイプの契約SIMについては、ホムテル3Gに入れたから急に請求が跳ね上がるということは今のところないという事で、報告させていただきました。
 

2016年1月23日 (土)

やはり旅行にはここまで必要?「Anker PowerPort 10」

 きちんとホテルに宿泊できる旅なら用意しておきたいのが、旅で持ち運んでいる様々のモバイル機器やモバイルバッテリーを充電するACアダプターです。先日出掛けた金沢への旅ではUSB出力が5つあるタイプのACアダプターを持って行ったのですが、私の場合はこれではどうしても足りなくなってしまいました。


 というのも、私の場合はできる限り荷物を小なくしたいので専用のACアダプターを使っていないWindowタブレットに準じたノートパソコンを持ち歩くことにしています。この充電にはスマートフォンと同じmicroUSB端子が使えるので、ガラケーやスマートフォンとACアダプタを共通化できます。USBからの充電というのはそれだけでなくデジカメからダイレクトにケーブルで充電したり、各種モバイルバッテリーの充電も行なえます。


 さらに、有線LANしかないホテルの場合、有線を無線化する小型ルータを動かすためにもUSBからの給電が必要ですし、ガラケーとスマホ、更にiPadminiにノートパソコンで都合5つの給電口は全て埋まってしまいました。さらにモバイルバッテリーやデジカメを充電するには5つ口のアダプタをもう一つ用意しなければなりません。

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 それならは倍の10個口のUSB出力のあるアダプタを買ってしまおうと手を出したのが、今回紹介した「Anker PowerPort 10」です。全ての出力が2.4Aの出力を持ち60Wのハイパワーを誇ります。また、本体にはスライドスイッチが付いていて手元で給電を入れたり切ったりできます。通電も確認したので、今後は旅行用のACアダプターはこれにして、今まで持って行っていた5つ口のアダプターは通常使いにしようと思います。


 今後、USBからの給電で動くノートパソコンが増えれば、さらに活躍する機会は増えるはずで、これからもできるだけUSBからの給電で使えるものを増やしていくことが、このACアダプターを使いこなす上では大事になってくるでしょう。ホテルに宿泊する機会が多い方は、一つ用意しておき、各種充電コードが足りない場合は100円ショップやコンビニでも調達可能なので、カバンの片隅に入れておけば頼りになります。

2016年1月22日 (金)

「アマゾン プライムフォト」の実力は?

 昨日急にやってきたメールでサービスが開始されたことに気付いたというのも情けない話ですが、アマゾンのプライム会員向けのサービスがまた一つ新たに拡充されました。今度は写真や動画をクラウドに保管できる「プライムフォト」のサービスですが、これは単にグーグルフォトに対抗したものかと思いながら調べてみることにしました。


 グーグルフォトは全くの無料で写真と動画の保存が無制限にできるということで万人に勧められるものではあるのですが、クラウドにアップロードする際に圧縮がかかり、RAWデータのようなファイルの保存も無理で、画像のサイズにも1,600万画素以上の画像はリサイズされるという制限があるなど、無理のサービスとして考えれば仕方のない制限があります。


 それが、このプライムフォトではそうした制限が一切ないとのことです。となると、毎年のプライム会費が3,900円で変わらず維持されるのなら、動画や音楽もそれなりに使えますし、プライムフォトのためだけにプライム会員になるという人も出てくるのではないかと思えてきます。


 かといって、グーグルフォトの方をやめてしまうというのもしないと思います。プライムフォトでは写真のバックアップ用として基本的には見るより必要に応じて写真をダウンロードして使うようにし、パソコンやタブレット、スマートフォンで人に見せるのにグーグルフォトにアップロードした圧縮されたファイルの方にアクセスするようにすれば、特に外でのインターネットにおいて貴重な高速クーポンをプライムフォトよりも消費せずに済みます。スマートフォンやタブレットで撮影した写真は自動的にアップロードする設定があるので楽ですが、カメラで撮影した画像はその都度まずはスマートフォンに手動でアップロードする手間が私の環境ではかかりそうなので、その手間が大変といえば大変そうですね。


 それでも、これで高画質な画像をデジカメで撮ってもオリジナルサイズのままバックアップできることになったので、かなり気楽に様々な写真を撮りに行けそうです。それと同時に、改めてデータ自体はハードの中では保管せず、クラウド上で必要な時にだけ呼び出す流れが加速しそうな感じがします。クラウドでの保管自体にもセキュリティ上の問題は少なからずあるわけですが、ここまで使えるようになったクラウドサービスが出てきたことで、改めてこうしたサービスの利用について考えてみるのもいいかも知れません。

2016年1月21日 (木)

18きっぷを使って金沢へ その8 今回の旅のまとめ

 ここまで長々と書いて来て、もしかしたらうんざりしていた方もおられるかも知れませんが、この旅は単なる1泊2日の旅でしかありませんでした(^^;)。ただ移動中のことを含め、実に多くの体験ができた旅でありました。個人的にはいつも冬のシーズンに雪を見ないまま過ごしてしまうことが多いので、雪を全く見られなかったことが残念ではありましたが、雪も降り過ぎると電車が止まることも考えられますし、何よりも寒いので、天候に恵まれて良かったと正直思います。


 今回の旅に出るにあたり、かなり事前にリサーチしてはいたものの、どうしてもリサーチしていた所に行かなくてはということはなく、現地で面白いものを見付けたらそちらに流れてもいいかなくらいで考えていました。ただ、日数が絶対的に少ないということもありハプニングはそうありませんでしたが、一つ大きなものはありました。

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 それは、行きに福井駅で途中下車をし、再度乗るために18きっぷを見せて改札を通ろうとしたところ、駅員さんにその日のスタンプをだぶって押されてしまったということです。もちろんすぐに訂正印を押してもらったことで、翌日に最後のスタンプを無事に押してもらえ事無きを得たことは言うまでもありません。それで、全5回使い終わったところで、写真のように6ヶ所のスタンプが押されることになってしまったのです。私も長く18きっぷを使ってきましたが、6つスタンプが押された18きっぷを手にしたのは初めてでした。


 1月の金沢は雪こそなかったものの、天気は不安定で雨が降ったり止んだりを繰り替えるような天気でした。ただ、観光で外に出た時のほとんどで雨は止んでいたので良かったですが、この時期の金沢では雪の用意というよりも雨の用意をきちんとしておいた方が良かったようですね。これから北陸新幹線効果で金沢を訪れる方は更に多くなると思いますが、やはり事前に現地での行動に関わるだいたいのことは把握して出掛けた方がいいですね。そうした準備をきちんとしていれば、時間の限られた旅ではいろんな事ができるようになるでしょう。


 ちなみに、この旅でかかった費用は、交通費とホテル一泊で約一万円、現地の滞在費と食事におみやげを入れても合計一万円くらいで、総額は二万円くらいで行ってこられました。もちろん、LCC航空を使った方が更に交通費を節約した上で遠くまで行けそうですが、何より事前に予約したのがホテルと観光スポットの忍者寺くらいで、後は当日思い立っても出られるという気楽な旅であり、普通列車に乗っている時間は確かに長かったですが、その時間も有意義に使うことができたので、格安の旅を満喫できたとしみじみ思います。今回の旅のレポートが多少なりともここを読まれている方の旅の参考になれば幸いです。

2016年1月20日 (水)

18きっぷを使って金沢へ その7 帰り掛けの「越前おろしそば」

 妙立寺を見てからも金沢の観光名所の見学を行ないつつ、そろそろ出発しないと帰りのタイムテーブルが大変になるということて、お昼前の11時半の普通列車で金沢を出発しました。お土産は金沢駅構内で全てまかなうことができたので、そうした点からも時間節約になりました。


 この日はホテルの朝食の後で近江町市場に行きお寿司を食べてしまったこともあり、お昼だからと言ってお腹が減ることもなく、ある程度昼食が遅れても大丈夫でした。金沢を出発した電車は福井に13時過ぎに着くこともわかっていたので、ここは福井で越前そばを食べようという風に予定を決め、駅前周辺にあるお蕎麦屋さんをネットで調べることにしました。


