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2013年3月 5日 (火)

車中泊のための装備は緊急時に役に立つか

 2013年3月上旬に起こった北海道での地吹雪は、たいがいの悪天候に慣れているはずの地元の人たちの生命の危険も伴うものすごい威力を持つものである事を改めて感じさせてくれました。外を歩いていたり、更には車から出て歩き出すも力尽きてしまったというのは本当に悲しいですし、車内に留まっていて一酸化炭素中毒になった家族の方々の無念はいかばかりだったでしょう。こういう事故が起こった後で、その対応策が報じられるというのもやるせない気がしますが、このような報道がどうすれば安全に避難できるのかという事を多くの人が考える事にもつながる事は確かです。今後同じような天候に巻き込まれても何とかして生命を守るためにはどうしたらいいのか、考えてみる事にします。

 公共交通機関を使っているなど、最初から車に乗っていない場合は仕方がないところもありますが、車に乗っていて天候の急変に遭遇した場合、余程の事がなければまず車にとどまって救出を待つのが基本でしょう。今回の地吹雪ではホワイトアウトが起こり、自宅から数百メートルというほんのわずかな場所で力尽きているような状況もありました。くれぐれも自然を甘く見ない方がいいという言葉をかみしめつつ、考える事が大事なように思います。天候か多少良い時に目的地が見えていても、視界が遮られ音も聞こえない(無音ではなく恐ろしい地吹雪の響きが聞こえるということが更に方向感覚を鈍らせる可能性も)状態では正確に進む事ができない事をまずは理解しましょう。早く安全なところへ行きたいと思っても、まずは車の中で天候の回復を待つのが大切です。

 車の中で待つ場合、単なる風だけなら車のエンジンを付けながら待つのもいいでしょうが、雪が飛んできてマフラー周辺に積もり、マフラーを塞ぐ可能性がある場合は常にマフラー周辺の雪をどけるよう気を付けるか、アイドリングはしないのが賢明です。ただ、雪が降り続く最悪の状況も考えると外に出ること自体が自殺行為と言えないこともなく、何とかアイドリングなしに寒さをしのぐ方法についても考えておいた方がいいような気がします。

 車の中では屋外と違ってとりあえず風をさえぎることができ、野営では一番恐ろしい地面からの冷気を直接受けずに済みますが、それでも寒さはじわりとやってきます。まずは下からの冷気をシャットアウトするためキャンプ用のマット(安い銀マットでも可)を乗っている人が座席に触れる部分に使えるだけ揃えることが大事です。その上でお互いに体をくっつけあったり、災害用のアルミシーにくるまるなどして、助けが来るまで体温を維持するというような対策が必要になってきます。この他に、使い切りのカイロを車に常備しておくとか、非常用の飲料水や食料を用意しておくとか、そういった用意をしておく事が意外と大切な事だと思います。私が考える便利グッズをちょっとまとめてみると、

・車のシート部分と体の間に敷くためのキャンプ用マット
・寝具類や非常用のアルミシート
・使い捨てカイロ
・缶入りの非常食(水なしでも食べやすいキャラメルあたりがおすすめ)
・乾電池や手回し発電で動くラジオおよびライト

 最低限これくらいを用意しておけば急に車中泊しなければならなくなった時だけでなく、車の外に出られないまま一晩過ごす場合、エンジンをかけなくても何とかなるのではないかという希望は湧いてきます。いわゆる、災害用のセット販売されている品を買ってまで揃える必要はありません。こうしたものの多くは100円ショップで補充したり、家にあるものでも代用できます。寝具兼寝袋の代わりに使い古しの毛布を積んでおくだけでもいいでしょうし、非常食も早いペースで入れ替え可能ならばあえて高い非常食用の缶を買わないで通常のパッケージを置いておくだけでもいいでしょう。季節の変わり目にはまだ荒れた天候が全国的に現れてくる場合がありますので、元々車中泊をされない方もこうした用意について考えておくのもありなのではないかと思います。

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コメント

雪の降る日は エンジンを切るですね。てらさんのブログで 昨年かなぁ 知ったこと。
ありがとうございます。
カセットコンロも 窓 締めてると 危ないかなぁ。

キャンピングカーの場合、ちゃんと調理に使えるところにカセットコンロを置ければ転倒の恐れはそれほどありません。一酸化炭素中毒の原因になるのは鍋料理などで長時間点火している場合は気を付けた方がいいかも。一酸化炭素探知機もありますので、換気の際の目安にしておけば安全に調理できるでしょう。

