« Panasonic 防災ライト BF-BM10 | トップページ | 株式会社IPシステム HANDY SEALER »

2013年2月23日 (土)

自動車メーカーが燃費の数字にこだわるわけ

 これを書いている2013年の2月中旬から下旬にかけて、かなりレギュラーガソリンの店頭価格が上昇しています。表示価格では1リットル160円に迫る勢いで、こうなってくると新しい車を選ぶ判断基準として、燃費の数値がいいものを選ぶようになるのは仕方のない感じもします。

 私は以前からメーカーが単に車重を軽くする努力をするだけならまだしも、応急用としてはないと困るのではないかと思われるスペアタイヤまでを省略して燃費のカタログ値にこだわるのは本末転倒ではないかと思っていました。しかし、先日のニュースでスズキの新しい「アルトエコ」のJC08モード走行燃費が33.0km/l(2WD車)と、ハイブリッド車のプリウスの数値32.6km/lを抜いたということがニュースになっていました。これは、車重を20キロ軽量化したことと、ワゴンRで搭載した新しい技術を投入したことで実現できたとのこと。テレビコマーシャルではミライースに遅れを取った感がありますが、燃費にこだわり安くというニーズにはアルトエコの方が現状では優れていると思わせるには十分で、企業も競争の中でとにかくカタログ値を超える努力をしていることはわかりました。

 グレード別では2WDのECO-Lで90万、ハイグレードのECO-Sでも100万と、3人ぐらいまでの街乗りでの使用なら(一応4人は乗れますが(^^;))プリウスより相当安く購入でき維持もできるでしょう。しかし、ここまで注目されるにはやはりカタログ上のデータでプリウスの上を行ってこそということはあるのですね。個人的にはハイブリッドカーよりも低燃費なガソリン車があるのなら、そちらの方を選びたいですし。

 スズキの低燃費技術はワゴンRと同じようにリチウムイオン電池を併用していますが、長く乗り続ける場合この電池の信頼性および交換費用が気になるものの、市街地走行で平均的に燃費が20km/lを超えてくれれば、一昔前の原付バイク並みに乗ることができるわけで、私にとっては相当インパクトがあります。

 普段はこうしたエコカーを使いながら旅行の際にはレンタカーでしのぐのも手でしょうし、今後こうした技術がメーカーの他の車でも採用されていく中で、同じくスズキのエブリィバンあたりにこうした技術が導入されて、CVTの設定で出てくるようなら、今まで軽ワンボックスのウィークポイントだった燃費の問題を解決してくれることになるかも知れないので、リッター30キロとは行かなくてもかなりの人気車種になりそうな気もするのですが。

 話をアルトエコに戻しますと、同時に用意されたフルタイム4WDでも30.4km/lの燃費を誇ります。冬の移動でもそこそこの動力性能が期待できる上に、一昔前のいわゆる「燃費のいい軽自動車」以上の経済性があるなら、あえて4WDを狙ってみるのもいいかも知れません。そして同時に、あえてこの車でどう車中泊をするのかということを考えてみるのも面白いかも知れませんね。

« Panasonic 防災ライト BF-BM10 | トップページ | 株式会社IPシステム HANDY SEALER »

車種・車関連コラム」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、てらさん。

アルト・エコについては昨年デビューの際、燃料タンクをそれまでの30ℓから20ℓへと33%も削減したのが随分不愉快に思えたもので、WEB上の評論でもこんな具合に批判されています(松下氏のものに注目)↓
http://review.kakaku.com/review/K0000317559/#tab

今回スズキのHPでマイナーチェンジのアルト・エコにあたってみましたが、コクピットはなかなか上出来になったものの、燃料タンクは20ℓのまま、高圧タイヤもそのままらしいので、手を出すには考え込んでしまいます。まあ、スズキのセールスに聞いたら、20ℓタンクといってもスタンダード・アルトのタンクを中で仕切っているだけなので、燃料タンクをスタンダード・アルトのものに換えてしまえば、30ℓタンクになって、燃費のよさとの相乗効果で航続距離600㎞(実用燃費で)のロングラン・アルト・エコに「改造」できるらしいですが。

ワゴンRもモデルチェンジでタンク容量が30ℓ→27ℓに10%削減、ムーブ・ムーブカスタムもダイハツ軽得意の36ℓタンクは廃止で軒並み30ℓへの削減(ただし、燃費の数値をもともと強調しにくい4WDは34ℓのまま据え置き)と、㎞/ℓ向上のためならタンク容量は削ってしまおうというのがミエミエなのは、首をかしげざるを得ないですね。

そんな中、ホンダのN-ONEはセンタータンクレイアウトで、他社のリアシート下タンクよりもスペース確保が難しいはずなのに、2WD35ℓ、4WD30ℓというのは、燃費のカタログデータよりも実用的航続距離優先というホンダの意図が見え、好感が持てます。

のらくろさん コメントありがとうございました。

以前に書いたことがあったかもしれませんが、ホンダの車は「遊び」の要素をコンセプトにして設計している感じのものが多くあり、Nシリーズもそうしたコンセプトの元で開発されているからこそでしょうね。

アルトエコについては、そもそも街乗りを前提にしているところがあり、とにかく安く燃費のカタログ値をミライースやプリウスより良くして出せというトップの強烈な指令のもと作られたような車なので、長距離を走ることまでは想定されていないということもあるでしょう。しかしそんなことがわかっていても、以前原付の「チョイノリ」で日本一周をした猛者もいましたし、ちまちまと給油しながらかなりの無茶をする人は出てくると思います。そうした方には少なくともスペアタイアは用意して出かけて欲しいものだと思いますが。

最近は軽自動車より小さい極小車の社会実験も行われているようですが、わざわざ新しい規格を作らなくても、ガソリン車で2人乗りのスズキツインやダイハツミゼットのような車を作り、価格を安く提供してくれれば、街乗り専用車として原付から乗り換えるのもありかなと思います。でも電気自動車はバッテリーが寿命を迎えたときのことを考えると購入には躊躇してしまうのですが(^^;)。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/565596/56819736

この記事へのトラックバック一覧です: 自動車メーカーが燃費の数字にこだわるわけ:

« Panasonic 防災ライト BF-BM10 | トップページ | 株式会社IPシステム HANDY SEALER »

フォト

広告


2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