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2011年3月

2011年3月31日 (木)

車に常備するもの

 昨日も関東地方や東北地方で震度4クラスの地震が続いています。私の住んでいる静岡県周辺で起こると言われている東海地震でも津波の被害が想定されているので、全く無駄に終わるかも知れませんが、車の中にいざという時のための装備をまとめるという事をやっています。私の車は軽自動車のワゴンRですが、後部座席や助手席には装備は置かず、荷物スペースに収まるように最低限の物を揃えています。参考までに主なものを箇条書きしますのでご覧ください。

・キャンプ用ウレタンマット
・シュラフ
・調理器具 食器類
・LED照明器具
・ポータブルラジオ
・ステンレス保温水筒各種
・ミネラルウォーター
・クーラーボックス
・ツーリングテント
・モスキートネット
・蚊取り線香
・組み立て式簡易トイレ
・雨具(傘 合羽)
・タオル
・インスタント食品少々

 車の中を思い出しながら書いただけなので抜けているものがあるかもしれませんが、先日のエントリーで書いたように、最悪燃料がなくても火を起こして水が確保できればお湯も沸かせるだけの装備は用意しています。車の中では何とか2名就寝可能な分の寝具を用意していますが、車の中で寝るのが大変になる夏の事も考え、この時期としては季節外れのモスキートネットや蚊取り線香といった夏に寝るための物も一年中積んでいたりします。

 以上のもので完璧だとは思いませんが、車の収納との兼ね合いもあるので、今のところこの程度の用意で、必要に応じて別のものと乗せかえるような感じになってくるのではないかと思います。災害時でなくても、何らかのトラブルに巻き込まれて車で進めず、車の中で寝るようになっても大丈夫なような感じです。もちろん、車中泊の旅に出る時も、これだけ揃えておけば出発前の準備も簡単でいいですね。自分でもこうした装備は新しく便利なものがあれば入れ替えするような感じで、日々進化していく感じになっています。できるだけシンプルで多機能なものを今後も紹介していければと思っています。

2011年3月30日 (水)

おサイフケータイの憂鬱

 昨日の朝になって、いきなり携帯電話のキーライトが付かなくなりました。普通の携帯電話なら問題にならない不具合だと思いますが、私の携帯電話は縦横表示を切りかえられるように、ライトが付かないと何も表示されなくなってしまうので、少々やっかいなのです。

 すぐにショップへ行って修理の受付をしてもらいたいところですが、私の場合はすぐにというわけにはいきません。実際に修理受付をされた方ならおわかりかと思いますが、トラブル防止のためおサイフケータイのデータを全て消してからショップから修理に出すようになるため、こちらでその対応をしなければならず、移行のための手続きが結構めんどくさいのです。

 たまたま私が訪れたお店は、来る人来る人全て修理受付のための来店だったようで、代替機はかなり古いものが出てきました。しかし、個人的には代替機が出るだけでも有難いと思っているので、修理完了まではじっと我慢することにします。

 それでも私の場合は携帯電話の操作自体はできたので、機種変更する時と同じように全てのおサイフケータイのサービスについて引継ぎのための作業ができました。こうしておけば、故障あけの携帯電話で再びセッティングすれば元に戻すことができます。問題なのは水没などで突然に全く動かなくなってしまった場合です。この場合のおサイフケータイの対応はさらに面倒になります。一つ一つのサービス提供先に連絡を取り、丹念に手続きを進めるしかありません。ネット上で調べることでだいたいの事はわかりますので事前にそうした手続きを済ませてから携帯電話ショップへ行けばスムーズに修理申し込みができますが、何の予備知識もないまま店へ行ってしまうと、改めて店頭でそのやり方について聞くことから始めなければならず、実際の修理を頼む前に結構な時間がかかってしまうことが予想されます。

 以前のエントリーでおサイフケータイの有用性について書きましたが、電子マネーの残高をあまりためすぎても、面倒な事が増えるだけになる可能性があるということが改めてわかりました。車での旅において、電子マネーは全て用意しておけば安心ではあるものの、残高を本体に残すタイプのものは簡単にアプリをインストールして使うのは考えた方がいいかも知れませんね。取りあえず、電子マネーを普段使っていない方は、後払いのみのQUICPayだけにしておき(水没の場合は再申込になります)、EdyやSuica、nanaco、waonなどはカードで持つか、無理に持たないようにするのが無難です。特に携帯電話をよくなくしたり、水に落としたりすると自覚されている方は気を付けましょう。

2011年3月29日 (火)

まずはあるものの利用から

 デマに惑わされるなとテレビは連日放送するものの、現実問題として放射能の影響が心配されていないはずの地域では、出荷を公には中止されていない野菜まで自主的に返品になり、結果として関東や東北全体の農業は大きな打撃を受けてしまっています。同じくテレビでは様々な有名人がこれでもかとばかり自分で募金をしたり、自ら街頭に立っていくら集めたかという事ばかり報道しているのを見るにつけ、このままこんなことをやっていていいのかと思ってしまいます。いわゆる著名人の方は一般人と違って、世間に大きな影響を持っているのですから、数千万単位のお金を出すよりも、風評被害が起きているもので摂取しても体に影響のない野菜を、テレビカメラの前で食べ続ける方がよっぽど被災地のためになるような気がするのですが。

 かく言う私も被災地から離れた場所で生活をしている中、直接的・間接的に何ができるかを考えた時、無駄に買い溜めをせずに震災や今後起こるかもしれない停電に備える方法について考えを巡らせる中、以前から用意しているものを紹介することにします。

Takibi

 写真の、全体に黒みがかった物は、ホームセンターなどで万能蒸し器として売られているものです。大きめの鍋の中に入れて使うのが正しいのですが、私はこれを野外で焚き火をする時の焚き火台として使っています。写真はアスファルト上で撮りましたが、通常の場合、アスファルトやコンクリート上で焚き火をしたらどうなるかというと、当然ですが下が焼けるだけでなくかなり汚れます。現在は環境保護の観点からか、キャンプ場であっても直に焚き火をする事が禁止されていることが多く、専用の焚き火台を使わないといけない状況になっています。キャンプ用品は価格設定自体が高めで、車中泊の旅ではほとんど焚き火による調理をしない私としては、高いお金を出してまで焚き火のための設備投資をするつもりはなかったのですが、ネット上で万能蒸し器を焚き火台として利用する記事を見つけ、導入しました。

 今後、被災地のライフラインは徐々に復活しているとはいえ、東北電力の計画停電も考えておかなければならないでしょう。停電時に調理する場合、ガスが使えない場合はカセットコンロの利用が増える事が予想されます。カセットガスが潤沢に供給されればいいですが、今の状況を考えるとできるだけ被災地の方優先で使っていただきたいですし、燃料がなくても何とかするための方法について考えておけば、騒乱的な買い占め合戦に参加しなくてすみます。何も山に薪を取りに行かなくても、いざという時にお湯を沸かすくらいの焚付けくらいは自宅で調達できるわけですし、安全に自宅周辺で焚き火をできるものを揃えておくことで、何より燃料がなくてもいいと思えるのは個人的には大きいですね。

Hango

 重要なことは、こうした準備を被災地に影響を与えないもので揃える事でしょう。その点でも万能蒸し器の焚き火台としての利用というのは面白いと思います。これだけでも焚き火には十分ですが、写真のようにキャンプ用品で以前購入していた、テーブルのように立つグリルと丸型の五合用飯ごうを新たにまとめてパッキングして車の中に収納しました。万能蒸し器の中に薪や炭を入れて火を起こせば、これだけで調理が可能になります。丸型の飯ごうはご飯だけでなく、鍋ややかん代わりにも使え、惜しげなく焚き火の上に掛けられるので一つあると便利です。飯ごうは恐らくどこのご家庭にも使っていないものが眠っているのではないかと思います。飯ごうがない場合は使い古しの鍋でも十分です。新たにお金を出して購入しなくても、自分の身の回りにあるもので使えそうなものをピックアップするだけで、立派な防災用品になりますのでぜひ試してみてください。

2011年3月28日 (月)

使い回しのできる設計を

 携帯電話の販売においてACアダプターが別売りになって結構な時間が経ちますが、それほど大きな問題にはなっていません。全くの新規購入なら仕方ありませんが、機種変更の場合はそれまで使っていたアダプターがそのまま使えるようになっているので、改めて増やさなくても十分だと言う事なのだと思います。

 携帯電話会社によるコネクタの違いはあるものの、最悪アダプターそのものをなくしたとしても、代替のきく製品は多くあります。今回の震災で携帯電話の充電をサポートする動きは多くありますが、それも、少ない電力で簡単に充電できる携帯電話の電源回りのおかげであると言えるでしょう。

 災害対応ということだけではなく、さまざまなデジタルデバイスの充電が携帯電話と共通に使えれば便利だと思われる方は私だけではないはずです。さすがにノートパソコンは携帯電話を充電する方法では無理ですが、個人的にはデジカメの充電くらいは携帯電話と共通化できるのではないかと思うのですが。

F31fd

 写真は、以前メインのデジカメとして使っていた富士フィルムのFinePix F31fdです。今となっては古いデジカメであることは否めませんが、電源回りに大きな特徴があります。100円ショップへ行くとゲーム機のPSP用に作られたUSB経由で充電可能なコードが売っていますが、このデジカメは本体で充電でき、プラグの形状もPSP用のものがそのまま使えるようになっています。つまり、充電用のケーブルとUSB出力の充電器(コンセントや車のシガーソケットから直接出力したり、リチウムイオン電池に充電する外部電源であったり、単三のニッケル水素電池を使ったものあるなど目的によって使い分えられます)を用意すれば、携帯電話と用具の使い回しができるのです。

 最近のコンパクトデジカメは、同じメーカーのものでも電池および充電器が違うものが多く、デジカメの数だけ充電器を使い分ける必要性に迫られます。数日の旅ならまだしも、長期にわたってコンセントが確保できないような旅や災害時には、こうしたデジカメはいくら性能が良くても使い続ける事が大変になるため、携帯電話のカメラの方がましという事にもなりかねません。こういう状況は、私自身も停電すること自体が全くない生活に慣れてしまっていて、今まで想像することができませんでした。それでも、車中泊の旅ではシガーソケットに繋ぐインバーターを使い走行中に充電するという技が使えますが、そこまで大掛かりにしなくても技術的に本体充電が可能なら、汎用のUSB出力で充電可能なデジカメを出してくれれば、今盛んに売り出されているGPS搭載のものよりも旅に適したデジカメだと言えると思うのですが。

2011年3月27日 (日)

高速道路の今

 昨日は、神奈川県内在住の友人に会いに行く用事があり、日帰りで東名高速を利用しました。別の用事で朝早く出発してしまったため、途中のサービスエリア・パーキングエリア全てに入ってきたのですが、そこで多く見受けられたのは荷台や後部座席にたくさんの物資を満載した、恐らく東北へ行くであろう車でした。

 昨日は午前中で高速道路を降りてしまったのですが、それでも現場へたどり着くまでには相当時間がかかることだと思います。親戚や友人のために車を走らせるにしても、主に荷物を乗せている車の中で休むにはシートを倒すぐらいしかできそうにない感じの車が多かったですね。

 震災関連で高速道路の無料化などとんでもないという話が出てくるのは当然としても、現状でETC搭載の車なら土曜・休日は特定区間を除いて1,000円で行けるということで、行きやすくなっているというこはあると思います。高速道路で行けばとりあえずは一本道ですから高速に乗りさえすれば早く確実に目的地に向かって進めますし、夜通し走る人にとっては、安全に体を休ませることのできるサービスエリアが完備しているというのは意外と重要なものです。まさか救援物資を狙った車上荒らしが頻繁に出てくることはないにしても、常に出入りがあり、人の目も光っているところでなら、さすがにあからさまに他人の車を物色するような輩が出てくれば目立つでしょう。やはり、何やかんや言っても計画停電で町全体が暗くなった下の道で移動することを考えれば、高速で移動し、サービスエリア内で積極的に車中泊する車が増えるというのも、これは仕方のないことだろうと思います。