 改めて今回の旅の食事を考えてみると敦賀のソースカツ丼に始まり、福井の越前かにめしと越前そばと、こと食については金沢より福井の方が主になってしまったような感じです(^^;)。でも、安くておいしいという点では今挙げたものが出てくるのは仕方ないところもありますね。


 で、福井駅を途中下車して駅前のアーケード内にある一軒のお蕎麦屋さんに入ったのですが、そのお蕎麦屋さんではいわゆる通常のお蕎麦のメニューはありませんでした。このお蕎麦屋さんだけではなく、基本が辛味のある大根おろしか汁に入った冷たいお蕎麦「越前おろしそば」で、ざるでなくお皿で出てきます。

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 入ったお店では十割そばを出してくれましたが、かなり大根が辛かったものの、お蕎麦はおいしくいただけました。いつも食べているお蕎麦は消化が早いのかすぐにまたお腹が空いてしまうことが多いのですが、そのお蕎麦は腹持ちが良く、夕食までそうお腹が減ることもありませんでした。


 今回、福井の味覚の中で焼き鯖だけは食べなかったのですが(^^;)、さすがにこれは次の機会にとっておくことにしたいと思います。福井駅は今後新幹線が通ることを見越してか、まだ工事中でしたが、新幹線が通ることで失うものも少なからずあります。何より今回のように目的地の金沢に着くまでの時間調整をしなくても済むようになるので、思い掛けず福井に立ち寄ってその魅力を見付けるということもなくなってしまうわけです。今後新幹線の開通とともに18きっぷでは本格的に北陸の旅がしにくくなるのだろうなと思うわけですが、行ける方は今のうちに安い旅費で北陸の旅を楽しまれるのがいいと思います。

2016年1月19日 (火)

18きっぷを使って金沢へ その6 忍者寺見学予約が電話のわけ?

 途中いろいろありまして間が空いてしまいましたが、1月の旅の報告が中断していましたので再開します。前回は金沢で朝の外出の所まででした。その後ホテルに戻り、ホテルのチェックアウト後に向かったのは今回ホテルと同時に電話て予約した金沢の有名な観光名所の一つ、妙立寺、通称忍者寺でした。境内の案内は午前9時からですが、電話した時に言われたのが人数が揃った状態で10分前の8時50分までに来てくれというものでした。

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 妙立寺自体にはホームページもありますし、予約するだけならメールやホームページからの入力による予約もできそうなものです。しかしこのインターネット全盛の時代にもかたくなに電話予約の方法を守るのは何故かというのも今回の旅で知ることができればいいと思っていました。


 当日の8時50分には最寄りのバス停「広小路」から歩いて妙立寺には着いていましたが、案内開始の午前9時までもいろいろな準備がありました。まず同じ時刻に予約した人が列に並び、拝観料の1,000円を予約時の名前とともに人数分出すと本堂左のスペースにグループごとに誘導されます。そこで全体に注意やお寺の歴史などがレクチャーされた後でお寺内部の見学になるのですが、さらにそこでグループが10人ずつぐらいに分けられます。


 昔の戦を想定して作られたものなので狭い所も通ることから人数が絞られるだけでなく大きすぎるバックパックや旅行かばんを持ちながら見学することはできません。事前に貴重品を持った状態で大きな荷物は荷物置き場にまとめられ(当然中は土足厳禁です)、ようやく見学がスタートするのです。


 妙立寺の見てくれは普通のお寺という感じながら内部は4階建てになっていて多くの部屋が入り組んだようになっているため、案内人の言う通りに進まないと出口がわからなくなってしまったり、床を踏み抜いてしまって壊したりする危険性があるので勝手な行動は禁じられています。落とし穴や隠し戸、秘密の抜け道というようなからくりをそれそれ説明してくれるのは実に面白く、千円出してもそれなりに楽しめるので許せるという感じでした。


 それと同時に思ったのが、連休中ということもあり、時間に追われながらいかにスムーズに予約した人の見学を行なうか案内の人の苦労が忍ばれた点でした。一回体験してしまうと、いいかげんな感じてやってきて団体行動を乱す人か一人いるだけで、予定の時間から案内時間かずれることになり、きちんと時間を守って予約してきた人から不満か出てくるでしょう。


 もしインターネットで簡単に予約できるようになったら、電話越しではあるものの口頭で注意事項を話すことができないので、見学の流れを止める観光客が増えてしまうことを妙立寺側は恐れているのではないかと見学を終えて思いました。今後、オフシーズンの予約に限ってはインターネットでも受けることはあるかも知れませんが、連休や正月、GWなどは、電話予約のパターンは変わることがない気がします。もし金沢旅行のためホテルや新幹線が取れたら、興味がある方は同時くらいに妙立寺へも電話して見学の予約をしておいた方かいいてしょうね(予約は3ヶ月前から)。もし行けなくなった場合には、当日来た人の席を空ける意味でもキャンセルの連絡をきちんと電話でされることをおすすめします。

2016年1月18日 (月)

エイビット ホムテル3G AK-010 SIMアダプター使用は本当にダメか?

 前回エントリーの最後でも触れましたが、ホムテル3Gの特徴の一つである本体でテザリングができるというのはいざという時のことを考えると大変魅力的な機能です。ただ、ホムテル3Gで使えるSIMカードのサイズは一番大きい標準サイズであり、注意書きとしてSIMアダプターは使用しないでということがうたわれています。


 とは言っても、メインで使っているSIMカードがmicroSIMやnanoSIMである場合、非常時にアダプターを使ってテザリングできるかというのが大きな問題であることは確かです。ただし、買ったばかりのホムテル3Gを破壊するわけにはいかないので(^^;)、危ない兆候を感じたらやめることにします。


 まず、利用するSIMアダプターの選び方ですが、以前良くあった爪で固定するタイプのものはSIMカードと比べてかなり厚くなるのではまっても抜けなくなる可能性があるのでできるだけ使いたくありません。そんなわけで、私が主に使っているSIMアダプタは写真のようなものです。

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 これは、薄めのプラスチックに透明なフィルムが貼られているもので、隙間なくはめ込めば出っぱリもなく使える端末の多いアダプタです。写真のものは、microSIMとnanoSIMを標準SIMに変換するものですが、microSIM用のものは僅かでは有りますが入れたmicroSIMが浮き上がってしまうため、このまま入れるのは危険です。nanoSIM用の方はmicroSIM用に比べてそれほど出っぱりは気にならないので、nanoSIM用のアダプタでチャレンジすることにしました。


 そこで改めてホムテル3GのSIM差し込み口の部分を見てみたのですが、設計上から言っても、アダプタを使っての利用ができにくくしている印象のあるつくりになっていることがわかりました。

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 というのも、写真はすでに標準SIMを入れた状態でのものですが、接点側が下に来るように差し込むようになっています。さらにこの差込口はいったん差した状態から抜くことがなかなか大変なように作られていまして、アダプタに入れて動くnanoSIMを密着させたまま押しこむのはかなり難しいと思います。これが上下反対で、接点の面を上にして押し込ムタイプのものならばこのアダプタでうまく使えたと思うのですが、どちらにしてもこの形でアダプタを使うなら、アダプタとSIMカードが離れないように何らかの方法で固定する必要が出てくるでしょう。


 そうしてみると、ホムテル3Gで使うSIMカードは専用の標準SIMにして、データ通信で使わないなら通話専用として使うのがいいようですね。スマートフォンで使っているSIMカードをいざという時に入れ替えて使うには、それなりの下準備が必要であるということですが、もし中でアダプタとSIMカードが離れてしまうとカードが取れなくなってしまう可能性があるので、これ以上の事をしたい場合には自己責任にてお試し下さいとしか言いようがありません。あえてこのアダプタを使う場合はフィルムのところに薄い両面テープを貼ってどうかという気もしますが、入れることはできても、、カードを取り出す時が大変そうという不安は現状では拭えません。ここを読んでいる皆さんも、今回紹介したようなアダプタに限らず、違う大きさのSIMを使えるようにしたいと試される場合は、細心の注意で行なって下さい。

(2016.1.28追記)


 その後、手持ちのデータSIMでテザリングができるかどうかの検証を行なうため、どうしてもSIMアダプターを使わざるを得ない状況に追い込まれてしまいました(^^;)。ただ、販売開始から時間が経つ中でSIMアダプターを使っている方の口コミもネットにはアップされるようになってきていたので、できるだけ失敗しないように細心の注意を払ってアダプターを使ってみました。


