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2015年11月

2015年11月30日 (月)

ホンダのリコールは相当広い範囲か

 先日、ホンダから手紙が届きまして、中を開けたら案の上というか私の乗っているGD1のフィットに搭載されているエアバッグの部品の交換についてのリコール通知でした。中の部品は古い車であればあるほど劣化している恐れがあるので、早速最寄りのディーラーに電話したのですが、なかなかすごいことになっているようです。

 ここのところ聞かれるニュースでは、ホンダはタカタ製のエアバッグを今後は使わない予定があるという動向だそうで、そうなるといろんなところに影響が出てきそうです。車のオーナーとして恐いのは、もしエアバッグが開くような事故があった場合、今までは開いたところに頭を突っ込むようにして安全をはかれば良かったのが、とりあえずリコールの作業を受けるまではエアバッグが開く際に金属片が体に突き刺さる可能性が0ではないということです。

 ちなみに、電話して聞いた話ですと予想はしていましたが交換部品の調達がすぐにはできないとのことで、2015年11月下旬現在では具体的な作業日を特定することは無理で、まずは作業の予約という形にして部品が入ったら連絡をもらえることになりました。

 部品はいつになったら来るかと聞いたところ、もしかすると年明けにずれ込む場合があるからと言われました。普通に行けは間違いなく来年にならないと作業ができない場合があるということがわかりましたので、この冬は遠出も乱暴な運転も控えつつ、作業ができるという連絡を待つしかなさそうです。

 これがまだ車種が限られていれば早く作業もできるでしょうに、エアバッグはどの車にも付いていますから、同時期の車は軒並みリコール対象になるのかなとも思えます。同じようにホンダからリコールの通知が来た方は、まずは最寄りのディーラーに連絡を取り、作業の予約を完了させることをおすすめします。ただ、この作業を済ませれば、しばらくはエアバッグの不具合を気にすることなく車に乗ることができるでしょう。

2015年11月29日 (日)

NOTTV迷走の戦犯は?

 2016年6月末をもってNTTdocomoは同社がアナログテレビ放送終了後の電波を使って端末用にのみ放送していたNOTTVのサービスを終了すると発表しました。慢性的な赤字から脱却できず、今年あたりから本格化した月額千円以下で使える動画配信サービスの登場の中、太刀打ちできなかったようです。

 というか、こういう結果はサービス開始以前から予想できたことで、ドコモユーザーとしてはこんな事業に手を出すよりも料金(特にデータ通信料金)を下げろという思いが強かったでしょう。しかも、限られた資源とも言うべき電波を使っているのですから、このサービスがなかったら他に電波の活用方法もあったはずです。

 そもそも、何でこんなサービスが認可されてドコモ社内でも実現にゴーサインが出たのか、これはきちんとした検証をして誰が悪かったのか明らかにする必要があるように思います。そうしないと、今後のドコモのサービス展開についてまた本業による利益を食いつぶすような事を平気でやる体質が残ってしまいます。

 現在でも、昔までのドコモの勢いは削がれ、他社に相当食い込まれている部分は出てきています。その上でこうしたいかにも昔の国営会社のような自社の損益を顧みないような事業を立ち上げることが続くのでは、ドコモを離れた顧客は戻ってくるかどうか怪しいものです。また、契約時に新しいサービスの加入を条件に端末の値引きを行なうような手法ももっと批判されてしかるべきです。ほとんど契約についての知識がない人がNOTTVに半ば強制的に加入させられ、今だに何も使っていないのに毎月の定額料を払い続けているケースは結構あるのではないかと思われます。最近のニュースでは通信料を下げるという言葉だけが独り歩きしていますが、今回のNOTTVのように、ユーザーだけでなく会社としても赤字になるような事業は最初からやらず、その分は通信インフラへの投資として活用するような方向性での料金引き下げをすることが望まれます。

2015年11月28日 (土)

イエデンワ後継機『ホムテル3G』は12月下旬発売予定

 プレスリリースから少々間の空いた報告になりますが、あくまで個人のページということでご了承下さい。PHS電話機の中でも画期的なモバイル電話機として多くの人から好かれ、私も持っていたのが電線のない『イエデンワ』というもので、まるで固定電話をどこでも持ち運べるコンセプトの端末です。
 
 以前のエントリーで、イエデンワの3G版が出るという話があったのですが、そのプロジェクトが本当に進んでいるようで名前を『ホムテル3G』として12月下旬にオープンプライスで発売予定とのこと。
 
 先日紹介した展示会でのものとの違いは、単三電池だけでなく専用リチウムイオン電池でも動くことは変わらないものの、単三電池はイエデンワと同じ4本で使えるようになったようです。当初6本ということだったので電池の使い回しは大変かなと思っていたのですが、4本になったことで電池のローテーションは楽になり、災害時の利用を考えた場合は4本一度に充電できる太陽電池を使った充電セットを持っているので、日の光さえあれば相当の長期運用もできるのではないかと期待できます。
 
 あと、利用SIMの大きさは標準タイプで、通話しながらのテザリング対応でモバイルルーターとしても使えるというのは発表時と同じです。
 
 発売元のエイビットでは直売のshopがあるので、12月に入ったら興味ある方はエイビットのホームページを確認しておいた方がいいでしょう。
 
 今のところ、使い方のめやすとしては通話用としてかけ放題にしたドコモ契約のガラケーのSIMカードと入れ替えて使うケースや、単三電池で使えるモバイルルーターとしてMVNOのSIMを入れて使うというパターンも想定されます。もし5分間限定タイプのかけ放題をMVNOがデータ通信とともにやることになったら、この電話機に入れるSIMとしてはベストでしょう。また、自分のガラケーの契約をドコモにしておくことで、ガラケーの電池が切れてもこちらにSIMを入れ替えて使い続けられる可能性があります。
 
 問題はいくらで出るかというところだけですね。来月の今頃には手に入っているといいのですが。

2015年11月27日 (金)

アップデートで気を付けたいこと

 今使っているウィンドウズが入っているノートパソコンはそのOSが7か8.1で、Windows10へのアップデートは自粛していました。というのも、今使っている業務用システムでWindows10がまだサポートされていなかったのです。

 しかし、ようやくその縛りも解け、晴れてWindows10にアップグレードをしても大丈夫だという状況になりました。とは言っても本当に大丈夫かというのはわからないので、普段あまり使っていないノートパソコンをまずWindows10にアップグレードしようと思いつつ、普段使いのパソコンを開いてシステムにアクセスしたのですが、ここで私は痛恨のミスをしてしまったことに気付いてしまいました(^^;)。

 というのも、文書をその業務用システムを通して印刷するためには「Acrobat Reader」を使うのですが、たまたま何気無しに相当大きな変更がなされていて名前も変わった最新の「Adobe Acrobat Reader DC」にバージョンアップしてしまってあったので、それがネックになって全くデータ出力のための印刷できなくなってしまったのでした。現状ではWindows10へのバージョンアップが問題になると思っていたところの、とんだ大ボケをかましてしまったというわけです。

 あわてて「Adobe Acrobat Reader DC」をアンインストールして、バージョンを下げた「Acrobat Reader XI」を再インストールしたのですが、かなりの時間が掛かってしまったので、早急に印刷しなければならない時に気付いたら大変でした。人によっては何が原因かわからずに丸一日潰してしまう可能性もあるので、この手のソフトのバージョンアップに気を付けるに越したことはないでしょう。

 今後は状況を見つつ、普段使っている事全てができるかどうかを確認しながら全てのパソコンをWindows10にアップグレードする予定ですが、同時に「Adobe Acrobat Reader DC」の導入についても気を付けないといけませんね。今回陥ってしまった失敗の原因は、すでに入れていた「Acrobat Reader XI」のセキュリティ上の対策としての更新と、全く新しいソフトである「Adobe Acrobat Reader DC」への変更を求める案内の違いについてよく確認しないでソフトのダウンロードからインストールまで行なってしまったことです。私と同じように、どうしても使わなければならないシステムソフトを使われている方は、ソフト開発元から新ソフトの利用可能という連絡がない限りは新しいソフトへのバージョンアップを安易に行なわないようにしましょう。

2015年11月26日 (木)

浜松へ半日の旅 その2 浜松での直売所めぐりといえば

 龍潭寺にはだいたい30分くらい滞在し、午前9時30分過ぎに出発しました。というのも、このブログで以前紹介したバームクーヘンの切れ端を安く売ってくれる「ヤタローアウトレットストア」の開店が午前9時30分からだからです。

 龍潭寺からヤタローアウトレットストアまではカーナビ計算でおよそ20分ということで開店前には全く間に合いませんが、ストア側が用意した品数以上にお客が押し寄せる場合がほとんどなので、多くの場合、1人3個までとかの購入制限をしています。その結果、だいたい午前11時頃までに行けば何とかバームクーヘンの切れ端を買えるとふんではいたのですが、早く行って早く帰って来られればそれに越したことはありません。

 およそカーナビの時間通りにヤタローアウトレットストアに着きましたが、ここでちょっと嬉しい誤算がありました。というのも普段ならバームクーヘンの購入制限が当り前なのが、たまたま行った時には工場で製品の増産中らしく、その日は購入量の制限を外しているとのことでした。

 とは言っても際限なく買うのもひんしゅくを買うので、だいたい2,000円分くらいバームクーヘンを買いました。大したことないと言うなかれ、このアウトレットショップでは1グラムあたり1円で売っているので2,000円出せばおよそ2キログラムのバームクーヘンを買えるのです。

 他にも買いたいものはあったのですが、何しろレジに並ぶ列がすごいことになっていましたので、とりあえずバームクーヘンだけをカゴに入れて、他のものはレジ待ちの列が動くのを見ながら近くにある品物を物色するという感じでした。購入してきたバームクーヘンは家だけでなく友人へも少しおすそ分けしましたがおおむね好評でした。