 今回は東名高速の一部しか乗らなかったということであまり参考にならないかも知れませんが、上りの足柄ではお風呂があり、下りの中井ではシャワーとランドリーの設備がありました。簡単なシャワーだけでも多くのサービスエリアにあれば、利用されればリラックス効果があるのではないかと思いますので、車中泊設備云々とまではいかないにしても、そうした設備を、特に単調で外灯もない道の続く高速道路ではサービスエリアに設置してほしいものです。

 帰りの行程では、さまざまな運送会社のトラックと併走してきました。こうして夜中に走ってくれている方がいるからこそ、こちらも安心して荷物が出せるのだなあと今回ほど感じたことはありません。日本郵便の通常配送については、被災者の方でもちゃんと所在がわかっていれば直接の配送が可能になっていますが、それも夜中に走っている大型トラックがあればこそなのですね。単なる遊びで車中泊の旅に出ることはちょっと今は考えてはいませんが、これからは大型トラックが停めにくいような場所へ極力駐車しないような駐車位置決めについても考えていかなくてはと思います。

2011年3月26日 (土)

CASIO Bluetooth Low Energy対応G-SHOCK

 今まで、様々なPDAと呼ばれるデジタルデバイスが登場してきましたが、個人的には腕時計型のものに憧れがあります。その昔、ruputerという独自プログラムを動かせるデバイスを安く購入し、普段の時計がわりにしようかと思ったのですが、さすがに普通の腕時計と比べると存在自体が奇異に映るらしく、常時携行はあきらめました(^^;)。

 現状では、やはりスマートフォンがいろいろな面で完成されているといった感じで、これを腕時計の中に押し込んでもかえって使いにくいでしょう。ある意味、腕時計は腕時計らしく時間を見る事に重きを置き、メールや着信の確認や、スマートフォン本体の動作を制御する位の事ができれば十分だと思います。

 実際、以前からそのようなコンセプトのもと開発された製品が色々ありましたが、それほど普及したわけではないでしょう。それは、腕時計サイズの中に全て集約する中、電池交換の回数が増えてしまうという決定的な問題があったからです。

 今回、CASIOがスマートフォンと通信できるBluetooth搭載のGショックを今年中に出すという事でそのスペックに注目したところ、通常のボタン電池で約2年間と、普通の電池内蔵腕時計と比べても遜色ない省電力化ができたとのこと。今年中にまずGショックを出して、今後は他の腕時計のラインアップにも加えていくということで、期待する所は大です。と言うのも、今日本通信のSIMカードを差し、メインになりつつあるのはIDEOSよりGalaxy Tabの方だったりするので、いちいち取り出さずに手元でメールの確認や簡単な操作ができるなら、特に車が停まった時にさっとメールの有無だけでも把握できますから、無駄に車を停めてスマートフォンを確認しなくてもよくなるわけです。CASIOのニュースリリースによると、具体的に何ができるかということで紹介されている事には以下のようなものがあります。

・スマートフォンの時刻情報を腕時計に送信して時刻を補正
・スマートフォンの着信やメール受信・SMS着信を腕時計でお知らせ
・腕時計を軽く叩いてスマートフォンの着信音やバイブレーションを停止可能
・腕時計のボタン操作でスマートフォンのアラームやバイブレーションを作動可能

(以上四項目は2011年3月23日付のカシオのニュースリリースから引用しました)

 もちろんその場合、事故に繋がるような手元の作業は決してやってはいけませんが、運転しながらスマートフォンが気になって仕方がないような方は、事故の要因を回避する意味でも、この種の製品には注目しておいて損はありません。個人的には普通の時計用電池で2年も使えるだけの省電力設計ができるなら、ソーラー発電で何とかこのシステムが動くようにならないかと現場の苦労も知らずに簡単な事を言いたいところですが(^^;)、とにかく期待して発売を待ちたいと思います。

2011年3月25日 (金)

SONY ICF-B100 の再販を望む

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 まだまだ時期は早いかも知れませんが、震災からの復興には経済を活性化する事が不可欠です。東北の産業というのは色々ありますが、SONYのラジオが東北で作られているという事をご存知でしょうか。主に高性能ラジオを中心に、秋田県小坂町に本社を置く十和田オーディオが作っているのです。

 今回かなり気合いを入れて紹介する、既に国内生産を終了した災害用ラジオICF-B100もここで作られていました。被災地だけでなく、全国的にいざという時のためにラジオを持ちたいと思われている方は多いと思います。その際、あまり調べずに購入していまうと、実際に使っているうちにいろんな不満点が目についてきます。災害用ラジオとしてまず何に注目すればいいかというと、使える電池の種類と連続使用時間だと言えるでしょう。

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 ちなみに、ICF-B100は写真のように同じ電池が2本あれば、電池ケースの形状を変えることにより単一から単三までの電池が使えます。さらに非常用としてリチウム電池がセットされていますので、今回のような普通の電池が買えない状態でも動かす事ができます。カタログ値の電池持続時間(スピーカー使用時)について、以下にまとめてみましたのでご覧下さい。

単一マンガン AM170時間 FM160時間
単一アルカリ AM450時間 FM400時間
単二マンガン AM 79時間 FM 74時間
単二アルカリ AM210時間 FM200時間
単三マンガン AM 25時間 FM 23時間
単三アルカリ AM 65時間 FM 62時間
リチウム電池 AM 35時間 FM 33時間

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 このリチウム電池はCR123という型番です。リチウム電池全般に言えることですが、長期保存に強いという特徴があります。10年放置しても電気は10%位しか減らないとも言われています。写真のように、外から見える場所に収納場所があり、コインなどを使って回せる、通常の電池との切り替えスイッチの他、収納部取り外しのねじがあります。乾電池で通常運用し、今回のような特別な災害で、電池の供給が長期間できないような状況でもラジオを聞くことができます。

 ちなみに、私は単三のニッケル水素電池で運用していますが、容量を単一アルカリと比べて仮に四分の一と仮定しても、連続100時間は持つでしょう。少量の電池残量でもこのラジオは動きますので、単三のニッケル水素電池を充電できる太陽電池のバッテリーチャージャーでも実用になりそうです。充電池が手に入らない状態でも、懐中電灯で使用した電池など、電池容量を使い切っていなければこのラジオは十分に動きます。例えば被災地で使用済の電池の所から電池を拝借可能な状況なら(ゴミ集積所から黙って持ち出すのは窃盗罪に問われる場合がありますので注意)、その電池だけでも十分に運用可能でしょう。

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 電池残量は乾電池でもリチウム電池でもボタン一押しで確認が可能です(写真の赤色LEDの数で容量が確認できます)。まさに電池の中味を空にするまで使えるという事です。なお、このスイッチでリチウム電池の定期点検をし、残量が少なくなっていた場合は速やかに交換するということが、いざというときの対策になります。

 その他の機能についても簡単に触れておきますと、ダイヤルを照らすライトは光量が強めで、手元を照らす明かり代わりにもなりますし、非常用のブザーも付いています。さらに、防水仕様ですので安心して外で使うことができます。

 ラジオの事を知っている人ほど、このラジオの生産終了は残念だと思いますし、これほどのラジオがなぜ今の日本で店頭にないのかと個人的に思ってしまいます。最初に書いた通り、東北の復興には現地の雇用を守り、現地企業の売上げを伸ばす事が不可決です。まだ全体の被害状況も分からないうちからこんな提案は不謹慎かも知れませんが、十和田オーディオが従来のように企業活動ができるメドが立ったら、ぜひICF-B100を改良して再販して欲しいと思います。実際問題、これからも計画停電でラジオからの情報が必要になるわけですから、そうした特需を東北に積極的に流していくため、災害用に真面目に作られたラジオを全国に向けて東北から出荷してくれれば、全国的な品不足が解消された暁には、私は予備にもう一台買います(^^;)。今では中国製や、中国メーカーの躍進がすさまじく、日本製ラジオは風前の灯火とでも言える状態です。日本が世界に向けて売り出したトランジスタラジオの伝統を消さないためにも、日本を代表するメーカーの英断を期待します。

2011年3月24日 (木)

知りたい情報

 普段からの生活リズムが大きく崩れ、昨日から始まった選抜高校野球の開幕でほっとした方も少なからずいるかも知れません。なぜ高校生の中でも野球だけが特別扱いなのかという議論は置いておいて、季節を感じるイベントが軒並み中止に追い込まれている中、識見を簡素化し、極力電力需要を抑えるようなやり方で行なわれている事には一定の評価を与えてもいいのではないかと思います。

 ただ、昨日の第三試合の終了間近になって、東電の福島原発から煙が上がったというニュースが飛び込んできて、結局高校野球中継はそこで終了してしまいました。たまたまその時に中継していたのがNHKのメインチャンネルである総合放送だったこともあったのですが、現状でNHKは地上波2波、衛星で3波持っていて、地デジでもサブチャンネルを持っているのですから、サブチャンネルの方で野球を終了まで続けてもいいような気もしました。

 ここまでの衛星放送を含めたテレビ局の放送する番組を見て、特に衛星放送の存在意義とは何かと思われるような事例が多く見受けられました。以前、地デジについて、わざわざUHFのアンテナを立てるよりBS17で東京ローカルの地上波が見られるようになっているのなら、それを開放すれば済むだろうということを書きましたが、今回の地震報道について地上波と同じ番組を垂れ流すBS民法各局のやり方に個人的には大いに失望しました。どのチャンネルを見ても地震情報ひとつとっても横並びの報道が目立ちました。BS専用のテレビというのはないわけですから、よほどの難視聴地域でない限り、わざわざBSで地上波と同じ内容の放送を見なくてもいいわけです。BSの中でもとある局などはニュースすら流さず環境映像を垂れ流していて、実際私たちの必要な情報というのは一切流れてきませんでした。

 災害情報にラジオが見直されているというのはここで何回も書いたことですが、特に衛星放送の場合は停電になればほぼ見ることができないということを考えると、インターネットに全く劣るような感じがしてなりません。インターネットの場合は無線局を利用していれば、そちらの電源さえ確保できていれば携帯電話やスマートフォンで情報を入手できます。特に車で移動中の場合は、ワンセグ放送でさえ受信することは難しい場合が多いので、私の場合はラジオでの情報とインターネットのニュースを使いわけるような形で情報収集をしています。話は元に戻りますが、昨日の高校野球を中止までして伝えているニュースは、原発から煙が出たというものでしたが、それを何度も何度も繰り返し伝えるだけというのでは、通常番組を潰してまで伝えるべきものなのか、個人的には判断に苦しみます。

 結局のところ今のテレビは情報をこちらに押し付けているばかりで、まだ新聞からの情報のほうがこちらに主導権がある分イライラしないで済みます。特に、移動中に情報がほしい場合でも、なかなかこちらの知りたい情報が入ってこない状況がありますので、やはりそうした事を考えると、ネットによる情報収集ができるような環境を作っておくというのも、これからの車中泊の旅に出るにあたって必要な事なのかなと思います。

2011年3月23日 (水)

車の中で暖かく過ごすために

 今車中泊という言葉が主も身近に感じられているのは、様々な理由で避難所や自宅で生活できず、車の中で過ごさざるを得ない方々だろうと思います。車というのは基本的に鉄の塊であるため、夏は暑く冬は寒いのはどうしようもありません。そんな中、何とかして車内であたたかく過ごすための方法について考えてみることにします。なお、私自身が被災地から離れた場所でこの文章を書いているということで、もし現地での実情と合わないような内容があるかも知れません。その際はどうかご容赦下さい。

 普通のお宅では室内での熱を逃がさないため、断熱材を使っているのですが、車にはそうした装備はないのが普通です。冬の車中泊をする人たちはどうやって対応しているかというと、登山用に作られた氷点下にも耐える寝袋で対応している方が多いだろうと思います。毛布や布団を重ねることで同様の効果を得られるわけですが、毛布自体の数が足りない中、十分な寝具を確保できるかというと大いに難しいと言わざるを得ないのではないでしょうか。

