赤のタオルかバンダナが防災用品になる?
防災用品のことを紹介しているホームページは様々あるかと思いますが、表題のようなことを以前から書いてあるようなところはそれほど多くはないと思います。私自身もそうなのですが、実際に経験したことだけではわからない部分があるので、頭の中で様々な事態を想定して用意するものを紹介することが多いのですが、それでも想定外の事は起きます。
では赤のタオルやバンダナは何に使うのか、そもそもなぜ赤でなければならないのかというのは、この内容をリアルタイムで読まれている方なら何となくおわかりかなと思います。川の堤防が決壊して洪水になり、多くの民家や車が孤立する中、空からの救出をスムーズに行なってもらうためには自分がここにいて助けを待っているということを上空のヘリコプターに認識してもらう必要があります。救助活動は夜間が危険なため昼間が中心になるということで、上空から見やすいものを振ってサインを送る方が早く救出してもらいやすくなるというのが今回の水害の様子を見ていて大切ではないかと思いました。
色にこだわるのは、発煙筒や信号など、一番目立ちやすい色としてはやはり赤だということです。もし赤のタオルがなければ仕方ありませんが、何かのことを考えれば赤のものをそろえた方がいいに決まっています。ただ、今回の鬼怒川水害一連の状況が明らかになるにつけ、ちょっとでも救出が遅れると人の生き死にを分けるかも知れないわけで、こうした準備をするということも大事だなあと思う次第です。
というわけで、100円ショップで赤のバンダナと、ピックアップツールというラジオのアンテナのような伸びる金属の棒を買ってきました。これをいつも持ち出すバッグの中に入れておいて、いざという時に旗のようにして振れば白いタオルよりも見付けやすくなるのではないかと思います。同じように、車旅に持っていくタオルも白でなく赤を選ぶようにするとか、普段家で使うタオルの中に洗い替えを含めて2枚くらいは赤いタオルを用意しておくなど、ちょっとしたことではありますが非常用持出袋の中味を見直す際には気に掛けてみてもいいのではないでしょうか。ちなみに私は写真のセットをいつも持ち歩くバックパックに入れておきましたので、日常だけでなく旅先で立ち往生した場合にも役に立つのではないかと思います。
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