旅先で買ったものは本当に地場産か?
先日の山梨への「道の駅とよとみ」へのお出掛けは、地元で獲れたとうもろこしが一番の目的でしたが、最近は地元産の農産物直売所としての機能も持っている道の駅ですから、できれば地元の他の農産物や加工品についても買って帰りたいと思うのは自然な流れでしょう。
今回訪れた、季節的に6月の山梨ということになりますと、とうもろこしの他、さくらんぼや桃も出だしていました。ただ、フルーツ関連ではブドウだけがシーズンから外れてしまっていたのでその味を楽しめなかったのが残念だったのですが、それならブドウの加工品をということでいろいろ見てみました。
ワインやブドウ果汁あたりが定番のおみやげだろうと思いますが、その他に何かないかと思って見ていると、どこの道の駅にも置いてあったのが「干しブドウ」でした。普通考えると山梨の道の駅で売っているものならワインなどと同じように、山梨県内で栽培されたブドウから作られているのではと思われるでしょう。しかし、こうした場所に置かれているものはもちろん、全国で売られている干しブドウのほとんどは、海外からの輸入品であるということを今回初めて知りました。
改めて山梨の道の駅に置かれている干しブドウのパッケージで確認したのですが、私が手に取ったものはチリと南アフリカ共和国のものがほとんどでした。国産の干しブドウについては、個別の農園が作っている国産のものもあるそうなのですが、売られている場所も限られているので、山梨でも普通の場所ではなかなか入手がしずらいようです。もしどうしても国産の干しブドウを求めて行かれる方は、事前に調べてから行かれることをおすすめします。
今回紹介した干しぶどうはかなり特殊な例かも知れませんが、そうでなくても道の駅の農産物直売所を覗いてみると、意外と地場産でないものが並んでいることがあります。生鮮食料品には大きく産地の記載がありますので買う時に見ればわかりますが、加工品についてはきちんとパッケージの裏まで見ないと、販売者が地元でも原材料が違う場合もあります。もちろん、産地が違っているからダメだということはないのですが、いつも地元のスーパーで買っているものと同じようなものをわざわざ旅先で買い込んだのを後で気付くようなことになると落ち込むかも知れませんので、少なくとも購入しようと思うものの素性をよく確かめてから買うようにするくせを付けておくのがいいのではないかと思います。
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