 もし回りに使っていないダンボールがあれば、断熱材のように窓や天井、底冷えする場合は自分の寝床にも、冷気が押しよせて来る所に固定すれば、多少ではありますが冷気の侵入を抑えることができます。ダンボールがなく新聞紙が使える状態であれば、自分の下着と上着の間に入れて防寒対策としましょう。特に寝床に敷くもので、発泡スチロールがあればベストです。ある程度発泡スチロールがあれば、くりぬいてスリッパのようにすることで足先の寒さが和らぎます。くれぐれも車内で火やガスなどを使った暖房器具の利用は避けて下さい。最悪の場合、一酸化炭素中毒を起こし危険です。

 新聞紙であればなおいいですが、大きいサイズの書類や紙袋のようなものがあれば、こんな事はどうでしょう。周辺でたき火などをしている人がいたら、片手で持てるくらいの石を中に入れさせてもらいます。あまり長時間入れておくと、どんどん高温になってしまうので適当な頃合いを見て外に出します。その石を新聞紙や紙袋で包み、短時間持続のカイロの代わりとして使うのです。冷え切った手や足の先だけでも焼き石カイロで温められれば、あとは寝具や家族同士で抱き合ってその上から毛布を掛ければいくらかは寒さ対策になるだろうと思います。

 飲み水でなくとも、近くで水が手に入り、たき火でお湯が沸かせるなら、蓋の閉まる耐熱性の容器を探し、湯たんぽを作りましょう。ホットドリンク用のペットボトルでも、多少お湯を冷ましてから使えば、同様に利用可能でしょう。身体の具合が悪くて外へ出られない場合は安静にしていただきたいですが、ある程度身体を動かせる方が一日中車の外へ出ないと精神的にも負担がかかってくると思いますので、何か外にあるもので使えるものがないか、健康状態が許せば出歩いてみるということも大事な事ではないかと思います。

 以上、さしあたっての防寒対策について書かせていただきました。車の中や大勢の方々と一緒の避難所での生活には大変な困難があると思いますが、今後も真剣に考えていこうと思っております。

2011年3月22日 (火)

OSRAM LEDライト DOT-it Waterproof

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 こちらでも懐中電灯の類は全くと言っていいほど手に入らない状況なのですが、昨日近所のとある大型スーパーで、写真のLEDライトだけ全く売れず(^^;)沢山残っていたので一つ買ってきてしまいました。自分のために一つ確保しておきたい所ですが、写真の一台は被災地で生活をしている方に発送予定なので、パッケージは開けないままの紹介になります。

 以前のブログで、単四電池で使えるLEDライトとして紹介したタッチ式の白色LEDライトで、防水性能が加わったモデルですが基本的な性能は変わりません。光量も少ない補助光的なものではありますが、いつ終わるとも知れない停電対策には打ってつけのライトだと私は思っているのですが、世間の評価とはちょっと違っているようです。

 今回の震災に限って言えば、これだけ品不足が言われている電池、単一や単二用の懐中電灯をこれから手に入れたとしても、継続して使うのはほぼ不可能でしょう。となると、新品の電池を入れてどの程度連続で使えるかどうかというのもポイントになります。単三電池を使用したLEDランタンをこのブログでも多く紹介してきましたが、現在出ているものの中で単三3本使用で燃費のいいLEDランタン、GENTOS EX-837NXのLowモードでもカタログ値で連続60時間(アルカリ電池の場合)です。このLEDライトは単四3本タイプですが、同じくアルカリ電池での連続使用時間は100時間となっています。単三電池もなかなか入手しずらい状況になっている今、EX-837NXと比べてしまうとLEDも白色で、明るさも相当劣るとは言うものの、暗闇での明かりを何とか確保できる物として貴重なものだと思います。実は私は同じようでいて少し違うバッタモンのライトを持っているのですが(^^;)、上から照らす事ができれば、それなりに使えるという印象を持っています。

 このライトにはマジックテープと吸盤が付属しており、洋服などに付けて懐中電灯代わりに使ったり、車内で使う際にも頭上にセットをし易いようになっています。特に今、車の中で寝泊りをされている方は室内のライトを極力切り、こうしたライトを車内でのメインライトにする事でバッテリー上がりを防ぐのが理想でしょう。実際のところは、早く単三のアルカリ電池を潤沢に提供してもらい、明るさも申し分ない暖色LEDランタンや、電池の持ちのいいラジオとともに使って欲しいですが、それまでのつなぎであるとかサブ的に使うものとしても有用だと思います。それにしても、大型の懐中電灯よりよっぽど役に立ちそうなこのライトが、直接的には停電と関係ない地方でなぜ全く売れていないのかと考えると、単一電池は大きいから容量も大きく、懐中電灯も明るく長く持つと考える人が多かったのだろうかと思えてきます。となると、今回の買占め騒動の向こうにある狂乱的な心理的行動がなんとなくわかるような気がします。

2011年3月21日 (月)

手回しラジオの問題点と太陽電池ラジオの可能性

 昨日の内容の最後にジャンク扱いで売っていた太陽電池ラジオのついて紹介しましたが、正直なところ、内蔵の電池の劣化だけでなく、作りもかなり雑だという事で音すら鳴らないだろうと思っていました。

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 念のため写真のように車のフロントガラスの所に放置しておいたのですが、日の出から夕方までこのままにしておいたところ、AM・FMともちゃんとスピーカーから音が出るではありませんか。とりあえずAM局を2時間半連続で小さめですがスピーカーから音を出して聞くことができ、まだ余力がある感じでした。ただ、本体の作りがかなり荒いのと、買ったもの全てがこのように動くとは思えないので、被災地援助用にはならないと思いますが。ちなみに、このラジオはマルツ電波の店頭で売られていたものです。ジャンク扱いという事で、全く音が出なくても文句を言えませんので、その点にもご注意下さい。このラジオの詳しい内容については、マルツパーツ館のブログで改造方法に至るまで紹介されていますので、興味のある方はどうぞ。

http://marutsuparts.blog74.fc2.com/blog-entry-482.html

 地震が起こるまでは太陽電池で動くラジオなど全く興味の外だったのは事実です。しかし、車中泊の旅で走行中にシガーソケットから取れる電力には限りがあるため、ダッシュボードの所に放置しておくだけでも充電でき、夜に十分使えるポテンシャルを秘めたこうしたラジオは、災害だけでなく車中泊向きとも言えます。今売られている災害用ラジオはほとんどが手回しハンドルでダイナモを回し充電するタイプですが、それは携帯電話の充電も視野に入れてのものでしょう。

 前にも紹介したSONYの災害用ラジオは全部入りで確かに色々と役に立ちそうではありますが、ハンドルの作りが弱いのが気になります。あまり力を入れて回しすぎると、ハンドルそのものが折れてしまいそうなのですね。ハンドルが折れてしまえば、折角のダイナモも使いものにならなくなってしまいます。更に、体力も気力も萎えるような状況の中、延々とハンドルを回し続けるのはなかなかの重労働です。ご高齢の方の災害用ラジオとして、ハンドルを回さなくても充電できる太陽電池を使ったラジオ(もちろん乾電池やACアダブタでも動く)を国内メーカーは出してくれないものでしょうか。

http://www.violetta.com/japanese/seihin/seihin_vs01.html

 現状で太陽電池を使ってラジオを聞く方法としては、いろいろと調べたところ、上記リンクにある太陽電池から専用のニッケル水素電池を充電できる太陽工房の『バイオレッタ ソーラーギアVS01』を用意するのが一番手軽だと思います。ただ同時に消費電力の少ない、単三電池2本で動くラジオ(例えば、単三を単一電池を使うものでも使えるようにスペーサーを導入し、SONYの野外作業用ラジオICR-S71を動かす感じなら十分実用になりそうではあります)を用意するなど結構手間がかかります。やはり、一つのラジオで済むにこした事はありません。

 今回の災害が起こるまでは、radikoを通じてインターネット経由で放送を楽しむ人たちが増えたとは言っても、ラジオそのものは新しい機種が出なくなり、それだけではなく既存の機種も廃番になるなど、一部の人たちにとっては終わったメディアだと思われていたかも知れません。なぜ多くのラジオが消えたかというと、地上波デジタルの推進と関係があります。お手持ちのラジオがあれば確認していただきたいのですが、FMワイドバンドの周波数の横にアナログテレビの1ch2ch3chの表示があるものがあります。アナログ波が停波されるのに伴い、こうした表記を残したまま販売を続けるのはおかしいという事で、メーカーは既存のラジオの整理を行なったのだと私は見ています。災害に必要だとはわかっていても、災害時に被災者へ届ける分だけ確保できればいいとたかをくくっていたのではないかとすら思います。

 今回の事で直接震災に見舞われなかった地域でも、電力の不足という理由でラジオ以外に情報収集できる手段がなくなってしまう事が実にしみてわかったのではないかと思います。この状況を受けて、国内のメーカーには改めて多くのラジオを出して欲しいですし、その中で災害用ラジオとして、太陽電池を使ったタイプのものをぜひ出していただきたいと思っています。

2011年3月20日 (日)

サンワサプライ BTN-DC2BK

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 地震でさまざまな物流が止まる中、今週になって以前から注文を出していた単三乾電池4本使用のUSB出力ポータブルバッテリーBTN-DC2BK(黒)が届きました。普通に売っている乾電池使用のUSB出力ポータブルバッテリーでは携帯電話の充電はできても、スマートフォンの充電ができないものが多いので、その対策として震災前に注文したところ、発送が遅れて到着という事になってしまいました。

 改めてお断りしておきますが、現在アルカリ電池が極端に品不足となっており、この製品はアルカリ電池が使えるものの、今のところアルカリ電池で運用するつもりは全くありません。しかし、アルカリ電池でも1000mA(Max)という出力が可能なので、携帯電話の急速充電および、スマートフォンの充電を停電時であっても電池さえあればできる事で、被災地において電池の供給がスムーズに行なわれる状況であれば、いざという時の役に立つのではないかと思われます。ちなみに、私は充電式のニッケル水素電池で使う事を前提にして購入しました。

 使い方は、本体下にあるフタを開け、縦に単三電池を4本入れます。フタの部分は勢い良く外すと飛んで行ってしまうので、特に開ける際には注意する事が必要です。本体にはスライド式のスイッチがあり、使用可能の場合には写真のように青いランプが付きます。本体にはUSBケーブルは一切付属しませんので、自分でケーブルを用意する必要がありますが、携帯電話用や、ゲーム機用なら100円ショップで十分揃いますし、スマートフォン用にもUSB充電用のケーブルは多く販売されていますので、各自必要な分だけ入手してください。

 個人的な動作実績として、日本通信のIDEOSはもちろん、Galaxy Tabでも以前紹介したUSB充電アダプタとの併用で、きちんと充電する事ができました。Galaxy Tabは小さなパソコンのように使えるという事を考えると、普通の電池で充電できるというのはこの上ないメリットだと思います。車での移動にあたってシガーソケットからニッケル水素電池の充電ができる環境が整えば、サブバッテリーシステムを組まなくとも、旅行中くらいなら何とかなるような気もします。ただ、高容量の単三電池の充電はどうしても2~3時間かかってしまいますので、電池を使うグッズを全て単三用にまとめずに、ライトやラジオには比較的容量の少ない単四電池で使えるものも併用して導入する事で、単三電池を携帯電話やスマートフォン充電専用にするなどして、最悪の場合でも使えるようにするのも一つの手かも知れません。

 昨日は思い切りジャンク品の太陽電池付きラジオなるものを購入してきましたが、内蔵の充電池が駄目そうなので、あまり実用的なものとは言えないようです。太陽電池で家電製品を動かすのは無理としても、単三単四のニッケル水素電池を充電できるようなシステムが組めれば、こうした外部電源ボックスとの相互使用で、さらに災害にも強くなりそうです。現状ではあくまでも被災地の方優先でという事で、すぐにというわけにはいかないと思いますが、今後はいろいろと試行錯誤しながら、できるだけコンパクトにシステムが組めればと思います。

2011年3月19日 (土)

改めて携帯電話について考える

 このブログではさまざまなスマートフォンについて紹介とともにその便利さについても言及してきましたが、便利さを追求するあまり失うものも少なからずあるということを今回の地震に伴う状況の変化によって感じているところです。

