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2014年5月18日 (日)

安易な「電子書籍化」は活字離れを加速させる?

 スマートフォンやタブレット端末以外に、いわゆる電子書籍を閲覧できるリーダーを複数持っているのですが、先日楽天koboで見ることのできる電子書籍500円分自由に使えるクーポンをいただいたので、500円の電子書籍を購入しました。

 今回購入するにあたり自腹を切ってはいないので、詳しい題名は控えますが、本文を専用のリーダーで表示したところあまりの状況に絶句してしまいました。

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 電子書籍のメリットは、読む側が見やすいように文字を拡大してもスムーズに読み進むことができるようになっているかどうかが重要だと私は思っています。しかし、このように単に紙の本をスキャンしたような二段組をそのままレイアウトしているのには呆れました。

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 当然、このままでは読めないので文字を拡大するのですが、大きくするとこれまた当然ながらこのような形になります。このページを読むためにはいちいち画面をタップして読む位置を変える必要があり、時間がかかるだけでなく手間も相当かかるので、とても長い文章を読めたものではありません。

 私自身は電子ブックリーダーを使う場合、いわゆるテキスト文書を読み込ませる形にしています。この方法だと文字をいくら大きくしても、一つのテキストファイルでしかないので、画面の中に文字がきちんと収まり、ページめくりのみで読み進めることができます。紹介した有料で販売している電子書籍についても、テキストデータを表示できるようにしてくれれば、画面が小さくても文字を大きくすることで、画面に表示できる文字数は減りますが、ページめくりの動作だけで簡単に読めます。何よりも専用のリーダーを売っているわけですから、高性能なタブレット端末よりも処理速度が遅い専用ブックリーダーでストレスなく読めるようにしてくれなくては本当に困ってしまいます。

 今の出版業界というのは、もし原稿用紙に万年筆で書かれたものが入稿されたとしても、パソコンによるテキスト入力が行なわれたもので作業が行なわれるのではないかと思っていました。最終稿が例えばPDFファイルの形のようなもので出てくるとしても、PDFにする前のテキストファイルの段階の原稿から電子書籍を作る手間をかければ今回私が指摘をしたような問題は避けられると思うのですが、もしかしてそのわずかな手間を惜しんだものにそこそこの値を付けて販売しているということなのでしょうか。もしそうなら、残念ですが、本格的に紙の本を電子本に乗り換えることは避け、自分で変換し、読みやすいように加工したファイルを読むためのものとしてブックリーダーを使おうと思っています。

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