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2011年12月26日 (月)

年に一度は予定の立たない旅を

 年の瀬も押し詰まる中で、今年一年のニュースが改めて放送される中、やはり東北で起こった大地震にまつわる報道には心が痛みます。実際に被害に遭われた方の情報源として、携帯メールやテレビでもラジオでもなく、防災無線の呼びかけによって津波の到来を知った方が多かったというのが言われていて、それは私にとって意外な話でした。

 私の住んでいる静岡市において、防災無線や市の広報で結構放送が入ります。広報については老人の方が家を出たまま行方がわからなくなったというものですが、広報が入っているのはわかるものの、果たしてそこで何を言っているのかいつも聞き取れない状況なのです。少ない放送施設で多くの人たちがいる広域に知らせるため街の音にかき消されてしまうというのが原因だろうと思うのですが、それでもいざという時には果たして役に立つのかと今も思っています。

 今年は台風による大雨や竜巻の注意のために防災無線が入ることもありましたが、相変わらず何を言っているのかなかなかわかりません(^^;)。ただ、同じ内容が登録している携帯電話にメール形式で送信されてくるので、もしこちらで津波警報が出たとしてもそうしたメールを見るかラジオによって情報を入手するしかないのかなあと漠然と思っていたのですが。

 ただ、全国的に見たら私の住んでいる地方の方がむしろ例外なのかなとも思ったりします。地震直後にさまざまなところで撮影された映像を見ると、各地での防災無線はかなり広い範囲で聞こえるのですね。車を使っての旅というのは、車の中が個室になるだけにどうしても外の空気や音を遮断してしまう傾向にある方は多いと思いますが、旅先では地元のラジオだけでなく市町村の広報についても、とりあえず走っている際中に何か外で聞こえてくるのがわかるぐらいにしながら運転しておいた方がいいかと。

 もっと言うと、普段からインターネットを使っての情報収集が当り前になってしまっていると、ひとたびインターネットや携帯電話がつながらなくなった場合、さらに車を捨てて逃げなくてはならなくなった場合カーラジオの情報も入手できなくなったような状況で、そこからの思考ができなくなってしまうようなこともあり得ます。何も情報を入手する手段がない中でいかに情報を入手し、適切な行動を取るかというのは、普通の避難訓練のようなものでは決してできないでしょう。ただ、車での旅に一人で出掛け、さらに宿泊場所なども全く決めずに(普通の宿決めだけでなく、車中泊場所の事前選定なども含む)行くと、3食の食事からどこへどう行ってというところまで全て自分のその時の判断で決めなければならないので、いわゆるハプニングに強くなるような感じがします。きちっと予定を組み、その日の行動が保証された旅の方が楽しいというのは当たり前ですが、まさしく避難訓練のようにだれも何も助けてくれないような状況に自分を追い込んでから出発する旅というのも無駄ではないような気がします。もっとも、いつもそんな旅をしていて、さらに同行者がいる旅であれば雰囲気は最悪になるでしょうが(^^;)、年に一度はいざという時の自分の問題解決スキルを向上するためにもそんな旅を決行するのもいいでしょう。運悪く宿が取れずに車中泊するような状況が起こったとしても、そこで改めて本当に災害時に必要なものというのがわかるかもしれません。

 しかし、こうした旅はくれぐれも悪天候や道路状況の悪い時には行なわないようにしましょう。訓練のつもりが遭難しかけるなんてことにならないとも限りませんので。

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