 ヤタローアウトレットストアは、浜松市内でも買い物をするのにいい場所にあります。車ですぐのところに巨大なショッピングモールのイオンモール浜松市野があるのですが、この後でちょっと寄ってみました。ここで買い物はしなかったのですが、10分で髪の毛をカットしてくれるQBハウスの支店があるので、ちょっと鬱陶しかった部分をカットしてもらってから次の買い物へと出掛けました。

 浜松の名物には「浜松餃子」がありますが、元々はお店で食べるというよりも家で食べるお土産餃子として発達してきたところがあります。そうした持ち帰りの名店はいろいろあるのですが、私のいる静岡市内でも存じ上げている味の餃子に浜松市に本店のある中華のファミリーレストラン「五味八珍」があります。この「五味八珍」の直売所がイオンモール浜松市野の近くにあるので、ついでに買って帰ろうと直売所にも立ち寄ってみました。
(写真は 五味八珍生餃子直売店 浜松市東区小池町2424-2  053-443-8175 AM10:00~19:00)

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 本社の隣にある直売所は新しげな建物で、大きさは小さめなものの通常時の価格で56個の冷凍餃子が1,290円で買えます。セールの時期には同じものが999円になる時もあるのですが、土日がからまないとなかなか浜松まで行けないのが残念ではあります。この直売所ではお店で出している唐揚げもお惣菜のような形で油で上げたものを販売しています。今考えるとその唐揚げも買って行ってその日の夕食のおかずにすれば良かったなと思ったのですが後の祭りでした。

 というわけで、2回に分けて半日でたどった行程を書いてみたのですが、とっとと出掛けて帰ってきた割には実に沢山のものを買いながら観光らしきこともしてきたという中味の濃いお出掛けになった気がします。近場で、しかも買うものが決まっているからこその場合ではあるのですが、適当に出掛けて大外れよりはマシだったという気もします。

 もちろん、時間を掛けてあてもなく出掛けることもいいですが、時間がないからどこへも行けないということもないという事を感じていただければ幸いです。インターネットで調べつくして短時間で集中的に回る旅も十分ありだと思った今回のお出掛けでした。

2015年11月25日 (水)

浜松へ半日の旅 その1 龍潭寺の庭園を楽しむ

 2015年11月の連休は、やることもあって長期の旅行ができる感じでは全くなかったのですが、家族が連休中日に早朝からバス旅行に行くということで、最寄りの集合場所に午前6時前に送りに行ってきました。

 さすがにこのまま自宅へ帰って寝直すのはもったいないので、折角だからと早起きを生かしてどこかに行こうと考えてみました。新そばでも食べに長野の方に行こうかとも思いましたが、連休中にもやることがあったため、まるまる一日を出てばかりではこれも時間がもったいないという気も起こってきたのでした。

 考えた結果、その当時ゆるきゃらグランプリで人がそちらに集中しているかも知れないということで浜松周辺を集中的に回り、午後の早い時間には帰って来ようという魂胆で半日の旅というのを考え、実行することになりました。

 まず、行こうと思ったのが2017年といいますからこの文章を書いているタイミングから次の次の大河ドラマである「おんな城主 直虎」の主人公・井伊直虎の墓所がある龍潭寺(りょうたんじ)の庭園です。小堀遠州作の庭はまだ紅葉には早い感じでしたが、何より手入れされた庭が素晴しいということで、開園直後の一番乗りを狙います。

 ちなみに、私の住む静岡市内から龍潭寺まではだいたい車で高速に乗らなくても2時間余りで到着するくらいの距離です。拝観時間は午前9時からなので、途中の『すき家』で朝食をゆっくりいただき、さらに国道一号線バイパス沿いにある『道の駅掛川』で農産物の中から目ぼしいものがあるうちに買い付けるなど、それなりに時間を取って寄り道したにも関わらず午前9時前に着いてしまいました。しばらくは入口周辺の散策やいい場所を見付けての写真撮影を楽しみながら開門を待ちます。

 ちなみに拝観料は大人1名500円で、拝観時間は午前9時から午後4時30分(閉門は午後5時)となっています。たまたま、この連休中には配管終了後の夜にも庭園がライトアップされる夜間特別公開が午後5時半から午後8時30分まで行なわれていました。翌年以降の詳しい日程については大河ドラマの放送時期には変更があるかも知れませんので、公式ページにてご確認下さい。

龍潭寺ホームページ http://www.ryotanji.com/

拝観開始時間の9時にはそこそこの人たちがやってきましたが、とりあえず写真撮影のため急ぎ足で有名な庭を先に訪れ、撮ってきたのが以下の写真です。紅葉の美しさという点では物足らないところはありましたが、朝の鳥のさえずりが聞こえる中で気持ちも落ち着かせていい気分で撮影ができました。

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 ちなみに、今回拝観した龍潭寺と同じ入場料500円の『ゆるキャラグランプリ』では一投票ごとに再入場が必要で、その分また500円を払わなければならないような仕組みだったそうです(^^;)。そうした入場者の投票のおかげで地元キャラがグランプリを獲得したことがニュースになっていましたが、井伊家を扱った大河ドラマが放送されることになれば、この龍潭寺だけでなく井伊家の主であるそのキャラクターも目いっぱいしゃしゃり出てくるんたろうなと予想できてしまいます(^^;)。そうした喧騒に煩わせられたくない方は、2016年の早いうちにこの美しい庭を見に行くことをおすすめしておきます。

2015年11月24日 (火)

ラジカセもCDコンポも今は昔か

 音楽と人とをつなぐものというのは色々ありますが、技術の向上ということだけでなくインターネットを使ったサービスの出現とともにその様相はかなり変わってきたように思います。

 先日、近所の大型家電量販店が改装のため在庫品を放出するというので行ってきたのですが、その中にはここ何年かの状況の変化によって急速に見切り品になり下がってしまった品々を見付けることができました。

 小さなラジカセや、USBメモリーを差してメモリーの中の音楽を再生できるラジオ付きスピーカーなんてものは、もはや今の時代には求められないものに成り下がってしまいました。スマートフォンやミュージックプレーヤーを直接接続できるスピーカーについても、一世代前のiPhoneやiPod端子専用のものならばこれも製品としての寿命が長くなく、既に現在iOSの新しいのでないと動かないアプリも出てきたため、製品としてのメリットが消されてしまっています。

 そんな中、私がつい買ってしまったのがそうした専用端子の付いていないスピーカーの専用品で、接続はBluetoothとオーディオコードによるアナログ接続のみというものです。こうした製品なら、とにかくBluetoothやイヤホン出力がある端末ならほとんど使い回すことができますし、古いというだけで安くなってもそれなりに使い勝手があります。

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 ちなみに購入したのはSonyのSRS-BTV25というもので、4年以上前のものなので今さら性能について評価はできないにしても、4千円プラス消費税で購入してきました。先日から始めたアマゾンのPrime musicを使いiPad mini2から飛ばした音楽を聞いてみました。スピーカーの性能自体はそれほどいいというものではないものの、枕元で楽しむくらいだったら古いものでも十分実用になります。

 してみると、今後自分で持っているCDを聴くための方法としてCDプレーヤーは残しておくべきかとも思いますが、これもCD-ROMドライブのあるパソコンに取り込んでデータ化してしまえば同じようにスマートフォンやタブレット端末からBluetooth経由で音楽を楽しめるわけです。ここまで紹介したハードの中で、かろうじてオーディオ製品と言えるのはBluetoothスピーカーだけで、今の世の中はオーディオ機器を買わなくても済んでしまう世の中になっているということなのですね。

 もちろん、高音質を追求する場合には元の音をできるだけ原音に忠実に保存することが必要ですし、音を出す場合でも信号の増幅から出口のスピーカーだけでなく機器をつなぐケーブル類にも神経を使わなければなりません。そういうことで言えば決してオーディオ趣味が無くなってしまうということはないのですが、今年に入って多くの業者が音楽のストリーム配信を始めたことにより、この程度の音質で納得できさえすれば、もはや音楽ソフトを買ったり自分で編集する必要もなく好きな音楽を楽しめてしまいます。インターネット接続は音楽だけのために契約していることはないでしょうから、それに追加してわずかな支出をするだけで、いいのですから、いい時代になったものです。

 ちなみに、なかなかレコードもCDも買えず、それでも音楽を聴きたいと思っていた人たちはラジカセで音楽番組を録音し、さらに曲と曲の間のおしゃべりをカットしたりして一本のソフトとして仕上げるのには時間も手間もかかったものです。今はそうしたことを考えずとも、好きなミュージシャンの情報をスマートフォンで確認しながら聴いたり、ラジオもインターネットを使えばスマホでも聞ける時代ですから、そこまで音楽を追求しないものの音楽のない生活は考えられないという方は、使い古しのスマホやタプレっとか、型落ち・中古で安くなったものを手に入れ、それとBluetoothスピーカーと合わせて部屋での音楽セットを作ってしまった方が便利です。とりあえず今後は寝る前に落ち着いた音楽を聞きながらまったりと秋の夕長を過ごしたいと思っています。

2015年11月23日 (月)

ロジクール Bluetoothマウス M336

 今使っているモバイル用途にと考えていたキーボード付きWindowsタブレットASUS T90chiをノートパソコンらしく使うためにはやはりポインタを自在に動かすマウスが必須であるとしみじみ思います。

 以前このブログで手の中にすっぽりと入ってしまうほど小さい単四電池2本で動くBluetoothマウスを持っていたのですが、外でかばんから落としてしまい、本体は無事だったもののゆるくていつ外れてしまうか不安だった蓋が外れ、中に入っていた電池ともども行方不明になってしまいました(;_;)。ということで、ちょっと落としたくらいでは蓋が外れないBluetoothマウスを物色していたのです。