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まず、ある程度強力に接着する両面テープを用意して、アダプターのSIMカードが密着する部分に貼ります(写真のnanoSIMが入るところにテープを片面だけ剥がして貼ってあります)。そして片面を剥がしてSIMカードをアダプターに固定します。


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 そのままスロットに挿入すると引っかかりもなく入り、問題なく使うことができました。ただし、利用の際にもう一つ気を付けたいことがあります。というのも、いったんスロットに入れたSIMカードはなかなか引き抜けず、何の道具も使わないで取るにはSIMカードを上に浮かしながら引き抜く必要があるのですが、それがうまくいかないと元のmicroSIMやnanoSIMが本体内に残ってしまう恐れがあるので、メーカーの取扱説明書で推奨されているように、セロテープなどの粘着テープをSIMカードの裏に貼った状態でテープごと引き抜くことでスムーズに取り出せるようになります。


 頻繁に抜き差しする場合はその都度テープを貼り替えてやった方が万が一の失敗を防ぐことができるように思います。どうしても標準SIMを使うことができない場合は、以上の事に注意しながら、自己責任の範囲においてお試し下さい。

2016年1月17日 (日)

夜行バス運行の闇

 長野県軽井沢の碓氷バイパスで起こった夜行のスキーバスによる多くの死傷者を生んだ大事故の原因はまだはっきりとはわからないものの、事故が起こる時というのが、ちょっとしたミスが重なり、普通なら有り得ない大きな結果に結びついていくということは良くあることです。決定的な原因がというよりも、一つ一つの小さなほころびが大きな事故を生み出してしまったのではないかと考えることができます。


 夜行バスを利用する立場としてまず考えなければいけないことがあります。車の事故によって亡くなるケースの多くは、車内から車外へ放り出されることによるケースが少なくありません。だからこそシートベルトの着用が法律で義務化されたわけですが、今回の事故においてもシートベルトを着用せず車外に飛び出してしまった人が少なからずいたようです。当然、バスの乗務員が出発前に全員のシートベルト着用を確認する必要があるとも思いますが、自分自身でバスを運転できない分、トイレなどで席を移動する時以外には常にシートベルトを着用することがまずは大事だと言えるでしょう。


 事故についての原因が探られる中で、当然旅行代理店やバス会社の責任は問われてしかるべきでしょうし、もう少し詳しい原因が出てくるのかも知れません。そうした流れの中で私が気になっているのが、何故夜行バスは届出のあったルートを外れ、本来なら通るはずのない一般道である国道18号碓氷バイパスを通ったのかということです。


 これはたまたまテレビを見ていて出てきた話なので、それ自体が本当なのかわかりませんが、予定の高速道路に乗らずに下道を通らなくてはならなくなったのは、高速道路のサービスエリアではバスを駐車できない見込みが多いという判断があったということです。事故が起こった時間が深夜2時ということになると、休憩を予定していたサービスエリア・パーキングエリアの駐車場においてこの時期どういう状況になっているかということをしっかり把握しないと、今後も同じような悲劇が起こるような気がしてなりません。


 もし、駐車場が埋まっている原因が普通車が大型車のエリアに入って車中泊していることだとしたら、広くそうしたマナー違反の行為について伝えていくことが大事だと思います。純粋にトラックやバスだけで常に満車という状況であるなら、仮眠エリアと休憩エリアを分け、その住み分けを徹底させるような対応が必要になってくると思います。高速道路会社の方の仕事は増えるかも知れませんが、多くの車が快適に休憩できるような取り組みについては、やはりきちんとやってくれないと同じような事故はまた同じように起こる気がしてならないのです。


 とにかく、車を使って旅をする者として、今後の原因究明が待たれます。個人的にも、今後は大型車の駐車スペースでは、他のトラックやバスの邪魔になるようなところに停めることは避けたいと思っています。

2016年1月16日 (土)

エイビット ホムテル3G AK-010 ファーストインプレッション

 購入のための予約をしておいた、モバイルフォンとしてはインパクト抜群のエイビット「ホムテル3G」がようやく届きました。

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 こんな箱に入っていますが、今回は先行予約の特典ということで、専用のリチウムイオン電池も箱の中に入っていました。電源はリチウムイオン電池とACアダプターの他に、単三乾電池4本でも動くようになっています。

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 まず最初に気付いたのがACアダプターの形状と違いです。PHS回線を使っていた同社の「イエデンワ」のACアダプターは、microUSBの汎用タイプでしたが、ホムテル3Gの形状は従来よくある細型のプラグになっています。もっとも、この電話機は単三乾電池での運用が災害時にはデフォルトになりそうなので、プラグ部分の強度が出た分良かったという感じもしますが、汎用タイプの方が何かと便利なので、この点では残念でした。


 発信機能のうち、しっかりしていると思ったのが、プレフィックス機能が搭載されていることです。私の場合は、ドコモ契約の無料通話のついたSIMを入れていますが、ホムテル3Gのテザリング機能を生かして使う場合にはMVNOの音声通話プランを契約することが多くなるでしょう。音声通話プランの場合の通話料は30秒20円(税抜き)と結構な金額になってしまうので、通常の電話番号の前に4ケタの番号を付けることで格安の通話料を実現し、さらに番号通知も可能な「楽天でんわ」「G-Call」の番号を自動で電話番号の前に付けてくれるプレフィックス機能は通話料金を下げるためにも有難い機能であると言えます。

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 他にイエデンワと変わった点といえば、液晶がカラーになったことと、この電話機だけでテザリング(Wi-Fi)ができることでしょう。単三乾電池4本でテザリングができるというのは、その昔PHSのどこでもWi-Fiがありましたが携帯電話の電波を使ったものはなかったので、これも何かの折りには役立つのではないかと思います。

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 最後に、SIMの挿入口についてですが、標準SIMをまっすぐ差すようになっているので、SIMアダプターの使用については、できる限りオリジナルの厚さと同じくらいになり、ぴったりと密着するタイプでないと入れたはいいが取り出す時が大変になるでしょう。それでも、自己責任の範囲で試すことはおすすめしませんが、単三乾電池と太陽電池バネルで何とか継続して電池での利用は可能な用意はしてあるので、本当に困った時にはmicroSIMやnanoSIMを使ってしまう状況も考えておこうかと思います。

2016年1月15日 (金)

18きっぷを使って金沢へ その5 近江町市場へは早朝に多少お腹に入れてから行くのがおすすめ

 ホテルでは割とぐっすりと眠ることができました。翌日の朝食は6時半ということを聞いていたので、少し前の時間にモーニングコールをセットして、一番で朝食を食べました。しかし、多少は食べる量をセーブしています。


 というのも、金沢には市民の胃袋をまかなう台所、近江町市場があります。事前の調査によって、市場内で営業する回転寿司のお店「もりもり寿司」の営業時間が朝7時ということで、ここで金沢らしい朝食をさらにいただいてしまおうというわけです。ホテルからすぐの香林坊バス停から昨日購入した一日乗車券を使って近江町市場で降り、もりもり寿司の前に来たらすでに店内には多くのお客さんがいました。しかし、待たされることなく入店でき、そこでいただいたのが金沢に来たら食べようと思っていたかに料理である「カニの五種盛り」でした。

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 このワンプレートで税抜き850円ですが、軍艦巻きにマヨネーズ、かにみそが載っているものと普通のものに加え、茹でたカニの足に同じく足の部分のカニのお刺身が付いています。これだけなら千円かからずに食べられることに感動し、追加を頼もうと思ったものの、お味噌汁も含めホテルの朝食が意外と腹に溜まったことで、そのままお店を出ました。もう少しホテル朝食をセーブしておけばのどぐろにブリを頂きたかったところですが、満足する程度に食べるとやはり2千円ではきかないでしょう。それでも、夜に食べるのと比べれば破格の安さで食べられるわけですが、今回の私のようにある程度お腹に入れてから入り、決めているものや、食べたいものだけいただくというのも安くおいしいものを食べるには有りかなと思います。


