睦和商事 ケロリン湯桶
銭湯に通われていた方や、全国各地の公衆浴場を回られていた方なら、この桶の存在を十分御存知だと思います。今はどうかわかりませんが、かなりの公衆浴場にこの桶が置かれていたと懐かしむ方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、この桶はそうした公衆浴場から黙って拝借してきたわけではありません。全国の東急ハンズやロフトにおいて(全ての店舗で扱っているわけではないようです。一応、東急ハンズにはネット通販があります)、この桶が販売されているのです。野趣あふれる露天風呂へ行った時など、桶が常備されていないところではケロリン桶でなくても風呂桶を用意しておけば十分役に立ちます。
ただ、風呂桶としての耐久性を考えた時、実はこのケロリン桶はかなりの優れものだったりします。100円ショップでも風呂桶は置いてありますが、その強度とはかなりの開きがあるように思います。普通のお店で売っている一般的な風呂桶と比べても、これ以上のものにはなかなかお目にかかりません。車に乗せっぱなしにしておくと思いのほか力がかかる場合があり、いざ使おうとしたら底や側面の部分がひび割れていたなんてことになったら困ります。この桶を買ってからずいぶん経ちますが、いまだに丈夫で使い続けられています。
風呂桶というとお風呂でしか使わないようなイメージですが、他にもいろいろ使えます。ケロリン桶の場合は、桶自体が目立つので人がたくさんいるところで使うと目立って仕方ありませんが、バケツ代わりに水くみに使うのも結構便利です。そして、ちょっと変わった使い方で、一般的な使い方ではありませんが、写真のように食器を中に入れて車内で使うというのが個人的にしばしばやっている使い方です。
先日紹介したsnow peakのチタンシェラカップは素晴らしい製品ですが、薄いチタンで作られていてあまりに軽いため、強く触れたり風が強い時には注意が必要です。外で食べる場合にはぶちまけたとしても周辺を片付ければなんとかなりそうですが、狭い車の中で汁物を食べるというのは実は危険が伴います。私の車のシートは布地なので、汁物をこぼしたりすると匂いが長い間消えなくなってしまう可能性大です。もちろん、トレーを使って直接シートと当たらないようにするなど工夫の余地はあるものの、ぶちまけるような状況になればトレーも全く役に立たないでしょう。そこで、背が高く頑丈なケロリン桶の中に食器やカップを入れることによって、ぶちまけた惨状が桶の中だけで済むようにしているのです。車中での食事は匂いがこもってしまうのでできれば避けたいですが、雨の中で外に出られない状況で食事をする際など、車内だけで動き回っていると汁物をこぼしてしまう可能性はかなり上がってしまいますからこの組み合わせを使うようにしています。
なお、製造元の有限会社睦和商事では、ケロリン桶と作りが同じもので、ケロリンの文字のかわりに温泉マークの入った白い桶も作っているようで、品物は東急ハンズやロフトにケロリン桶と並んで出ていたように思います。公衆浴場に持っていって、そこの風呂桶がみんなケロリン桶だったら困ると心配される方は、そちらの方を選択されるのが無難です(^^;)。ただ、黄色と比べると汚れが目立つのでお手入れは頻繁に行なうようにしましょう。サイズについて、関東版と関西版で多少の違いがあるとのことなので、実際にお店で確認してみるのをおすすめします。
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