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2012年3月23日 (金)

車を置いて逃げる前に

 今月届いたJAFの会報(ジャフメイト2012年4月号)に、大雨、洪水時に遭遇した際の心得というのが書かれてあって、その中にある一項目が気にかかりました。水害の時だけでなく、地震などの災害時にも車を使っての避難は極力避け、車を離れる際はキーを差したままというのが原則のように言われていますが、その時には車検証は持って逃げろというのです。

 記事本文にはその理由は書かれていませんでしたが、改めて良く考えてみるとなるほどと合点がいく事実にはっとしました。特に軽自動車に乗られている方については持って逃げた方が絶対いいと思います。というのも、車に関する書類というのは特に軽自動車の場合、簡単に他人名義に書き替えられてしまう危険性をはらんでいるからです。

 それでも普通自動車を名義変更する場合は、旧所有者と新所有者の両方で特定の書類に署名捺印する他に(捺印する印は実印です)、捺印した印章が確かに本人のものか証明するために印鑑証明書も付けなければなりません。書類と車を一緒に持ち去られても車台番号を削り取られて海外に輸出されるような車でなければ、部品などを盗まれる危険性はあるものの、(ただし、車検証に記載されている情報をもとにして、効果的に転売できる特定の部品だけ持って行かれる可能性はあります)、すぐに車ごと転売されるような実害は低いと思われます。

 しかし、軽自動車の名義変更は実に簡単であるからこそ恐ろしいところがあります。車検証に載っている名前が法人でなく個人の場合、名義変更して新しく所有者になる人の本人確認書類(住民票など必ずしも印鑑証明書でなくても良い)があれば、新旧の所有者についてはいわゆる三文判でも手続きができてしまいます。ということはどういうことかというと、災害の危険が去った後、周辺にカギの付いた軽自動車があり、その中に車検証などの書類が揃っていた場合、もしそれを見付けた人が悪意ある人物であったなら、旧所有者の意志とは関係なく、早々名義変更することができるので、簡単に転売されてしまいます。転売される前にこうした事実がわかれば個人対個人の交渉はできるでしょうが、何回も転売されたところで気が付いたら、いわゆる善意の第三者に車が渡ってしまうことになり、車を取り戻すためにはその人が払ったお金を改めて払わなければいけなくなる可能性が高いです。もちろん、どのような形で名義変更されたかは辿っていくことができますが、窃盗犯本人が書類上で名義人となっていなかったら、追及のしようがありません。窃盗の被害にあったものがネットオークションで売られているという話はよくありますがそれと同じで、盗まれたのが自分の車だとわかっていながら泣き寝入りしなければならないという事にもなりかねません。

 そんなわけで、車検証はいざという時にはすぐに取り出せるように車のダッシュボードのポケットに入れておき、特に損傷のない車をそのまま置き去りにして逃げなくてはならない場合は車検証を持って逃げましょう。もし不幸にもそうした事を忘れてしまったら、何はともあれお住まい地域にある軽自動車検査協会に連絡を入れましょう(軽自動車の場合です)。

http://www.keikenkyo.or.jp/

 上のリンクに全国の事務所の所在地があると思いますので参考にしてみてください。またその後の手続きとして、車検証の再交付の手続きが可能です。その際、ご自身の名前が車検証に載っている場合、協会で管理しているデータとの一致が確認できれば手数料などはかかるものの書類などは別に必要ありません。ちゃんと再発行しておけば、古い車検証を持って名義変更を行なおうとする人が現れても、新しい車検証の方が優先されます。再発行する前に名義変更されてしまってはアウトなので、やはりいざという時には車検証を持ち出すのがいいと思います。

 昨年の震災では自動車の税金関連でもさまざまな特例措置が行なわれたようですが、局所的な水災やがけ崩れなどの場合はやはり自分で自分の車を守るような気構えが大事になると思います。ここまで書いてきた細かい事がらがわからない方はなおさら、車の書類関係はひとまとめにしてすぐに取り出せるようにしておきましょう。

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