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 たまたまタイムセールで2千円弱と安かったのが今回紹介するロジクールのマウスM336です。その大きさは比較用のiPod mini2との大きさで判断していただきたいのですが、ごく普通の大きさのマウスといった感じです。荷物にはなると思いますがこれで細かい作業も問題なくできるようになるので、個人的にはこれでいいかなと思います。

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 電池は充電池式のものではない単三1本で動くものにしました。省電力でアルカリ乾電池1本で10ヶ月という長寿命なのが嬉しいです。電池の蓋の部分はスライドするようになっていて、簡単に外れてしまうものではないということも気に入りました。色は青のツートンしかなかったので少々目立つかも知れませんが、その分外出先で見付けやすくもあるでしょう。

 Bluetoothの場合、電波が混信して正しく動かなくなることも起こるかも知れませんので敬遠される方もいるかも知れませんが、やはり、タブレットでUSB端子がない中で周辺機器を同時に使うためにはBluetoothの使えるものがないとどうしようもない場合も出てきます。使うキーボードによってはトラックパッドやトラックポイントが付いているものもありますが、指先が痛くなってしまうことも多いので、安定して長く作業を外でも続けるために、このような周辺機器は揃えておけばいざという時に便利です。特にこの製品では単三1本で動くということもあり、充電が難しい災害時の備えという点でもあると何かと便利です。常に持ち歩いている荷物の中で、単三電池一本で使えるヘッドライトがあるのですが、もしその中に入れておいた電池が急に切れてしまった時の予備にも使えるのではないかというところもあります。

2015年11月22日 (日)

荷物をコンビニで受け取る

 先日のエントリーで紹介していたAmazonからの注文品が近くのコンビニまで配達されたというメールが着きました。そのメールを受けた上でどのようにして受け取ればいいのか、何せ初めてのことなので一通りレポートしてみます。

 コンビニで受け取る場合、私が受け取ったファミリーマートで受取りの場合は、基本的には自分への荷物であることを証明するために登録してあったメールアドレスに書かれてある「お問い合わせ番号」と「認証番号」が必要になります。紙に控えたものを持ち出してもいいですが、モバイル環境でメールを読めるならスマートフォンの画面に出した番号を出しておけばいいので、頻繁に荷物を取け取る場合は連絡先のメールアドレスを変更しておいた方がいい場合があります。

 次に事前に預りを頼んだコンビニ店まで出向き、そこにある多機能端末で入力作業を行ないます。レジへ行くのはその後です。端末のメニュー画面にある荷物受取りを選び、「お問い合わせ番号」、「認証番号」の順に入力するとレシート出口のところからバーコードの付いた書類が印刷され出てきます。この出力を行なってから30分以内にレジに出せば、預けてあった荷物と交換になるのです。

 ここまで、全く本人確認の手続きはありませんが、荷物に付いている伝票にサインをするところがあり、その点は自宅で荷物を受け取る場合と同じです。支払いは事前に済ませてあったので、店頭では全く料金が発生することなく荷物を無事に受け取ることができました。

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 ちなみに注文したものはBluetoothマウスで(写真の緑の箱)、相変わらずというか片手に十分収まる本体の大きさにこれでもかと言わんばかりの大きな箱が付いてくるというのはいつも通りのアマゾンの発送方法でした(^^;)。このマウスについては、また改めて紹介させていただきたいと思います。

2015年11月21日 (土)

Cloudbookは主流のノートパソコンになるか

 11月20日にacerから発売になったという新たな廉価版のノートパソコン『Aspire One Cloudbook AO1-131-F12N/KF』が面白そうです。まだ出たばかりなので何とも言えないところもありますが、マイクロソフトのWindows10を搭載したノートパソコンにOfficeも付くということで、Windowsタブレットに不満がある人や、はじめてノートパソコンを持ちたいと思っている人には選択肢の一つになるのではないでしょうか。

 スペック的なポイントを箇条書きで挙げてみます。

・画面サイズは11.6インチ(1366×768ドット)
・CPU Celeron N3050(1.60GHz)
・RAM 2GB
・ストレージ 32GB
・搭載OS Windows 10
・付属ソフト Microsoft Office Personal Premium
・期間特典 その1 Office 365 1年間無料
・期間特典 その2 OneDrive 1TB分
・駆動時間 カタログスペックで約8時間

 まだ出たてということで、スペック的には不足気味であることは間違いないところですが、このスペックで実売44,800円という第一報があったので、正規版のOfficeをどうしても使いたいという方には購入候補になるかも知れません。ただ、ストレージが32GBと少ないですし、ソフトをインストールして使いこなしたい場合には足りなくなる可能性があります。SDカードスロットがあるのでデータはカードに逃がす方法もありますが、この点は不安なところです。

 使い方としては名前にも付いているように、OneDriveを使ってのクラウドでの作業を中心に行なうことを前提にしていて、この点ではChromebookのコンセプトとかぶるものがあります。1TBあれば十分ですが、この容量はずっと使えるのかというのがポイントになるでしょう。それでなくてもOneDriveは現在無料で使える容量が15GBから5GBに減らされるという話もありますので、購入時に確認しておいた方がいいでしょう。

 Cloudbookというのはウィンドウズが走るノートパソコンという形は変わりませんので、あえてChromebookと比べるのもどうかと思いますが、そのコンセプトは常にネット接続をしながらCloudへのアクセスを頻繁にするということから比較対象になるようです。ただ、外見にそれほど違いはなく、名前も似ているため今後も比較されるところはあるでしょう。しかし、両者の用途はそれほどかぶらず、メインマシンにもなる可能性があるのがCloudbookで、これだけOfficeを使わなければいけない日本社会の中では決してメインマシンとしては使えないながらも、追加購入するものもなくセキュリティ上も安心して使えるのがChromebookという感じでしょうか。

 個人的には約4万5千円という価格だと別の格安ノートパソコンを買う選択肢も出てきますので、今後他のメーカーが同じようなコンセプトのマシンを出すものか見た上で決めたいということと、今後電源関係の流れとして大出力の出せるUSB充電規格が製品に付くという話もあります。旅の荷物を減らすためにもUSBコードで普通に充電できるノートパソコンが当り前になってくれると嬉しいのですが。

2015年11月20日 (金)

民泊支援は必要なものの…

 昨日見たテレビのニュースコーナーで、パリの無差別テロの後で起こったテロ首謀者と思われる人物を追い込んでフランス警察が行なった銃撃戦の話になり、なぜ現場となったアパートではテロリストとおぼしき素性のわからない人物に部屋を貸したのかという話をしていたコメンテーターがいました。

 なぜ貸したかと言われれば、貸すことでお金になるからと言ったら身もふたもないかも知れませんが、世界的に不景気の今、お金さえ出してくれれば短期間であっても泊めるという人はいつの時代もどこにでもいるわけです。それだけ今の世界全体に広まっている不況の根は深いのかも知れません。

 かく言う日本でもこうした海外からやって来る旅行客のホテル不足に対応するために、一般の人の住んでいる場所をホテルの代わりに貸し出す民泊という方式を東京オリンピックに向けて日本政府が奨励するほどです。テレビの海外からの旅行者が日本でどうしているかというような番組を見ると、ネットを通じで直接民泊の申し込味をして利用しているパターンも結構あるようなので、旅行者とは言え近所に素性のわからない人がいるかも知れない状況は大都市ではすでにあると言ってもいいのかも知れません。

 今後、さらに海外からの観光客が増えるようなことになれば、お金を稼ぐためにヤミで自分の部屋を又貸しすることで家賃との差額で利益を得ようとする人も出るかも知れません。さらにそうした手続きをする中、全てメールで完結させてしまうために相手の名前も聞かず、単にお金のやり取りがあればほとんど条件を付けずに泊めてしまうような事が普通になってしまったら、もしかしたらテロリストのアジトとしてこうした民泊用に用意された部屋が使われる可能性も出てきます。

 もしそうした心配が現実のものになってしまっても、部屋を貸すことでお金を儲けようとする人がなくならない限り、そして慢性的なホテル不足が解消されることがない限りこの傾向は続くのではないかと思います。

 私が現状で国内旅行をする場合、こうしたことを考えるともし今回のパリのような緊迫した場面に巻き込まれる可能性もなくはないので、いくら安いといっても民泊は避け、どうしてもホテルが取れない場合は車で出掛けて車中泊というパターンを取ることになるでしょう。個人的には安心して民泊を使えるように、2020年までの間にきちんとした取り決めの上で誰もが安心して利用できるようになって欲しいものですが。

2015年11月19日 (木)

やっぱりやってきた黒船『Amazon Prime Music』

 スマートフォンやタブレット端末を使って音楽を聞くのは当り前になる中、様々な有料の音楽の定額サービスが進出してきました。

 個人的にはYouTubeにアップされている音源だけでもかなりのものになるので、あえて加入はしていませんでしたが、お試しでGoogle Play Musicを使ってみて、プレイリストの曲を流しっぱなしにすればBGMは全てこれで良くなるので興味はありました。しかし、その時から噂で言われていたのが、もしかしたらすでにAmazonが国外で行なっている音楽配信のサービスを日本国内でもやるようになれば、うまく行けばプライム会員には無料で使えるようになるかも知れないという話です。

 すでに動画についてはそれまで有料だった作品もプライム会員には一部無料で利用できるようになり、さらにTVに接続できる端末でテレビの大画面から出力できるようになっています。その流れで音楽もある程度楽しめるようになればと思っていたのですが、その期待に応えるような形で音楽配信サービスが出てきてしまいました。

