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2014年10月15日 (水)

キーボードからの入力は今でも必要なのか

 スマートフォンやタブレット端末がこれだけ普及した今、ふと思うことがあります。ちょっとした言葉のやり取りをしたり、メールを書くにしても必要な事しか書かず、データ入力もするようなことがない今、もし私が初めて触った端末がスマートフォンやタブレット端末だったら、あえて外付けのキーボードを使おうとは思わなかったかも知れないということです。私がコンピュータに触れた当初、コンピュータといえばキーボードが付いているのが当り前でした。NECのPC-8001はキーボードの中に全てが詰まっているような形になっており、とにかく日本語を含むさまざまなデータを入力するにはキーボードからの入力作業が必要でした。

 当時にはコンピュータと比較されることの多かったワープロ専用機もありました。当時、パソコンをワープロとして使うためには、プリンターの他に高価なワープロソフトも購入する必要がありましたので、ワープロ専用機の購入からキーボードを使い始めた人の方が多いかも知れません。私がワープロを使っていた時にはワープロ専用機のキーボードレイアウトについて、今のパソコンと同じ配列なものだけでなく50音順にきれいに並んだものや、富士通の製品では独自のかな配列の親指シフトがありました。最初に購入した製品によってその後のキーボードからの入力方法が決まってしまうのですから、今考えてみると、特にワープロ専用機で親指シフト入力を覚えてしまった人は改めてローマ字入力を覚え直すことになり、大変だったのではないかと思います。ただし、親指シフト入力をこよなく愛する人たちは今も存在し、キングジムのポメラDM100では公式に親指シフトを実装しています。またパソコンで文章を書くのが当り前の時代になってもその都度アプリで擬似親指シフトを実現する方法が出現し、現在でもパソコンやAndroid搭載機でアプリを導入すれば利用できるようになっています。しかし、そこまで入力方法に愛着がない人からしてみると、最初からなぜローマ字入力で統一できなかったのかという不満はあるかも知れません。

 私が初めてワープロを扱った時には、手書きできれいに書くよりも何倍もの時間がワープロを使っているとかかりました。当時はキーボードを見ながら人差し指一本で入力していたので相当タイムロスをしていました。慣れてくるに従ってどの文字がどの位置にあるかというのはわかってきたので指一本だけでもそこそこの入力スピードを得ることはできましたが、もしその当時にスマートフォンがあって、フリック入力やタブレット端末のソフトキーボードからの入力が使えるなら、スタイラスペンを使って入力することで満足してしまっていたでしょう。そうならなかったのは、相変わらずパソコンを使っているとキーボードがセットで付いてきて、キーからの入力から逃れることができなかったからに過ぎません。

 その後、ゲーム感覚で両手を使い手元を見ないでキーボードからの入力が行なえるタイピングゲームソフトとの出会いにより、何とかタッチタイピングができるようになりました。しかし、それまで入力していた方法の癖が付いてしまっていたので、本格的に基礎からタッチタイピングを習うまではまともにキーボードを使えたとは言えませんでした。タッチタイピングのための自習書を買ってきて練習し、改めて手元を見ず、画面のみを見ながらすらすら入力できるようになると欲が出てきて、ローマ字入力だけでなく、前述の親指シフト入力、そしてある意味究極の入力方法であると言える漢字を変換しないで直接入力する漢字直接入力の一つ「超絶技巧入力」まで一通り使えるようになりました。今私がこれだけブログを書けているのはこうした学習の賜物ですが、これはあくまでもキーボードしか入力方法がなかった時代だったからこその話だと思います。これから全てのことをスマートフォンやタブレット端末で済ませてしまおうと思っていて、長文を書く必要のない人だったら、あえてキーボードを使えるようにならなくても困ることはないでしょう。

 ただ、今後ハードとしての端末の機能が上がってきたとしても、大量の文章を早く正確に入力するにはキーボードからのタッチタイピングによる入力が必要になる場合は多いでしょう。まず、今回ここまで書いてきた内容をスマートフォンのフリック入力で書こうと思ったら相当の手間をキーボードからの入力に比べて覚悟しなければなりませんし、音声入力は使う場所を選びます。入力速度が早いということは、頭の中で思い浮かんだことをすぐに画面に出せるということで、論文や小説を書いたりする場合にはやはりキーボードの利用が欠かせません。個人的には全ての人がキーボードからの入力をした方がいいとは思いませんが、タッチタイピングが必要になった場合には、少なくとも我流でなく基礎から指の動かし方を学習することをお勧めします。もしそうしてタッチタイピングを習得した場合、過去の遺産で今あるほとんどのスマートフォンやタブレット端末でも、Bluetoothキーボードを使えば簡単にタッチタイピングができるようになっていますのでご安心下さい。少なくとも今あるスマートフォンでもキーボードをつないでタッチタイピングできるようになっているというのは、それがそこまで必要かどうかは別にして(^^;)、それまでに出てきた多くの小型端末でも両手によるタッチタイピングがしたいと思ってきた多くの人たちの情熱のおかげであったとしみじみ思います。

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