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2014年6月30日 (月)

カケホーダイが当たり前な時代にも番号確認の必要性

 テレビを見ている中で、ちょっと気が付いたのですが、とあるアーティストのコンサートのチケット販売するのに電話番号を案内しているのですが「携帯電話(PHSでは不可)でお掛けください」という表記がありました。コンサートのチケットというと話し中にもめげず何十回も何百回も掛け直していた時代から使っていますが、今回見た番号は携帯電話でないと使えないということがありましたし、電話番号も「0032」というあまりなじみのないものなので、果たしてここへの通話には料金がかかるのか、料金がかかる場合でもいわゆるカケホーダイ契約ではどうなのかとか気になったので調べてみました。

 この番号はNTTメディアクロスの「空電(からでん)」というサービスに付く番号でした。ネットを使ったサービスの中で、件名には名も書かずあて先のメールアドレスのみを書いて送ると、折り返し案内事項が書かれたメールが帰ってくる「空メール」という仕組みがありますが、このサービスは特定の電話番号に掛けるとアナウンスが流れ、折り返し自分の電話番号宛にSMSが届き、インターネット上のサイトなどに誘導するような使い方がされるようです。PHSではSMSが現状では受信できないので使えず(将来的には利用できるようになるとのこと)、固定電話では当然SMSは受信できないので電話を掛けることはできても折り返しの受信ができないため使えないというわけでした。

 あと、気になるのが通話料がかかるのかということになりますが、サービス元の案内によると、折り返しのSMSを受け取るまでは無料とのこと。SMS受信自体は無料ですのでこの点は問題ないかと思いますが、メールの中のURLをクリックしてネット接続をさせることが目的のサービスなので、その通信料は利用者側の負担になるということのようです。

 この方法だとメールアドレスより覚えやすく、テレビなどの告知ではまず使い物にならないQRコードでの案内でも電話番号さえ記憶できればすぐに電話して案内が書かれたSMSを受信することができます。今後「0032」から始まる電話番号を見た場合、とりあえずは使っても大丈夫だということがおわかりいただけたでしょうか。

 これからカケホーダイの契約が一般化してくると、さまざまな電話番号の中で、通話定額の範囲外になるものはどれなのかしっかり確認しておかないと、大した通話料であっても悔しい場合があるので(^^;)、この種の知識は必要になってくるでしょうね。ちなみに、こちらで把握している無料通話対象外の電話番号は今のところ、

・104(番号案内)
・0180(テレドーム・テレゴング)
・0570(ナビダイヤル)

 が主なところです。あと、災害募金用の専用ダイヤルについても募金分については別に料金請求が来ることになると思います。今後、もしかしたら「0570-」とするところを「057-0×××」というように区切りを変えて有料のトラップに引き込むようなことが起こり、もしその業者がこの番号に掛けた場合の料金が利用者側にかかる設定にしていたら大変です(ナビダイヤルの場合はそうした場合には課金のある旨アナウンスが流れますので、事前の回避は可能です)。このようなカケホーダイでいくら掛けても無料だという心理に付け込んだ詐欺まがいの行為もこれから出てくるかも知れませんので、すべて無料だという風には思わない方がいいと思います。

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