車と公共交通機関の使い分けについて
旅行の目的地がどこかによって、使う交通機関によってスムーズに回れる場合は結構あります。私の旅のパターンは車で出掛けるのが基本になってしまうので、車で回るのが不便な所の場合はなかなか行くことができない場合が多いのですが、交通機関を使い分ける知恵によって車中泊の旅と公共交通機関の利用を両立できる場合があります。
私が今回使った旅とルートについてまず紹介しますと、自宅から車を利用して出発し、まずは伊勢湾フェリーの愛知県側の乗り場がある道の駅「伊良湖クリスタルポスト」を目指します。今回は渥美半島を目指し走行中に太平洋沿岸全域に津波注意報が発令されるという大アクシデントがあったことで車中泊は別の場所でしましたが、ここは無料で利用できるため翌日のフェリー出航までこの場所で過ごすことも可能です。
翌日の始発(伊良湖→鳥羽)は午前8時10分とそれほど早くなく、さらに車を乗せるわけではないので時間的にも余裕があります。だいたい1時間弱の船の旅で鳥羽に到着しますが、鳥羽のフェリーターミナルの隣が鳥羽水族館になっています。水族館を目的に行く場合、水族館の入場券とフェリー料金がセットになった割引切符が販売されていますので、水族館が主目的の場合はそうした切符を購入してから行くのがいいでしょう。
車を置いて出掛ける場合、到着先で代替の交通機関が安く利用できるかどうかというのはかなり重要だったりします。鳥羽のフェリーターミナルから観光に行く場合、交通機関は鉄道かバスということになるかと思いますが、鳥羽周辺から伊勢を周遊する格安のバスを使った周遊切符があります。三重交通「伊勢鳥羽みちくさきっぷ」というのがぞれで、大人1日1,000円、2日1,600円で周遊区間が乗り放題になります。ちなみに、鳥羽のバスターミナルから伊勢神宮内宮までの片道運賃が810円(大人)なので、伊勢神宮往復だけでもお得になります。また、各種観光施設の割引が受けられるようになっていますので、詳しい情報については以下のリンク先からごらんになってください。
http://www.sanco.co.jp/shuttle/support/free.html
ちなみに、鳥羽のフェリーターミナルから鳥羽駅のあるバスセンターまでは徒歩で15分くらいかかってしまいますが、この切符はバス車内でも購入できるので、時間と体力の惜しい方はフェリーターミナルの最寄バス停「鳥羽水族館 ミキモト真珠島」から直接バスに乗るという方法もあります。詳しい時刻表やルートマップが入ったパンフレットは周遊バス「CANバス」内に置いてありますので、バスに乗りながら計画を決めるというのもいいかも知れません。
今回は私の自宅から近く、観光地としての魅力もあり、公共交通機関が充実していることでモデルケースとして紹介させていただきましたが、車中泊した後に車を置いたまま別の交通機関に乗り換えて観光できるような場所は調べればまだあると思います。車で出るのだから全てを車で済ますという考え方もありますが、駐車場の問題や渋滞などで車で回ることがしんどい事が予想される場合はむしろ積極的に車を使わない旅の方法と組み合わせるのも面白いのではないかと思います。そして、全国の観光地で車でやって来た人たちを対象とした便利なプランが今後出てくることも期待したいと思います。
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