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2011年3月29日 (火)

まずはあるものの利用から

 デマに惑わされるなとテレビは連日放送するものの、現実問題として放射能の影響が心配されていないはずの地域では、出荷を公には中止されていない野菜まで自主的に返品になり、結果として関東や東北全体の農業は大きな打撃を受けてしまっています。同じくテレビでは様々な有名人がこれでもかとばかり自分で募金をしたり、自ら街頭に立っていくら集めたかという事ばかり報道しているのを見るにつけ、このままこんなことをやっていていいのかと思ってしまいます。いわゆる著名人の方は一般人と違って、世間に大きな影響を持っているのですから、数千万単位のお金を出すよりも、風評被害が起きているもので摂取しても体に影響のない野菜を、テレビカメラの前で食べ続ける方がよっぽど被災地のためになるような気がするのですが。

 かく言う私も被災地から離れた場所で生活をしている中、直接的・間接的に何ができるかを考えた時、無駄に買い溜めをせずに震災や今後起こるかもしれない停電に備える方法について考えを巡らせる中、以前から用意しているものを紹介することにします。

Takibi

 写真の、全体に黒みがかった物は、ホームセンターなどで万能蒸し器として売られているものです。大きめの鍋の中に入れて使うのが正しいのですが、私はこれを野外で焚き火をする時の焚き火台として使っています。写真はアスファルト上で撮りましたが、通常の場合、アスファルトやコンクリート上で焚き火をしたらどうなるかというと、当然ですが下が焼けるだけでなくかなり汚れます。現在は環境保護の観点からか、キャンプ場であっても直に焚き火をする事が禁止されていることが多く、専用の焚き火台を使わないといけない状況になっています。キャンプ用品は価格設定自体が高めで、車中泊の旅ではほとんど焚き火による調理をしない私としては、高いお金を出してまで焚き火のための設備投資をするつもりはなかったのですが、ネット上で万能蒸し器を焚き火台として利用する記事を見つけ、導入しました。

 今後、被災地のライフラインは徐々に復活しているとはいえ、東北電力の計画停電も考えておかなければならないでしょう。停電時に調理する場合、ガスが使えない場合はカセットコンロの利用が増える事が予想されます。カセットガスが潤沢に供給されればいいですが、今の状況を考えるとできるだけ被災地の方優先で使っていただきたいですし、燃料がなくても何とかするための方法について考えておけば、騒乱的な買い占め合戦に参加しなくてすみます。何も山に薪を取りに行かなくても、いざという時にお湯を沸かすくらいの焚付けくらいは自宅で調達できるわけですし、安全に自宅周辺で焚き火をできるものを揃えておくことで、何より燃料がなくてもいいと思えるのは個人的には大きいですね。

Hango

 重要なことは、こうした準備を被災地に影響を与えないもので揃える事でしょう。その点でも万能蒸し器の焚き火台としての利用というのは面白いと思います。これだけでも焚き火には十分ですが、写真のようにキャンプ用品で以前購入していた、テーブルのように立つグリルと丸型の五合用飯ごうを新たにまとめてパッキングして車の中に収納しました。万能蒸し器の中に薪や炭を入れて火を起こせば、これだけで調理が可能になります。丸型の飯ごうはご飯だけでなく、鍋ややかん代わりにも使え、惜しげなく焚き火の上に掛けられるので一つあると便利です。飯ごうは恐らくどこのご家庭にも使っていないものが眠っているのではないかと思います。飯ごうがない場合は使い古しの鍋でも十分です。新たにお金を出して購入しなくても、自分の身の回りにあるもので使えそうなものをピックアップするだけで、立派な防災用品になりますのでぜひ試してみてください。

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