生活スタイルが変わっても「米」は大切
先日、とある方からお米を10キロ(無洗米ではない普通の米)をいただきました。個人的には大変嬉しかったのですが、なぜお米をくれるのかと聞いたら、自分も人からもらったものの、食生活の中でお米を炊いて食べる機会がなくなったからと言われました。
確かに、今の世の中は朝食にパンを食べた方が楽ですし、わざわざお米を炊かなくてもお惣菜と一緒に売っていたり、保存が効く上に電子レンジですぐに食べられるパックのお米もあります。また、カップ麺やインスタントラーメンを安く買っていればそちらの方を主に食べるという事もできるでしょう。もらった方には大変申し訳ないのですが、有難くいただきましたが、そんな人が今は多いのかとちょっとびっくりしたというのが正直なところです。
お米をいただいた方のような食生活というのは、社会に不安がなく、流通も滞りなく行っている時には問題ないとは思いますが、私がこのブログで災害時の準備という観点から考えていくと、パンや乾麺を多く食べ、米を炊かないライフスタイルでは流通が止まった時に一気に困ることになるのではないかと思います。
それこそ弥生時代の昔から、日本では収獲したお米を倉に貯蔵し、冬の間の食料としました。米はある程度保存が効き、少量に分けて食べ続けることができるので、災害用の食料としてはもってこいです。災害などでライフラインが止まり、その復旧まで1週間かかるとして、だいたい家族が1週間食べられるだけのお米が常に家にあるようにすれば、味付けは極端な話ですが、塩だけでも何とかなります。水がなければフライパンで炒ってもいいですし、ある意味究極の非常食だとも言えます。
というわけで、個人的には今までほとんど米を炊いて食べないような方であっても、時々はお米を炊いて食べるようにし、常に1週間ぐらいの備蓄米を用意しておくことをおすすめしたいですね。一人暮らしの方でも、一人用の炊飯器も売っていますし、ちょっと多めに炊いて冷凍しておけばパックごはんと同じように電子レンジで温め直してもおいしくいただけます。基本的に災害に備える場合、普段の生活の中で自然に行なう用意の方が、いざという時に役立つものです。ほとんど米を炊いて食べないという方には、ぜひもしも流通が止まった時の事を考えていただきたいですね。
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