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2012年11月16日 (金)

新型ワゴンRの発電システムへの期待

 現在販売されている新型ワゴンRの仕様は、私の乗っている旧型からはかなり変わっています。「発電するエコカー」というわかったようなわからないようなキャッチフレーズでコマーシャルを展開していますが、基本的にはハイブリッドカーの類ではありません。普通のガソリンを使い燃料をできるだけ走行のためだけに使い、アイドリングストップを減速時にも行なうことでリッター30km/lに迫る(カタログ値では28.8km/l)性能をたたき出しているということです。果たして車中泊カーとしてはどうなのか、考えながら紹介させていただこうかと思います。

 普通の車の場合、エンジンの力によって常時オルタネーター(発電機)が回って走行および車内で使う電気をまかなうようになっています。備え付けの鉛蓄電池に充電される分を超過して発電してもそのままになってしまうので、先日こちらのブログで紹介したようなアイソレーターという機具をつなげると、常に出力を出し続けている発電機から余った電機をサブバッテリーの充電に充当することになるので、ある意味効率的に電気を貯めることができます。

 しかし、わざわざサブバッテリーを搭載したり、電装品をこれでもかと付けまくるようなユーザーはワゴンRのユーザーにはそれほどいないでしょうから、メーカーの方では燃料を車の推進力に極力使うため新たなシステムを作りました。オルタネーターの能力を上げつつアクセルを踏んで回転が上がる場合には敢えてオルタネーターを動作させず、ブレーキを踏むなどして惰性で車が進む時に(当然ながらそういう状態の場合には燃料はほとんど消費されません)積極的にオルタネーターを動かし、そこで充電するというシステムを作りました。そうして作った電気を付属の鉛蓄電池に充電するだけでは走行時にメインバッテリーが減ってしまうので、助手席の下に置いたリチウムイオンバッテリーにも充電することで、走行中の電力消費にも対応したというわけです。車を運転していて常にアクセルを踏み込んでいるわけではないので、惰性で車が動く時だけ充電するような仕組みでも十分だということなのでしょうね。

 そう考えると、走行中充電を見越してポータブルバッテリーや自作の鉛蓄電池によるサブバッテリーを使おうと考えた場合、新型ワゴンRの場合はまずリチウムイオン電池から放電され、それが足りなくなったらオルタネーターが作動するような感じになるのかも知れません。基本的には走行中にオルタネーターを作動させないということですから、走行中にサブバッテリーを充電するためにリチウムイオン電池を放電させることになるのでしょうが、そのようにして放電と充電を多く繰り返したリチウムイオン電池の消耗度にどんな影響が出るのか、これはある程度時間が経たないとにわかには判断できないでしょう。しかし、ハイブリッド車に搭載されているような燃料電池と比べてリチウムイオン電池は安価に交換できると思いますし、上記のように特殊な使い方をしなければ(^^;)十分リチウムイオン電池は長期間性能を維持すると思いますので、以前のワゴンRとそれほど変わらない価格で燃費が伸びるということにメリットを感じるならば、乗り換えをする意味も出てくるでしょう。

 なお、カタログによるシートアレンジを見ると今までのワゴンRのように助手席を前倒しにしてフラットな空間を作ることはできそうですので、その点では車中泊に問題はないでしょう。ただ、私自身がワゴンRに乗っていて言うのも何なのですが、スペアタイヤを省略してまで燃費を伸ばすよりも、いざパンクをした時にタイヤ交換で何とか走れるという装備は付けた上で燃費向上を目指して欲しかったと思います。元々、こうした軽自動車で長距離の移動を含めた車中泊の旅なんてものはメーカーが想定していないと言われればそれまでですが、今の軽自動車は人にもよると思いますが、長距離走行をしても普通車並みに走らせることができると思っている方もおられることでしょう。ホンダのNBOX+のような車も出てきただけに、単なる燃費競争でない魅力的な車中泊にも使える車を出してほしいですね。今回のスズキの技術を使えばリチウムイオン電池ではなくユーザーレベルで簡単に交換可能で安い大型の鉛蓄電池をセットして充電し、家電製品も使えるコンセントが付いたサブバッテリーを標準で搭載することもできるかも知れませんし、将来車のボディに塗装するタイプの太陽電池が実用化されれば、さらに面白いレジャー用の車が作れそうな気もします。どちらにしても今後のこうした技術の発展には大いに期待していいのではないでしょうか。

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コメント

>ハイブリッド車に搭載されているような燃料電池

具体的どのようなハイブリッド車ですか?

こちらの理解不足のような書き込みになってしまったようで申し訳ありません。


具体的にはトヨタ プリウスやホンダのインサイトなど複数の車に搭載されているハイブリッド車の事を想定して書かせていただきました。実際にはこれらの車に載っている電池は燃料電池ではなく、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池になります。ただ、ワゴンRに搭載しているリチウムイオン電池と比べるとずっと大きなものになっています。

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