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2011年3月28日 (月)

使い回しのできる設計を

 携帯電話の販売においてACアダプターが別売りになって結構な時間が経ちますが、それほど大きな問題にはなっていません。全くの新規購入なら仕方ありませんが、機種変更の場合はそれまで使っていたアダプターがそのまま使えるようになっているので、改めて増やさなくても十分だと言う事なのだと思います。

 携帯電話会社によるコネクタの違いはあるものの、最悪アダプターそのものをなくしたとしても、代替のきく製品は多くあります。今回の震災で携帯電話の充電をサポートする動きは多くありますが、それも、少ない電力で簡単に充電できる携帯電話の電源回りのおかげであると言えるでしょう。

 災害対応ということだけではなく、さまざまなデジタルデバイスの充電が携帯電話と共通に使えれば便利だと思われる方は私だけではないはずです。さすがにノートパソコンは携帯電話を充電する方法では無理ですが、個人的にはデジカメの充電くらいは携帯電話と共通化できるのではないかと思うのですが。

F31fd

 写真は、以前メインのデジカメとして使っていた富士フィルムのFinePix F31fdです。今となっては古いデジカメであることは否めませんが、電源回りに大きな特徴があります。100円ショップへ行くとゲーム機のPSP用に作られたUSB経由で充電可能なコードが売っていますが、このデジカメは本体で充電でき、プラグの形状もPSP用のものがそのまま使えるようになっています。つまり、充電用のケーブルとUSB出力の充電器(コンセントや車のシガーソケットから直接出力したり、リチウムイオン電池に充電する外部電源であったり、単三のニッケル水素電池を使ったものあるなど目的によって使い分えられます)を用意すれば、携帯電話と用具の使い回しができるのです。

 最近のコンパクトデジカメは、同じメーカーのものでも電池および充電器が違うものが多く、デジカメの数だけ充電器を使い分ける必要性に迫られます。数日の旅ならまだしも、長期にわたってコンセントが確保できないような旅や災害時には、こうしたデジカメはいくら性能が良くても使い続ける事が大変になるため、携帯電話のカメラの方がましという事にもなりかねません。こういう状況は、私自身も停電すること自体が全くない生活に慣れてしまっていて、今まで想像することができませんでした。それでも、車中泊の旅ではシガーソケットに繋ぐインバーターを使い走行中に充電するという技が使えますが、そこまで大掛かりにしなくても技術的に本体充電が可能なら、汎用のUSB出力で充電可能なデジカメを出してくれれば、今盛んに売り出されているGPS搭載のものよりも旅に適したデジカメだと言えると思うのですが。

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