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2013年9月10日 (火)

日本版 Nexus 4 の49,800円は高いか安いか

 知っている人はすでに知っていると思いますが、GoogleはNexus 7(7インチタブレット)のようなタブレット端末だけでなく、SIMフリーの通話できる高性能なスマートフォン「Nexus 4」の日本語版を49,800円で売り出しています。Nexus 7のSIMフリー版は残念ながらドコモのSIMカードで使う場合、800MHz帯のFOMAプラスエリアは使えないのですが、今回紹介するスマートフォン「Nexus 4」ではこの帯域も利用できるので、現在ドコモで販売されているスマートフォンと同じように山間部でも安心して使えるようになっています。

 このNexus 4は、通販だけでなく、スーパーの「イオン」の中に携帯電話コーナーがある場合、そこでも販売しているところが多くあります。昨日私が行ったイオンスーパーでは現物はなく、「予約受付中」ということでしたが、イオンの店舗で購入する場合、例えばIIJmioのようなドコモを利用したMVNOの業者のスターターキット(SIMカードが付いていて、どの業者でも3,150円くらいで売っているもので、簡単な開通手続きを自分ですればすぐにデータ通信を始められます)をサービスで付けているようです。こうしたデータ通信を始めようと思っている方にとっては、その分安く買えるものの、5万円に迫る価格は高いと思われる方も多いかも知れません。

 しかしよく考えてみると、携帯電話会社経由で端末を購入する場合、2年程度の継続契約が前提で、さらに月5千円前後の(各種割引などは考慮していません)データ通信を利用しないと端末に関する割引が受けられないなど、安く買えたと思っても2年間の通信費支払いを考えた場合、支払い金額の総額が結構な金額になるのがわかるでしょう。ちなみにNexus 4の小売価格である49,800円に加えてIIJmioの月額945円を24回利用したとして(実際は途中で解約するのは自由で、いつでも別の業者に乗り換え可能です)、本体との合計(2年間利用)は72,480円となります。「本体実質0円」というスマートフォンを購入して使っている場合でも、現在支払っている料金の端末の割賦販売が終了するまでの総額とを比較してみると(キャンペーンなどで商品券の支給などメリットがある場合もありますので確実に安いとは言えませんが)、他の新品スマートフォンと比べてべらぼうに高いというわけではないと思うのですが。

 Nexus 4は海外仕様のものを利用している方もいて評価も悪くないので、これを最初のスマートフォンにする方もいるかも知れませんが、おサイフケータイやワンセグが付いていない事に納得出来れば十分便利に使える端末だと思います。また、個人的に購入をおすすめしたい方というのは、実はドコモのスマートフォンを購入し、その不具合に泣いている方だったりします。

 私が今使っているスマートフォン富士通のF-10Dは2012年7月発売のものですが、私が中古店で購入したのは2013年の夏でした。このハードを売った方はどちらにしても中古の白ロムで代替をしたのでなければ、割賦契約で購入した場合、データ通信の割引を捨て、さらに途中での機種変更のためかなりの手数料を支払ったのではないかと思われます。このように、購入してから端末の使えなさに絶望したような場合(^^;)、イオンの店舗でNexus 4の本体のみを購入すれば本体価格のみで新品のスマートフォンが入手でき(保証はメーカー対応になるものの白ロムのように諦めなくても大丈夫です)、毎月の支払いも変更ありません。SIMカードをNexus 4に入れ替え、何とかNexus 4で残りの縛り期間をやり過ごせば、本体の割賦料金支払い期間終了後、機種変更や他社への転出も通常の期間でやることができます。

 現状では中古の白ロムでも人気機種や高性能のものは結構な値段がしながら短い保障期間しかなく、その保障期間を過ぎれば有償での修理となってしまうので、いざという時の保証が効く新品で購入できるNexus 4のメリットは場合によっては結構大きいでしょう。ドコモの契約を生かすなら付いてきたMVNOサービスのスターターキットは使わなくてもいいですが、スターターキットを契約して今まで使っていたスマートフォンに入れてデータ専用機として使うという生かし方もあるでしょう。おサイフケータイやワンセグが使えるスマートフォンを使っていたなら、Nexus 4にはないこれらの機能を使いたい場合はMVNOのデータ通信専用SIMカードでも普通に使えます(私のF-10Dで確認済)。また、Nexus 4が故障してメーカーに修理を依頼する場合、恐らく代替機の用意はないと思いますので、そういう場合のために本体は割賦契約が終了するまでとっておいてもいいでしょう。

 本当はメーカーの方でデータ通信契約とセットで売るという現状の方法とは別に、本体のみで販売する売り方もしてくれればいいのではないかと思うのですが、一部の限られた販売チャネルとは言え、Nexus 4が49,800円で出てしまっては、今後新品のスマートフォンをメーカーが売ることがあったとしても、10万に近いような売値は出せないでしょう。そういう意味からも5万弱というこの設定額というのは結構絶妙だと私は思います。Nexus 4については後継機の発売も噂されていますので、LTE対応などの動向および価格についても、果たして妥当なものかどうかじっくり考えながら今後の端末選びの参考にしていきたいと思っています。

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