 すでにスマートフォンやiPadに専用アプリをインストールして試してみましたが、ある程度は低速のネット接続でも何とか聞けるような感じですし、いわゆる名作の類やちょっと興味があるから聞いてみる程度ならこのプライム会員無料分だけでも十分楽しめそうだという風に感じます。ただ、用意されているアーティストのアルバムをコンプリートでカバーするというようなことはなく、欲しければ追加で購入してくださいという感じではありますね(^^;)。個人的には海外のジャズで無料で聴けるものが多いのは嬉しいです。

 さてそうなると、他のサービスで特定のアーティストのコンプリート・コレクションができているならばあえて乗り替える必要もないでしょうが、ちょっと気になった曲がプライム会員無料のリストの中にあれば聞いて楽しむというのもいいでしょう。様々な音楽配信サービスのクセを見ながら、どのサービスが自分に合っているのかを判断した方がいいのではと個人的には思いますが、私の場合は買いたいものはCDで買うことが多いので、アマゾンの方でも十分です。今後アマゾンの発表を受ける形で、毎月の料金をかけて音楽を提供している他のサービスがどういう風にサービスを見直すのか見直さないのかというのが気にかかります。個人的にはこうした傾向が進化することになると、ますますアマゾンの寡占化を進ませるだけだと思うので、現在の状況は必ずしも手放しで喜べないなというのが正直なところです。

2015年11月18日 (水)

どうしてもWindowsマシンを外せないわけ

 私のパソコン遍歴は、最初はアップルマークのMacOSが動くパソコンから始まりました。当時のソフト使いの定番は「クラリスワークス」という統合ソフトで、パソコンでワープロや表計算を使うことができるということで、ワープロから完全におさらばすることとなりました。

 その後、PowerBookというノートパソコンを買い足し、外からでも公衆電話ボックスからメールチェックを行なうほどはまっていたのですが(^^;)、あることがきっかけでウィンドウズの世界に足を踏み入れました。なぜかというと理由は2つあって、一つはアップルはiPhoneやiPadを出すまでモバイル環境でまともに使える端末を出してこなかったので、小型で持ち運びしやすいモバイル用の端末を使うためにはウィンドウズバソコンを使うしかなかったということと、さらに仕事でワープロはワード、表計算はエクセルを使うことが必須になったからです。

 今ではMacOS用のOfficeもありますが、当時はまだ従来のクラリスワークスなどの統合ソフトを使う人が多く、趣味やグラフィック、音楽関係にはにはMac、一般の事務仕事にはWindowsという住み分けがされていたように思います。

 先日、知り合いの20代の子にパソコンの購入相談を受けまして、やはり仕事に使うのでWindowsでOfficeソフトが入っていることが第一の条件だと言われました。ただ、そうした条件で探していくとある程度の予算を取らないと難しいのですよね。

 ちなみに今私がメインで使っているWindowsのノートパソコンにはOfficeソフトは入れずに、互換性のあるフリーソフトを入れています。ちょっとした表計算やワープロの扱いならこれでも十分なのですが、さすがにマクロ機能を使った作業になるとフリーソフトだけでは限界があります。先日もエクセルのマクロを使った書類作成をする必要があり、互換ソフトで試してみたところ書類は作成できませんでした。もっとも、そういった作業をいつもしているわけではないことから、私の場合は一つの解決策を生み出しています。

 マイクロソフト純正のOfficeソフトを普通のノートパソコンにプリインストールしたモデルというのはけっこう高額になるので、私の場合モバイル用途に購入した8インチクラスのWindowsタブレットと併用することにより、どうしても純正Officeでやらなければならない作業はタブレットの方でやり、それが終われば改めて互換フリーソフトの入っているノートパソコンで見るという方法を取っています。

 8インチクラスのWindowsタブレットというのは画面の狭さがネックですが、その代わりOfficeが入っても単体でソフトの値段くらいでタブレットが手に入るメリットがあります。タブレットにキーボードをつなげばほとんどの仕事はタブレットだけでもできてしまいますし、ノートパソコンに加えてタブレットをセットで活用するような形の方が私の使い方では何かと便利なのです。

 もっともこうした私の特殊な事情を購入相談してくれた人に言うわけにはいかず(^^;)、型落ちになった安いOffice入りノートパソコンを探すようにアドバイスしましたが、Officeは持っているけど古いものしかないとか、そもそもOfficeが入ったパソコンは高くて買わないという方には、一台安いOffice入りのWindowsタブレットを増やすという選択肢は十分有りだと思います。本当はOfficeを使わなくてもいいような仕事の環境ができればいいのですが、これだけ日本中で普及してしまった以上、ユーザー側で何らかの対応策を取らないとだめな状態はまだ続くでしょう。

 ただ、Windowsタブレットを中古で購入する際に気を付けていただきたいことがあります。安いタブレットを見付けたとしても、元の持ち主が中古屋さんに売る際にOfficeソフトだけ抜いて売りに出している場合も結構あります。購入前に元から付いていたOfficeソフトはどうなっているのかを確認してから中古に手を出すようにしないと、肝心のソフトが手に入らないという状況にもなりかねませんので十分注意しましょう。

2015年11月17日 (火)

荷物受け取りにも省エネを考えてみる

 改めて言うことではないかも知れませんが、日本という国は現状では自らエネルギーを生み出せない国ということで、さまざまな省エネの努力が求められています。電気をこまめに消したり、車の利用を控えたり、自分が消費するものについては自らの支出に関わってくることからかなりの省エネに関する行動が多くの人により行なわれているように思いますが、自分ではなく人の事になるとつい考えずに無駄を促したりしがちです。

 それは例えばお店とか公共の場所で用意されているものを必要以上に持っていってしまうというところにも表れているのかも知れませんが、今回話題にしたいのは、宅配による荷物の受け取りについてです。

 常に自宅に誰かいるならこれから書く対策も全く必要ないのですが、自宅に誰もいない時間が多かったり日中にはほとんど人がいない場合もあります。さらに、自宅に人がいたとしても、宅配業者が自宅を訪問しても外の様子がわからなくてみすみす帰らせてしまうような場合もあります。さらに、女性の一人暮らしの場合は宅配業者を装った犯罪者が部屋に侵入する口実として使う場合もあるかも知れません。

 どちらにしてもいったん自宅の前まで来て荷物を渡せず再訪になってしまうと、宅配ドライバーの労力の無駄ということだけではなく、車を停車させアイドリングしたり、同じところを何回も移動することでのガソリンの無駄が発生します。これも、地球温暖化の原因かも知れませんし、運送会社の経費の増加の一因となり、それが長い目で見れば輸送コストの増加につながるかも知れません。

 というわけで、先日ネット注文した荷物を受け取るのに、自宅ではなく指定されたコンビニや運送会社の営業所で受け取る方法を試してみることにしました。これはインターネットを使っていない人にはハードルが高いかも知れませんが、スマートフォンを使っている人なら、一時預け先のコンビニに到着した際にメールで送られてくる番号を店内の端末に打ち込んで確認が取れれば店頭での受け取りが可能になるので、配達ロスというのが生まれなくなります。

 体が悪くて外に出られない場合には自宅で受け取り、そうでない場合には帰宅途中にあるコンビニや営業所で荷物を受け取れるところから多くの人がネットショッピングを利用するだけでも、かなりのエネルギーを節約することは可能だと思います。さらにこうした受け取り方法をマスターしておくと、例えば長期の旅行をしている時にも旅行先のコンビニから荷物を受け取ることができるようになるので、旅行中に足りなくなった日用雑貸だったり、出先で壊してしまった旅行に必要な品などを旅先にいながら手に入れることもできるようになるでしょう。さらに、品物の購入を同居の家族にとりあえず知られたくない(^^;)場合でも、この受け取り方法は役に立ちます。

 実際にコンビニでの受け取りはどうかというのは、すぐに品物は届くと思いますので、こうしたサービスについてご存じない方もいるのではないかと思いますので、とりあえず自分で品物を受け取ってみて改めてその様子をレポートする予定です。

2015年11月16日 (月)

最悪の想定は必要か

 フランス・パリで起きた同時多発的なテロは本当にショッキングな出来事でした。以前にもパリを舞台としたテロはありましたが、それはイスラム原理主義者の逆鱗に触れるような絵を出版した新聞社を直接襲ったものでした。しかし今回は当時者ではない人達を、しかもサッカー場やコンサート会場の観客を狙ったということで、これからは誰でも狙われるという恐怖にパリ市民はさいなまれることになるでしょう。

 果たして日本で同じような事が起こるかどうかというのは正直言ってわかりません。というのも今回起きたテロ事件のように、いきなり何の前ぶれもなくやってくるわけですから。さらに勝手に自らの集団の敵とみなされて、私たちからしてみれば言われなき理由でテロを起こされる事件が起きてしまったわけですから、やはり日本でテロが起こるXデーについても考えないわけにはいきません。

 ここで、誤解してほしくないのですが、今の政権が続いたとしても、逆にもし今後政権交代が起きて今まで対外的に言ってきたことがひっくり返される状況が起こったとしても、テロが起こる可能性を0にはできないということです。世界のグローバル化の中では、客観点に見れば決して間違ったことをしてないことが多くの人に理解されたとしても、逆恨みのような形で攻撃される可能性はどうしても残ってしまいます。

 とは言ってもすぐにすぐ、日本がフランスのようなテロの標的になるとは思えません。ただそれでも、何かとんでもない事が私たちの身の回りで起こったとしても大丈夫なような心掛けくらいは持っておいた方がいいのではないかと今回の事件を目にして思いました。いつ起こるかわからないという意味では自然災害にも例えられるかも知れませんが、いざという時には車の中にあるものだけで生活できるような用意をしてあることが役に立つかも知れないという想定はしておいて損はないかもと今は思っています。

2015年11月15日 (日)

