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2014年7月 9日 (水)

PHSはライフラインとして報道されているか

 沖縄を直撃した台風8号の被害はすさまじいの一言ですが、携帯電話3社の通話がつながりにくくなっていることも報道されています。これは通話が集中したというよりも、停電による基地局の停止による不通の可能性が高いと思われます。このニュースは新聞社が発信したニュースですが、それでは、携帯電話とは方式が違うPHS電話機は不通などの影響はなかったのでしょうか。

 念のためネット上で「ウィルコム 障害」のキーワードで検索してみましたが、報道ではPHSに関する内容はありませんでした。仕方がないので通信サービスを提供するウィルコム沖縄のページを見たら、しっかりネットワーク障害の情報として掲載されていました。結論から言うと、今回の沖縄の台風では、通信方式に関係なく、全ての通信会社で同じように障害が出ていたということです。本来はそこまで報道してもらわないと、もしかして報道されないところは大丈夫なのかという誤解が生まれやすくなります。

 もちろん、PHSは契約者や提供エリアなど携帯3社と比べると微々たる規模ではあるのですが、ライフラインとして必要とされている人がいるはずです。実際に通信が使えなくなった場合、頼りになるのはテレビやラジオ・新聞のようなマスメディアの発する情報です。それに乗らないような通信会社をメインに使うのはやめた方がいいのかという気持ちにもなるのですが、本当にPHSはマスコミから異常なほど無視されてきたような感じを受けます。

 PHSを以前から使っていない方にはご存知ない話かも知れませんが、ドコモMVNOのデータSIMカードが格安で売られる前は、利用地域がPHSのエリアなら、毎月の利用料金を安く済ますには正直PHSにした方が良い場合がありました。添付ファイル付きのメールを定額にしたのはメール中心ならわずかな定額料金でメールのやり取りができましたし、電話機単体でキャリアメール以外のプロバイダメールを含め複数のアドレスを管理できたのも画期的でした。そして何より、実質的にスマートフォンを日本のキャリアの中で実用化した第一号がシャープのW-ZERO3であったのに、専門誌はともかく、一般の報道では携帯電話会社からスマートフォンが出るまではそれほど大きく報道してこなかったのではないかと思っています。PHSを普及させたくない勢力に飲み込まれてしまったという感じもしなくはないのですが、まだ完全に息の音を止められたわけではないのですから、せめて大規模な障害がPHSで出た場合には、きちんと報道していただかないと、それこそマスコミによって通信会社が潰されるような感じが私にはして仕方ないのです。ある意味、恣意的にユーザーが誘導されて携帯3社へとユーザーが流れて行くなら、最終的に行きつくところは、3社のカケホーダイの料金のようにどの会社を選んでも変わらないような高止まりの料金体系でしょう。それは結果的に物価の上昇を促し、日本経済のためには仕方ないと言われるかも知れませんが、これまでのように新しいサービスにワクワクすることは減っていくのかも知れません。

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