 このブログで話題にしている車中泊の旅というのは、ある意味で言えば擬似キャンプ体験のようなものでした。常に燃料が用意され、いざという時にはコンビニに飛び込めば電池や食料も購入でき、トイレについてもあるところまで移動すれば心配ない状況の中で行動できることが前提とされています。それが、燃料がなくなり車からインバーターなどを使って家電製品を使えず、電池も全て売り切れという状況の中、それでも外界との連絡を取らなくてはならない状況についてなどさまざまな事を考えた場合、スマートフォンよりも普通の携帯電話の方が災害に強いと言えるでしょう。

 というのも、各社携帯電話を充電するものというのは、通常のACアダプタ以外にも、外付バッテリータイプは言うに及ばず、乾電池を使用するもの、手回し発電による充電を行なえるものなど、かなりの範囲で製品が出ています。充電用のコネクタが汎用であることから、100円ショップですら一通り充電用の道具を揃えられるのに対して、スマートフォンはmicroUSBコネクタであることが多く、新たに旅先で用意することすら難しいと言わざるを得ません。また、外部バッテリーについても、充電に必要な電流が普通の携帯電話より大きいものが必要になるなどして、それなりの用意が必要です。もちろん、しっかりと準備してから出掛ければスマートフォンのみの運用で問題が出るとは思いませんが、スマートフォンというのは全く通話していなくても、どうしても電池を消費しがちになるという点を見逃してはいけません。いざという時のために複数の会社で2回線契約することでいざという時のバックアップとしてはいいですが、料金負担がその分増えてしまいます。携帯電話の契約を一つにまとめるにしても、SIMカードを差し替えることによって同じ会社の携帯電話とスマートフォンなら両方使い分けることも可能になりますので、極力スペアとして普通の携帯電話が使えるペアリング体勢を作っておくというのも、これから車中泊の旅に出る方だけでなく、災害時の事を考えた時においてもいいのではないかと思います。

 ここからは私見になりますが、今まで、都市鉱山という風に言いながら、機種変更をした際手元に残った携帯電話についてエコの観点から販売店に返却し、解体し資源として活用するという流れがありました。しかし、SIMカードを差し替えれば自分だけでなく他に必要としている人があれば(故障や水没などで高いお金を出して買い換えなければならない状況に追い込まれる人たちは意外と多いように思います)そういう人たちに使ってもらえるのが今の携帯電話であることは疑いがありません。まさしく、今回の震災で津波に飲み込まれ、携帯電話が故障した人たちについて、個人の善意で救済ができる可能性があるわけです。SIMカードはありながら自分の電話が水没したり落下により壊れてしまい着信も発信もできない人がいたら、そうした人たちに使い古しでも良ければ日々の連絡用として自分の携帯電話を使ってもらいたいという人も多いはずです。携帯電話会社にはそうした援助の仕方についても考えてほしいと思っています。

 ただその場合残念なのは、情報を入手する事がなかなかできないような人たちに中古のワンセグ携帯を配布するような事はできないということです。来年廃止になる2Gと呼ばれた前世代の携帯電話(SIMカード差し替え可)では、テレビ付きのモデルについて、SIMカードを抜いたとしてもテレビを含む他の機能が問題なく利用できたのに対し、今の3GではSIMカードを抜いてしまったらテレビはおろか他の機能(音楽プレーヤーやカメラ、電話帳閲覧や電卓などいろいろ)さえも全く使えなくなってしまうのです。

 ここでも何回も話題にしてきましたが、被災地にラジオは必要だということはありながら、今新しくラジオを購入することは罹災していない私の近所でも不可能に近いです。となると、多少は都市機能が戻っているとはいえ、震災で被害を受けたところでは入手が限りなく無理ということだと思われます。しかし、今まであまたの数販売されてきたワンセグ携帯がSIMカード不用でテレビが見られるということになれば、ワンセグ機能付きの機種のみに限って支援物資として被災地に配ることで、それまで全く情報が入らなかった人たちにも情報の窓口を持ってもらえるということになります。全国規模で考えれば、今多くの家庭に眠っているワンセグ携帯の数はかなりのものになるであろうと予測されます。これも一旦携帯電話会社で集め、ダミーのSIMカードを挿入した状況でワンセグが見られ、電卓などのアクセサリが使えるようにした携帯電話が作れるような事はできないのでしょうか。ソフトバンクのプリペイドSIMが有効になれば携帯電話の機能は使えるようになるので、こうした方法も不可能ではないように思えるのですが、これらの方法はどちらもお金をかけずに直接困った人たちのためになる事だろうと思いますので、関係者の方々にはぜひ考慮をお願いしたいところです。

2011年3月18日 (金)

緊急地震速報について

 テレビ・ラジオで情報を入手している被災地の方だけでなく、日本中でテレビを見ている人たちの多くは、緊急地震速報のチャイム音に恐れおののいているだろうと思います。特に、私のいる静岡や長野・新潟周辺の方でも大きな地震がありましたから、その点でも精神的に良くない事は確かです。

 しかも、恐ろしがらせるだけ恐ろしがらせておいて、地震そのものが来ない時もあるという事ですから、あえて流さなくてもいいのではないかと思う方がいても不思議ではありません。

 私の場合、今回の一連の地震ではありませんが、昨年八月の早朝に静岡中部を襲った震度5の地震では、飛び起きて階下へ下り、しばらくしてから緊急地震速報のチャイムが鳴ったという経験があります。全ての場合で正確なものでは必ずしもないのが週刊誌でも批判を受けているこの速報は、果たして多くの人たちの役に立っているのでしょうか。

 大きな揺れが来る前に一報があるという事は、ちょっとの間身構える時間的余裕が生まれるという事でもあります。地震ではありませんが自動車事故における衝撃について考えてみると、事前にしっかり身構えてぶつかるのと、全く油断していてぶつかるのとでは、特にムチ打ちの場合体へのダメージはかなり異なります。地震の場合は上から物が落ちて来たり、家具が倒れて来たりする可能性があるわけですが、その際、自分の手やクッションなどで頭を保護する事で自分の身を守る事ができるようになります。

 すでにチャイム音が精神的トラウマになっている方もいるかも知れませんが、自宅でくつろいでいる際には身の回りに座布団やクッションを置いておき、条件反射的に頭を守るように日々の生活の中で訓練するような感じで考えてみられたらいかがでしょうか。何よりも、こうした情報は、私たちの生命を守るためのものなのですから。

2011年3月17日 (木)

今は無理でも後で揃えたいもの

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 東京の秋葉原でも懐中電灯と単一、単二電のアルカリ電池が売り切れたという事ですが、懐中電灯はともかく、何故アルカリ電池なのか個人的には理解しがたいところです。東京は被災地ではあるものの、時間が区切られた停電であり、何もアルカリ電池を使わなくても充電式のニッケル水素電池(単三、場合によっては単四)を使い回しすればいい話だからです。手持ちの懐中電灯が単一や単二を使用するものであっても、写真のような単三電池にかぶせて使うスペーサーを用意しておけば済む話です。停電の時に使えるように毎日充電すれば、それ以上の電池は必要ない事は明らかでしょう。現在ではこうしたものも手に入りにくくなっているようですが、現在直接地震の被害がない方については、手に入りやすくなった時点で手に入れればいいと思います。とにかく今は、品物がないからといって、本来なら被災地で使われるべき一次電池のアルカリ電池や、今回紹介した品物を今の時点でを買い漁るような事はしないようにお願いしつつ、自分が直接罹災した時のための停電克服グッズについて考えてみようと思います。

 今回の電池消失騒ぎは、今回以降の震災でも引き続いて起こるような気がしています。電池はともかく、明かりとラジオ、携帯電話充電グッズは事前に用意しておけばまずはあわてずに済みます。まずは、以上に挙げた全ての機能が入った防災ラジオを手に入れましょう。例えば、

ソニー ICF-B02
http://www.sony.jp/radio/products/ICF-B02/

東芝 TY-JR10-W (メーカーページへのリンクはありません)

 のようなものです。手回しで発電でき、ラジオだけでなくライトや携帯電話充電ができるのがポイントではありますが、単四電池2本で携帯電話の充電以外の機能が使えるというのも大きなポイントです。今回の震災では、電池は単一、単二がすぐになくなり、単三も数える程という状態ですが、単四電池は残っていたりします。普段使いのものは単三電池の利用が便利ではありますが、アルカリ電池を使用する前提では単四電池を使えるものも並行して揃えておくと、充電した手持ちの電池が切れた時の頼みの綱になります。

 また、LEDを使った単四電池使用のランタンおよびLEDライトも購入候補に入れておきましょう。

GENTOS EX-547SR(単四×3本タイプ)
http://www.saint-gentleman.co.jp/list/?id=3_20&pid=69

OSRAM DOT-it
http://www.mol-oml.co.jp/product/dotit/frame_dotit.htm

 電池の事でいうと、リチウム電池を使ったヘッドランプの製品も、人の買わない電池を使っているという事で、主要な電池が全て売り切れたような場合でも電池を購入できる可能性はあると言えます。ただ、くれぐれも今すぐ購入しようと思わないでいただければ幸いです。今被災地ではそれこそ生命にかかわるほどの物不足が現実のものとなっています。ひととおり支援物資が被災地の方々に行き渡った時点でこうした事について考えてみてください。

2011年3月16日 (水)

不安が現実に

 東北で地震があって、こちら静岡にも近いうちに来るのではないかと密かに思っていたのですが、案の定というか昨夜大きな揺れがありました。全く一連の地震とは関係ないところで起きたようですが、その直前に福島県沖でこちらにまで感じるような揺れがあり、その直後に襲ってきました。東北の地震で誘発されたものであったのかも知れません(その後、今回の地震は東海地震とは関係ないということが気象庁から発表されました)。

 長野県北部でも大きな揺れがありましたが、今回の一連の地震はあまりに大きいエネルギーの放出により、周辺にもかなり影響が出ているのかも知れませんね。

 とりあえず底の厚いサンダルを履いたまま、家中の戸を開けて外に出たのですが、常にラジオを持った状態で情報を聞きながら動いていました。その結果、震源は内陸部ということで津波の心配はないということがわかり多少ほっとしつつも、富士宮市で震度6強ということで、自宅周辺はどのくらいかということについての情報はラジオからはすぐには取れず、揺れが収まった状況でインターネットから調べて震度4だとわかりました。はからずも3月11日の地震の震度と同じくらいだったわけですが、体感では震度5以上という感じもしました。

 とりあえずこれを書いている現在、大きな余震もなく単発の地震のような感じではありますが、東北の方々はこのような揺れが日常的に起こっていると思うと、改めて大変な災害であるとの思いを強くします。原子力発電所の状況もあるので、すぐに助けに行けないもどかしさを感じてもいます。まずは自分の身の回りの安全を確足しなければならないのはもちろんですが、もう一度自分で何ができるのかじっくりと考えてみたいと思っています。今後も東北だけでなく、さまざまな場所で地震があるかも知れません。十分に気を付けてお過ごし下さい。

2011年3月15日 (火)

被災地に対してできること

 昨日のエントリーで紹介した物について、何やら被災地でないところでも手に入りづらくなっているようです。今、そうした物が必要なのは現実に被災されている方のはずで、実際に来るかわからない災害に対してやみくもに使うかわからないものを購入している人が全国的にいるということなのでしょうね。私のいる静岡県は、その一部が計画停電の区域に組み込まれているということで、どうしても停電用の品を使わなければならない人が多いということもあってか、軒並み電池やカセットボンベなどが店頭から消えているとのこと。ついでにトイレットペーパーやティッシュなどもどんどん買われているという話もあります。知り合いに本日早速停電が行なわれた富士市在住の方がいて、なかなか物が手に入らないということで嘆いておりましたが、本来は計画停電も被災地のために行なわれる事なので、現在被災していない地方の方は、現状で一体何ができるのかを考える必要があるのではないでしょうか。

 被災地に何か援助をしたいと思っても、道路自体がつながっていない状況もあり、宅配便や小包も送れない状況にありますので、ある程度のめどが立つまでは、募金に協力するくらいがやれるせいぜいの事だろうと思います。避難所では足りないものを具体的に挙げている所もありますが、その呼び掛けに応じて物を送る動きがあちこちで起こると、必要以上に物が集まってしまい、その処理に困るような事例も阪神淡路大震災の時にはありました。差し当たって、自らの生活を改める事で、問接的な援助になると考える事にします。

