NEC モバイルルータの新型 MR04LN
かなり前から前機種で私が現役で使っているモバイルルータMR03LNがディスカウントされて売られていたので新機種の登場も近いのではと思っていたのですが、ようやく7月半ばに新機種のMR04LNが発売になるようです。前機種との違いを含めて簡単にまとめてみます。
・SIMロックフリー
・LTE-Advanced対応(端末の最大値300Mbps)
・Wi-Fiのうち5GHz帯は屋外で使用できる「W56」に対応
・Bluetooth4.0でテザリングに対応
・デュアルSIMスロット構成(microSIM×2 でどちらもLTE対応)
・タッチパネルの大きさと電池は同じくらい 電池駆動時間も同じくらい
・別売クレードルを回線に繋いで11acに対応したアクセスポイントに(最大866Mbps)
・クレードルの互換性はなし
基本的には、将来のLTE-Advancedが当り前になっても使えることと、デュアルSIMスロットがインパクト大ですね。逆に今のLTEによるスピードでも制限を受けているような場合は宝の持ちぐされになってしまうかも知れません。
私の場合は通信量が無制限という代わりにスピードが3Mbpsの制限されているぷららの無制限プランのSIMが入っているので、今のMR03LN(前機種)のハードでも必要十分なところがあります。2スロットを十分に活用できる状況なら買い換えも考えてみたかったのですが、個人的にはまだMR03LNがだめになるまで使った方がいいかなと思います。
MVNOのSIMを利用する場合、同じdocomoの回線を利用するSIMでありながらサービスを提供する会社によってさまざまな特性があるのはご存知の方も多いでしょう。例えば、同じ高速クーポンでも1日単位で使えるOCNモバイルONEのようなサービスと、月間の高速クーポンをアプリで管理し、高速と低速を自由に切り替えできるIIJmioのようなサービスがあってどちらが自分にとっていいのか悩む所ですが、このモバイルルータに両方のSIMをセットし、どちらも最安の料金で2回線契約し、OCNモバイルONEの1日分の高速クーポンを使い切ったらSIMを切り替えてIIJmioのSIMで高速クーポンを使い続けるという技も使えるわけです。また、別のパターンでも、メインで使っているSIMが連続通信における通信制限にかかった場合、すぐに予備のSIMに切り替えて制限にかからない状態で使えるようになるのはヘビーユーザーにとってはいざという時の助けになるでしょう。ただこれだとドコモの電波が止まれはどちらも使えなくなるので、個人的にはauやソフトバンクモバイルのLTEのSIMが使えるとdocomoとauの2つのエリアで使えると嬉しいのですが、今のところauのLTEで使えるというアナウンスはないので、その点は残念です。ただ今後はソフトバンクモバイルのMVNOも何らかの形で出てくるという話もあるので、そちらには期待します。
というのも、私の場合はテザリングのできるauのスマートフォンとMR03LNを併用しているので、ソフトバンクの通信網を確保することで携帯三社の電波をスマートフォンの追加なしに使うことができるならその時には買い換えるかも知れません。どちらにしても今後MR03LNの販売が終了した後はこちらの機種のみの販売になると思いますので、MR04LNを使う方も増えてくるでしょう。スペックを見た限りでは前機種でできたことは新機種でもできるようですので、新たな最強モバイルルーターという風にとらえて問題ないでしょうし、将来的なことを考えても迷ったらまずこの機種を選んで間違いないと言えそうです。
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