しかし、ホワイトアウトというのは本当に恐ろしいですね。猛吹雪の中アイドリングをする場合は、雪がマフラーを覆いそうになったら雪かきをするといいという話もあるのですが、マフラーを見に行こうとして風にあおられ、ちょっと車から離れてしまったら確実に車に戻れるかどうかもわからないわけで。くれぐれも大荒れが予想される天気予報がでたら、極力外出を控えるなどお気をつけください。

冬は走行中、後部席の窓から外気の給排気で冷蔵庫になるのでは?
北海道なら冷凍も可能。 窓を半開きにしてホースの穴をあけた
板を挟むだけ。換気用動力も何も要らない、走れば吸気と排気。
発泡スチロール箱と給排気用に掃除機や洗濯機のジャバラホース。
ホームセンターで揃いますね。吸気用は細め、排気用は太め。
細いホースを太い方に挿入すればよい。 細い方のホースに
吸気促進用にスクパー代わりに100円ショップのプラスチック製の
じょうご(ロート)を取り付ける。 じょうごの開口部に砂塵よけに
ストッキングの布を二重に重ねて張りつける。
ドライブ旅行頑張れ~ェ

船舶用のサバイバルスーツなら冬季でも野外で寝起き可能ですよ。
汗をかくほど暖かい。 発泡ネオプレーン製のがばがばの上下ツナギの服。
頭部被り物付き。 火の中でも歩けます(このあとの再使用は不可)
凍った海に落ちても生存可能。
国産物は駄目だけどアメリカやノルウエー製ならOK
イマージョン・スーツと呼んでいるところもあります。
参考写真は http://www.cbc.ca/news/technology/story/2012/10/31/f-survival-suit-faq.html
この服で街を歩くと恥ずかしいです。
(国際海洋安全規則IMO SOLAS1974による安全装備品です。安い物は邦貨で2万円前後)
参考(おまけ) http://www.youtube.com/watch?v=fGnzBFC-jwA

北のポコ さん コメントありがとうございます。

船舶用のサバイバルスーツは、果たして非常の際にスムーズに装着できるかという問題もありますが、究極の防寒着と言っても間違いなさそうですね。

私は使ってました。ただし北極地域ででした。街歩きできる物なら
アメリカのマスタング社(MUSTANG)の物がいいと思いますよ。でも・・・お高い。
他にはハリー・ハンセン社とか色々。普段は収納儒袋が枕代わりになりますよ王
海洋規則では着用時間は一分以内と規定されていて誰にでも合う寸法になっています。
もっとも小さい子供用と超大柄者用もあります。

お気をつけて旅を! 

おせっかいながら申し上げます

(1)暖かくなっての車旅行での車中泊の場合には窓の適当なところに30cm程度リボンを
二つ折りにしてぶら下げ、シトロネラと言うオイルを少しばかり垂らします。
すると蚊などの虫は車内に入ってきません。 オイルが多すぎますと臭いが強烈に成って
クラクラ。 このオイルはネットでも売られています。※シトロネラ油入りのローソクは車内では
使用しないこと。車やテントの外において点火し虫を追い払いたい時に使います。
アロマショップで手に入るはずです。 夏キャンプの必需品 
カメヤマ・ローソク社の物があちこちで販売されています。
http://bajapanese.blog.fc2.com/blog-entry-10.html

(2)食べ物などをチョイと温めたい場合ですが完全に密封出来る容器に生石灰を入れて
用いればどうでしょう。 容器にカレースプーン4-5杯程度入れて水をれると
「何と言うことでしょう! 高温を得られるではありませんか」匠の技! 単なる化学の熱。
相当な熱が発生します。そして缶詰飲料、レトルト食品などをポリ袋に入れ温水の中に投入、
暫く待てば (~o~)ニコニコ状態になります。
此れを原理にした食品を温める方法は軍隊の野外食に用いられています。
ただし同等の物はお高い(モーリアン・ヒートパックは一回分200円程度もします)
使用後生石灰は消石灰に変わりますので不燃ごみ。適当に地面にまいても問題なし。
酸性土が中和されます。それほど撒くことはないと思いますが。
水は適当に入手(川、コンビニ、親切なおじさん、村の駐在さんち)
同じような物がシューマイや弁当にも使われています。
http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/club/kagakujikken/jikken/22.htm
http://plaza.rakuten.co.jp/temaemiso/diary/200911140000/

北のポコ さん コメントありがとうございました。

虫除けも石灰も車の中でやると危ないかも知れませんので、その点は注意が必要でしょうが、こういう知識は知っておくと役立つ場面があるかもしれませんね。

お弁当や災害用湯沸しとしてのヒートパックは既に用意している方もいると思います。私はそこまでしていませんが、ガス漏れの危険性のある場所では火を使うことだけでなく電気の使用も危険です。肥料として使っている方は、災害用として水濡れしないような容器を使い、一定量を確保しておくのも手です。

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