 車中泊の旅をするにあたり、少ない電池を効率よく使うために私が心掛けている事は、できるだけ使用時間を少なくするための時間的な工夫です。旅の時間を有効に使うためには、できるだけ朝早くから行動を開始すれば結果として夜の明かりを使う時間は最少限で済みます。幸にしてこれからの時期、日はどんどん長くなっていきます。今まで夜にやってきた事を朝早く起きてやるだけでも夜の明かりの使用頻度を減らす事ができるというわけですね。

 また、被災地では道路や燃料も緊急車両優先という事で、一般車はなかなか給油ができないという状況だそうです。そんな中、ガソリンをわれ先にと買い急ぐというのは、私にはちょっとできそうにないです。もちろん、車を動かせない事によっての不便はありますが、地域的な事もあり、自転車や原付バイクで代用できるところは代用して、いくらかでも被災地に回っていくように色々な事を我慢する事がこれから必要になっていくだろうと思っています。何といっても、実際に被害に遭われた方が一番大変なのですから、この悲しみや苦しみを分かち合う覚悟を決める事が大事なのではないかと思っています。

2011年3月14日 (月)

停電に備える

 地震の影響は被災地だけではなく、周辺地域でも一定時間停電しなければらなないほど深刻になってきました。日頃の生活の中での節電はもちろん、たとえそれが数時間であっても、電気のない生活をどうするのかということを真剣に考えなくてはいけなくなりました。

 このブログでは車中泊の旅において、家庭用の電気製品が使えないことを前提にしたさまざまなグッズについて紹介してきましたが、改めてそうしたものについてまとめてみたいと思います。

 停電することによってまず困るのが明かりですが、少ない電力で長時間使えるのは、懐中電灯よりもLED電球を使用したランタンが便利です。被災地ではロウソクを明かりとして使っている状況がありましたが、何かの拍子でひっくり返した場合の事を考えると、暖を取るためにはいいかも知れませんが、使う場所を考えることが必要だと思います。私が今使っているのはGENTOSのEX-757MSですが、これはワンタッチで懐中電灯にもなるランタンなので、応用範囲が広く、電池も単三4本で動くので、比較的手に入りやすいのがポイントです。使用する電池を統一するというのは意外に重要で、これから紹介するものについても同様に単三電池を使うものを導入するか、100円ショップなどで単一、単二を使う製品を単三で使えるスペーサーをあらかじめ導入しておくようにすれば、電池の使い回しができて便利です。

 長時間停電した場合、じわじわ効いてくるのが冷蔵庫の中の食品の保存でしょう。停電ではありませんが、以前自宅で冷蔵庫の調子が悪くなった際は非常に不便をしました。冷凍庫には保冷材を常備し、いざという時にはクーラーボックスに中味を移すことで、短時間の停電に対応することができます。クーラーボックスと一口に言ってもさまざまな種類がありますが、ハードタイプとソフトタイプの両方を用意しておくことで容量は倍になりますので、食料の確保という意味でも準備しておいて邪魔になるものではありません。

 停電により不足するものは物質的なものだけではなく、情報をどうして手に入れるかということも大事になります。携帯電話のワンセグで情報を入手するのが通信費もかからずにおすすめだとは言いながらも、携帯電話ではインターネット接続や音声通話などさまざまな事に使うため、ワンセグをつけっぱなしにすると電池の持ちが不安になるでしょう。携帯電話用として、単三電池を使った充電器を用意することで、連絡手段を確保することができます。また、災害用に作られた手回し発電式ラジオの中には携帯電話を充電できるタイプのものがあります。前日も書きましたが、手回しでの充電は大変で実用にはならないかも知れませんが、多少でも充電できれば携帯電話の機能を使い続けられる可能性は残りますので、必要に応じて用意しましょう。ラジオについては手回しのものだけでもいいとは思いますが、ずっとつけておくには電池が併用できるものを選ぶか、電池式のものを別に用意することも重要です。普通のニュースを聞きながら安否情報もチェックしたいような場合や、コミュニティFMのより細かい情報もチェックしたいような場合など、複数合った方がより多くの情報を入手できます。

 こうした電池を使った製品を動かすため、日頃から充電式の電池を用意しておくことも短時間の停電には役に立ちます。停電前に手持ちの充電池を充電し、いざという時の電池切れに対応させておきましょう。今売っているエネループやエボルタは、満充電しておけばしばらくの間は高電圧をキープする設計になっているので、以前の充電池のようにいざ使おうと思ったら電圧が下がって使いものにならなくなったということは減ってきています。大事なのは、こうした準備とともに、日常の生活でも乾電池を使った機器を使っていることだと思います。いざという時だけ使うようにするのでは、その時にアタフタして結局使えなくなってしまうような事も考えられます。電気が通っている時でもあえてそうした電池式のものを使うことで節電することもできますので、特に今回の地震で直接的な被害を受けなかった地域の方についても、必要に応じて準備してみてください。

2011年3月13日 (日)

日本通信IDEOS その16 携帯電話がつながらない時には

 一夜明け、被害の大きさがわかってくるにつけ、家族や親戚、友人の安否が心配になってきます。改めて罹災された方について御見舞い申し上げるとともに、多くの方の連絡が付く事を願って止みません。原子力発電所の状況についても、今後の復興支援に影響を与えるものだけに、政府には適切な対応をお願いしたいと切に思っています。

 震源地に近い東北地方だけでなく、関東地方でも相当混乱しているようで、携帯電話がつながらない状態が多く報告されているようです。音声通話はだめでもメールやネットなら比較的つながりやすいとは言っても、連絡しようとする先がインターネットもメールも使えないとなると、何とかして電話を掛ける必要が出て来るわけです。

 あくまでネット上の口コミを参考に情報を見ていたところ、基地局が動いている地域では比較的ウィルコムがつながりやすいようです。ただこれも、たまたま回線に影響がない状態でのものであるので、ウィルコムは災害に強いとは必ずしも言えないという事に注意が必要です。

 NTTは公衆電話を無料にしているようですが、それこそ携帯電話が増加したために公衆電話を整理し、減らしてきたという事もあるので、だれでもすぐに使えるわけではありません。

 そんな中、IDEOSのIP電話はどうなのでしょうか。IP電話といっても、NTTdocomo網の回線を使うわけなので、docomoの携帯電話が通じなければIP電話もつながらないのではないかと思いがちです。しかし、音声電話が通じない場合でもメールやインターネットならつながる場合もあるという事になると、ある程度の期待は持てるかも知れません。

 これもネットからの口コミ情報で恐縮ですが、東京でdocomoの携帯電話がつながらない状態でも通話できたという話もあります。基地局自体が使えなくなればIP電話も無理ですが、ここで大切なのは、一つの方法で駄目でも次の方法をというように、日頃から複数の方法を用意しておくことではないかと思います。

 私の場合、日本通信のIP電話は自動チャージをしないで塩漬けのようにしようと思っているのですが、非常時となりIP電話を使うためにはIDEOSでネットに接続し、手動のチャージをする必要があります。手動チャージができればIP電話も掛けられるという事になるので、とりあえず維持しておくのもありなのかなという気もしますね。

 携帯電話は便利なツールではありますが、災害時での運用については、充電をどうするかというのも問題です。停電になっても充電できるのは、市販の乾電池を使うものか、自分でハンドルを回して充電するグッズを導入するかといったところですが、手回しで満充電するには気が遠くなるくらいの回数を回さなければならないので、あまり実用的ではないような気もします。ただLEDライトやラジオまで付いたものならそちらの用途を主にし、いざという時のために持っておいてもいいかも知れません。

2011年3月12日 (土)

いざという時の心がまえ

 昨日の大津波をともなった地震につきまして、被害を受けられた方には心からの御見舞いを申しあげます。私はたまたま静岡市中心部の大きなビルにいました。更に悪い事に、エレベーターに乗っていた時に遭遇してしまいました。最初は何だろうと思っていたのですが、風という事は考えられないので地震であるという事はわかったものの、普通こういう時には途中の階に止まるのではないかと思ったものの、結局一階までエレベーターは無事に着きました。

 この時点ではまだ地震かどうか半信半疑だったのですが、周辺のエレベーターが緊急停止しており、買い物客の方やお店の方の様子を見てこれは地震だと確信しました。携帯電話は繋がりにくくなっていたようですが、リトライを繰り返したところ、何とかドコモ網から速報サイトに繋がりました。そこでようやく震源地や震度情報を確認する事ができました。

 静岡県地方にも津波警報が出ているものの、状況がわからないまま動くというのは実に不安なものです。改めて瞬時の情報収集にはラジオが、ピンポイントの情報を得るためにはインターネツトが情報を得やすいという事を実感した次第です。

 今の所、テレビを通じて被害の状況を見ているしかない感じですが、やはり大きな地震を車の運転中に感じた場合、もしそれが海の近くで土地勘がないなら、車で逃げるのは絶対に止めるべきです。自分は逃げているつもりでも、津波に向かって進んでしまう可能性もあるわけですし。車中泊の旅の場合、つい荷物もいいかげんに置いてしまいがちですが、両手が自由になるリュックやウエストポーチに必要なものを常にまとめておき、もし忘れ物をしても、取りに帰る事はしないように鍵を付けたまま車を離れ、高い建物か高台に逃げるのがいいと思います。

 気象庁の発表によると、余震はこれから一ヶ月くらいはあるということですので、被災地以外の場所の方については、特別な用がない限りは今回の震源近くには近づかないという事も重要です。また、必要に迫られて車の中で寝なければならないような状態になっておられる方も多いと思います。普通の車で寝るのも大変かと思いますが、布団やクッションなどの柔らかいものが手に入らない場合でも、手近にあるダンボールや新聞紙などを使って、シートの段差を埋めれば多少はましになります。とにかく、体が圧迫され血流が滞らないよう気を付け、水が確保できるようなら水分補給も行なって下さい。大きなショックを受けられている場合、寝ることができない状況にある方もおられるかも知れませんが、目をつぶってじっとしているだけでも体は休まります。できるだけ体力を消耗させずに、いざという時に備えてください。

 最後に、車中泊とエコノミークラス症候群について、以下のサイトの話が参考になるかも知れませんので紹介しておきます。参考になさってみてください。

http://rescuenow.nifty.com/cs/column/detail/070125000612/1.htm

 

2011年3月11日 (金)

ドコモの新料金プランと「月々サポート」での端末購入は如何?

