エツミ Keypod ポータブルmini三脚
デジカメの中でも小型のコンデジの売上げが低迷しているという話は以前からあります。なぜかというと、言うまでもなくスマホのカメラで十分という人が多いからという答えになるわけですが、確かに撮影してすぐ画像をクラウドにアップロードまで自動でできてしまったり、自撮り棒を使ってスマホのカメラをリモートコントロールできたりと、あえて写真を撮るという機能しかないコンデジを別に買う理由がないことにもつながりますが、デジカメ派の私としては寂しい限りです。
それでも、コンデジにできてスマホのカメラではできないこともあります。カメラを固定して長めのシャッターを切れば、それほど高性能なコンデジでなくても夜景をうまく撮影することができます。ただ、その場合には三脚を別に用意しなければなりません。
小さな三脚は100円ショップでも売られていますが、小さめでも片手の中には収まらないくらいの大きさのものがほとんどで、なかなか常用することは難しく、旅行の際に持ち出しても、カバンの奥に入っていていざという時に取り出すことができないというのがよくある事でした。
そんな事を思っていて偶然見付けたのがこの車の鍵くらいの大きさで、キーホルダーにもなるミニ三脚でした。写真のように、三脚がはまるネジの部分で離れるようになっているので、このままキーホルダーとして使っても使う時だけ簡単に取って使えるようになっています。ただこの部分が全てプラスチックのため、この部分が破損したらそれまでというのが悲しいですね。それでも、300gまでのコンデジならこの三脚に乗せて使うことができるようです。
さらに、脚がわずかながら伸びるので写真のオリンパスXZ-10あたりのがっしりしたコンデジでもそれなりに安定して使用することができます。夜景などの撮影の他、マクロモードにして物撮り用に使うパターンもありです。シャッターはセルフタイマーを使えば撮影する際にカメラに触らずに写真が撮れますので、スマホと比べても手ブレの写真を量産せずに済みます。
こうした小型三脚は、物としての強度がどうしても弱いのが残念ですが、車で出掛ける旅なら必ず持って行けるキーホルダータイプというのがいいですね。旅カメラとしてコンデジを用意している方だけでなく、ICレコーダーにも三脚に付けて使えるものがあります。地面に直置きすると地面からの雑音を拾ってしまうので、このような三脚にでも付けられればクリアな音質で録音することができます。手元に三脚を使えるものがある場合には、一つ用意しておけば意外なところで役に立つかもしれないグッズです。
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