 近江町市場にはその後、午前中の11時前に再訪したのですが、早朝とは違いもりもり寿司には行列が出来ていて、3連休の中日ということもあってか30組が食事のために待っていました(^^;)。やはり来るなら早朝の方がいいなと思ったことは言うまでもありません。


 長く待つのが苦にならず、その間も楽しめるという方なら行列に並んでじっくり待つのもいいでしょうが、今回の旅は何しろ18切符の旅ということで、できるだけ早く動きたいという事がありましたので、あえて早朝から食べるという選択をしました。朝から動いてみて、まさに早起きは三文の得という事を身をもって感じることができました。


 車中泊の旅をしながら北陸を通過するような場合でも、こうしたことを知っておくと役に立つかも知れません。金沢近辺で車中泊し、朝7時前に金沢市内に入って近江町市場付近に車を停め、そこから市場まで歩いて朝食というのもなかなか充実したメニューを楽しめると思います。

2016年1月14日 (木)

18きっぷを使って金沢へ その4 金沢の夜の楽しみは「銭湯」かも

 夜のライトアップされた金沢市街を楽しんだ後は、ホテルでまったりするか飲みに行くかということになると思いますが(^^;)、翌日も早くから予定を組んである関係からとっと風呂に入って寝た方が身のためだと思っていました。しかし、私の泊まったホテルにはユニットバスはあるものの大浴場はなく、ゆったりと足を伸ばしてお風呂に浸かることはできません。そこで考えたのが、これも金沢市街にはたくさんあるある銭湯へ行くことです。


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 私の泊まっていた香林坊の近くには、徒歩3分ぐらいの所に深夜12時まで営業している銭湯「長町 松の湯」があることがわかりました。温泉ではありませんが、大き目の浴槽に入りながらここまでの旅の疲れを取るにはうってつけです。


 銭湯ということで石けんはもとよりシャンプーリンスの類も用意されていないことが予想されたのでそれは事前に100円ショップで旅行用のものを用意して行きましたが、タオルはついホテルの部屋の中にあったものをそのまま持って行きました(^^;)。まあ、その分部屋のユニットバスは使わないわけですし、使用後のタオルもしっかり戻しておくのでその点だけは堪忍してもらうことにしましょう。


 ライトアップバスのツアーから帰ってきて、時間は9時を過ぎていたのですが、中に入ったらちょうど先に入っていた方々が出て来るところでした。銭湯代の440円を払って中に入っても誰もいなくて、私が出るまでも誰も入って来ないという独占状態になったのは実にラッキーでした。


 今回利用させていただいた「長町 松の湯」さんの浴槽は3つあり、ちょっと探い一番奥のところと、お湯が出ている中間のところでは泡のお風呂になっており、体の疲れを十分に取ることができました。唯一泡の出ていない浴槽はお湯の出口で、多少温度も下がっている感じなので3つの浴槽を移動しながら体を十分に伸ばし、下手をしたら寝てしまうところでした。洗い場にはお湯と水の出るカランがあり、そこから出るお湯は熱めですが、頭用のシャワーは最初から温度が調整されていて多少のぬるさを感じるくらいでしたが安心して頭が洗えましたのでこういう昔ながらの洗い場もいいものだと感じました。


 あと、洗面器はもちろん黄色のケロリン桶でかなり文字が消えていることから長く使われていることがわかります。また、脱衣場に目を移すとドライヤーは一回20円を入れるようになっていましたが私は使いませんでした。風呂上がりの飲み物もちゃんと牛乳類は置いてあり、コーヒー牛乳だけでなくフルーツ牛乳もありました(^^;)。コンビニで買うという手段もありますが、体や髪の毛を乾かしながら一気に飲むというのも銭湯ならではの楽しみなので、普段銭湯を使わない人ならなおさら実践して欲しいですね(^^;)。


 今回はそんなわけで旅先のホテルのユニットバスを使わず銭湯の利用にしたわけですが、温泉街でなくても事前のリサーチでホテル近くに銭湯があるような所に泊まる場合には、私と同じように準備をすれば十分その土地の銭湯を楽しめるようになります。特に金沢は銭湯が充実していますので、同じように金沢に泊まられる方はこんな夜の楽しみ方もやってみてもいいのではないでしょうか。

2016年1月13日 (水)

18きっぷを使って金沢へ その3 金沢の夜のガイドを格安で楽しむ

 金沢駅に到着してまずしたことは、当日および翌日の交通手段であるバスのフリーチケットを確保することでした。というのも、ホテルへの送迎はあるものの、金沢では観光目的の移動にはバスの利用が便利なのです。そんなわけでバスの一日券を購入することにしました。


 金沢の観光を十分に楽しめる北陸鉄道のバス一日券(城下まち金沢周遊1日フリー乗車券)は500円で販売されていますが、大まかな観光で行ける場所(一日乗車券のエリア)に乗る場合は一回200円がだいたいかかります。極端に短い距離や、お買い物ばす「まちバス」の場合には一回100円という場合もあります。また、バスの乗り方は後乗り前降りで、料金は後払いになり、一日乗車券で乗っていても、整理券が出る路線バスでは乗る時に必ず整理券を取り、降りる時に整理券のみ運賃箱に入れなければいけませんのでご注意を。


 さらに、当回の日程を組んた時に利用したいと考えたのが、これから紹介する「金沢ライトアップバス」の存在でした。毎週土曜日の夜7時からのみ運行し、金沢城周辺の夜景のきれいな場所を巡回します。さらに途中にあるひがし茶屋街に近い「橋場町」の停留所で決まった時間に降りると、夜間ライトアップされたひがし茶屋街の案内をボランティアガイドの方がしてくれるという特典もあります。


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 料金は一乗車300円と少し高く、主に日中利用のものとして考えられたバス一日券は使えないものの、ライトアップバス用のフリー乗車券が大人500円で売っています。そこで、私は金沢駅東口にあるバス会社の販売所で当日夜用に「ライトアップバス専用フリー券」と、翌日観光用の一日乗車券をそれぞれ購入しました。ライトアップバスの乗車券にはすでに日付が刻印されていましたが、一日乗車券の方は当日使うのでなければ、利用者が使う日付をコインでこすることによって設定することができます。


 先述の通り駅からホテルまでは送迎があったのですが、いったんホテルに荷物を置いてから夜の観光に出るのに、ライトアップバスが出発する金沢駅までだけのために一日乗車券を使うのはもったいないので、土日祝日限定の買い物バスという位置付けで、限られた区間内なら100円で行ける「まちバス」を待って駅に向かいました。細かい話になってしまいましたが(^^;)、フリー券以外にバスにお金を出したのは今回の旅ではこの区間のみでした。


 ライトアップバスの最初の便は19時出発ですが、多少早く行かないと同じ考えを持った人が集まるのでと購入時に言われていたことから30分前くらいに出発場所の7番乗り場へ行ったらまだ人も来ていなかったものの、時間が経つに連れてどんどん人が集まってきたのにはびっくりしました。乗った人の目的はほとんど同じで、香林坊から金沢城、兼六園を越えて、ひがし茶屋街のある橋場町の停留所は多くの観光客の皆さんが降りていました。


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 19時過ぎになるとひがし茶屋街の中で営業していたお土産物屋さんなどは軒並み閉まっていて、実に穏やかで静かな雰囲気になります。そんな中、ガイドさんの説明を聞きながら夜の街を歩くのですが、場所によっては車も通りますし、実際に住んでいる方や営業しているお洒落なワインバーなどでの飲食を楽しまれている方もいます。大声を挙げずに静かながらもきれいにライトアップされた町並みと入り組んだ道を歩くというのもなかなかできない経験で私は十分に楽しめました。


 個人的には昼間のお店が開いている時間にひがし茶屋街は歩いているのでこれでも十分でしたが、初めて来られた方の場合は、改めて昼間も歩きながらお土産を探しながらほうぼう歩いてみるというのもおすすめです。あと、時期によっては兼六園や金沢城がライトアップされていたり、夜桜を見られたりすることもあるので、このバスでいろんな所で途中下車しながら楽しまれるのがいいと思います。


 ただ、運行時間が19時から21時過ぎという時間制限があるので、夕食は後にするか先に済ませるかの判断はしておいた方がいいでしょう。私の場合はお弁当を先に食べ、足りなければコンビニでもいいかと思っていましたが、金沢の名物を食べたいと思っている方は、食事時間と観光の時間をしっかりと確認するのが上手な時間の使い方になると思います。

