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2011年3月20日 (日)

サンワサプライ BTN-DC2BK

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 地震でさまざまな物流が止まる中、今週になって以前から注文を出していた単三乾電池4本使用のUSB出力ポータブルバッテリーBTN-DC2BK(黒)が届きました。普通に売っている乾電池使用のUSB出力ポータブルバッテリーでは携帯電話の充電はできても、スマートフォンの充電ができないものが多いので、その対策として震災前に注文したところ、発送が遅れて到着という事になってしまいました。

 改めてお断りしておきますが、現在アルカリ電池が極端に品不足となっており、この製品はアルカリ電池が使えるものの、今のところアルカリ電池で運用するつもりは全くありません。しかし、アルカリ電池でも1000mA(Max)という出力が可能なので、携帯電話の急速充電および、スマートフォンの充電を停電時であっても電池さえあればできる事で、被災地において電池の供給がスムーズに行なわれる状況であれば、いざという時の役に立つのではないかと思われます。ちなみに、私は充電式のニッケル水素電池で使う事を前提にして購入しました。

 使い方は、本体下にあるフタを開け、縦に単三電池を4本入れます。フタの部分は勢い良く外すと飛んで行ってしまうので、特に開ける際には注意する事が必要です。本体にはスライド式のスイッチがあり、使用可能の場合には写真のように青いランプが付きます。本体にはUSBケーブルは一切付属しませんので、自分でケーブルを用意する必要がありますが、携帯電話用や、ゲーム機用なら100円ショップで十分揃いますし、スマートフォン用にもUSB充電用のケーブルは多く販売されていますので、各自必要な分だけ入手してください。

 個人的な動作実績として、日本通信のIDEOSはもちろん、Galaxy Tabでも以前紹介したUSB充電アダプタとの併用で、きちんと充電する事ができました。Galaxy Tabは小さなパソコンのように使えるという事を考えると、普通の電池で充電できるというのはこの上ないメリットだと思います。車での移動にあたってシガーソケットからニッケル水素電池の充電ができる環境が整えば、サブバッテリーシステムを組まなくとも、旅行中くらいなら何とかなるような気もします。ただ、高容量の単三電池の充電はどうしても2~3時間かかってしまいますので、電池を使うグッズを全て単三用にまとめずに、ライトやラジオには比較的容量の少ない単四電池で使えるものも併用して導入する事で、単三電池を携帯電話やスマートフォン充電専用にするなどして、最悪の場合でも使えるようにするのも一つの手かも知れません。

 昨日は思い切りジャンク品の太陽電池付きラジオなるものを購入してきましたが、内蔵の充電池が駄目そうなので、あまり実用的なものとは言えないようです。太陽電池で家電製品を動かすのは無理としても、単三単四のニッケル水素電池を充電できるようなシステムが組めれば、こうした外部電源ボックスとの相互使用で、さらに災害にも強くなりそうです。現状ではあくまでも被災地の方優先でという事で、すぐにというわけにはいかないと思いますが、今後はいろいろと試行錯誤しながら、できるだけコンパクトにシステムが組めればと思います。

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