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2015年2月 2日 (月)

MVNO契約をつなぎ止める新たな方法

 ドコモ、au、ソフトバンクの携帯3社以外に回線を借りて提供するMVNO業者を選ぶメリットというのは単価が安いということと、契約後の解約についての縛りがないという風に今までは言われていました。しかし、最近の新たなMVNO関連のプランを見ていると、契約者がいったん加入した契約を解約しにくい仕組みが増えてきたように思えます。

 その一つが、今までのデータ通信専用のSIMだけでなく、データ通信と通話のできるSIMに関する継続利用の仕組みです。さまざまな業者がこのプランを出していますが、3Mbps上限ながら制限なくデータ通信のできるぷららLTEでも通話利用プランができたそうで、待ち受けが中心なら税込でも4千円を切る価格で利用できるようになりました。ただ、ぷららの場合でも契約月の翌月を1ヶ月目として6ヶ月目以内に解約すると違約金が発生する決まりになっているそうです。しかしこれはMNPで端末を安く入手したり特典のキャッシュバックや商品券を荒稼ぎするような輩を締め出すための仕組みなので利用者側も我慢しなければならない部分はあるでしょう。

 今回私が懸念するのは、もう一つの契約形態として、各社が競争のように行なっている家庭内の光回線とのセット契約についてのことです。私はMVNOの良さというのは新しく魅力的なプランが出てきたらすぐに乗り替えができることだと思っているのですが、光回線とデータSIMカードをセット契約して安く使っていると、データSIMを解約すること自体を躊躇する場面が出てくるでしょう。さらにそれに家族全員が入ることができるSIM複数枚契約がからむと、家族全員の了承がないと契約を移ることができなくなるわけで、さらに乗り替えのハードルは上がります。

 もちろん、まとめることによる経費面のメリットはあり、セットで契約し続けるというのもひとつの考え方ではあると思いますが、通信技術は日進月歩で変わっていくので、やはり時間が経てばどんなすばらしい(安い)と思った契約でも新しいものと比べるとそれほど魅力を感じられなくなる時がやってくるというのが私が今まで沢山の事業者を乗り換えてきて感じているところです。

 私自身はできるだけこうした他の契約とのしがらみがない状態で契約を続けていこうと思っています。安さ便利さも大事ですが、いつでも止められる状態でないと、文句がありながら使い続けざるを得なくなることにもつながってきます。セット契約に手を出す前に、こうしたことも考えることはこれから大切になっていくような気がします。

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