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2013年4月20日 (土)

メーカーによるユーザー囲い込みは業績を伸ばすか?

 先日、PHS電話のウィルコムから新しい電話機の発売に関するメールが来ました。WX03SHというシャープ製の端末は、防水だけでなく防塵性まで付けたという事で、詳しい機能をネット上で調べてみました。

 この機種の売りの機能は防水防塵だけでなく、Bluetooth機能搭載でスマートフォンと連携できるというものもあります。Bluetooth機能でスマートフォンからの着信を受けたり、スマートフォンの番号で発信できるというのは私の持っているソチウスやHoney Bee5と同じですが、この機種には更に「CLIP DISPLAY」機能というのが付いていて、スマートフォンに専用アプリをインストールする事によって使える機能だそうです。スマートフォンに届いたメールやSNSのメッセージを当機種の画面上でまるでスマートフォンのサブディスプレイのように閲覧できるとのこと。これは便利だと色めき立ったものの、注釈がありました。

 使えるのはアンドロイドスマートフォンの中でもバージョン4.1以上か、4.0の中でもメーカーが同じシャープ製のスマートフォンに限られるとのことです。私が使っている古いスマートフォンはバージョンを4.0.3まで上げてあるものの、シャープ製ではないのでこの機能は使えないという事になりそうです。

 このように、新しい機能をアピールするのは結構なのですが、多くのユーザーをぬか喜びさせておいて、結局自分の会社の製品(今回の場合はスマートフォン)を買わせるために付けたような機能を宣伝されても困るのですね(^^;)。こういった話というのは以前もあって、スマートフォンとの連携という事で言えば、カシオが発売したBluetooth4.0を使ってスマートフォンとの通信ができるGショック BLUETOOTH WATCHがありました。その1号機はカシオと提携しているNECの一部の機種としか連携できない仕様になっていたのです。カシオは次機種になってようやくアンドロイドの他iPhoneや、シャープの一部機種でも使えるようになったのですが、私の持っているスマートフォンではどちらにしても使えないので、興味はずっと持っていたものの今も購入できずにいます。しかしiPhoneに対応した意味は大きく、常にiPhoneを持っていたくないユーザーには朗報であることは間違いありません。電話やメールの着信をGショックの画面で確認できるので、今回紹介したウィルコムの電話機とスマートフォンを連携させるよりも、iPhoneを使っている方はむしろこのGショックシリーズを使った方が便利で長く使えるのではないかと思います。

 今回紹介したスマートフォンとPHS電話機を連携させるという場合、もう一つの問題があります。現状で電話機やスマートフォンを普通に購入する場合、そのほとんどが2年などの縛りが付いていまして、途中で清算するような事をすると一時に大きな金額の支払いを迫られるようになってしまいます。今回のように他の端末の組み合わせて便利な機能があるものが新たに発売された場合でも、現在自分が使っている端末に対応していれば問題ないのですが、特にアンドロイドのスマートフォンは多くのメーカーが製品を提供していても細かいOSのバージョンや機能の違いがあり、さらにアップデートに対応するしないの差もあるため、使っているスマートフォンでそのまま新しい機能を使えるかどうかは疑わしいものです。自分の端末が対応していない場合で、何とか連携する機能を使いたい場合は、今使っているスマートフォンが自由に機種変更できるまで割賦金を毎月払いながら待つのが普通です。もし機種変更してから日が浅かったら、割賦での購入期間を終え、ようやく対応する端末を探そうと思っても、スマートフォンの商品サイクルが早いこともあり、当時対応端末としてカタログやサイトに掲載されていたものがすでに店頭では品切れになっているような状況も当然考えられます。私が思うに、魅力的な機能を打ち出すのなら、多くの人がそのまま使えるよう、発売時に多くの人に使われているスマートフォンのOSバージョンくらいは出来るだけカバーするようにされた方がいいと思うのですが、現状はこんなところなのですね。結局、新しい魅力的な機能があってもそれを使う端末が手に入らず、便利な機能が使われないまま商品としての終焉を迎える可能性すらあるのです。

 そう考えるとウィルコムのWX03SHは従来の端末と比べると防塵機能が必要な場合は機種変更するかも知れませんが、何しろ私が現在使っているPHS電話機、ソチウスの割賦支払い期間が終了していませんし、私が買える状況になって市場から消えていたらそれはそれで諦められる端末であると言えるかも知れません。日本のメーカーもユーザー囲い込みのような新製品を出したところで、ほんの一部の稀有なユーザーにしか使われないであろうという事をしっかりと認識していただきたいものです。

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