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2011年3月25日 (金)

SONY ICF-B100 の再販を望む

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 まだまだ時期は早いかも知れませんが、震災からの復興には経済を活性化する事が不可欠です。東北の産業というのは色々ありますが、SONYのラジオが東北で作られているという事をご存知でしょうか。主に高性能ラジオを中心に、秋田県小坂町に本社を置く十和田オーディオが作っているのです。

 今回かなり気合いを入れて紹介する、既に国内生産を終了した災害用ラジオICF-B100もここで作られていました。被災地だけでなく、全国的にいざという時のためにラジオを持ちたいと思われている方は多いと思います。その際、あまり調べずに購入していまうと、実際に使っているうちにいろんな不満点が目についてきます。災害用ラジオとしてまず何に注目すればいいかというと、使える電池の種類と連続使用時間だと言えるでしょう。

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 ちなみに、ICF-B100は写真のように同じ電池が2本あれば、電池ケースの形状を変えることにより単一から単三までの電池が使えます。さらに非常用としてリチウム電池がセットされていますので、今回のような普通の電池が買えない状態でも動かす事ができます。カタログ値の電池持続時間(スピーカー使用時)について、以下にまとめてみましたのでご覧下さい。

単一マンガン AM170時間 FM160時間
単一アルカリ AM450時間 FM400時間
単二マンガン AM 79時間 FM 74時間
単二アルカリ AM210時間 FM200時間
単三マンガン AM 25時間 FM 23時間
単三アルカリ AM 65時間 FM 62時間
リチウム電池 AM 35時間 FM 33時間

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 このリチウム電池はCR123という型番です。リチウム電池全般に言えることですが、長期保存に強いという特徴があります。10年放置しても電気は10%位しか減らないとも言われています。写真のように、外から見える場所に収納場所があり、コインなどを使って回せる、通常の電池との切り替えスイッチの他、収納部取り外しのねじがあります。乾電池で通常運用し、今回のような特別な災害で、電池の供給が長期間できないような状況でもラジオを聞くことができます。

 ちなみに、私は単三のニッケル水素電池で運用していますが、容量を単一アルカリと比べて仮に四分の一と仮定しても、連続100時間は持つでしょう。少量の電池残量でもこのラジオは動きますので、単三のニッケル水素電池を充電できる太陽電池のバッテリーチャージャーでも実用になりそうです。充電池が手に入らない状態でも、懐中電灯で使用した電池など、電池容量を使い切っていなければこのラジオは十分に動きます。例えば被災地で使用済の電池の所から電池を拝借可能な状況なら(ゴミ集積所から黙って持ち出すのは窃盗罪に問われる場合がありますので注意)、その電池だけでも十分に運用可能でしょう。

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 電池残量は乾電池でもリチウム電池でもボタン一押しで確認が可能です(写真の赤色LEDの数で容量が確認できます)。まさに電池の中味を空にするまで使えるという事です。なお、このスイッチでリチウム電池の定期点検をし、残量が少なくなっていた場合は速やかに交換するということが、いざというときの対策になります。

 その他の機能についても簡単に触れておきますと、ダイヤルを照らすライトは光量が強めで、手元を照らす明かり代わりにもなりますし、非常用のブザーも付いています。さらに、防水仕様ですので安心して外で使うことができます。

 ラジオの事を知っている人ほど、このラジオの生産終了は残念だと思いますし、これほどのラジオがなぜ今の日本で店頭にないのかと個人的に思ってしまいます。最初に書いた通り、東北の復興には現地の雇用を守り、現地企業の売上げを伸ばす事が不可決です。まだ全体の被害状況も分からないうちからこんな提案は不謹慎かも知れませんが、十和田オーディオが従来のように企業活動ができるメドが立ったら、ぜひICF-B100を改良して再販して欲しいと思います。実際問題、これからも計画停電でラジオからの情報が必要になるわけですから、そうした特需を東北に積極的に流していくため、災害用に真面目に作られたラジオを全国に向けて東北から出荷してくれれば、全国的な品不足が解消された暁には、私は予備にもう一台買います(^^;)。今では中国製や、中国メーカーの躍進がすさまじく、日本製ラジオは風前の灯火とでも言える状態です。日本が世界に向けて売り出したトランジスタラジオの伝統を消さないためにも、日本を代表するメーカーの英断を期待します。