スマートフォン・タブレットを感染源にしないために

 季節の変わりめということで、衛生に気を付けるための話題が出ていますが、これは多くの人が食いつきそうだなというものの中に「トイレから出たら手を洗うか」というアンケートの結果があります。

 アンケートの回答というのは必ずしも実際の社会の動向を表わしているかは疑問であり、特にこの設問の答で「トイレから出る時に手を洗わない」ということを白状してしまうというのはいくら関係のない人に言うにしても恥ずかしいことは恥ずかしいと思うので、実際はニュースになったアンケート結果よりも多くの「トイレから出ても手を洗わない」人がいると見た方がいいでしょう。

 きちんと手を洗う人にとっては、こうした人の存在は許すことはできないと思います。特にこれからの季節にはトイレから発生する菌によって多くの人が腹痛を起こすようなノロウィルスに感染する可能性は高くなるのですから、どうしてもこれから年末にかけて体調を崩したくないと思われる人は、トイレから出る際に手を洗わない人を見付けたら、その人を通じて菌を自分のところに持って来ないように注意する必要があります。

 今回特に指摘しておきたいのは、同じようにトイレで菌を取り込んでしまう悪習として、トイレでのスマホ・タブレット(もちろんガラケーも)の使用を控えようという点についてです。何を当り前のことをと思われる方も多いかと思いますが、トイレで新聞や本を読む人というのは決して少なくなく、そうした流れでスマホを使ってしまう人もいるのではないかと思ったもので。トイレに長くこもってスマホ・タブレットを使っていると座った姿勢のまま長時間いること自体が痔になる危険性を生むことが知られていますが、それ以上に恐しいのは、トイレの中にいる菌をそのままスマホに付けてしまい、ある意味トイレより汚いスマホを作ってしまうことになるということです。無造作に食卓に置いたり、他の人に触らせたりしたらたちまち菌はいろんな所に広まってしまう危険性が出てきます。

 ですから、日常使っているスマホに気になる汚れがあったら、こまめに画面や手の触れる場所を拭いてきれいにしておくということと、他人のスマホをみだらに触るような事は極力控えることが、冬の季節にはますます大事になります。

 さらに言うと、どうしても電話を待たなければならないような事がなければ、スマホを持ってトイレに行かないとか、みすみすノロウィルスをスマホに付ける恐れのある行動自体を止めながら、スマホ依存の生活も見直すというのもいいでしょう。お子さんにスマホを持たせる場合、誰か一人が感染症にかかると全員に広まることのないためにも、スマホをトイレに持ち込まないルールは徹底すべきかと思います。特に周辺でノロウィルスの患者が出たという話が出たら要注意です。あらゆる感染の可能性を考える中で、スマホの除菌及び菌を付けない行動を心掛けたいものですね。

2015年11月14日 (土)

常に確実に使えるかわからない無線キーボード

 先日、タブレットとBluetoothキーボードが一体化した小型のパソコン、ASUS TransBook T90 Chi T90CHI-64Gをとある会合で使っていたのですが、思ってもみなかった事が起こりました。
 
 会議の議事録でも取ろうと用意していたら、キーボードに触ってもいないのに文字が暴走気味に入り出しまして、その後何をやっても画面が応答しない状況になってしまいました。こうなってしまうともう議事録を取るどころではなく、とにかく再起動して元の状態に戻すしかありません。こうした状況が繰り返し起こったため、結局ノートの代わりにパソコンを使うのは諦め、以降はメモ帳に書き殴るしかなくなりました。まあ、とにかく何かあった時の事を考えてアナログ的入力方法も用意しておいて良かったということでしょうね。
 
 今もって何が原因なのかわかりませんが、会合を開いた部屋で何か干渉する電波があったということでしょう。こういう事があると、やはり頼りになるのが画面とキーボードが直接つながっているノートパソコンであり、ケーブルを使って外付キーボードを接続する方法です。
 
 今使っているASUS TransBook T90 Chi T90CHI-64Gは端子が1つしかなく、USB端子を二股で増やすアクセサリーも使えないため、ケーブルでキーボードを繋いで使う場合には十分な電池残量があればいいのですが、そうでない場合は電源を優先させなければいけないので、やはり無理があります。接点だけで物理的につながっている分離式のものもあるのですが、こういうものでも接触が悪くなってしまうとキーボードだけでなくキーボート部分に入っているメモリ領域やUSBポートを使えない不具合が出たりするので、やはり薄くて軽いノートパソコンを常に持ち歩いた方がいいのかなという気もするわけです。
 
 個人的にはいわゆる薄型ノートパソコンで、電源をつなぐ端子が汎用のmicroUSBであるものが出てくれればすぐに飛び付く用意があるのですが、なかなかそれが出ないのが悩ましいのです。しばらくはタブレット本体の充電を気にしながら、どうしてもBluetoothキーボードが使えない場合は別のケーブル接続のできるキーボードでつなぐしかないかなと思っているのですが、もしものためにキーボードだけ常に持ち歩くのも無駄なような気もしますし、今後の課題となりそうです。

2015年11月13日 (金)

給油口を開ける手段も様々

 先日、ちょっと知り合いの車を借りることになり、使わせてもらったお礼にガソリンを満タンにして返そうとスタンドに寄りました。で、給油口を開けようと開くレバーを探したのですが、どこにもないことに気付きました。

 運の悪いことにスタンドはセルフだったのですぐに従業員の方は来ず、しばらく本気になって探したのですがどうにもならず、スタンドの方に聞いたところ、この車は元々給油口を開けるレバーはない車ですと言われてしまいました(^^;)。

 試しに手で給油口の端の方を押すような形で開けてみると問題なく開きました。簡単に開いて大丈夫かと思われる方もいるかも知れませんが、車にロックをかけると給油口もロックされる仕組みになっているようです。車はL150Sのダイハツ・ムーヴでしたが、実は良く考えれば今私の乗っているホンダ・フィットも同じ仕組みで何の疑問もなく直接給油口を手で開けていたのに、車が変わっただけでパニックになってしまった自分がとても恥ずかしいです(^^;)。

 人の車を借りる機会というのはそうそうはないかも知れませんが、旅行の移動手段としてレンタカーを使う場合は、給油口が左右どちらにあるかということと、どうやって給油口を開けるかということはしっかり確認しておかないと、今回の私のような醜態をさらすことになってしまうかも知れません。

2015年11月12日 (木)

JR東海ツアーズ「ぷらっとこだま」を使ってきました

 昨日は用事が入って午前中に仕事を切り上げ、どうしても東京に行かなければならなくなりました。いつもの旅なら時間を気にせずにいろんな交通手段を含めて考えることができるのですが、決まっている時間までに東京に行くことが大事ということで、個人的には久し振りに新幹線を使うことにしました。
 
 新幹線と言ってもいろいろな乗り方があり、正規の運賃を払うのは莫迦らしいとなれば、タイムスケジュールと相談しながら安い行き方を探すことが楽しくもあります。急に決まってとにかく早くということであれば金券ショップで回数券のバラ売りに手を出すのが一番ですが、今回は事前に予定がわかっていたことと、最速で行く必要もないということで、JR東海ツアーズという旅行代理店の企画した「ぷらっとこだま」という商品を使うことにしました。
 
 この商品は、当日の購入は無理ですが前日までに日程が決まれば、空席があれば購入することができます。東海道新幹線における各駅停車の「こだま号」指定席に限定ということで、のぞみやひかりに乗り慣れている方には各駅での待ち時間や到着時刻の遅さに辟易する場合もありますが、それでも新幹線なので時間調整ができる方にはおすすめです。
 
 具体的にどのくらい安くなるのかと言いますと、私が今回利用した静岡から東京までを正規で現金購入すると片道6,150円となりますが、こだま号での利用ながら片道4,600円になります。さらに、JR東海の経営するキオスクなどで、ソフトドリンクやビールなどと交換できるクーポン券が片道に1枚付いてきます。指定席を取って飲み物も付いての値段ですから、金券ショップで買うよりもお得に利用できるということですね。なお、今回私が利用したのは普通車の指定席でしたが、別にグリーン車のプランも有ります。豪華な旅でも新幹線ではすぐに終わってしまうと思っている場合は、むしろ現地到着まで時間を掛けて楽しめるこだま号の旅というのは料金以上のメリットも出てくるかも知れません。
 
 ただし、これはあくまで新幹線の乗車券ではなく、旅行会社の発行したクーポン券扱いになっているということで、自動改札を使うことができません。それだけでなく、在来線に乗り換えることもできないので、新幹線改札から直接外に出られる場所からでないと入場も下車もできないということになってしまいます。具体的には東京駅では八重洲口方面からは出られても、丸ノ内方面からは出られないということを理解の上利用することが必要です。また、大きな駅の場合いわゆる「エキナカ」のショッピングモールも利用できませんので、どうしても構内のお店を使いたい場合は別に入場券や東京から目的地までの切符を別に買うなどの行為が必要になります。また、新幹線を使った乗車券の場合、物によっては目的地までではなく東京山手線内ならどこでも降りられたりしますが、この商品ではいったん決まっている目的の駅で降りて改めて切符の買い直しになります。
 
 私の場合は東京駅からすぐに地下鉄に乗れば目的地に着くので、この商品で全く問題なく、お昼のお弁当を食べながらクーポンで交換したお茶を飲みつつ目的地に向かいましたが、一つ残念なことがありました。
 
