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2014年3月 7日 (金)

非常時ライフライン対応自動販売機を見付けよう

 災害に備えるということは、さまざまな品物をいつでも使えるように準備しておくことも大切ですが、どんな形で罹災するかだれもわからない以上、常に最悪の状況も想定しておくことも必要だと思います。

 例えば、用意しておいた災害用品を何一つ持ち出すことができなかったという場合も十分に考えられます。そんな中、最低限生命を維持するためにどこへ行けば何を受け取れるのかという事も含め、最寄りの避難所の把握はしておくべきでしょう。

 今回紹介しようと思うのは、最近町でも目立ってきた災害時にお金を入れなくても飲み物を提供してくれる災害対応の自動販売機についてです。こうした自動販売機の仕組みについて、電気が通っている場合はボタンを押せば次々に出てくるということは予想できても、では停電の時にはどうなのかという事があります。もちろん管理者が自動販売機のカギを開ければどんな自動販売機でも中の飲み物を提供出来ますが、最近のものはさらに一歩進んでいる印象です。私が実際に設置してあるのを確認した機種についてここでは紹介しようと思います。

・SANDEN「エネレンジャー」(以下のリンク参照)

http://www.sanden.co.jp/cms/detail.cgi?cate=3&lang=j&kocate=84&disp

 別のメーカーでも同じような機能が付いたものはあると思うのですが、この販売機はカバーを外して手動のハンドルを回すことで内蔵のキャパシタに充電して販売機を動かすことができるようになっています。そして、上のリンクを読んで個人的に気になったのが、手回しハンドルでキャパシタにためた電気を使って携帯電話(スマートフォンは不可らしい)の充電ができるオプションが用意されているということです。さすがにオプションが付いているかどうかというのは利用者の側からはわかりませんが、設置者がこのオプションを付けた状態で設置してくれていたらたとえ中の飲み物を配り終えてしまったとしても、相当に利用価値が出てくるでしょう。このオプションの説明書きを読むと、ハンドルを70回以上回して充電可能ランプが付いたらハンドルを止め、ランプが消えるまで携帯電話を充電できるとあります。この一連の動作を一人ずつ繰り返していけば、大きな混乱もなく並んだ人に平等に充電を提供できるということにもなるでしょう。

 この自動販売機の価格自体がわからないので安易に携帯充電のオプションを付けて設置してくれとは言いづらいですが(^^;)、少なくとも避難所や役所などの公共の場所に設置する自動販売機は、このような携帯電話充電の機能まであるものを設置して欲しいですね。それと改めて思いますが、家族で持つ通信端末を全てスマートフォンにはしないで、一つは従来のガラケーを用意しておくべきだと思いました。スマートフォン契約しかない場合でも、最近ではスマートフォンに入っているmicroSIMを採用したガラケーも出てきています。いざという時には差し替えて使えるようにしておくのも災害対策の一つです。また、近所のどこにこうした災害対応の自動販売機が置いてあるかというのも知っておいて損はない情報です。時間を見付けて家の周辺の散歩しつつ、自動販売機がどうなっているかを確認してみましょう。

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