 2011年3月15日から開始されるNTT docomoの新しいスマートフォン用料金プランは、必ずパケット上限まで使ってしまう人にとっては、毎月の定額支払いが500円程安くなりますので、検討に値するプランであるといえるでしょう。ただ、私の場合はこのプランではとても乗りかえようとは思わなかったでしょう。

 何でもそうですが、色々な物を買う際にはタイミングというものがあり、タイミングを逃してしまうと、それまで魅力的だと自分の中で思っていたものであっても、一気に魅力半減ということになってしまう事はしばしば起こります。2011年3月15日から始まる「月々サポート」で端末を購入する場合、私が契約した「タイプシンブルバリュー」のような音声通話契約では、今までのように最低料金が0円のプランは契約できず、「パケ・ホーダイ ダブル2(2100~5985円)」か「パケ・ホーダイ フラット(5460円)」のどちらかが必須となるとのこと。

 今まで購入したGalaxy Tabに日本通信のSIMを入れて運用する方法について紹介してきましたが、今後ドコモのスマートフォンを購入したら、データ通信についてもドコモを使わないと割高になるという料金設定です。表向きはSIMフリーと言いながらも、これなら3月15日以降には、ここで少々酷評した感のある日本通信のLight Tabの方が気軽に持てるだろうという感じもします。個人的には端末価格が定価に近いような形でもいいので、少ない維持費で保持する方法も残してくれればいいのにと思います。しかしまだ実施されてもいない売り方なので、「月々サポート」を使わないで端末を購入した場合の料金がどうなるのかというところも含め、じっくりと見守っていきたいと思っています。

 逆に言うと、今の条件で安いスマートフォンを購入するためには、この週末がラストチャンスになるということですね。ただその場合にも、契約前には内容を十分に確認してからにしましょう。

2011年3月10日 (木)

シリコン水切りざる 「なんでもござる」

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 アウトドア用の食器を揃える中で、かさばる割に使い道が限定されるものに「ざる」があります。それこそ、100円ショップでも手に入るものではありますが、ほとんど調理をしない車中泊の旅では無用のものという感じで今までは敬遠していたのですが、今回小さく折りたたんで持ち運びできるシリコン製のざるを購入しました。

 キッチン用品の中でも、シリコン製品はすごい勢いで家庭の中に浸透してきています。耐熱に優れ、撥水性にも優れていることからさまざまな物に加工されるわけですが、このざるは、車中泊のようなおおっぴらに調理ができないような旅においても様々な用途が考えられます。

 外食が続く旅先での食生活を改善するために野菜や果物を体が欲した場合、パックに入ったサラダを購入するのが一番いい事はわかっているのですが、本来は野菜そのものの方が費用もかからなくていいと思う事がしばしばあります。最近では袋に入ってそのまま食べられるものもあるものの、ちょっと水を通したいような時、このざるに入れて簡単に洗い、雑巾をしぼるようにして水を切ることができるので、結構便利です。

 ただ、このざるの問題点として、単体で使う場合、中に物を入れて持ち運ぼうとすると、かなり不安定な状態になってしまいます。今の時期だとイチゴを洗って食べようとしたら、うまく運べず全部地面にぶちまけてしまうなんて事も起こってしまいそうで恐いですね。

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 そうした問題を解決する方法として、別の容器の中に入れて使うという事があります。写真は、以前紹介させていただいたケロリン桶の中に入れてみたものです。車内で食事を摂る際、このような形で良ければサラダボウルの代わりとしても十分に使えると思うのですがいかがでしょうか。

 元々、この製品は簡単に小さく折りたたんで持ち運べますので、荷物のすき間にでも放り込んでおけば、何かの役に立つ事もあるでしょう。まだ少々値段が高い気もするのですが、店頭で安くなっているのを見付けたら、とりあえず一つ手に入れておくのもいいかも知れません。

2011年3月 9日 (水)

Galaxy Tabのアクセサリー

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 7インチの画面を持つGalaxy Tabは、スマートフォンとノートパソコンとの中間といった感じで、日常生活から旅行まで、すでになくてはならない物になりつつあります。そうなってくると、便利に使いこなすため、いろんなアクセサリーを物色しつつ現在に至っています。

 取りあえず今までに集めた物を並べてみましたが、Galaxy Tab購入後にまず買っておいた方がいいと思うものには、電源回りのグッズがあります。携帯電話のように充電できるのがメリットではあるものの、ACアダプターやUSBケーブルが少々特殊なものとなっているので、専用品を手に入れなければなりません。特に、パソコンや汎用のアダプター経由で充電したいと思われる場合、たとえそれが純正のUSBケーブルであっても、きちんと充電することが出来ません。それを解決するものとして、「Galaxy Tab 充電USBアダプタ」なる写真の小さいアクセサリが必要になるのです。詳しいことについては、商品名でそのまま検索をかければ、割と簡単に探す事ができるでしょう。

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 写真が充電USBアダプタです。この部品をUSBケーブルに接続して充電をすると、純正のACアダプターと同じように充電ができるようになります(パソコンのUSBポートからだと500mAとなり、純正アダプターの2Aと比べると、満充電まで時間がかかります)。私の場合、以前購入していたダイヤテックのUSB出力のあるACアダプターの出力が2Aあったので、それをそのまま流用しています。Galaxy Tabを繋ぐケーブルはドコモショップで取り寄せをして購入しました。インターネツトで調べていると、純正より安いものは沢山ありますが、取りあえず純正を一本という事で、安いものはまた折を見て探そうと思っています。あとは、以前のエントリーで紹介した乾電池で1Aの出力をうたっている外部バッテリーを追加すれば一通り揃います。元々Galaxy Tabは電池持ちのいい端末であるので、日常使いにはこの程度でも十分だろうと思います。車で充電するための、シガーソケットに差すUSBアダプタは、安いものはまだ販売前らしいので、実際に出てから評判を聞きつつ購入するかどうか決めようかと思っています。

 そして、レザー調の専用ケースを用意しました。今回、購入したお店の方で、Galaxy Tabでも使えるタッチペンをおまけに付けてもらいましたが、このペンが非常に便利に使えます。旅行中は車内で食べ物を食べたりすることもあり、手が汚れたまま使うような場合、直接手で触れずに扱うことができるのは実に有難いことでした。また、ケースに入れたことで、外から見てもシステム手帳を操作しているようにしか見えないので、周りの注目を集める事なく人の多く集まる所で使いやすくなったのは、個人的には嬉しいです。

 多くの場合、スマートフォンのアクセサリーは特定の機種だけのものである事が多いので、機種自体がなくなってしまえばアクセサリーもそのままフェイドアウトという事になってしまいがちです。既にGalaxy Tabを持っている場合は、早めに必要なアクセサリーを入手する事をおすすめします。

2011年3月 8日 (火)

ガソリンの値上がりに思う

 先週あたりからこちらの方でもレギュラーガソリンの価格が1リットル当たり5円ほど上がりました。まあ、ひどい時には1リットル160円超の時も経験しているので、まだまだ上がるのかなとも思いますが、直接懐に響いてくるとつい、ガソリンや軽油に関する理不尽な税金について考えざるを得ません。

 これはいろいろなところで言われたり書かれたりしたことがほとんどなので簡単に説明すると、レギュラーガソリン1リットルの値段が154円の場合、かかるガソリン税(揮発油税+地方道路税)は53.8円で、そのうち存在意義自体に疑問が上がっている暫定税率分はそのまま残っていて、それが53.8円の中でいうと25.1円あります。それに石油税が2.04円かかります。さらにおかしいのは、ガソリンそのものの値段に今紹介した税金を含めた金額に消費税が付くのです。この場合、ガソリンそのものの価格は90.83円に過ぎず、消費税額が7.33円となり、合計で154円となるのです。そう考えると、いかにガソリンスタンドの方々の利益を出すための仕事が大変か改めてわかるような気がします。

 ちなみに、昨年私が九州まで往復した際のガソリン代は、大体21,000円ほどでした。安いと言えば安いかも知れませんが、この中の税金は9千円弱もあります。自動車にはその他にも取得税や自動車税、重量税などのさまざまな税金があり、今後さらなる税負担が来るのではないかと言われています。あまりそうした負担が高くなってしまうと、遠出すること自体萎えてしまうかも知れませんが、税金の使い道がちゃんとわかっていて、ドライバーのために使われていることをはっきり示してくれるならば、それはそれで仕方のない事かなとも思いますが、残念ながら今の状況はとてもそんな風には思えないのですね。

 そうした中、一部の人たちには死活問題でもある燃料価格の上昇について、何らかの対策を講じないとまずい状況がすでに出ています。テレビのドキュメンタリー番組で重油と灯油を混ぜた税金逃れの不正軽油を合成している人たちに直接取材したVTRを見る機会がありました。それは、ガソリンや軽油の価格が上昇することによって自分たちの経営が立ち行かなくなることの裏返しであり、一方的に当時者を追い詰めるだけの様子を映しているだけで問題は解決するのかという疑問が起きたレポートでありました。

 何にしても、車に関するさまざまな事柄というのは、政治的に決着がつかないと個人のレベルではどうにもならないことが多すぎるのが問題であるとも言えます。こんな不安定な状況がさらに続いていくと、これから車を購入するであろう若い世代の中で、あえて車の免許すら取らないといった流れにさらに拍車がかかるだけのような気がするのですが。このままでは、これから車にETCを付けた方がいいのか悪いのかすら確実にアドバイスすることができないわけですし。車中泊の旅についても、ここしばらくは増加傾向が続くだろうとは思いますが、行政の判断によってはひどく不自由になってしまう可能性すらあります。明らかにマナーを逸脱するような旅先での行動は当然アウトでしょうが、つつましく出掛ける旅くらいは今後も自由にさせていただけるとありがたいですが。

2011年3月 7日 (月)

Gmail利用の落とし穴

 さまざまなインターネットへのつなぎ方があることにつれて、その分増えてしまうのがメールアドレスだったりします。このブログで出しているメールアドレスの他にもたくさん持っているのですが、以前はパソコンのメールソフトのみで管理してきました。ただその場合、旅に出てしばらく自宅に戻れないような状況だと、メールを受けたり送信しようとした場合に、旅行先にパソコンを持って行っている場合であっても、多少の工夫が必要になります。最近は携帯電話のメール使い放題が一般化されてきましたので、携帯アドレスにメールを転送すれば内容の確認はできますが、送信の際に違うアドレスになってしまう問題がありました。そうした問題を解決するのがメールをGmailに一本化してしまう方法です。ウェブ上でもスマートフォンでもメールを確認でき、パソコンのメールソフトでも受信ができるのは実に便利です。

 しかし、全てGmailに依存することにも一抹の不安が付きまといます。先日、一部のGmailにトラブルが起き、ネット上にあったデータが消えてしまった人たちがいるという事がニュースになりましたが、世の中には絶対大丈夫だということはありえないので、全てをGmailに集約してしまうのも躊躇するところでもあります。今のところ現実的な対応として、プロバイダの提供するメールアドレスをGmailに転送し、それをスマートフォンで受信するという事をやっています。これだと送信する際にはGmail経由で送るか(送信元のメールアドレスはGmail経由ではあるものの、オリジナルのアドレスから送ったように偽装することができます)、Gmail経由だと迷惑メールとして仕分けられてしまう危険性がある場合には、別にメールアプリで送るようにすれば外先でもパソコンで使っているアドレスをそのまま使っての送信ができます。

 ここまではGmailのいい事を中心に書いてきましたが、今回のテーマはGmailをはじめとするグーグルの提供するサービスの影の部分についてです。Gmailを常用するにあたっての大きな落とし穴というのは、外でメールのやり取りをする場合、常にネット上の情報と同期を取るような使い方をしないと携帯電話のメールのような使い方が実現できないということです。従来の携帯電話のメールというのはウェブ接続とは違った仕組みで直接届きます。出す時も送信する際のパケットはありますが、どちらにしても送受信したパケット量だけ見ていれば料金の節約はできました。今ではメールに限っての定額サービスもありますので、パケット料金の心配もいらなくなってきました。それがスマートフォンでGoogleメールやカレンダーなどを一元的に管理する仕組みを導入して行く中では、いつどこでどれだけデータのやり取りがあったのかユーザーで把握することが難しくなりました。自分ではネット接続は全くしていないつもりであっても、バックグラウンドでのデータのやり取りや、アプリケーションのアップデートだけでパケット料金の上限まで行ってしまう可能性が大きく、だからこそ電話会社はパケット定額プランを付けないと契約しないという条件で売ろうとしているのだろうと思います。

 私の場合は日本通信のプリペイドSIMを利用し、ある程度の接続スピードを犠牲にすることで、携帯電話会社のパケット料金より安く利用できる環境を整えてからGalaxy Tabの購入へと行きましたが、もしこれを読んで何の事だかわからない方がいたとしたら、今ある携帯電話をスマートフォンへ切り替えることはしないほうが無難です。通話なしのデータ料金だけで毎月7,000円程度を支払う気があるのなら別ですが、世間がこれだけスマートフォンをあおっている背景には、いったんスマートフォンに機種変更した人たちは、従来よりも高い料金を2年間継続して払い続けなければならないという状況があるからだとも言えるのです。仕事の関係で、旅の際中であってもとにかくネットにアクセスできる環境を持っておきたいと考える私のような方はそう多くはないと思いますし、このブログの最初の方で紹介した無料の無線LANアクセスポイントの使えるスポットを利用し、ゲーム機に付いたインターネット接続機能を利用してGmailにアクセスする方がいい場合の方が多かったりするかも知れません(この場合はネット接続は無料の無線LANからなので、データ量を気にせずじっくりとメールを読んだり書いたりできます)。ここまで多く書かせていただいたように、スマートフォンは旅に利用すると便利なことは確かなのですが、その分金銭的な負担も大きくなります。その事を十分に考えてから、スマートフォンおよびGmailとの付き合い方を再考されるのがいいだろうと思います。