 最近はこだま号といっても車内販売がないということを除けば設備はそろっています。指定席を決める際には、すぐ降りられるように通路側の席を押さえたのですが、今回利用した車両には、窓側の席の足下にコンセントが付いていました(;_;)。この文章は新幹線の中で書いているのですが、もし窓側に席を取っていたら用意のあるACアダプターを使って電池の残量を心配することなくさまざまなモバイル機器を使えたのですが、まさかこだまの車両にコンセントが有るとは思わなかったので、次回利用する場合は必ず窓側を押さえていろいろ楽しみたいと思います。今回紹介した「ぷらっとこだま」は、郵送での購入も可能ですので、東海道新幹線沿線の人だけでなく、移動時に新幹線を安く使いたいと思っている方にもいい商品だと思います。リンクは貼りませんが、「ぷらっとこだま」で検索すればすぐに出てくると思いますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

2015年11月11日 (水)

車の事故報道から考えること

 ここのところ大きなニュースがないせいか、自動車の事故に関する報道が目立つような気がします。アクセルとブレーキを間違えてお客さんのいるあんまきで有名なお店に突っ込んでしまったものや、90才を過ぎたおばあさんがバイクと事故を起こして逃げたとか、大学生の自動車専用道路逆走事故、さらに同じ大学生のサークルがレンタカーの普通貨物ワゴンに定員オーバーで乗って自爆したニュースなど、原因は一つでななく改めて自動車をきちんと運転することは大変だと思えます。

 多くの人もそうなのでしょうが、体力が低下していたり睡眠不足のまま運転していたりすると、間一髪といった感じでヒヤリとしたりはっとしたりする経験も多いのではないかと思います。これは、免許を取る時に言われた事ですが、車を運転することによってもしかしたら犯罪者になってしまう可能性がある程運転の仕方によっては凶器に変わるものだという認識はしておいた方がいいと思いますね。

 テレビのニュースに出る交通事故というのは視聴者の食いつきをよくするためか最初に挙げさせていただいたようなショッキングな内容のものが多いですが、これらの報道を見た人の中にはあくまで運転しては駄目なレベルの人の話で、自分には関係ないよと思ってしまいがちです。しかし、実際の事故はどんな状況でも起こるものですので、改めて自分の車の回りを確認してみることも必要でしょう。

 今回クローズアップさせていただきたいのが、アクセルとブレーキの踏み間違えという事故です。まあ普通に考えれば踏み間違えることはないわけで、そこにいたるきっかけがあると考えると、そのきっかけは何かと分析することが重要になってくると思います。つまり、何かの拍子にアクセルをふかしてしまい急に車が発進し、パニックになってさらにアクセルをブレーキと間違えて踏んでしまうような状況があるかも知れないということです。

 実は私も、ちょっとしたことでアクセルが開いてしまい急発進しかけたことがありました。その原因は何かというと、フロアマットの上に水に濡れてもいいように別のフロアマットをもう一枚のせていたことが悪かったようです。ただ上にのせてあるフロアマットは容易に動きますので、それが何かの拍子でアクセルの上に乗ってしまい、フロアマット自体の重みで車が動いてしまいました。その時は慌てずにハンドブレーキを掛けて事無きを得ましたが、重ね置きはだめだという事を身を持って知ることとなりました。

 重ね置きはしなくても、マット自体が動かないように純製のマットには穴が空いていてクリップで固定できるようになっているものもあります。助手席側は多少ずれても大丈夫ですが、運転席にフロアマットは重ね置きはしないできちんと固定することを心掛けることが大切でしょう。

 また、これも当り前の話ですが、旅行で一人で何もかもするような場合、荷物をすぐ取り出せるように足下に置く場合もありますがこれも危険です。ちょっと車が跳ねれば、その荷物がアクセルやブレーキを押さえてしまって急発進急停車することもあるかも知れません。コンソールボックスや助手席側に置くなどしながら、運転しながら何かしようとは思わないことが大事ですね(^^;)。

 さらに私はやっていませんが、かかとを潰した靴で運転したり、サンダルで運転することも何かの拍子に履物が足から外れてアクセルを押してしまう原因になります。これからの時期はサンダル履きのまま運転する機会はないでしょうが、どうしてもサンダルで運転したい場合はかかとを固定して脱げる心配のないスポーツサンダルを使うようにしましょう。

 車の事故というのは難しいもので、路面の状況や朝昼晩などの時間帯、天候や同乗者の数によっても変わってきます。普段助手席にしか人を乗せないような人が、旅先で複数の人を乗せただけでも車の制動は変わってきます。定員オーバーでなくてもちょっとした判断ミスが大きな事故の原因になるかも知れませんので、これからの行楽の季節には、事故の原因となるようなものを取りのぞきながら楽しいドライブを多くの人にしていただきたいものです。

2015年11月10日 (火)

OneDriveの無料容量縮小の影響

 先日のエントリーでAndroidアプリでマイクロソフトが提供しているクラウドストレージサービス「OneDrive」を使う場合、Microsoft Officeでないとファイルが開かないという問題があることを紹介しましたが、先日になってさらにびっくりするニュースが入ってきました。

 現状でOneDriveの無料プランでは15GBの容量を使えるようになっているのですが、それが近いうちに5GBの提供に留まることになるそうです。実は私がOneDriveを使うようになったのは、競合するサービスであるDropBoxの無料容量が5GBだったため多く使えるOneDriveを使おうかと移ってきたので、それならまたメインのクラウドストレージサービスをDropBoxにしようかなと思えてきてしまいます。

 私の場合はキャンペーンでカメラロールのボーナス分でもう15GB使えるようになっているのですが、これだって怪しいものです。いったいマイクロソフトは何を考えているのかちょっとわからないですね。

 現在はWindows8.1や10で使うIDがあるので、OneDriveも使った方がいいのかなと思っていたところもあったのですが、今このブログの文章を作るのにはWordではなくテキストエディタを使い、日本語変換ソフトもGoogle日本語入力を使っているなど、マイクロソフトの提供するものは徐々に使用頻度が減ってきています。何しろ今の日本語入力をスムーズにする特殊な日本語入力システムが動くのがWindowsしかないというところでのみWindowsのパソコンに固執しているだけなので、Windowsに乗っているGoogle日本語入力の設定項目がChromebookやアンドロイドタブレットの上で動くようになれは、メインマシンはWindowsではなくなる可能性すらあります。

 現在、古いWindows7のパソコンを使っていることもあって、電源を入れた後に作業できる状態になるまで結構な時間待たされるのがストレスで、一緒に使っているChormebookの起動と作業できるまでの時間の早さにびっくりします。Windows10もまだそこまで普及はしていないようですし、知り合いに聞くと仕事で使っているシステムの関係でまだWindows10にバージョンアップすることができないという人が結構いるという話も聞いています。

 OneDriveの無料容量が少なくなるということは大したニュースではないかも知れませんが、これが引き金になってマイクロソフトの心象が悪くなれば、ドイツのフォルクスワーゲンの例を見てもわかる通り、会社の業績にも意外な影響が出てくるかも知れません。マイクロソフトのOSを使ったパソコンは常にセキュリティ上の穴を塞ぐ必要もあるので、また古いOSを切り捨てて新しいOSに乗り換えさせるのではないかという不安も出てくるでしょう。とりあえず、OneDriveの無料プランを目一杯使っている方は、5GB以上入っている分を徐々に別の保管場所に移す準備はしていた方がいいでしょう。

2015年11月 9日 (月)

東名上り日本坂PA 焼津さかな工房 ランチ限定メニュー

 最近はなかなか行く機会がなかったのですが、昨日久しぶりに東名高速のサービスエリアの中でも魚がおいしい上りの日本坂PAにある焼津さかな工房へ食事に行ってきました。

 その際、ちょっと変わっていたことが、お茶とお水がセルフサービスになっていたことと、新しいランチタイム限定メニューが入っていたので早速そのメニューを注文してみました。

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 一見、ステーキ丼に見えますが、ここはお魚のお店なので、肉に見えるものは魚です。こういった用途で食べるには向いているのがマグロのホホ肉で、テリヤキソースに胡椒をきかせています。かなりこのままでは味が濃いので、温泉玉子を付けて味をまろやかにしています。この「まぐろほほ肉ステーキ丼」は850円で、牛や豚のように固くなることなく口の中でとろける食感が大変おいしいです(^^)。ただ、ご飯の量に比べてマグロホホ肉が多すぎるので、食欲に自信がある方は同時に150円のライスを頼んでお腹を満たすのもいいでしょう。

 また、マグロホホ肉を使ったメニューには焼くのではなくフライにした「マグロホホ肉フライ定食」850円もあります。こちらのフライの食感もお肉に迫るほどで、一度食べてみると魚のフライの概念が変わります。ランチタイム限定なので時間的に合わない方もいるかも知れませんが、機会があればぜひマグロホホ肉の食感を試していただきたいですね。

2015年11月 8日 (日)

NTTの固定電話網IP化へのカウントダウン

 世の中の移り変わりというのはどうしてもやってくるわけで、ライフラインである固定電話でも例外ではありません。今さら新たにメタル回線を引き直すということが現実的ではなくなってきている中、電話がIP電話化されてくるのは仕方のない面があります。

 NTTの打ち出してきた資料によると、2025年頃に中継/信号交換機が寿命を迎えることを考えて、固定電話を順次IP電話へ移行させる計画を本格化するとのこと。ただし、現在のメタル回線契約者を強引にひかり電話へ変えさせるのではなく、工事は不要で線自体は今のメタル回線を使うことで今の機材はそのままに回線だけをIP電話化するということらしいです。

 ただし、IP電話化することにより距離に応じた電話料金というのはなくなり、全国一律のような形になることが考えられます。また、固定料金についてもできる限り変えずに利用者側に手間は掛けない方向で行くようです。

 ただし、通話品質の点については今までの高品質は維持できなくなり、携帯電話並みの品質に落ち着くような形になるのだとか。まあ、これも仕方のないことなのでしょうが、だったら今までメタル回線がなくなるというセールストークで電話をひかり電話に変えさせられたもののインターネットもやらないで電話だけ使っているような人にとっては騙されたという気分になるのではないでしょうか。