2016年1月12日 (火)

18きっぷを使って金沢へ その2 電車内で弁当を食べる判断

 福井県自体のB級グルメとして知られているソースカツ丼で有名なお店が敦賀駅からそれほどかからない場所にあるということで、電車の待ち合わせ時間を利用して行ってきました。知っている人はよく知っていると思いますが、「ヨーロッパ軒 駅前店」です。ここのソースカツ丼の特徴は肉を薄く伸ばし、特製のソースをこれでもかとかけたもので、卵とじのカツ丼を食べ慣れた人からすると違和感があるかも知れませんが、ソースの味が絶妙で一度食べたら癖になる味です。

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 店内で食べるとサラダと味噌汁を付けたセットメニューが選べていいのですが、何しろ次の列車までの時間が迫っておりここは泣く泣くソースカツ丼のお弁当にすることにしました。もし車内で食べられれば食べ、食べられなかったらホテルにある電子レンジで温めて食べようと目論んでの購入です。この店のもう一つの特徴は並盛りでもカツが3枚入っているというボリュームで、お弁当でも同じく3枚のカツがのり、ボリューム満点です。

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 で、結局このお弁当はどうしたかというと、敦賀から福井まで進んだ後、さらにおいしそうなお弁当を見付けて買い込んでしまったため(^^;)、先にソースカツ丼を車内で食べることにしました。まだ温かさが残る中、さらに購入してから時間が経っていたことでかかった特製ソースがうまいことごはん全体に染み込んで、カツ以外のごはんがすべてソース味のライスになったかと思うほどでした。食べているうちに飽きてくる味ではあるのですが、お弁当の隅に鎮座していた小さな梅干し2つが箸休めには大変有難かったですが、量的にはかなり多いですね。お店で食べる場合にも普通盛りでなく、カツ2枚の「ミニ」サイズもあるそうですから、食べ切る自信がない方は注文する時に確認した方がいいかも知れません。

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 そして、この日の夕食となり、さらにソースカツ弁当を車内で食べる原因になったのが、福井駅で購入した駅弁「越前かにめし」の黄金バージョン「黄金のかにめし」(1,500円)でした。普通に売られている赤い紙に包まれた赤い容器の「越前かにめし」はかにのほぐし身が全体に敷き詰められているだけですが、黄金バージョンにはその上に色々なトッピングがされています。これは、過去に百貨店の実演販売の企画の中で作られたものらしいのですが、販売元のホームページには載っていないものなので、常に福井駅で買えるのかどうかはわかりません。


写真のように金箔の付いた足の部分が2本入り、ウニやカニ味噌が付いた身もプラスされて食べごたえも満点です。これは冷めたままでなく、電子レンジでいいので温めてから満喫したいと思い、ソースカツ丼の方を先にいただき、金沢のホテルに落ち着いてからゆっくりといただくことになったのです。しかしこれではせっかくの金沢グルメを満喫できないのでないかと言われるかも知れませんが、この日は夜にもあえて予定を作ってあり、その予定が終わるまではゆっくり食事をすることも難しかったのです。その金沢の夜を満喫するための行動については次回に紹介します。

2016年1月11日 (月)

18きっぷを使って金沢へ その1 今回の出発駅は

 北陸新幹線が開通したことで金沢の観光が盛り上がっていますが、私のいる静岡からだとあえて新幹線を使うルートではなく、米原から福井県を回って金沢にというパターンでないと普通列車の旅では途中で進めなくなってしまいます。今後、北陸新幹線が福井まで延びてしまったらどうなるかわからないので、今のうちに18きっぷで行っておこうということで冬のシーズンの最後の日までかけて金沢に出掛けることにしました。


 いつもなら朝早いとバスもないのでタクシーで行くところなのですが、今回は事前にこのブログで何回も紹介している「スペース24」の新しい駐車場が西焼津駅前にオープンし一日あたりの駐車料金がオープン記念で何と200円というとんでもなく安くなっていて、さらに会員に与えられるポイントも増量されるということで、ここまで行くしかないでしょということで、西焼津発6時50分に間に合うように朝6時に自宅を出発しました。


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 今回の旅では金沢に一泊するので、駐車料金の二日分である400円を精算し、無事にスタートすることができました。東海道線を普通列車で移動する場合に困るのが短い編成でトイレの付いていない列車が多いということがあるのですが、西焼津駅発6時50分という列車は浜松ではなく豊橋行きということもあってか、車内にトイレがありました。18きっぷシーズンはどうしても乗り換えのために早く並んで席を確保する必要が出てくるので、このトイレ付きの列車は有難かったです。この辺が、自分で休んだりトイレの場所を探しながら進める車の旅との違いですね。


 そうして米原に着き、ここから日本海側の福井を目指すのですが、やはりというか私鉄との競争がある区間を過ぎると一気に普通電車から快速が消え、接続にも時間がかかるようになってくるのですね。ただ、それが良く機能することもあります。何とか頑張って福井県の敦賀までやってきて、およそ30分の待ち時間があることを生かして、お昼用の弁当を買ってくることにしたのです(その2へつづく)

2016年1月10日 (日)

ネット接続を常に確かめる方法

 私の通信環境はスマートフォンにはSIMカートが差してあるものの、iPadmini2やノートパソコンは、それ自身にSIMカードスロットがないので、必然的にモバイルルーターにつなげなくてはいけません。そうすると、端末を使いながらいわゆるアンテナ表示で電波の入りを確認することができません。そのことで困ることはそうそうないのですが、頻繁にメールやLINEでのやり取りをしたりしていると、やはり送信前にちゃんとネットに接続できているのかという事はわかった方がそのタイミングでメッセージを送れて便利です。


 また、モバイル端末の使い方の中で、かなり革命的なものということで言えばクラウドへの保存とブラウザ経由で全てのアプリケーションを動かすというchromebookの存在です。chromebookを使うにはインターネットに常に接続していないと使い勝手が落ちます。今後、電車内でもではWi-Fiサービスが使えるようになる状況もあるでしょうが、そうでないLTE通信を使って移動中のネットを繋ぎ続けるような使い方をする場合は、トンネルに入ったり山の中を進むような中で急に携帯電話の電波が切れる可能性があります。そうした場合にはchormebookは使えない状態になってしまうので、そういった点からしても、きちんと切断したかどうかの確認が取れた方がいいでしょう。


 実は1月の連休を利用して電車を使った旅に出ているのですが、東海道線の中でiPad mini2を使っていて、これは一人の電車移動や車での移動中には役に立つと思ったネット接続の方法があります。ただ、これには一定の条件が必要です。


  それは、お使いのモバイルルーターの契約が、低速でもいいのでデータ容量の制限がないものであることが必要になります。というのも、ストリーミングで音楽やラジオを流し続けることこそが通信を維持できているかのめやすになるからです。


 車でも電車でも長いトンネルに入ったり、エリア外の地域を通ってしまった場合、それまで聞けていた音が突然途切れることになります。そのタイミングではデータが入って来ないわけですから当り前ですが、音が切れたタイミングで作業をストップすれば、クラウドにファイルをアップロードしたつもりがうまくいかなかったり、メッセージ送ったつもりが送れないという事を避けることができます。電波が不安定で音がとぎれとぎれになる場合は、そもそも常時接続しての作業自体が難しいと思いますので、オフラインで使える端末や作業を併用しながらやり過ごすなどの対策があった方がいいでしょう。


 今後の電車の中で使うモバイル機器を考える場合、そうしたことも考えながら持っていく物を考えるのもいいかも知れません。なお、旅行の報告については改めてさせていただきたいと思います。

2016年1月 9日 (土)

政府勧告の結果出てきたソフトバンクのスマホプランは?

