« Amazonへのリンクについて報告 | トップページ | 台湾の「スマートスクーター」の仕組みははなぜ日本で実現できなかったのか »

2015年8月11日 (火)

息の長い製品を出すメーカー

 前日に書かせていただいた通り、以前このブログで紹介させていただいた製品について、Amazonのページヘのリンクをさせていただいています。私がこのブログを立ち上げてから結構経つので、紹介させていただいたものの中にはもう入手できなくなっているものも多いのですが、一つ一つリンクを貼っていると、長きにわたってロングセラーを続けているものがある中、一つの製品が目に止まりました。

 それは、TASCAMというブランドで古くからあるオーディオメーカーのTEACが出している高音質のICレコーダーDR-05で、すでに生産は終了しています。現状では新機能の付いたDR-05 VERSION2が販売中ですが、ぱっと見るとその形は全く同じで、主にソフト的なバージョンアップのようです。VERSION2の新機能は以下の通りとなっています。

・楽曲制作に便利な非破壊オーバーダビング機能
・ボーカルや楽器をきれいに響かせるリバーブエフェクト
・入力レベルを基準に自動で録音開始するオートレック機能
・入力レベルを基準に自動でマークを打つオートマーク機能
・動画ファイルとの位置あわせに便利なオートトーン機能

 個人的には自動でマークを打ってくれるのは後で聞き直す場合に便利ですし、今後、動画の音声を別々のハードで録り、それを合わせて高音質の動画を作るような場合にオートトーン機能はありがたいですね。ただ、普通に考えると新しい機種を購入しなければならないと思いがちですが、実は旧DR-05をVERSION2の機能を使えるバージョンアップファイルが公開されており、私の旧DR-05も簡単にVERSION2相当になりました。

 逆に考えると、まだAmazonでも旧DR-05が売っている状態ですから、家電量販店で安く古いものが売られている場合、あえて購入して自分でバージョンアップさせて使うということもできるわけです。そうでなくても、ソフト的なバージョンアップによって現行機と同じように引き続き利用できるというのは、メーカーのご英断もあるかと思いますし、ユーザーにとってはありがたいものです。同じような製品を販売するメーカーを検討する中で、やはり選ぶべきはユーザーの方向を長く見ていてくれるメーカーの方がいいわけで、その実例ということで紹介させていただきました。製品自体はごつくて大きいものですが、音質重視のICレコーダーとしてはとりあえずこれ一台あればしばらくは新しいものを買うこともないかなと思います(^^;)。

« Amazonへのリンクについて報告 | トップページ | 台湾の「スマートスクーター」の仕組みははなぜ日本で実現できなかったのか »

モバイルよもやま話」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 息の長い製品を出すメーカー:

« Amazonへのリンクについて報告 | トップページ | 台湾の「スマートスクーター」の仕組みははなぜ日本で実現できなかったのか »

フォト

広告


2023年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