 こうした将来の展望を見て行く中で、ますます家に固定電話を引かない方がいいという流れにもなるかも知れません。ファクシミリを実用的に使っている場合には全ての機能を携帯電話でまかなうわけには行きませんが、通話だけをするためなら近々発売が噂されている3G通信を使ったイエデンワ(固定電話風の電話機)に携帯電話のSIMカードを入れて運用すれば、だいたい月2千円程度で固定にも携帯にも掛け放題の固定電話もどきが使えますし、受けることが中心なら毎月の料金も千円以内で済む可能性も出てきます。

 現状で発表されている新しいイエデンワの機能にはLTE対応がされていないのでちょっと残念ですが、通常はコンセントから動かしておいて、停電や災害時には内蔵電池や単三電池も使えるという3G用のイエデンワは確保しておいた方がと思うようになりました。

2015年11月 7日 (土)

Yahoo!カーナビの運転力診断を試す

 無料で利用できるカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」をご存知でしょうか。市販のカーナビとは違い、スマートフォンにアプリをインストールすることによってカーナビと渋滞情報を表示することができる便利なアプリです。ただし、地図は走行しながらスマートフォンにダウンロードしていくので、常時接続している通信環境が必要になります。ただ、安いMVNOの低速でも十分動くので、安くカーナビを使いたいと思われている方には嬉しいアプリだと思います。この「Yahoo!カーナビ」に新しく付いた機能として、「運転力診断」をアプリが100点満点で算出することができるようになりました。今までなかなか使う機会がなかったのですが、昨日使う機会ができたので改めて自分の運転がどの程度のものなのか試してみることにしました。

 この機能はスマートフォンの加速度センサーを使って測定するため、しっかりとスマートフォンを固定しない状態では数値が低く出る可能性があるとのことです。ちなみに私がスマートフォンをセッティングするのに使っているのは洗濯バサミのように挟むだけの簡易ホルダーなので、ちょっとの振動でもゆれて、道が悪い場合は倒れたりスマートフォン自体が飛んでくるような事も考えられるので、これから紹介する点数はあまり参考にならないかも知れませんが、今回はできるだけエコ運転をするため発進はゆっくりとスムーズにすることを心掛けましたので、まあまあ信頼性はあると思います。ちなみに、点数化された5つの項目は以上の通りです。

・加速の安定性
・減速の安定性
・コーナーリングの安定性
・ハンドリングの安定性
・ふらつき運転の安定性

 結果はどの項目も20点満点で15点前後平均で、合計が71点でした。コメントを見ると、大体は良好だがたびたび気になる状況があったというものでした。これはもしかしたらスマートフォンの固定が甘いためなのかと思いましたが、だいたい40分くらい目的地を目指して運転した中には少々思い当たるふしがあり、自分の運転もまだまだだなと納得できるものでした。

 ただ、100点を目指す運転に近づけると、場合によっては道路の流れが早い場合に後ろが詰まってしまう原因になる可能性もあります。もちろん法定速度遵守の原則がありますので流れに乗るためにスピード超過はいけませんが、点数だけが全てではないということもあるのではないかと思います。ただ、できることなら80点以上は取りたいので改めてチャレンジしてみるつもりです。

2015年11月 6日 (金)

モバイルルーターの単体利用の落とし穴

 昨日の事ですが、あせって家を出たため、いつも使っているぷららLTEの入ったモバイルルーターを家に置いたまま出てしまいました。さらに悪いことに、出先からパソコンを使ってクラウドにアクセスする必要があったため、インターネットが使えずに窮地に陥るところでした。スマートフォンは手元で情報を確認するために持って行っても、それ自体では何も情報を表示してくれないモバイルルーターはたまにその存在を忘れて外出することがあるので注意はしていたのですが。

 幸いなことに何はあってもこれだけは身に付けておくauのMVNOのSIMカードが入ったスマートフォン、シャープのSHL23がMVNOのSIMカードであってもテザリングに対応していた端末だったので、何とかテザリングでパソコンをインターネット接続できました。もう一台持っているドコモMVNOのSIMが入っているNexus5でもテザリングは可能なのですが、おサイフケータイ機能が入っていなくて、電池の持ちも悪いので自宅に置いていくこともあります。常に身に付けて移動しているのがSHL23で、このスマートフォンでテザリングができるかできないかというのはこういうトラブルを起こした時にその有難さがわかりますね。

 SHL23のテザリングはUSBおよびWi-Fiによるテザリングが可能となっているものの、当初USBテザリングができなかったので、テザリング自体ができないのではないかと心配したのですが、MVNOの料金の範囲内でWi-Fiテザリングは可能でした。少なくともWi-Fiテザリングに対応していればまずテザリングで困ることはないのでスマートフォンや通信会社のサービスを選ぶ場合にはどんなに安い契約であっても自分が購入しようと思っている(または使っている)スマートフォンでテザリングが可能かということは確認した上で、できるものを使った方がいいと思います。今のところ、ドコモの白ロムをそのまま使う場合には、MVNOのSIMカードを使っている場合、テザリング機能を使えなくしているケースが以前からありました。ネットでの情報を集め、少なくともMVNOでもテザリングのできるスマートフォンやタブレット端末を使えるようにしておくと、いざという時に本当に役に立ちます。

 そういう意味では、今はまだ限られたMVNOでしか販売されていませんが、ガラホ(折りたたみ携帯電話の形をしたアンドロイドOS搭載端末)あたりも、MVNOでの使用でテザリングが可能なものがあれば導入を検討してみたい気持ちもあります。

 私の現状ではガラケーとSHL23の2台持ちに、さらにモバイルルーターという構成で持ち歩いているのですが、快適なインターネット環境を使う場合には1Mbps程度なら普通に出るぷららLTEのSIMが入ったモバイルルーターがどうしても必要になります。今回のようなトラブルを無くすためには、スマートフォンをドコモSIMの使えるものに変えてぷららLTEを入れて運用するということもあるのですが、複数のサービスを強引にまとめるのにはちょっと考えてしまいます。個人的には複数の会社によるエリアを共用することで、障害が出てどちらかが使えない状況でもネット環境は維持したいという望みがあるので(^^;)、しばらくはこのパターンでいくと思います。もしソフトバンクのMVNOが出てきたら、今使っているMR03LNの後継機であるMR04LNはSIMカードスロットが2つあるので、そちらに2つのキャリアを統合しようと思っているのですが、まだソフトバンクが回線を貸してくれないのが残念です。

2015年11月 5日 (木)

気軽に着られるポリエステルのジャケット

 このブログを書き初めた時には、ユニクロがウルトラライトダウンジャケットを売り出した頃で、軽くて小さく附属のケースに入れて持ち運ぶことができること自体が画期的でした。それは現在まで続き、今年もユニクロは進化したウルトラライトダウンジャケットを出していますが、そのあおりを食うような形でそれまでユニクロで売っていた化学繊維を使った「エアテック」シリーズが壊滅状態になってしまったのが残念でした。軽くて温かいという点ではダウンの方がいいと思いますが、ここら辺は寝袋と同じで、ダウンは濡らしたらアウトです。ジャケットは全ての天候で着ることがあるので、今まではウルトラライトダウンジャケットはインナーとして使い、その上に化繊のジャケットを羽織るというのが良かったのですが、先日たまたまマックハウスの化繊(ボリエステル)ジャケットの、マックヒートアウターがセールで約3千円と安かったので買ってみました。

 外側に羽織るため、あえてフード付きのものを買いましたが、まず思いの外軽いのにびっくりしました。メーカーのホームページで言う「ダウンをしのぐ保湿性」がどの程度かわかりませんが、肩の凝らないくらいの軽さで保温性能もあり、さらにはっ水加工もされているということで、今シーズンはちょっと羽織りたい時にはこのアウターを利用することが増えるのではないかと思います。

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 化繊ということでダウンほど小さくまとまらないということはありますが、フード部分に全体を押し込むと、写真のようになります。この形状は枕やクッションとして使えそうですし、車で出掛ける際はアウターを使うかどうか迷うところでもこの状態にしてバッグの中に押し込んで行けばアウターとして使わない場合でも役に立ちそうです。フード付きのジャケットには袋は付いていませんでしたがフードのないタイプには袋は付いていたように思います。ただ、これも寝袋と同じで化繊のジャケットを袋に入れる場合はきちんと折りたたまないと入らない場合もあります。

 もっと予算を取っていいものを買った方がいいという声もあるでしょうが(^^;)、最悪1シーズンで潰しても惜しくないということで、気軽に使えるというのがこうしたジャケットのいいところです。流石に真冬の寒さをしのげるだけの能力はありませんが、大きめのサイズを買ってインナーを充実させることで対応することも可能かと思います。念のため、今の時期の夜にバイクに乗って試してみましたが、少なくともユニクロのエアテックと同じような感じで、それほど風も通さずに使える実感はあります。それでなくても電車や車での移動に際しては、寒い外から暑い車内へ頻繁に出たり入ったりすることが多くなるでしょう。そんな時にもこのような薄くで軽いジャケットは役に立つものになるのではないかと期待しています。

2015年11月 4日 (水)

郵政事業を本気で心配する

 今もそうなのですが、私達が使っているemailというのは確実に相手先に到着するかどうかというのは書いて出した方が確認する方法がなく、不確実なものだと思わないとだめなようです。また、長く付き合いがない人の場合、メールアドレスを廃止していればエラーで返ってくるからいいのですが、厄介なのがメールアドレスが生きているのにほとんどそのメールは使っておらず、見てくれないという場合もあるのですね。

