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2011年12月20日 (火)

北朝鮮のラジオ

 昨日は北朝鮮の金正日総書記が亡くなったというニュースに日本国中が大騒ぎしていましたが、一人の指導者がいなくなったとしてもそれほど大きな影響はないような気がします。金正日総書記が存命中にあからさまな権力争いがあったというのなら別ですが、少なくとも支配階級は今の状況が続く事を望むと思いますし、中国の介入があれば何とか国は維持できるでしょうから。

 今回は予定を変更して(^^;)、北朝鮮のラジオについて書いてみようと思います。北朝鮮の主張を広く世界に発信し、今回のニュースソースにもなった朝鮮中央放送ですが、今でも感度の良いAMラジオがあれは割と日本のどこからでも聞くことができます。短波ラジオが多くのメーカーから出ていて、海外からの放送を聞いて受信報告書を送ると、その放送局からきれいなカードが送られてくるというのでブームになったことがあったのですが、しばらくはお金を出して遠方の放送局の聞ける高性能の短波ラジオを手に入れることはできなかったので、ラジカセに付いていた短波チャンネルを使って国内の放送局か中国・韓国・ソ連と北朝鮮の放送ぐらいしか聞けませんでした。当時は東西冷戦の真っ最中でしたから、かなり辛辣に仮想敵国を攻撃するような感じの放送が多かったように思います。そんな放送を聞いていても洗脳されることもなく(^^;)今まできましたが、そうした宣伝放送や、逆に韓国から北朝鮮に向けての放送が聞けないようにするための妨害電波などで日本の遠方の放送局がなかなか聞けなくて憤ったのも今にしてみれば遠い昔の事のようです。そういえば、ソ連のブレジネフ書記長や北朝鮮の金日成国家主席が亡くなった時にはテレビではなく現地からの情報を求めてラジオを付けっ放しにしていました。インターネットで何でもできそうな現在でも、こと情報の少ない国の情勢を知るためにはラジオは欠かせません。昔から比べると短波の聞けるラジオは少なくなりましたが、日本語放送の時間と周波数はインターネットで調べられますので、私のような物好きな方は普段聞いたことのないような国の放送を聞くために短波ラジオを手に入れて旅の空で聞いても面白いかも知れませんね(^^)。

 最後に、北朝鮮の方々が使っているであろうラジオについても書いておきましょう。北朝鮮を研究している方によると、放送局を自由に選局できるダイヤル式ではなく、ボタンで自国の放送局で選ぶだけの構造になっているとのことです。いくら妨害電波を発射しているといっても、お隣の国の享楽的な放送が聞こえてしまっては困るということがあるらしく、無断で普通のラジオを持ち込んだ人は罪に問われる可能性は大です。これは何も北朝鮮に限った話ではなく、情報を統制したいと思っている国では通信機器の持ち込みは制限されると考えてもいいでしょう。そう考えると、インターネットも自由にでき、ラジオでも世界中の放送を自由に聞ける社会というのがいかに恵まれているかという事にもつながってきます。日本ではよもやラジオも自由に聞けなくなるような事はないと思いますが、自由に動けて物も言えるような社会がずっと続いて欲しいと切に願っています。

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コメント

私もちょっとした旅には必ず小型のBCLラジオを持って行きます。
3年程前にソウルに行った時は、ホテルでラジオ大阪(1314kHz)を聞いていました。
北朝鮮でも、受信機に制限が無かったら、日本の中波ラジオが聞けるはずです。

(^_^;)実際、北朝鮮では聞ける体制ではないだろう事が残念です。

桃太郎さん コメントありがとうございました。

日本でも北朝鮮に向けて日本語の放送を行なってはいますが、そうした放送が聞けるような受信機を持っているだけでも大変な事になるようですので、実際のところ聞かれているのかどうか。

ただ、お隣の韓国から気球にラジオを付けて相当数飛ばしているということもあるようですので、当局の摘発をのがれて市民の手に渡ったラジオはわずかならあるかも知れません。

逆に、ほとんど日本から取材のできない国の情報を入手するのにはラジオを聞くこと自体が手段となるということもあります。対象国によってはインターネットよりもラジオからの情報の方が早い場合もありますので、何か大きな事件が起こった時にはラジオの日本語放送を聞くというのも面白いですよ。

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