2011年3月 6日 (日)

高速道路通行料金の今後

 4月からの高速道路の料金が決まりつつあるようですが、週末だけでなく平日も一律2,000円になり、ETCを付けていない人たちにも同じ料金で使えるということになると、今のように高速道路を乗り継いで遠くまで旅に出る人たちが増えることはあっても減ることはないでしょう。

 ちなみに、高速道路週末1,000円でどの程度変わったのかということについて、個人的な比較ということで、以前私が四国八十八箇所を巡るため、東名高速を乗り継いで明石海峡大橋から四国に入った際の記録があります。2008年のゴールデンウィークには、夜の9時過ぎに自宅を出発するもすぐには高速に乗らず、バイパスの無料区間が長い国道一号線を走り続け、音羽蒲郡インターから高速に乗り、翌日の午前10時頃に松山まで到着しました。翌年の2009年は午後10時頃に出発し、今度は静岡インターから乗りました。途中で名神高速道路と京滋バイパスの合流のところの渋滞がひどく、少しの間全く動かないような状況の中我慢して進み、松山より手前の善通寺のインターを下りた頃には翌日の昼を回っているような状況でありました。

 昨日のテレビでは、こうしたマイカーの増加にともなって高速バスの収支が悪くなった影響から、地方の路線バスの廃止や縮小が起きていると高速道路料金の4月からの状況に対して疑問を呈するような特集が組まれていました。確かに、交通弱者である高齢者の足が奪われるということはみんなで考えていかなければならない事ですが、高速道路を値下げしたことによる経済効果についての検証もなく片方の状況からのみ批判するというのはちょっとフェアではないなと思います。

 先週出掛けた河津町などは、高速道路値下げの恩恵をかなり受けているところだろうと思います。会場周辺は車でごった返し、駐車場には後から後から車が入ってきます。町内で取り決めがあるのか、どの駐車場も一律500円で通しているようでしたが、今週あたりもかなり人が出ているでしょうし、出店や周辺の食事どころなど、どれくらいの経済効果があるのかちょっとわからないほどすごい人たちが車でやってきていました。これからソメイヨシノが開いてくると、全国のいたるところでこのような混雑が起こり、有名なところに人々が集中するようになるでしょう。最近はそうでもないと言われますが、車を運転していると、やはりまだまだ日本の人たちは我慢強いということを実感します(^^;)。お金がないから高速1,000円に乗っかるということだけではなく、観光地では実にいろんなものを買い漁る状況はむしろ今の方がすごいと思えるほどで、こういった売上の中の一部を過疎地域の人々の足代の補助に回せる方法があればいいのにと思いますね。

 高速料金は安いに越したことはないとは思いますが、私は今後もずっと高速道路の値段が一律1,000円や2,000円でなくてもいいと思っています。実際問題として料金が元に戻っても、高いと感じれば高速道路に乗らない以前の旅のやり方に戻るだけですので。もし高速を使わない旅へと変化したとしても、今の高速道路のサービスエリアは下道からでも入ることができるように整備されたところも多くなっていますので、高速道路に乗らないでサービスエリアの施設だけ使うという旅のパターンも使えます。昨年新装なった東名高速の足柄サービスエリアは、下から入った方が上下線のお店を網羅できますので(上下のサービスエリアのすぐ近くにポケットパークという駐車場が整備されています)、むしろ一般道から向かった方が満喫できたりするという状況になっているのも面白いですね。

2011年3月 5日 (土)

日本通信IDEOS その15 IP電話か通常契約SIMか

 こうしてIDEOSに関する事をここで紹介している中で、ころころ状況が変わっていってしまっているので、とりあえずIP電話について現状をまとめていく中で、改めてこのプランはどうなのか、主に旅先で連絡用に使う用途としてどうなのかということについて考えてみたいと思います。

 日本通信のホームページの説明によると、「モバイルIPフォン」についてはIDEOS本体でしか使えず、クレジットカードが必須のサービスとなっています。通話料金は国内であれば30秒10円の料金設定で、国内携帯電話会社の基本料の安いプランの通話料(だいたい30秒21円の設定になっています)から比べると安く、さらに基本料金の490円の中に無料通話分が入っています。IP電話なので、海外でもSIMだけでなくWiFiで繋がるところなら上記料金で日本との通話ができます。海外に行く頻度が高い方には、現地でのネット接続状況さえ確保できれば、高いお金を出して国際通話料を払う必要がありません。さらに留守番電話のかわりにボイスメールでメッセージを預かることができ、ボイスメールのあて先を自分のGmailアドレスにしておけば、IDEOS本体ですぐに聞くことができ、メッセージ確認のための費用もかかりません。

 このようにいろいろ魅力的なサービスではあるのですが、さまざまな口コミサイトの評判では、IP電話らしく多少音が遅れて聞こえるような状況は出るという話も聞かれます。日本通信のホームページには、IP電話アプリを常にアクティブな状態にしておくと、IDEOS本体の待ち受け時間は最大約8時間ということでアナウンスがありました。携帯電話を乗り換えて、IP電話一本にして使うことは050で始まる番号が割り振られるため不可能ではありませんが、大きめの外部電源で充電をしながらの運用になることは否めないですし、通常契約の信頼性とはまた違ったものになる点はしっかり確認しておくべきでしょう。

 とりあえず私の場合は様子を見るために自動チャージによる連続使用は行なわないことにし、Galaxy Tabを契約するために作ったドコモのSIMカードをIDEOSに入れてあります。ちなみに、契約内容は音声通話可能の中では一番基本料の安い「タイプシンブルバリュー」です。この場合の基本料は2年継続が条件の割引付きで780円と、「モバイルIPフォン」と比べると高いですが、待ち受け状態のままで電池が極端に減ることはなく、安定した着信・発信ができるようになります。IDEOSにSIMを差した場合、電話機本体での留守番電話はアプリではなかなか実現が難しそうなので、必要に応じてドコモやソフトバンク(auのSIMは差してもIDEOSでは使えないので、二社についてのみ検証しています)の留守番電話サービスに加入することも今後考えなければいけないでしょう。

 次に通話料についてですが、あくまでもIDEOSでの通話を非常用と考えるならドコモの「タイプシンブルバリュー」やソフトバンクの「ホワイトプラン」だけでもいいでしょうが、折角なので携帯電話会社の基本料が安いプランで安い値段で通話をする裏技についてここで紹介しておきます。携帯電話で電話を掛ける際、相手の番号の前に4ケタおよび6ケタの番号を付けることによって、携帯電話とは別会社に接続し、従来よりも低額の通話料になるサービスを行っているところがあります。G-Callというサービスががネットで検索をすると多くひっかかってきますが、最初に4ケタの数字をダイヤルしてから電話を掛けるようにすれば、固定電話へは1分20円、携帯電話へは1分30円で通話できます。10秒以内の通話なら10円で済むのも嬉しい点です。基本料や毎月の利用料はかからず、通話した分だけ払う仕組みになっているのでクレジットカードでの料金支払いが必要ですが、なかなか魅力的なプランです。

 ちなみに、今回のエントリーと直接は関係ありませんが、一回線の携帯電話契約で、基本料も通話料も安くしたいと思う場合、ソフトバンクのホワイトプランでG-Callを契約しておけば、午前1時から午後9時までのソフトバンク携帯への通話料無料ですから、それ以外の時間や他の通信業者への通話に4ケタの番号を付けて使えば、ダブルホワイトと比較しても、トータルの支払いが安くなるケースが多くなるでしょう。

 とはいっても、最初に同じ4ケタの番号を入力したり、携帯電話の操作をすることにより4ケタの数字を常に入れた状態でダイヤルする方法はあるものの、普段の操作とは違って面倒です。しかし、IDEOSは普通の電話機ではなくandroid端末ですから、自動的に指定の番号を付けてくれるアプリを導入すればこの問題も多少は解決します。私の使っているのは「yContact」というアプリで、設定メニューの中に「プレフィックスの設定」というのがあります。サービスの名前と番号を入力するようになっているので必要な4ケタの番号を入れておけば、このアプリ経由で電話を掛けようとすると、通常発信の他4ケタ番号を前に付けたパターンも選べるようになります。アプリの動き自体がもっさりしているということはあるのですが、このアプリ経由で電話することを習慣にすれば、IP電話との料金差を多少は埋められるかも知れません。

 もちろん、どちらか一方にしぼらず、前のエントリーで紹介したように、国内ではIP電話のアプリを常に起動させずに留守番電話専用に使いつつ、通常の待ち受けは音声プラン契約のSIMで行なうという方法もあるでしょう。このやり方なら全く電話が繋がらないような状況でも、圏外の時に050番号に転送をかけておけば、大事なメッセージを逃がすことがありません。

 あと、車中泊のための旅で使う事を考えた場合、G-Callでは、緊急通報の番号である110番などの3ケタ特番にはかけられないということも把握しておきましょう。0120や0990なども駄目です。ただ、いよいよの時には普通に電話すればいいだけなので、山の中などで緊急事態に遭遇した時の事を考えると、まずは携帯電話会社の最低料金プランを一つ契約することを先に考え、状況に応じてIP電話の契約を考えるというのが現実的な対応ではないかと思います。いざという時にすぐつながるということが、旅先での一番の安心であるということですね。車中泊の場所を選定するにあたっては、何から何まで自分でやりきるだけのスキルがなければ、少なくともご自身の携帯電話の通話ができる場所でするようにしましょう。

2011年3月 4日 (金)

現行ワゴンRのオーディオについて

 車のオーディオというと、カーナビとともに凝りだせばきりがありませんが、最近ではそうした装備を狙った窃盗団がいて、ナビやオーディオだけの被害ならいいのですが、外からドアをこじ開けられてそっちの被害の方が甚大になる事例が多いそうで、個人的には純正のもので何とかしてきました。以前のワゴンRではCDとラジオのみが付いているもので、それはそれで十分だったのですが、音楽を聴くためにCDを荷物になるほどたくさん積み込むのも車中泊の旅では余計な荷物になるため、シガーソケットに差し込むタイプのFMトランスミッターとミュージックプレイヤーを組み合わせて使っていました。

 オーディオの方は多少グレードアップし、普通の音楽CDの他にMP3やWMAを焼いたCDでも認識して聴くことができます。ミュージックプレーヤー用にMP3で音楽データをパソコンにストックしてあるので、簡単にMP3データのCDを作ることができます。こうして作ったCD一枚は、音楽CDの約10枚くらいの容量を保存できるので、車内での音楽はCDのみに一本化できそうです。助手席正面の収納スペースにはCDケース約6枚分が入りますので、長旅でもそうそう聞き飽きることはないと思います。アルバムごとにフォルダを作れば、フォルダごとの再生にも対応し、全曲ランダムやフォルダ内ランダムの演奏にも対応します。ちなみに、純正オーディオはクラリオン製で、型番はPS-3075J-Aとのこと。もし調子が悪くなれば中古のものを探せば、高性能なオーディオに交換した人がオークションに出していたりしますので、それほどお金もかからずに対応可能なのが嬉しいですね。

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 ただ、あくまで純正のものということで、やはり物足りないところは残っています。一番気になるのはフォルダや曲名の表示についてです。液晶画面ではアルファベットかカタカナでの表示にしか対応しないので、漢字全部と特殊文字については全て「*」(アスタリスク)表示になってしまいます。曲名やアルバムがアルファベットのみなら問題ありませんが、漢字が入るものについては、CDを焼く前に全てカタカナに入力しなおしておかないと何が何だかわからなくなってしまいますので、その点だけは注意しましょう。音質についても普通に聞くのには十分というレベルだと思いますが、車のスピードが上がるにつれて音を大きくする設定というのもあり、純正の廉価版にしてはそこそこのスペックだと思います。ただ、レベルの違う曲のレベルを自動的に合わせてくれるような機能があるともっと良かったのですが、曲名や細かい使い勝手にまでこだわりたい時には純正から取りかえろということだと理解することにします(^^;)。