 政府が主にそれほどデータ通信を使わないユーザーに対する毎月の通信料の引き下げを勧告したという話はこのブログでも何回も紹介してきましたが、今回ソフトバンクがそれを受けた形で新しいプランを発表してきました。


 まず、2年契約での料金プランであるということで、まだ端末との抱き合わせ販売というのは維持するようです。そうしないと利益を維持するモデルプランにはなり得ないのかも知れませんね。


 今までのソフトバンクのデータ通信料金の最低額は今までは高速通信が毎月2GBまでで月額6,500円(税抜き)だったのが、毎月1GBまでに高速通信を制限することで値段を下げるそうです。内訳(以降の金額は全て税抜き)は、データ通信料2,900円にS!ベーシック(プロバイダ料)300円を加え、更に通話プランは5分まで定額のプラン1,700円を付けることを必須にすることで合計の月額は4,900円になるそうで、この金額は他社も追随するのではないかと言われています。


 正直言って思ったのは、大手三社が頑張れるのはここまでで、これ以上の無理を通そうとしてもしょうがないのだろうなということです。多くの代理店を抱え、端末の販売も伸ばして行くためにはMVNO並みにディスカウントすることはMVNO自体を潰してしまう危険性もありますし、この金額とプランに納得する方は月約5,000円のこのプランを選ぶしかないでしょう。


 更に安く通話もデータも使いたいという場合は、携帯大手3社に固執していては無理ではないかと思えます。月5,000円以内で済ましたいと思う方は、通話定額や無料通話こそ付きませんが、MVNO各社が発着信できる携帯番号が通える音声対応SIMを出していますので、そのSIMをスマートフォンに入れて使うか、今の契約はガラケーの安い通話プランに変えた上で新たにMVNOのデータ通信用SIMを買って使うかのどちらかになるでしょう。


 飛行機に大手とLCCがあるように、安いプランを突き詰めれば相当いい条件で通話もデータも楽しめるようになります。今回出たのと同じ月5,000円前後の予算があれば、大手三社のガラケー用定額プラン(こちらは時間制限なく24時間通話し放題)2,300円に、データ定額のU-mobileのLTE使い放題2,480円を組み合わせれば同じ料金でも相当できることは変わってきます。


 また、適度な通話時間と少しの高速データ通信でいいなら月額1,600円のOCN モバイル ONEの音声対応SIMにして無料で付いてくるIP電話「050 plus」にすれば、1日毎に110MBの高速通信を確保しつつ低速でもそこそこ使えるデータ回線をゲットできます。発信を「050 plus」に移行できれば、ある程度発信したとしても月額2,000円以内での運用も可能でしょう。


 さらに、そもそも高速通信はいらないものの、今まで通りに携帯番号を使いたいという方の場合なら、月額1,000円前後で、余った通話料金の繰り越しが可能な通話プランでガラケーを維持しながら、月額299円で提供されるFREETELのデータ通信SIMを組み合わせれば月額1,300円前後と更に安くなりますし、先日紹介した月間499MBまでなら月額0円というso-netの「0 SIM by So-net」というプランが近々正式発表されるという話もありますので、このプランと並用すれば無料通話がいらなければ月額700円(音楽通話対応プランの場合)で使えるかも知れません。ガラケーとスマホを別々に持ってもガラケーにかかる費用だけで済ますことも可能です。この「0 SIM by So-net」が正式に発表されるかどうかというのはこれを書いている段階では断言はできませんが、興味ある方はネット関連のニュースに注目しておくことをおすすめします。


 結論らしき事を言わせていただければ、政府の勧告がなくてもこれだけデータ通信の付いたスマートフォンを安く維持できるプランが存在するのですから、自分で考えてガラケーやスマートフォンを契約できる方はとっとと安いものを契約して、データ通信に不満があったらすぐに解約して乗り換えることを繰り返して行けばいいと思います。


 ここを読まれている方はご自身でMVNOを選べる方が多いと思いますので、ご自身に合ったプランで最安なものは何か、改めて調べてみてはいかがでしょうか。

2016年1月 8日 (金)

そもそも、なぜコンピューターウィルスに感染するのか

 先月の2015年12月あたりから「vvvウィルス」という名のコンピューターウィルスが流行していると新聞の記事にまで出ています。パソコンの中に入っているファイルの拡張子を全て「.vvv」に変え、戻すことは不可能で、戻して欲しいならお金を払えという脅迫めいたメッセージを残していくということで注目されているのですが、さらに強調されているのは、ウィルスをクリックして開かなくても、ウェブサイトを開くだけでパソコンが感染するというなかなか穏やかではない話が記事には書かれています。


 そうなると、このブログのページも開いただけでウィルス感染の可能性があるのでしょうか。それは、ほとんどないとは思いますが全くの0ではないという風にしか言えません。というのも、ウィルス感染に至る原因についてはいろんな可能性があり、対策をしていてもだめな場合もあるからです。


 コンピューターウィルスといってもパソコンの中で動くプログラムであり、送られてきても実行しなければ感染しません。プログラムの内容をプリントアウトしたものをばらまいても感染が起こらないのですから、単にプログラムがパソコンの中に存在したとしても、それだけではどうにもならないのです。


 しかし、パソコンの機能が増え、操作が簡単になるにしたがって感染の可能性は上がります。一番多いのが、メールを見る際に添付ファイルやHTML型式の形でやってきて、そのファイルをパソコンで実行することによってプログラムが動き出し感染が起こるというパターンです。


 もし、メールの受信にメールソフトを使っている場合は、まず添付ファイルやHTMLファイルを自動的に開く設定にはしておかないことです。自動的に開く設定というのは、パソコンを使っていながらも自分でウィルスの実行を阻止できない状況にいるということになります。身に覚えのないメールは開かずにそのまま削除が一番ということをまずは徹底しましょう。


 WEBブラウザを開いただけでも感染するというのは、主にネット上の広告に多いのですが、開いただけで自動的に絵や文字が動くような仕組であるFlash Playerの脆弱性を狙ったものがほとんどです。Windows自体のアップデートを常に行なうとともに、Flash Playerのアップデート通知が来たら、何を差しおいてもアップデートを行なってから作業に入るような癖を付けておくことが大事です。もちろん、お手持ちのウィルス対策ソフトも常に最新版にしておくことは言うまでもありません。


 ただ、ある程度パソコンのことを知っている方ならここまでのことも簡単にできるかも知れませんが、パソコンのセキュリティーに関するスキルを持たない方が常にウィルスに注意するのは大変なことです。そこで、毎年の年賀状とかは今までのパソコンでやってもらうとしても、インターネットのページを見たり、ショッピングに使う事の多い場合は、ネット接続時だけ使うパソコンを変えるという手もあるということをここで指摘しておきます。


 具体的にはFlashプレーヤーを使っていないMacに乗り換えればWindowsほどウィルスを気にする必要はないというような事です。ただそれでもコンピューターウィルス感染の危険性を無くすことはできません。私の場合、単にウェブブラウザーのChromeが入っただけのパソコン「Chromebook」をネット閲覧及びネットショッピング用として使っています。


 まだ日本では馴染みの薄いChromebookですが、だいたい2~3万円くらい出せば手に入ります。定期的にChromeの更新が入る以外はウィルスの対策は不要ですが、一応ウェブブラウザーのChromeの機能としてウィルスチェックのアプリはあるものの、今のところはMacよりもウィルスに感染する確率は低いと思います。特に朝な夕なとネットを巡っていろんなページを見るような方はネットを見るためだけのパソコンとしてChromebookを選べば、割と安心してネットを使えるようになると思いますので、いわゆるWindowsを使いながらの防御策とは違った点からウィルスに感染しない方法を探ってみるのも一つの方法だと思います。

2016年1月 7日 (木)

「Googleフォト」の無制限クラウド保存可能の中味

 毎日インターネットにアクセスして、ネット関連のニュースをチェックしている私ですが、年末からお正月に掛けてのGoogleのテレビコマーシャルを見るまで、2015年半ばからサービスを開始した新しい「Googleフォト」の仕様変更は知りませんでした(^^;)。テレビコマーシャルでは無制限に写真をクラウド上に保管できるとありますので、もしこれが本当だとすれば、OneDrive Google Drive Dropboxのような定番のクラウドサービスの方は容量をそれほど取らない作業用のファイルだけを入れておけば良くなるので、劇的にクラウドに繋いでの生産性がアップするような気がします。