 そういう意味では電子メールを使ったやり取りをする場合、電話番号への直接メールのSMSを使えば、出したメールが相手に到着しているかどうかはわかります。先日購入したソフトバンクのらくらく携帯の108SHには「読んだよメール」という機能があり、2つまで限定になりますが特定の番号からSMSが入った場合、メールを開いて読んだ瞬間に定型の「今読みました」という内容のSMSを送ってくれた人に返す機能が付いています。この機能を使えば自分でメールを打てない人にメールを出す場合でも、用件が通っているかどうか簡単にわかるので、その点は重宝します。

 一般のスマートフォンユーザーの場合ならLineなどの閉じられたサービスでのやり取りなら、emailのようにメールがインターネット空間をさまよって到着に時間がかかることもなく、いつ読まれたかということを発信側が確認でき、確実にメッセージのやり取りができるようになっています。そんな時代に、昔には絶大な信頼を誇っていた郵便事業の信頼が揺らいでいます。

 マイナンバーの記入された書類が書留の型で日本の全家庭に送付されていますが、誤配達の多さに政府が異例とも言える注意を会社の方にしたということですが、その一方で郵政事業三会社の株は広く売られることになります。

 個人的にはそんなに誤配達をされたことはないのですが、それまで問題なく届いていた住所への郵便物が戻ってきてしまうような事は気になっていました。その住所はわかりにくいものではあるもののずっと前から変わらずにあるような場所でした。熟練した配達員の方が配達していた頃にはその方の頭の中にしっかり入っていたのできちんと配達されていたものの、もしかしたら同じ地域への配達員が日によって変わり、ナビゲーションの地図だけで対応しようとして場所がわからないので戻されるような感じなのかも知れません。

 これは、ナビに頼り切ってしまうと起こりやすい現象で、確かにきちんとナビに家まで表示されれば間違いなくその場所へ行けるのですが、世の中には同じ住所が複数あるような所もあります。カーナビのくせで車で通るには厳しい道を案内したりもしますし、最短距離でなく回り道をした方が早く着くような、いわゆる近所の人しか知らないルートまでカーナビで一律にチェックできるかということもあるので、私たちが旅行でカーナビを使う場合にも考えておいた方がいい事かも知れません。もっとも、旅先でのことは多少道に迷ったとしても大きな損害はないでしょうが、今回問題になったマイナンバー通知が届けられないということになれば、会社の信用自体にも関わる大きな問題に飛び火しかねません。

 株を公開することで、こうした事業的なミスがすぐに株価に反映し、海外からの資金が逃げていくことも考えられるので、郵便局の皆さんは本当に大変かと思いますが、今までの日本の郵便における信頼性は確保して事業を継続していって欲しいと切望します。

2015年11月 3日 (火)

OneDriveアプリの不具合は致命的

 すでに多くの方が感じられていると思うのですが、マイクロソフトのクラウドサービス「OneDrive」をアンドロイド搭載スマートフォンやタブレットで使うためのアプリが醜いことになっています。全ての書類をOfficeで開いている方には関係ないかも知れませんが、私の場合軽さと扱いやすさを求めて拡張子が「.txt」のテキストファイルで保管しておくことが多く、テキストファイルを開く場合にはWordではなくアプリとしても軽いテキストエディタを使っているのですが、アプリのバージョンを最新にするとなぜかファイルが開けない状況になってしまっているのです。

 また、他の人の報告を見ていると、表計算のファイルを開こうとすると、こちらも純正のオフィスでない互換総合アプリで開けないようになっているようです(一度どこかにコピーすれば開けるとの報告有り)。無料でクラウドを使わせていただいていて文句は言えませんが、純正アプリは重くて扱いにくく、古いスマートフォンでは使いものにならないこともあるので、できればいちいち保存してから閲覧したり編集したりするのは時間がかかってストレスがたまるので、リアルタイムで他のアプリでも開いて編集できるようにしていただきたいと思うのですが。

 もし、このままマイクロソフトオフィス以外ではクラウド内のファイルを開けない(PDFや画像ファイルは開けますが)なら、残念ですが他のクラウドに乗り換えるしかないかなと思っています。パソコンでは普通にテキストエディタやオフィス以外の互換ソフトでも開いたり編集もできるのですが。

 このような自社サービスへの強制的な移行を促すようなビジネスモデルというのは、確かに他に競争相手がいないような状況なら、仕方なしに環境を整えざるを得ないと思うのですが、幸いなことに今は色々選べるようになっているので、今後の事はアンドロイド用アプリのバージョンアップの動向によって決めることにしたいと思います。なんかそうしてマイクロソフトからグーグルへの移行がさらに進むようだと、少なくともスマートフォンについては、本格的にマイクロソフト離れが個人的に起きそうな気もします。今使っているパソコンの中では、グーグルのChromebookがGoogle ドライブの使用が基本になっているので、とりあえずGoogleドライブに移行してみるつもりです。

2015年11月 2日 (月)

自動運転車の報道からわかること その3 自動運転車の普及が「車離れ」の原因になる?

 自動運転車が実現した際の影響についていろいろ考えてきましたが、とりあえず今回で一区切りとします。一般の方にはすぐには自動運転車の恩恵は受けられないかも知れませんが、自家用車として持つものとは別に、公共交通機関として注目されています。

 というのも、過疎地での路線バスは最近では路線の維持が難しく、特に高齢者の足が無くなるという問題が深刻になってきています。本数が少なくなるのは人材が不足しているからとも言われているので、そこに自動運転車を導入すればそれなりにコミュニティバスの本数を維持できるのではないかということで研究を重ねているところも少なくありません。

 山の中などで集落のある所から買い物ができたり病院に行けるようなルートが整備されれば、過疎化の問題にも一つの光明が差すだけでなく、旅行をする人にとっても朗報になるでしょう。テレビ東京の路線バスの旅を見ていて、年々路線バスの本数や路線そのものが無くなっていくことを感じていますが、自動運転という技術の発達で、また地方の公共交通が戻ってきてくれると電車とバスで行けるところが増えるわけで、過疎地であっても多くの人を呼べることにもなるかも知れません。

 ただし、首都圏を中心に自動車の運転免許も取らず、車も買わない若い人が増加する中、自動運転で増加するバスのおかげで、さらに車の売り上げが落ちるという可能性も出てきます。若い人だけでなく長時間の運転はしんどいと感じるようになった中高年の人たちにおいても、電車とバスを乗り継いで今よりもいろんな所に行けるようになるのなら、あえて自動車を持つ必要はないと考える方も出て来ることはありそうです。

 今後、政府の行なう経済政策によって生活が安定し、多くの人が自動運転車が購入できるだけの豊かさを享受できるならいいのですが、そうでなければ自動運転車の普及が自動車自体の消費意欲を消してしまうという自動車メーカーにとっては自分で自分の首を締めるような事になるかも知れませんので、そういう観点での検討も必要になってくるでしょうね。

2015年11月 1日 (日)

自動運転車の報道からわかること その2 車自体がネット接続必須になる予感

 車を自動運転させるためには単に車自体の装備を整えるだけではダメなのだそうです。というのも、あらゆる情報を入手するためには正確な道路の情報を入手する必要があるということで、現状のカーナビよりもさらに高精度の地図を用意する必要があるのだとか。

 ただそのことで、様々な問題があることもわかってきています。各自動車メーカーが独自に開発している状態で、地図の仕様もばらばらになっていると、以前に起こったビデオの規格問題のような事が起こったら、国内で争っている間に世間規格を海外のメーカーに取られてしまう可能性があるということで、自動運転用の地図の規格を揃えるような方向で調整しているそうですが、すんなりとまとまることが大切なので、関係各位の努力をお願いしたいものです。

 地図の問題がクリアになったという前提で考えていくと、今でもカーナビ用の地図は完成するということはなく、新しく建物が立ったり道ができたりするにつけ、修正が必要になってくるわけですが、自動運転の場合は修正しないでそのままにしておくことはまずできません。例えば行き止まりになった道が伸びたり、直進道路に行差点ができたらその分飛び出しの危険が増すからです。

 となると、自動運転車の地図の更新はディスクドライブで提供されるのではなく、インターネットで即時更新というやり方でなければ常に最新とはいかなくなります。これは予想でもなんでもなく、常時インターネット接続で膨大な自動運転用の地図データの更新をしながら走るようなものになることになるのは確実でしょう。そうなれば、自動車メーカーが主導する通信サービスへの加入がなければ自動運転はできず、通信サービスについて毎月利用料がかかることは理解しなければならないでしょう。

 車に常時つながっているインターネットが実装されるようになれば、自動運転だけでなく24時間の自己警備が可能になり、窃盗やいたずら、当て逃げの被害にあった場合でも犯人の特定が可能になると思いますが、その分バッテリーが大型化し、車の価格にも反映されるでしょう。あと、通信サービスでどの程度の料金がかかるかというのも気になります。いわゆる7GB制限のあるデータ通信では長い距離を走れば走るほど早くデータを消費してしまい、地図のダウンロードができなくなる可能性もあるので、MVNOのSIMが使えれば節約はできますが、自動車メーカーの提供するSIMしか使えなくなると、必要以上に高いコストを支払わなければならなくなる状況も出てくるかも知れません。

 インターネット常時接続の端末のもう一つの恐さは、以前にも紹介しましたが、常にハッキングされる危険と背中合わせであるということです。独自システムの穴を見付けられ、内部に侵入されれば、車で操作できることは全て外のパソコンから操作できることになるため、自動運転モードに入っているものを急にマニュアル運転モードに切り替えられるような事があれば、事故を誘発できます。さらに恐しいところは、自動車自体を凶器としてテロの道具として使われはしないかということもありますね。こういう題材は映画などで出てきそうですが、自動運転車が当り前に走るようになるためには、このような問題をひとつひとつクリアにしていくことが必要になり、改めて大変な仕事だと思えます。

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