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ラジオ」カテゴリの記事

コメント

大賛成。ぜひこのラジオを再販してください!!

hashashさん ご賛同いただきありがとうございます。

手回しラジオが非常用としてオールマイティなのはわかるのですが、止まるたびにぐるぐる回すのでは遣い続けられるかと思ってしまうのですね。

今回紹介したように、おそらく懐中電灯で使われている電池は、まだ余力があるのにそのままゴミになる可能性が高いと思っています。家庭の中の節電を言うならば、電池の電気も無駄にしないようなキャンペーンを展開する中で、ICF-B100のようなラジオを再び世に出す努力を各方面にはお願いしたいですね。

自力で発電するもう一つの可能性というのは、足をつかって自転車をこぐ事だと常々思っていました。パナソニックはエネループの三洋を吸収合併するということですから、パナソニックの自転車でエネループやエボルタを充電したり、USB出力で携帯電話やスマートフォンを直接充電できるようなものが出たら、計画停電の影響で通勤を自転車にシフトした人を中心に売れまくるのではないでしょうかね。とにかく現状では従来どおりに電気が使えることはないのですから、メーカーさんにはそうしたライフスタイルの変化に伴う商品開発をしてほしいですね。

大賛成です。ぜひ作って欲しいです。

当方新潟は魚沼でして、中越地震のときに活躍したラジオがあります。 
ICF-S60という物ですが、このラジオ電源が単三乾電池3本というものでした。
そのためか普通の器具で使えなくなった乾電池でも十分使用することが出来て非常に
重宝しました。 当時は高血圧の母が血圧を上げてしまい血圧計は手放せないものと
なっており、手元に有った新しい電池は血圧計で使い、使えなくなったらラジオで
使うというパターンで使っており、重宝しました。

非常時の現場で本当に使えるラジオを供給してほしいものです。
 

し~ぼ~ 様 コメントありがとうございました。

被災地以外のところでは、かろうじてソニーの小型ラジオが置かれている店舗を見掛けますが、現状での災害用ラジオ、ICF-B02は全く入手することができなくなっています。

手回し充電機能というのは万能のようではありますが、ハンドルの耐久性と内臓の充電池の寿命を考えた時、実はいざという時に使えなくなるのではないかという感じがしてなりません。早いところソニーにはこうした多くの声に答えていただいて欲しいですね。

私の家では日常用ラジオとして使ってまして、台所からの単1、子供達の玩具からの単3はこのラジオで使い切ります。
このラジオ用には新品の電池は買いません。

電池の保ちはかなりのものです。
電圧が相当下がっても鳴る限り使い倒します。
このラジオで鳴らなくなった電池は、他では使い道はありませんので処分します。

電池BOXが大きいので、デジカメのリチウムも工夫すれば入ります。
それと 残量表示ですが、実測で
■■■=2.3V以上
■■□=2.14V以上
■□□=1.7V以上
□□□=だめ~  1.6V以上で鳴ります。

おすすめは 単1マンガンで、安い、軽い、保ちが良い
サイズが大きいだけあって、底力がちがい、最後の最後までねばります。

はなゆうさん バッテリーランプの測定結果を教えてくださってありがとうございました。

私の場合は主に単三のエネループ2本で運用しています。というのも、こちらのブログでも紹介させていただいている太陽電池パネルによる単三2本用の充電器があるので、継ぎ足し充電でも性能を損なわないエネループとの組み合わせは相性がよく、あくまで車の中で使うことにすれば、太陽電池からの充電だけでも何とかなりそうだからです。