 そこで、改めて調べてみたところ無制限といってもさすがに制限はあるのですが、1600万画素の写真や1080pの動画までならオリジナルサイズのまま保存が可能なようです。それ以上の大きさのものは1600万画素にリサイズされるようで、1600万画素以下の写真でも大きさは変わらないものの、ある程度は圧縮されて保存されるようなので、オリジナルにこだわる人には向かないかも知れませんが、いざという時のバックアップとして使うのもいいでしょう。ちなみに私の場合、現在はデジカメでもそこまでの画質のものは使っていないので、まず困ることはないと思います。


 多くの方はデジカメを常用せず、スマートフォンやタブレット端末で撮影した写真を自動アップロードする場合が大半かと思いますが、スマートフォンのアプリから使う場合、アプリの設定の中の「モバイルデータ通信」でのアップロードを許可するような設定はOFFにし、Wi-Fiでつながっている時のみクラウドにアップロードするようにしておくと無駄にLTE通信でのデータ量を消費しませんのでおすすめです。こうすれば、旅行中に静止画だけでなく動画をスマートフォンで撮りまくっても自宅やWi-Fiが使えるところでクラウドにアップロードされたことが確認できれば(スマートフォンからはGoogleフォトのアプリを開くと日時ごとにアップされた画像が現われます)、スマートフォンの中にあるデータは消してしまっても画質の劣化が気にならなければ大丈夫でしょう。その辺は、ぜひ一回アップしたものと元ファイルを比べて判断してみて下さい。


 なお、Google フォトはAndroidの入ったスマートフォンやタブレット端末からでしか使えないようなイメージが有りますが、iPhone iPad 用にもアプリが用意されています。過去に撮影した写真や動画も一覧で見ることが可能です。同じgoogle IDを利用している複数の端末で撮ったものも一体化が簡単にできます。つまり、AndroidやiPhone関係なく、スマートフォンで撮った写真を後でタブレット端末でじっくりと見ることも簡単にできるようになるので、状況に応じて見る端末を変えるということもできるわけです。


 こんなサービスがすべて無料で使えるわけですから、私と同じようにまだこの事を知らなかった方は、ぜひスマートフォンやタブレット端末には専用アプリを入れて、端末の容量から自由になる撮影というものを楽しんで欲しいものです。なお、デジカメで撮ったものについてはパソコン経由でのアップロードの他、Wi-Fi機能でスマートフォンにコピーした上でGoogle フォトにアップロードするという方法でもクラウドに上げることができますので、自宅で改めて作業するのが苦手な方は、まずデジカメの中の写真や動画を飛ばせるWi-Fi対応のデジカメやSDカードを使って、スマートフォンの中に飛ばしておきましょう。あとはスマートフォンからクラウドにアップロードするだけです。今後は、デジカメのメーカーが提供するアプリにGoogle フォトへの自動アップロード機能が付いたら便利ですね。ある意味Gmail以来の大きな変化だとも言えるので、今年撮った写真から試してみるのもいいのではないでしょうか。

2016年1月 6日 (水)

ダイハツWAKEのコマーシャルに「車中泊」が

 新たに販売が開始される前から、軽自動車の車中泊しやすい車として最高レベルにあるのではないかと思っていたダイハツWAKEに、新バージョンのコマーシャルが流れています。お兄さんは軽トラに三角テントを建て(^^;)、新たに出てきた兄弟のお父さんは何と同じ軽トラでもカプセルホテルのユニットを載せてきました。まだ未見の方はYouTubeのリンクからどうぞ。





 車から出ず、しかもシートを倒すだけで二名が十分に寝られるスペースを有するWAKEが素晴らしいことはこのコマーシャルから十分にわかります。ただ軽トラの上にいろんなものを載せることで寝られる車を作る方がバカバカしくても個人的には好きだったりします。


 コマーシャルを作った人の狙いとしては、弟の乗るWAKEは何でもスマートにできるのに比べ、兄や父が同じことをしようとしてもどうにも貧乏くさくなることで、新しく出てWAKEという車の魅力を際立たせたいというところがあるのでしょう。もちろん、普段の使用と車中泊の旅の両方に使えて見映えもいいという点においてはWAKEやN-BOX+あたりが軽自動車の中ではベストバイで、車中泊ならWAKEというのがセールスポイントになるのはわかります。


 しかし、これはN-BOX+でも同じ問題があるのですが、就寝スペースを確保したまま運転できる空間を確保するのには荷物の移動が必要になるでしょうし、運転席回りをそのままにしたまますぐに寝られる、カプセルホテルユニットを積んだ軽トラというのはなかなか面白いのではと、コマーシャル製作側が単にネタとして出してきたものにちょっと食いついてしまったわけです。


 ただ、コマーシャルにあったものをそのまま使う場合、カプセルホテルユニットはそのまま載せると微妙に荷台からはみ出してしまっているので、あれを載せたままで長距離移動するのは大変だと思います(^^;)。テントの方なら走行中は畳んで仕舞えばいいので何とかなるでしょうが。


 今でも軽トラをベースにして、その上にキャンピングカーにするユニットを付けた上で販売しているものはあるので、単に1人用の小さなスペースを追加するだけの安いキャンピングカー用のユニットがあれば、災害用のシェルターとして持っておきたいような人も出てくるのではないでしょうか。今の軽キャンピングカーは新車で200万円前後しますし、極力載せるものを小さく寝るだけに限定したものが安く出てくれば、それはそれで面白いのではないかなと思ったりもするのです。そうなると元のコマーシャルを作った人の意図とは全くかけ離れてしまうのですが(^^;)、例えば、すでに生産が打ち切られたダイハツの「ミゼット」にカプセルホテルユニットを積んだものが出てきたら棺桶とか言われそうですが、一人でふらっとどこにでも行けそうな車になりそうで今乗っている車に買い足してもいいかなとすら思ったりします。

2016年1月 5日 (火)

免許更新のタイミング

 誕生日の関係で、自動車免許の更新の時期が年が明けてからすぐになるのですが、例年は普通講習だったものの、今回ようやく優良運転者となりました(^^)。過去に違反をしていたのはことごとく原付に乗っていた時で、四輪では違反事故ともなかったのですが、何しろ無事に更新の日を迎えられたのでほっとしています。


 今回、暦の関係から4日が月曜だったことで一番早くの更新になったのですが、個人的には早ければ早いに越したことはないと思っています。というのも、どんな優良運転者であっても事故や違反をする可能性は0ではないからです。


 もし更新に行こうと思っていたのをそのままにしていて事故や違反をその間にしてしまったら相当にへこみます(^^;)。少なくとも早めに更新していれば改めて事故や違反をしないようにしようという想いは出てきますから、同じ時期を過ごすにしても安全運転の心掛け自体が違ってくるようにも思います。


 さらに、これは昨年実際にあった話なのですが、免許更新をするのを忘れてしまってそのまま免許が失効してしまい、更に6ヶ月の猶予期間を過ぎてしまった知り合いがいます。そのため、もう一回自動車教習所に通ってでも車を運転できないとまずいということで、今月末を目標にして教習所に通っているそうです。この場合は仮免許取得時からやり直さなければならないのだそうで、お金の面だけでなく手間がものすごくかかり、精神的にもかなり大変です。ちなみに、1年を超えたら一からやり直しとのことです。


 忘れるという場合の中で、どのくらいの期間忘れるかというのは運があるかそうではないかに過ぎない気もします。皆さんも改めて自分の免許証を取り出して有効期限の欄を見てみて下さい。もし期限切れから6ヶ月以内だったら講習参加だけで免許の再取得ができます。ただし、切れている時点で無免許であることは変わりないので、その後の移動は公共交通機関を使うことになります。


 基本的には、自分の誕生日の一ヶ月後が有効期限の終了日になるので、誕生日には何らかのイベントを行ないながら、その際に免許の確認をするなど、家族の中で怪しい人がいたら気に掛けてあげることも忘れないで下さい。

2016年1月 4日 (月)

新年は成田空港への旅 その3 成田空港第三ターミナルと北ウィングウェイティングエリア

 第二ターミナルからも無料バスに乗って移動し、すぐに第三ターミナルに着きましたが、中に入ったとたんその安っぽさに気付きました。


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 写真のように天井がむき出しになっていて、お店の方も安普請なのがわかります。奥の方がフードコートになっているのですが相当雑然としていて、混んでいる時には食事はここでなく第二ターミナルビルに戻ってした方がいいようにも感じるほどでした。


