列車シートと車のシートを比べると
昨日は用事があって電車で新宿まで出掛けていました。行きは運賃節約のために早起きして普通列車中心で、帰りは時間節約のために特急および新幹線を使いました。具体的にはJRと小田急を使ったので、行きの小田急の急行を含む普通列車はクロスシートの座席を装備したものには乗れず、全てロングシートでした。
帰りは行きの雑然とした雰囲気からするとかなり奮発し、小田急のロマンスカーからの乗り換えが新幹線というパターンでした。ともにクロスシートでしたが、乗り心地の点で言うと、以下のようになります。
小田急ロマンスカー>普通車・急行のロングシート>新幹線のクロスシート
普通列車に立っている時は評価外ですが、新幹線のクロスシートは始発からではなく途中の小田原から乗りこんだため、ほぼ直角になったシートをリクライニングさせることができませんでした。新幹線のシート自体は素晴らしいものだと思いますが、リクライニングを戻すと直角になるというのはいただけません。最大評価のロマンスカーでは最初からある程度角度が付いた調整がされており、後ろの人に気付かってさらにリクライニングを倒すことがなくてもゆったりとくつろげました。この快適さを感じたすぐ後に新幹線の直角シートに座ったのでより大変に感じたのかも知れませんが、新幹線に乗った時間はかなり長く感じました。
直角に立ったシートはかなりの圧迫感があり、普通列車のロングシートの背もたれ部分の方が私にとっては楽でした。もちろんロングシートは人で埋まっているため左右の余裕は全くなく、さらに確実に座れる保証もないのでその点では新幹線のシートの方がいいのかも知れませんが、飛行機のように背もたれを倒すと危険というわけでもないと思うので、なかなか私のように後ろの人に断っても気を遣って十分満足できるだけ倒せない人のために、最初から座席の角度を調整して欲しいですね(^^;)。
そういう観点から言うと、鉄道の座席と比べても今私の乗っている軽のおせじにも高額とは言えない車のシートは、自分の思い通り倒せたり腰の部分にクッションを用意したり、状況によっては靴下や朝を脱いでくつろぐことができるという点で優れていると言えるかも知れません。よく大雨や台風で新幹線が止まり動かなくなってしまうと、新幹線を夜間に「列車ホテル」として提供するという報道がありますが、一夜を新幹線の座席で明かすというのは車中泊の快適さを追求してきた私としてはとても耐えられそうにありません。さすがにそうした状況ではリクライニングを最大に倒した状態で休まれるとは思うのですが、グリーン車以外の座席には足のせもありませんし、本格的に列車の座席を使って休むためには、車での車中泊とは違ったノウハウを用意する必要が出てくるでしょう。ただ、最近では夜行列車自体がほぼ壊滅状態になっているので、そうしたノウハウは以前よりは必要がなくなってきているのかも知れませんね。
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