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2011年6月27日 (月)

リチウムイオンキャパシタへの期待

 改めて言うまでもないことですが、世に出ている充電池というのは充放電を繰り返すことによって徐々に劣化していきます。携帯電話やスマートフォン、デジカメやノートパソコンでも、まだ十分に使えるのに、充電池の劣化と新たな電池の価格を考えると新しいものを買う方が経済的に得になるようなことになる場合が多くあります。ただ、容易に買い替えがきく程度のものならいいですが、ハイブリッドカーや電気自動車、家庭用の充電地などをおいそれと買い替えるわけにはいかないと思う方も多いでしょう。

 以前、手回し式のダイナモラジオの話をさせていただいた時に、従来の充電池を搭載したものよりも、キャパシタ(コンデンサ)を使用したものの方が蓄電部分の劣化が少なく、太陽電池からの充電もしやすいということを紹介しました。今のところ、満充電しても充電地搭載のダイナモラジオと比べると駆動時間は短いのですが、その分充電を繰り返してもキャパシタの劣化は充電池よりも少なく、電源部分のメンテナンスの手間は少なくて済みます。キャパシタの技術はまだまだ満足なものとは言えませんが、ラジオやLEDライトを付ける程度なら今出ているものでも何とか使えるレベルにあります。

 このように考えていくと、自動車や家庭用の大きな蓄電容量が必要なものにも従来の鉛蓄電池やニッケル水素電池、リチウムイオン電池ではなくキャパシタを使えないだろうかという話が出てくるのは当然の話です。実はすでにキャパシタを搭載した電気自動車が開発されているのです。

http://www.miluira.com/

 上のサイトで紹介されている電気自動車「ミルイラ」ですが、ページの仕様では鉛バッテリーが使われていますが、新しい試作車の中でリチウムイオンキャパシタを鉛バッテリーの代わりに載せたモデルも存在するそうです。

http://www.fdk.co.jp/cyber-j/enecapten/index.html

 上記リンクのキャパシタを使い、ほぼ1~2分の充電時間で2.5km走るところまで行っていることが先日、地元のテレビ局が放送したニュースで紹介されていました。リチウムイオン電池の場合、充電にそれなりの時間がかかるということは化学反応を待つ時間があるためどうしようもない事ですが、キャパシタの場合、すばやく電気を溜め込むことができ、自己放電も少ないということで、将来の蓄電全般を担うものとして期待が高まっています。すぐに実用に足るものになるとは思えませんが、これらの技術が進化し、車や家庭用に大容量のものが一般化すれば、現在の原子力発電を稼動しなくても家庭レベルで蓄電が可能になる分、一気にエネルギー問題が解決することも考えられます。

 この技術はまだまだということはあるにしても、もし高容量で多くの電気を保存できるリチウムイオンキャパシタが市場に多く出回ることになれば、走行中の充電および、車の屋根に張る程度の太陽電池パネルでもそれなりに使える車中泊用バッテリーとして使えるようになってくれるかも知れませんね。逆に言うと、蓄電技術がそこまで来ないと電気自動車も実用にはならないということかも知れず、日本の多くの技術者の方の研究結果が待たれます。今後もこうした技術に注目し、個人的に何とかなるようであれば、ぜひ試してみたいです。

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