車の事故報道から考えること
ここのところ大きなニュースがないせいか、自動車の事故に関する報道が目立つような気がします。アクセルとブレーキを間違えてお客さんのいるあんまきで有名なお店に突っ込んでしまったものや、90才を過ぎたおばあさんがバイクと事故を起こして逃げたとか、大学生の自動車専用道路逆走事故、さらに同じ大学生のサークルがレンタカーの普通貨物ワゴンに定員オーバーで乗って自爆したニュースなど、原因は一つでななく改めて自動車をきちんと運転することは大変だと思えます。
多くの人もそうなのでしょうが、体力が低下していたり睡眠不足のまま運転していたりすると、間一髪といった感じでヒヤリとしたりはっとしたりする経験も多いのではないかと思います。これは、免許を取る時に言われた事ですが、車を運転することによってもしかしたら犯罪者になってしまう可能性がある程運転の仕方によっては凶器に変わるものだという認識はしておいた方がいいと思いますね。
テレビのニュースに出る交通事故というのは視聴者の食いつきをよくするためか最初に挙げさせていただいたようなショッキングな内容のものが多いですが、これらの報道を見た人の中にはあくまで運転しては駄目なレベルの人の話で、自分には関係ないよと思ってしまいがちです。しかし、実際の事故はどんな状況でも起こるものですので、改めて自分の車の回りを確認してみることも必要でしょう。
今回クローズアップさせていただきたいのが、アクセルとブレーキの踏み間違えという事故です。まあ普通に考えれば踏み間違えることはないわけで、そこにいたるきっかけがあると考えると、そのきっかけは何かと分析することが重要になってくると思います。つまり、何かの拍子にアクセルをふかしてしまい急に車が発進し、パニックになってさらにアクセルをブレーキと間違えて踏んでしまうような状況があるかも知れないということです。
実は私も、ちょっとしたことでアクセルが開いてしまい急発進しかけたことがありました。その原因は何かというと、フロアマットの上に水に濡れてもいいように別のフロアマットをもう一枚のせていたことが悪かったようです。ただ上にのせてあるフロアマットは容易に動きますので、それが何かの拍子でアクセルの上に乗ってしまい、フロアマット自体の重みで車が動いてしまいました。その時は慌てずにハンドブレーキを掛けて事無きを得ましたが、重ね置きはだめだという事を身を持って知ることとなりました。
重ね置きはしなくても、マット自体が動かないように純製のマットには穴が空いていてクリップで固定できるようになっているものもあります。助手席側は多少ずれても大丈夫ですが、運転席にフロアマットは重ね置きはしないできちんと固定することを心掛けることが大切でしょう。
また、これも当り前の話ですが、旅行で一人で何もかもするような場合、荷物をすぐ取り出せるように足下に置く場合もありますがこれも危険です。ちょっと車が跳ねれば、その荷物がアクセルやブレーキを押さえてしまって急発進急停車することもあるかも知れません。コンソールボックスや助手席側に置くなどしながら、運転しながら何かしようとは思わないことが大事ですね(^^;)。
さらに私はやっていませんが、かかとを潰した靴で運転したり、サンダルで運転することも何かの拍子に履物が足から外れてアクセルを押してしまう原因になります。これからの時期はサンダル履きのまま運転する機会はないでしょうが、どうしてもサンダルで運転したい場合はかかとを固定して脱げる心配のないスポーツサンダルを使うようにしましょう。
車の事故というのは難しいもので、路面の状況や朝昼晩などの時間帯、天候や同乗者の数によっても変わってきます。普段助手席にしか人を乗せないような人が、旅先で複数の人を乗せただけでも車の制動は変わってきます。定員オーバーでなくてもちょっとした判断ミスが大きな事故の原因になるかも知れませんので、これからの行楽の季節には、事故の原因となるようなものを取りのぞきながら楽しいドライブを多くの人にしていただきたいものです。
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