ただもちろん、太陽光発電は夜や雨の日には使えませんし、緊急充電できないという特性もありますから、考えられるさまざまな状況に対応できるICF-B100は手放せませんね。充電池が使えない状況になったとしても、私もはなゆうさんのように新しい電池で使うことはないと思います(^^)。今回の震災であっという間に単一アルカリ電池が店頭から消えましたが、それらの電池の使用後のものを手に入れることができれば、数ヶ月使い続けなければならないとしても、十分に毎日ラジオを鳴らし続けることができるでしょう。このラジオに限らず、ラジオはかなり使われた電池でさえも使いいさけることができます。その昔にはレンズ付きフィルムのフラッシュを光らすために単三アルカリ電池が使われていて、阪神淡路大震災の時にはカメラ屋さんから十分に使える電池として、取り出した電池が被災地に配られたという記憶があります。最近では電池式の蚊取り器のカートリッジ自体に単三電池が使われているものがあります。昨シーズン使い切ったはずのものでも懐中電灯を光らせたりラジオを聞くぐらいは電力が残っている場合がありますので、ぎりぎりまで電池を使い切るということをもっと啓蒙してもいいのかも知れませんね。

エネループは力はありますが、容量が無くなるとスパッと電圧が下がります。
すると、いきなり鳴らなくなります、これがね~

乾電池はだらだらと電圧が下がりますので、「電池が無くなってきているなあ」と判ります。 
電圧がちょっとでも下がると てこでも動かないデジタル機器にはエネループ
アナログラジオには乾電池と割り振っています。

充電式のニッケル水素電池のウィークポイントは、おっしゃるように急激に電圧低下があって予期せぬタイミングで使えなくなることです。ラジオ以上に困るのがランタンや懐中電灯に入れて使っている時で、それが停電中に起こったとしたらぞっとします。

私の場合はそれまでデジカメで大量消費してきたアルカリ電池を何とかしようということもあり、割と早くから充電池への転換を行なってきました。しかしエネループ・エボルタが出てくるまではすぐ使えるように予備電池を用意しても、自然放電によりいざという時に使えないということで、あまり実用的ではなかったと思います。その際は、複数のラジオやランタンを同時使用することで凌いできましたが、かなり長期間保管しても使えるくらいの性能がもたらされたことで、予備電池をすぐに補充することができるようになりました。そうして予備電池の数を使う機器分増やしていったことで、現在ではかなり充電地の数が増えてしまいました(^^;)。

予備の充電池が用意できない場合は、エネループ・エボルタのもう一つの特徴である継ぎ足し充電をしてもそれほど性能が落ちないという特性を生かし、早めの充電を行なうようにするしかありませんね。そういう意味でもバッテリー残量のわかるICF-B100はまだラジオは聞ける状態で電池残量がわかるので、充電池運用に向いた唯一のラジオであると言えるかも知れませんね。

このラジオ、なんかカッコイイですね。
ラジオが好きで、AM専用、日経も使えるもの、オールバンドと3台持ってるのですが、これだったら4代目として欲しいです。
もう作ってないのを知ってガッカリしてるところです。
このデザインで感度がバッチリなら、絶対に買います!

さぶ さん コメントありがとうございます。

このラジオの感度ということで言えば、同じ防水対応のICR-S71(AM専用)よりは劣ると思いますが、夜間には遠方局もそこそこ入感します。また、FMの感度はロッドアンテナをそれほど伸ばさなくても、かなり良好にローカル局が入ります。災害用ということで考えれば、十分な性能を今でも発揮してくれます。

もしかしたら中古で入手可能なお店があるかも知れませんが、本当はメーカーの方で再発売してくれればいいのですけど。普段の生活の中でラジオを聴く場合、インターネット経由でクリアな音を楽しむ人たちが増えるにつれ、ラジオ自体の需要にも影響してきたのかも知れませんが、私は今でもラジオ派です(^^)。

NETでの配信は確かにありがたいです。実際、私も関西の毎日放送『ありがとう浜村淳です』っていうのを毎夕聴いてます。けれどやっぱり、小箱から流れ出る音声を聞くことの方が、ずっとロマンがあって好きですね!そこには大なり小なりのノイズが着いて回りますが、それはご愛嬌ということで^^
ICF-B100、チャンと作動する物なら中古でも欲しいですね。
ついでにお聞きしますが、S71という機種の感度はどの程度でしょうか? EX-5なども含め、どれかAMの感度の優れた物が欲しくて物色中です。
もしご存知でしたらご伝授ください。