 でも必要な物はコンビニ(ローソン)や各種ショップで手に入りますし、国内を安く移動するだけならこれで十分ではないかとも感じました。実はもう一つ見たいところがあって、第三ターミナルと第二ターミナルの間に、広くて畳敷きのスペースもある24時間使える待合室「北ウィングウェイティングエリア」がありまして、そこもどんなものか見ておきたいと思いました。


 まさに陸上競技のトラックのような感じで第二ターミナルと第三ターミナルをつなぐ通路があります。色分けされている陸上競技用のトラックに沿って歩くと通路途中の休憩スペースがあるのですが、ここには電気ストーブが稼働しており、いっときの暖を与えてくれます。目指す待合室は別のビルになっていて、入ってみるとかなり広大な空間であることがわかりました。


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 中は空港の無料Wi-Fiが使え、コンセントも常備されています。うまくコンセントの届く所に席を確保できれば、たとえ長めの待ち時間であっても映画を見るなどして時間をつぶすことができそうです。部屋は2つあり、両方の部屋に畳敷きのスペースがあるのですが、ひとつには子供用のスペースもありますので、子供連れの方はよく確認なさった方がいいでしょう。ただ、畳敷きスペースは休むためのものなので、パソコンやスマホを充電しながらネットをする場合は椅子席近くで自分用のスペースをこしらえた方が無難です。そのためにはコンパクトに折りたためるキャンプ用のマットと寝袋がすぐに休むために役に立ちそうな気がします。


 私たちは結局歩いて第二ターミナルに戻り、到着する飛行機の姿を見ながら食事のできるレストランで昼食をいただいているうちに、成田空港の滞在時間は3時間ちょっととかなり長居してしまいました(^^;)。恐らく単なる見学や買い物のためにわざわざ成田空港まで正月から出掛けた人はそう多くないと思いますが、このセールはしばらく開催されていますので、興味がある方で成田空港を利用される方はいつもは素通りされるショップも覗いてみると面白いと思います。なお、セールの内容については空港内のさまざまな場所にパンフレットが置かれていますので、今後、年内に出国し年明けに帰国される方は出発前にゲットしておき、帰りに目的にものがあれば買って帰るのもいいのではないでしょうか。

2016年1月 3日 (日)

新年は成田空港への旅 その2 ターミナルビル巡りは無料バスで

 私たちがまずやってきたのが、第一ターミナルの駅でした。四階にあるショップへと急ぎますが、それほど人の出はないと思っていたのですが、実は密かに狙っていた1万円の時計屋さんの福袋は11時前に着いた段階ではすでに売り切れになってしまっていました(;_;)。今のダイヤだと私のいる静岡を始発で出たとしてもこれ以上早くはならないので、よほど気合いを入れないと無理だということですね。


 第一ターミナルでは旅行用品、アウトドア用品のショップも見ましたがいまいち欲しいものがなく、一つ買ったのが輸入文房具のショップにあった2,160円の福袋でした。しかしこれも他のお客さんが買っていたのに付いて行く形で最後の一個を手に入れたという感じで、ぎりぎりのゲットとなりました。中味の方は2,000円にしてはそれなりに充実していた感じで、知り合いに多少おすそ分けをしても十分といった感じでした。


 一通り第一ターミナルのショップを見て、第二、第三ターミナルにも行く予定にしているのですが、その移動に使うのが無料で運行している連絡バスです。無料で行き来できるのは便利で、それも正月の旅行を成田空港にしようと思った理由の一つです。


 空港内のショップはいろんなものがありましたが、やはり中国からの観光客を見込んで、家電を売っているショップも有りましたが、そこでは特別なセールはやっている感じは受けませんでした。カメラのキタムラがデジカメ福袋を置いてありましたが、現状では成田で買う意味も見出せなかったのでパスしましたが(^^;)、全体的にはゆったりと買い物できるくらい1月1日午前中から昼にかけての成田空港は人の出も少ないような感じでしたね。


 第一、第二ターミナルは過去に何回も出掛けていたのですが、今回の旅の目的には新たに営業を開始した第三ターミナルを見に行くということがありました。ここからはまた次回に続きますので、もう一回だけお付き合い下さい(^^)。

2016年1月 2日 (土)

新年は成田空港への旅 その1 朝食はグリーン車の中で

 2016年としては実質的に最初の更新になります。年末は最後の忘年会の後、早めに就寝し起床は朝の4時半でした。


 何でそんなに早く起きたかというと、青春18切符の1回分を使うためにできるだけ早く普通列車に乗った旅をするためでした。朝5時半の電車に乗って、東京方面に向かうことになりました。


 今回の目的地はなぜか成田空港で、なぜ成田空港かというと、ターミナルビルのショッピングモールが年末からセールをやっており、福袋もあるという情報を事前に得ていました。例年の福袋商戦にはまともに参加する気はなかったものの、のんびり回りながらお買い得品を探すのもいいだろうということと、最近できた第三ターミナルはどうなっているのかという事の興味と、実際に利用する場合の下見も兼ねて、行ってみようと思ったのです。


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 今回乗った電車はたまたまというか、熱海駅付近で日の出の時刻を迎え、熱海と湯河原駅との間で写真のような見事な初日の出を見ることができました。時間的に日の出に間に合うかどうか不安だったのですが、うまいこと見ることができてラッキーでした。


 その後、東海道本線に乗り大船で乗り換えて成田空港までの直行便「エアポート成田」に乗るのですが、すぐにホームには向かわず、駅構内にあるショップを目指します。実は今回の旅は東京在住の知り合いも参加するということで、どうせなら朝食を車内で食べようと乗り換えの時間を利用して有名駅弁を買っていくことにしたのです。大船の駅弁屋さんと言えば大船軒ですが、今回チョイスしたのは有名な鰺の押し寿司ではなく、日本で最初に売り出したことでも知られる、地元鎌倉ハムのボンレスハムを使った「サンドウヰッチ」(以下の表記は普通の「サンドイッチ」にしますが、正式な商品名はこちらです)にしました。


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 サンドイッチの具はハムの他にはチーズになっていて、卵好きの人には物足りないかも知れませんが、味は本格的で朝食としては申し分ありません。東京駅で合流した知り合いにはコーヒーを買ってきてもらい、成田空港までの車中でしっかりと朝食をいただくことができました。


 今回のルートは成田山新勝寺のある成田駅を通過する形になるので、成田まではそこそこ混んだものの、途中乗車した大船からもグリーン車は空いていて、のんびりした旅になりました。ここからいよいよターミナルビルのショップを巡ることになるのですが、今回はここまでにします(^^)。

2016年1月 1日 (金)

2016年 新年のごあいさつ

 例年に比べると暖かい日がこちらでは続き、穏やかな年初めとなりました。皆さんのところではいかがたったでしょうか。


 2016年は新東名が静岡県内のみから愛知県の豊田まで伸びるということで、車で名古屋から西に出掛ける場合は岡崎や音羽蒲郡付近で渋滞に巻き込まれる度合は少なくなるでしょう。


 車で出掛ける場合に問題となるのは交通集中による渋滞で予定していた時間通りに進まないことで、そうした傾向が今年は改善される見込みが出たことで、今までよりも気軽に車を使って遠出ができることは間違いありません。


 さらに今年は、モバイル通信にはつきものの格安SIMについても新たな動きが出てくることが期待されています。大手三社のデータ通信料が下がり、スマートフォンの中古市場が活発化する中で、今までよりも大手三社からMVNOへの転出が予想される中、あえて大手と契約しなくても通話を含めて全てMVNOでまかなえるようにならないと、結局のところ家庭内の通信料金が下がらないのではないかという気が私にはしてなりません。


 多くの一般ユーザーがこんなものかと思って払い続けているスマートフォンの通信料金によって携帯電話会社は代理店に販売奨励金を出し、それ狙いの一部の人の懐をキャッシュバックや未使用白ロムの転売によって潤している現状というのはやはりおかしいわけです。期待も多少込めまして、こうした不文律を崩す突破口としてMVNO各社には魅力的な通信プランを出してきてほしいと切に願いたいものです。


 それでは、今年もどうぞよろしくお願いします。

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