高速道路SA内のフードコートと休憩場所
昨日も新東名のサービスエリアを見てきたのですが、その報告については後日改めて書く事にして、今回はそんなサービスエリアを回って思った事について書いてみようと思います。新東名のサービスエリアの傾向は、できるだけフードコートで食事を提供し、テナントの負担(水出しや後かたづけなど)を少なくするように作られている感じです。それはそれで現場で働く人が仕事量が少なくなっていいのでしょうが、今のような大勢の見物客が押し寄せるような状況になると、サービスエリアが本来担うべきドライバーの休憩施設としての機能が損なわれるような感じになってしまうような気がします。
どういうことかというと、サービスエリア内の座席がほとんどフードコートにしかないような場合、従来のサービスエリアであったような給茶機の周りにあるような休憩スペースとの区別が付かず、座席そのものが食事をする人優先といった感じになってしまっているのですね。それは、コンシェルジュが常駐するサービスカウンター周辺に給茶機を置かず、食事用として使っている座席の方に優先的に設置していることからもそう感じてしまうのです。実は昨日も新東名のサービスエリアを見てきたのですが、人が押しかけてくるととてもゆっくり座ることができず、お茶を飲もうとしても食事中の方を中心にして給茶機の周辺にも人だかりができていました。昨日はかなり強い雨が降っていたことから、外のベンチなども使えなくなってしまいましたので、ちょっとお茶でも飲もうかという気にもなりませんでした(^^;)。
そんな風に思うのは、従来の古いサービスエリアのスタイルに私自身がはまっているからなのかも知れませんが、NEXCOが新東名にサービスエリアを作るにあたって、そこを休憩場所として整備すると言うよりも、ショッピングモールのような集客施設にしようとしているところとも関係あるのかも知れません。実際のところ、そうしたNEXCOの思惑によって広く集客する必要もあってか、一般道から使えるだけの駐車スペースができた経緯もあるので、不満ばかり言うわけにはいきませんね(^^;)。逆にそうした施設を使わせてもらっている身としては、車の中でどう快適に過ごしていくかということを改めて考えていく契機になるような気もします。
そう考えると、車中泊のために車内でのシートアレンジを工夫したり、窓に目隠しをして外から覗かれてもわかりにくくする用意など、施設内で休憩を取る事ができなくてもそれなりの車中環境を確保しておく事が長距離のドライブやゴールデンウィークの時などには有効になるでしょう。しばらくは新東名のサービスエリアでは相当な混雑が続くと思いますので、しっかり準備してから出掛けるようにしましょう。
« NEOPASA 静岡 上下別のレポート | トップページ | NEOPASA浜松 浜松らしい施設の残念な点 »
「車中泊一般」カテゴリの記事
- 燃料用アルコールは今まで通り販売されるか?(2016.03.12)
- 真冬の水分補給を常温でするためには(2016.03.06)
- 運転中の体調管理とトイレ対策について(2016.02.18)
- 夜行バス運行の闇(2016.01.17)
- NHKBSで放送された「高速道路の旅」(2015.10.30)
コメント