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2012年2月 3日 (金)

1-2 ウィルコムの活用法を考える

 携帯電話各社の話をする前に、PHSという携帯電話とは違うシステムを使っているウィルコムについて先に紹介することにしました。PHSというと普通に携帯電話を使っている方にとっては違和感のある選択かも知れませんが、組み合わせ方によっては便利に使えると私は思っています。

 前回書かせていただいたスマートフォンで実現できる条件の中で、唯一完全でないのが普通の通話に関するものでした。今のところドコモは同じドコモ同士なら24時間定額のコースがあるものの、auとソフトバンクについては、午後9時から翌日の午前1時までは同社の携帯電話に掛けても別料金が発生します。むろん、そうしたところでの収入を見込んでの携帯電話会社の思惑のあるプランであるわけなのですが、利用する側としてはできるだけ余分なお金を払いたくないというのが正直なところでしょう。

 携帯電話でどの程度通話されるかによって変わってきますが、家族や友人で同じ携帯電話会社に契約しておいて、別料金を適用される時間に話さなければお金はかかりませんので、それだけで済めばウィルコムの入る余地はありません。しかし、家族以外にさまざまなところに掛けなくてはいけない利用の仕方をしている場合は、その分の料金を支払うか(ソフトバンクのダブルホワイトという選択肢もありますが)、同キャリアの無料通話発信用プランを諦めて、毎月使う通話料をうまく補填するぐらいの無料通話がセットされたプランで契約するかどちらかを選ぶのが一般的だと思います。

 また、無料通話はないかわりにメールの発着信が定額という基本料を抑えたプランも存在しますが、今回私がおすすめしたいのは、そうしたメール定額のプランか、1,000円分だけ無料通話が付いた格安基本料のプランを利用して、もう一台買い増しでウィルコムを契約するというパターンです。

 ウィルコムの特徴として、月1,450円のプランで同じキャリア同士が24時間定額(1回あたり2時間45分を超える場合は超過分別料金になります)で、オプションとして月980円の「誰とでも定額」を付けると、一部の回線をのぞき、他の携帯電話や一般電話にも10分以内なら月500回までは追加料金がかかりません。一つの例として、現在ドコモの「タイプLバリュー」(月4,200円で無料通信6,300円分)を契約している場合、基本契約を「タイプSSバリュー」(月980円で無料通信分1,050円)に変更し、ウィルコムとの二台持ちにすればウィルコムがほぼ繋がるところで電話できるならば、いざという時のための無料通信分を確保しながらほぼ定額の通話プランが完成します。もし携帯電話の機能として、ヘッドセットマイクでのBluetooth通信をサポートしている場合には、ウィルコムの端末のうちでWX01S <SOCIUS:ソキウス>を選べば、ウィルコムの端末の方で携帯電話の発着信もできるようになりますので、携帯電話の番号しか知らない人からの連絡でもスムーズに受けられ、すぐにウィルコム経由でコールバックすることによってもう一つの番号も知らせることができます。

 ここまでは、かなり通話をする人にしかウィルコムとの2台持ちはメリットがないような書き方をしましたが、これを書いている現在のキャンペーンとして、2012年3月31日までは同時に3台までの契約で基本料金が無料となるキャンペーンが行なわれています。追加の契約の場合、だれとでも定額を付けるにはそれぞれ980円の支払が発生しますが、もし御家族で3台同時に契約するような場合は一台あたりの費用は1,500円弱となり、上記に例としてあげさせていただいたドコモのプランで言うと、「タイプMバリュー」あたりでも十分2台持ちの効果が出てきます。これも、家族の移動範囲がウィルコムのサービスエリア内で間に合うかという問題もあるものの、お子さんが電話とメールで携帯電話のお金がかかって困ると嘆いている親御さんにとっては、10分間という時間制限に気を付ければ、ネットを見ない限り月980円しかかかりませんので、それほど大変でない家計の圧縮策として考えておいて損はないでしょう。そもそも、通話中心に友達とのコミュニケーションを楽しもうとすでに友人同士で通話はウィルコムというように、お子さんの方が先にウィルコムに変更しているところも結構あるのではないかと思いますが。

 また、携帯電話について、特に最大手のドコモで通信に関するトラブルが頻発したことでむしろ都市部において、今後データ通信量の増大によるトラブルが再度起こるのではないかという不安を私は持っています。天災で物理的にケーブルや施設が壊れてしまったなら仕方ありませんが、そうでない場合なら、通話についてもバックアップ回線を用意しておくという意味で、携帯電話と一線を画すウィルコムの電話を併用することはいざという時に頼りになるという側面もあります。以前はデータ通信用として使われていたウィルコムですが、現在は基本料だけでも無制限にメールの送受信ができるところにその名残があるくらいで、通話用としての利用が一般的になりました。携帯電話との二台持ちを毛嫌いする向きもあるかも知れませんが、ここまで書いてきたようなウィルコムの特徴を十分に理解した上で選ぶのも一つの方法です。

(2012.2.7追記)

 今後、私自身の契約内容の変更や機種変更した機器などを追記という形で紹介していきます。これを書いている現在、私が使っている端末、WX01S(ソキウス)です。

Dsc00136

 本文中にも書きましたが、通話を他の携帯電話をまとめて受けられるようにすることで、とにかくこのソキウスが鳴ったら取ればいいですし、携帯電話の方から掛けたい場合でも、ソキウスから発信する機種を選ぶことができます。

 こうした機能が広く受け入れられることによって、防水機能が付いたような後継機が出てくれれば機種変更もと考えてはいるものの、当分は通話専用のメイン端末として使っていくことになると思います。今後のウィルコムの方針があくまで通話中心にサービスを展開していくならば、ぜひとも通話に特化したさまざまな魅力的な端末を出してほしいですね。

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