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2013年6月18日 (火)

富士山の世界文化遺産認定とバナジウム水

 富士山が世界文化遺産になる可能性が高い(2013年6月現在)ということで、先日訪れた富士山周辺の観光地はどこもかなりの人であふれていました。山梨県からの帰りに立ち寄った道の駅富士吉田は、駐車場も広くドッグランもあるので入れかわり多くの人たちがおとずれていたのですが、改めてびっくりしたのが天然のバナジウムが入っているという富士山からの湧き水を誰でも無料で汲める水汲み場の混雑具合でした。

 元々私が日常的に飲用する水は、近所のスーパーが提供しているものを利用させてもらっています。4リットルのボトルに水道水を処理したアルカリイオン水を汲んでいるのです。さらに言うなら、私の住んでいる静岡市の安倍川水系というのは、地元の水道局がPRの名目で水道水を缶に詰めたものを配ったりするなど、その水質に自信を持っているようです。私自身としても、普通に飲んでいるので感じないのかも知れませんが、普段使っている水道水をまずいと思ったことはありません。それでもスーパーへ水を汲みに行っているのは、ある程度コストをかけている水道水よりもさらに機械を通して飲みやすくなっているということと、日常的に水を汲みに行く習慣を付けることによって、突然断水になっても最低限の飲料水を確保したいという(ほぼ毎日、翌日のための水を汲みに行くので)目論見があるからです。

 これが、水道水がおいしくないと感じる場所に住んでいる人にとっては、少々事情が違ってくるでしょう。ペットボトルの水をまとめ買いしたり、かなりの長い距離を走っても健康にも良さそうな水を汲みに行き、日常的に飲みたい思われるのかも知れません。上記の道の駅富士吉田の水汲み場でびっくりしたのが、ものすごい数の水用ポリタンクを持参して水汲みを目的に富士吉田までやってくる人の多さでした。最初私は飲食店などの業者の人が集まっているのかと思ったのですが、気になってネット上で調べてみたところ、個人でも毎週とか一月に一回大量の水を飲料水のために汲みに来る人もいるらしい事情がわかってきました。これには、その人たちの水に関するこだわりにはひれ伏すしかなく、さすがに大量の水を汲む人の後ろで待つのもいやだったので、水汲みをしないまま道の駅富士吉田を後にしました。

 ちなみに、私が車に積んでいる水筒は1リットルが2本というのがせいぜいで、逆に18リットルくらいのポリタンクに水を汲んだとしても、飲まないままダメにしてしまうのがおちなので、旅の途中で名水に出会ったとしても、家に帰ってお茶やコーヒーをいただく程度でいいと思っています。しかし、富士吉田の道の駅の水の人気が高いのは、ペットボトルの水の中でも富士山のバナジウムが入っているという謳い文句のミネラルウォーターはどれも結構な値段がするので、ガソリン代と高速代をかけても大量に水を汲みに来た方が安いと考えてのことかも知れません。つまり、バナジウム入りのペットボトル入りミネラルウォーターの価格が普通の天然水より高いからこれだけの人が押しよせるのではないかという側面もあるのかも知れません。

 その後、私は自宅に帰る途中でもう一つの道の駅「道の駅なるさわ」に立ち寄りました。実はこちらの方にもバナジウムを含むという飲料用に消毒された水を汲むことができます。しかし取水口が数箇所ある富士吉田と比べると一箇所しか水汲み場がないので、大量に水を汲みに来る人が押し寄せると大変でしょう。幸いにして私が行った時には水を汲む人の行列はありませんでした。その場にあった注意書きには、ポリタンク1つに給水したら後ろに並び直して下さいとありましたので、大量に水を必要とされている方は富士吉田の方に回っているのかも知れません。私は結局そこで2リットル分の水をいただき、帰宅後にその水でコーヒーをいただきましたが、普段飲んでいるアルカリイオン水と比べて格段に美味しいのかどうか、ちょっとわかりませんでした(^^;)。実際にバナジウム入りのミネラルウォーターを飲み続けることによって健康になったという方には必須のものであるとは思いますが、これから富士山が世界文化遺産になってさらに国内外から人が押しよせる事になると、今と同じような形で自由に水が汲めるのかという事も心配になりますね。人が集まれば集まるほど多くのトラブルが生じるのは仕方がないことではあるものの、それを目的としないで訪れた人でも自由に水を汲んで飲める環境は維持されてほしいものです。

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