ラジオの感度は外付けのアンテナを繋がない場合、一般的に内蔵のバーアンテナの長さに比例すると言われています。SONYのICF-EX5は今市販されているものの中では長い180ミリ、ICR-S71は120ミリです。ただ、ICR-S71は私の実感としてICF-EX5と同じくらい感度があるのではないかと思うほど感度がいい印象です。

ちなみに、ICF-B100は100ミリとちょっと短いです。そんな中、一つの問題としてICF-B100は防水性能を付けるために、つまみ類がかなり硬めになってしまっています。ICR-S71はつまみ部分を覆うようにフタが付いているので、つまみの重さもちょうど良く回しやすい感じですね。

ICR-S71のウィークポイントとしてはAM専用であるということと、イヤホンが使えないスピーカーのみの出力になっていることです。こういうラジオはいつ生産中止になってもおかしくないと思いますので、興味があるならお風呂用としてもいいですよ(^^)。

ありがとうございます。大変参考になりました。

てらさんの感想などを考慮に入れ、「さあ、どちらにしようかァ?」と楽しく悩んでみようと思ってます。

今私の傍では、AudioCommのRAD -115N(599円で購入)君がPCのノイズを発しながらも、NHKの放送を伝えてくれてます。 DE-1103はこの静電気の華やかな季節においては、うかつに触ったりすると突然ヒステリーを起こすので非常に気を遣いますが、これはそんな事は無いので気軽に付き合えます^^

さぶ さん コメントありがとうございました。

今では日本のメーカーが作るラジオは新しいものでは特に見るものがなく、かえって中国のメーカーの方がいろいろ面白いラジオを出しているという現実がありますね。それだけラジオが生活に密着しているということなのでしょう。

これまで紹介してきたsonyのラジオのもう一つの問題は、単価が高いことであるとしみじみ思います。でも、今ではほとんど見付けることのできない日本国内で作られたもので、流行とは全く関係無い所で生き長らえてきたものという事で、やはりそれなりの魅力があるのですね。他のページなどでも情報を入手されて、さぶさんにとっての究極の一台をぜひ見付けてみて下さい。

阪神大震災の時に、私がラジオ好きだと、知っていた電気屋のお兄さんが、ICF-B100を勧めてくれて買いました。去年末、落とした時に、バッテリー側が断線したのか、点かなくなりました(リチューム側は点きます)。3種類のバッテリーが使えるのは、大変便利です(単4もホルダーを使って単3として使っていました)。
再販売してくだされば、ありがたいのですが、とりあえず修理が出来るか聞いてみようとおもっています。

ロッキーさん コメントありがとうございます。

このラジオがカタログから消えたのは、テレビのデジタル化によりアナログテレビの1~3チャンネル表記があるのが問題になってのことだと思います。カタログ落ちしてからそれほど時間は経過していないので、修理不能と言われる前にできるだけ速く修理をされるのがいいだろうと思います。メーカーで駄目な場合でも、ラジオの場合は構造がそれほど複雑ではないので、いわゆる街の電気屋さんでも何とかしてくれる可能性はありますが。

とにかく、修理ができて再び使えるようになるといいですね(^^)。

ICF-B100ラジオ修理できました。思ったとおりバッテリー側の配線の(ハンダ付け根)断線でした。
¥1000.-でしたが、心地よく鳴っています。

ロッキーさん こちらでのご報告ありがとうございました。

それほど費用がかからず再生させる事ができて良かったですね。先日ブログに書かせていただきましたが、もし将来首都圏のAM放送局がFMの90~108MHzに放送そのものを移動してしまう事があってもこのラジオはFMワイドバンドをしっかりカバーしていますから、そのまま本体が壊れない限り使い続けられるので安心だと思います。

このエントリーは2年前に書いたものですが、今だに決定的な防災ラジオは国内メーカーからは出ていないと思いますので、継続して話題にしていければと思っています。

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