 ラジオの方は普通ですが、感度は主に長いアンテナのせいか、そこそこいいように思います。私のいる静岡では、ぎりぎりニッポン放送が普通に入る境目と言われているのですが、昼間でも問題なく入感します。文化放送は厳しいですが、TBSラジオも何とか聴くことができます。AMラジオの感度というのは実は結構大切で、例えば西のほうに進んでいる場合、地元局をこまめに切り替えるよりも、大阪あたりの放送局に合わせたまま進めばいちいちチャンネルを変えないでも済みます。NHK第一放送の場合、東京・名古屋・大阪あたりの周波数はプリセットしておくと東海道を東西に移動することが多い場合は結構役に立ちます。ただ、昼間の移動中には地元のラジオ局をサーチしてあわせておけば、そこから思ってもみなかった情報が入る可能性もあるので、あまり遠方の局やCDによる音楽を聴かない方が旅先で思わぬ面白いことに遭遇できる確率は高くなるような気がします。

 そういうわけで、基本的にはラジオさえしっかり入感すれば車中泊の旅では何とかなるような気がするので、オーディオでMP3やWMAが聴ける純正オーディオは、長いドライブ中に気分転換したいような時には用意してきた音楽を車内で楽しめるということもあり、これはこれでありかという感じですね。パソコンを使ってデータCDを焼ける方なら、必要十分の機能ではないかと思っています。

2011年3月 3日 (木)

Galaxy Tab でペーパーレスな旅を

Kawazu

 先週末、全国的にも有名な河津町の河津桜を見に行ってきました。出発したのが午前8時ごろとちょっと遅かったので悪い予感はしたのですが、やはりというか東名高速を降りた車が全て河津桜を見に向かっているかのごとく混みまくっていて、伊豆半島の修善寺方面に向かう道路からすでにつながっていてなかなか動きません。結局現地に到着したのはお昼近くになってしまいましたが、それにしてもすごい人出でした。

 さくら祭り会場周辺でもなかなか駐車スペースが見つからず、会場案内のパンフレットももらわずじまいでしたが、事前にさくら祭りのホームページから周辺の案内図をpdfファイルにしてあるものをダウンロードし、Galaxy Tabに入れていきました。スマートフォンと比べると若干画面は大きいものの、よくあるサイズのパンフレットをそのまま見るには少し見にくく、この点ではiPadの方が便利でしょう。ただ、Galaxy Tabはマルチタッチに対応しているので、親指と人差し指を使って画像を縮めたり伸ばしたりというのが簡単に出来ます。地図の全体を見るには多少つらいものがありますが、全体像を確認した上で、見たい部分を拡大して見ることができるので、同じものなら紙のものをもらわなくても十分完結するという感じでした。

 また、今回の旅ではカーナビで現在位置を確認しつつ、周辺の状況を確認するために、Galaxy TabのGoogleマップを使いました。GPS内蔵なので、常に現在位置を表示しながら周辺を広げたり細かくしたりすることが可能で、これはもしかしたら紙の地図よりも便利なのかもと思えるほどでした。android搭載のスマートフォンやタブレット端末は起動も早いので、車をちょっと停めて状況を確認するのにはうってつけのハードだという気がします。

 さくら祭りの周辺案内図を確認しておいたおかげで、駐車場へ入れるのも、駐車場から出た後でもウロウロしないで済みました(^^;)。帰りは行きほど混みませんでしたが、すでにテレビでも満開を紹介されていたということで、昼過ぎにも関わらず続々とやってくる車は絶えることがなく、改めて今の時期に満開の桜が見られるという幸せを感じ、渋滞のイライラもすっかり消えていました。

 ただ、混雑に巻き込まれないで悠々と河津桜を楽しむためには、車中泊前提で前夜から入り、早朝の時間にゆっくり見て回ったり写真を撮ったりするのがいいような感じもしましたね。その場合、お店も開いていませんし、パンフレットの現地調達も難しくなりますが、インターネット接続の環境が旅先でもあれば、イベントマップをPDFファイルで提供しているところはかなり多いので、Galaxy Tabのようなタブレットタイプのハードへの依存度は高まってくるのではないでしょうか。

2011年3月 2日 (水)

auオールインワン端末 htc EVO WiMAX ISW11HT

 私がGalaxy Tabを導入したこのタイミングでauが新たな魅力的な端末を導入してきました。もっとも、この端末自体の情報はすでに噂として入ってきてはいたのですが、プラン内容はかなり魅力的に写ります。

 auのインターネット定額通信料は5,460円ですが、htc EVOはその名の通りWiMAXを搭載していて、通常の携帯電話のインターネットに加えWiMAXでの制限がない高速インターネットを楽しめます。WiMAXのサービスを行なっているUQ WiMAXでは、一年間の継続使用の条件付きで月3,880円ですが、この端末でWiMAXを使う場合は5,460円+WiMAX追加料金が525円の合計5,985円(サービス開始当初はWiMAX追加料金が11年8月まで無料で提供されるそうですが)でWiMAXが繋がるところではWiMAX、繋がらない時には通常の携帯インターネットでの接続ができるようになります。

 そして、もう一つ重要なことは、auの場合はドコモと違って、WiMAXや携帯インターネットを端末本体の無線LANを使って8台まで共有可能という、テザリングを公式に使用できると発表していることです。データ通信料の他にIS NETという専用プロバイダーの接続料315円がかかりますが、最も月額費用の安い2年縛りのプランEが月780円となり、最低料金が7,080円(11年8月までは6,555円)となります。携帯メールやおサイフケータイ(もちろんワンセグも)が使えないというのは端末の仕様なので諦めるしかないですが(どうしても使いたい場合は、WiFi Winの契約を付けた別回線との2台持ちという方法もあります)、今まで携帯電話のインターネットを上限まで使っている方なら、これ一台で自宅用のバックアップ回線としても使え、外でも高速ネットが使えるという、すべてのインターネット接続をまかなえるということになると、これ一台にまとめてしまっても大丈夫なのではないかという気にさせてくれるハードではありますね。この機種はauのICカード対応ではないので、カードの抜き差しで別の端末と使い回すことができないため、車中泊のような長旅の場合は、とにかく本体の電池が切れてしまったらアウトなので、車のシガーソケットや外付けバッテリーからの充電システム構築が今まで以上に必須となります。今後の状況でさまざまな周辺機器が発売されると思いますので、新たに購入される方はこうしたバッテリー回りの対策をしっかりした上で運用される事をおすすめします。

 私の場合は、どうしてもインターネットに接続しないと駄目な環境にあるので、スマートフォンが使えなくなった状況でも大丈夫なように複数の通信手段を確保しておきたいため、これ一台にまとめることはできませんが、このauのテザリング公式にOKという流れが他のメーカーにも波及していくことを期待しています。今使っているb-mobileはプリペイド契約であるため、ドコモでもテザリングが公式にできるようになるのなら、また状況も変わってきます。しかし、携帯電話のインターネットでは動画や大量のデータのやり取りができないというのはこれからも変わらないでしょうし、何の制限もなく外でも同じように使えるWimaxはエリアが狭いということで、別々に持つのが無難かなとも思えます。日本通信のb-mobile U300 SIMは定価が6ヶ月14,900円ということで、月額にすると2,483円以下(定価以下で販売しているところが多いので)、Wimaxは安いところでは一年縛りで月額3,800円前後で無線モデムタイプの端末を使えるということになると、両方の合計で6,300円前後と、b-mobileの遅さに眼をつぶるなら、これ以上の支払が発生しない分、今ある携帯電話の契約をいじらないで増やしやすく、すぐやめられるというメリットもあります。携帯電話の契約については2年縛りが標準になってしまっている今、この辺の事情を十分把握した上で持つようになると思いますが、どちらにしても、こうした選択肢が広がるのはいいことではないかと思います。

 なお、上記の料金比較について付け加えることがあります。現状で日本通信のU300 SIMはIDEOS用と銘打って通常のものより安く売られているパッケージがあり、昨日の発表では新しく発売されるLight Tab用ということで月に換算すると2千円を割る価格でU300のSIMが発売されることが日本通信よりアナウンスされています。ただ、未確認の情報として、IDEOS用のb-mobile SIMをGalaxy Tabに差し替えると、Galaxy Tabからテザリングできないという話もネット上では挙がっています。私の使っている通常版では問題なくテザリングできるので、IDEOSやLight Tabに特化した性質を持たせている可能性もあります。そんなわけで、日本通信の端末以外にSIMを差して使おうと思われている方は、その点についての注意が必要です。インターネットの口コミサイトなどを確認した上で購入の判断をしないと、いくらプリペイドの契約でも、かえって高くついてしまうこともあるので、情報はぎりぎりまで確認する方がいいでしょう。

2011年3月 1日 (火)

マイレット 車のトイレPOTON

 車中泊で旅をする中で、全ての生活を車の中でしなければならないような極限的な状況は、私の場合はそれほど考えていないのですが、今年のはじめから大雪で車が動かないような非常時が普通に起こり得ることを認識する中、やはり必要ではないかと思ったものに携帯トイレがあります。

 車中泊とトイレということでは、水洗での使用が可能で、事後処理についてもゴミで出す必要のないポータブルトイレを推奨する方も多く、個人的に興味もあるものの、軽自動車のワゴンRにのせると、その分持っていくのを諦めなければならないものが出てきてしまいます。そんなわけで私の場合は非常用限定ということで簡易トイレを購入しました。しかしながら、トイレのないところで車中泊をする予定のある方や、夜中など車から出てトイレに行くことに不安があったり、公衆トイレ自体に違和感がある方などは、今回紹介する簡易トイレではなく、本格的なものを検討された方がいいように思います。

Poton

 今回紹介する車のトイレPOTONの特徴というのは、写真のように車の中で使うことを前提に作られていて、後部座席にセットし、座ったまま使用できるということがあります。材質はダンボールのようなプラスチック製の部品をくみ上げて作りますが、耐荷重200kgあるということで、大人の方の使用にも耐えます。ただ、あまり勢いよくすわると破損する可能性もないとは言えませんので、どんなに急いでいてもゆっくり座るようにした方がいいと思います。私のワゴンRの場合、この便器の上に座ると、天井に頭が若干当たってしまうこともありますので、車高が低い車での使用については、お子さん専用になってしまう可能性もあります。ちなみに、便器の高さは150mmですので、車内高を測定の上、ご自身で使用される場合はご注意ください。

 こうした簡易便器の場合、耐久性はそこそこあるものの、旅の際に必ず使うような形で使っていると、やはり痛みも早くなってくるような感じがします。メーカーの方も渋滞時にお子さんがどうしてもトイレを我慢できなくなったような場合を想定しているのだろうと思いますが、大きな体の大人がこのトイレで用を足すというのは、なかなか神経を使うことも多いだろうと想像できます。念のため、シート周辺にレジャーシートを敷くなどして、車内が汚れるのを防ぐ対策をしてからセッティングするとともに、車内の消臭対策も考えるなど、細やかな配慮が必要になってくることだろうと思います。

 また、使用後の処理については、黒いビニール袋の中に薬剤を入れて処理することになります。説明書にはそのまま家庭用ゴミとして出せるという記載があるものの、旅の途中でゴミ箱に捨てるような事はせず、自宅へ持ち帰ってからゴミに出すようにするのがいいでしょう。そういう意味でも、こうした携帯トイレはいよいよという時の最後の手段としてとらえるのがいいでしょう。

 組み立て式の簡易トイレということで、収納については座席の下のスペースにすっぽり入るというのが個人的には嬉しいところです。緊急時にすぐ使いたいのにどこへしまったからわからないというのでは役に立たないですから、いざという時にすぐ出せるというメリットはあります。ただ、組み立てる手間というのはどうしてもかかってしまうのですが。本来はちゃんとしたポータブルトイレを積んで出掛けたいものですが、こんな簡易トイレでもあれば安心感が違います。災害用品としても準備しておいて損はないと思いますので、何らかの対策を立てて車中泊の旅に出掛けられることをおすすめします。

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